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いじめ3

山田詠美の書いた『風葬の教室』という小説がある。
 
いじめられていた女の子が、みずからいじめを撃退する話である。
 
「クラスメートを一人ひとり殺していったの。そしたら全員を殺したところで、私はヒーローになったわ」
 
「殺す」ということはどういうことか。
 
「ブス!」と言われた女の子は落ち着き払って言い返す、「どっちが?」
 
似たような反撃を私も想像する。
 
「おはよう」とクラスメートにあいさつする。
 
無視をきめこんでいるクラスメートはあいさつを返さない。
 
「アタマだけじゃなくて耳も悪いんだな」と言う。
 
「お前たちになんか仲良くしてもらわなくたって一向困らないんだよ、
 
かえってセイセイするわ」といったふうに、
 
涼しい顔でひとり読書をする。
 
「集団でいじめを行っているお前たちがカッコ悪いんだ」ということを
 
教師や大人が言うのではなく、
 
当事者が一段大人の態度でみせつける。
 
おそらくこれがいじめの究極の解決策だと思う。
 
しかしそう言ったところで、あまり意味はない。
 
『風葬の教室』の主人公が、クラスメートを「殺す」ことができたのは、
 
彼女が都会から転校してきた、垢ぬけて可愛い子だったからだ。
 
「アタマだけじゃなくて耳も悪いんだな」と言うためには、他人より成績がよくなくてはいけない。
 
そのように振る舞うことのできる子は、そもそも最初からいじめのターゲットにはなっていないのだ。
 
『風葬の教室』の主人公が言う「殺す」とは、
 
文字通りの物理的な殺人ではない。
 
「力関係」が文字通りの物理的な力関係ではないように。
 
しかし力関係は存在する。
 
友だちがいなくて、でも友だちがほしいと思っている子は、
 
足元をみられる。
 
まじめに授業をきいていて先生の質問に答えられない子は、
 
バカにされる。
 
「おまえらとなんか友だちになりたくないんだよ」
 
「勉強なんかくだらねえことやってられっかよ」
 
というふうに振る舞えば、一目置かれる。
 
だからこそ勉強で太刀打ちできない子には、「不良」というあり方で
 
力を誇示する道があるのだ。
 
なまじ勉強をして、誤答してはならない。
 
勉強を放棄すれば、誤答してバカにされる危険からもまぬかれる。
 
いじめられる子は「イライラする子」だ。
 
こちらの歓心を買おうとする子、
 
こちらが冷たくあしらっているのに怒らない子、
 
に子供たちはイライラする。
 
引きこもりの暴力息子が母親にイライラするのも同じだと思う。
 
「いじめ」というこの世の出来事を撃退するのは、「力」だと思う。
 
しかしそれは十字架の力とはちがうような気がする。
 
そのことをずっと考えている。
 
 

いじめ2

いじめられた子は、なぜ親や学校に言わないか、と問われて、
 
サンデル教授の番組で中高生たちは、
 
「卑怯だと思われるから」と答えた。
 
サンデル教授はなぜそう感じるのかを掘り下げることなく、
 
「窃盗にあって、警察に報告するのは卑怯か?」と問い返し、
 
中高生たちも、いじめを大人に言わない理由をそれ以上掘り下げて考えてみることなく、
 
「いじめられたことを大人に言うことは別に卑怯なことじゃないんだな」ということで
 
納得してしまった。
 
しかし問題は、いじめの通報が卑怯かどうかということ(この倫理問題がサンデル教授の専門だ)
 
にあるのではなく、
 
なぜ卑怯だと「感じて」しまうのか、あるいは「感じさせられてしまうのか」を
 
いじめの現場そのものに内在して解き明かすことではないだろうか。
 
いじめに遭っていることはべつに恥ずかしいことじゃないんだ、という代わりに
 
「なぜはずかしいと感じるのか、感じさせられるのか」を考えてみたい。
 
前の記事で問うた「どういう人にどういう場合にイライラするか」とも
 
どこかでつながっている気がする。
 
考えるヒントとして
 
「ひきこもりの息子に暴力を振るわれている母親」なんかも考えてみたい。
 
息子はたぶん母親に「イライラ」している。
 
どうしてイライラするのだろう。
 
母親はなぜ息子の暴言暴行をゆるしているのだろう。
 
次回(いつだよ?!)そんなことを考えてみたい。
 
みなさんのご意見をききたいので、たくさん書きこんで下さったらうれしいです。

いじめ

「白熱教室」のマイケル・サンデルが、日本の中高生といじめについて討論した番組をみたが、
 
いつも面白い授業をするサンデル教授なのに、この討論だけはおそろしくつまらなかった。
 
番組に出演した中高生もタレントも言うことすべてがいかにもNHK的で、
 
いじめはNHKと学校の建前が子供たちの世界を覆いきれないところで起こるのだという認識が欠落していた。
 
いじめをどうしたらなくすことができるか。
 
年をくってもはやこわいものがほとんどなくなった私が中学生に戻っていじめを受けたとしたら、
 
簡単である。
 
ポケットにICレコーダーを入れておいて、いじめの罵倒が始まったら録音ボタンを押し、
 
証拠として担任教師に差し出す。
 
担任が動かなかったら、学年主任か校長に持っていく。
 
いじめの被害者がなぜそれをしないのかというところが、いじめ問題の一番重要なところである。
 
いじめを受けていることをなぜ教師にも親にも言わないのかと問われて、
 
中高生たちは「はずかしいから」と答えた。
 
ここ、ポイントだと思うんだけど、サンデル教授はそれを掘り下げることをしなかった。
 
そこが番組が「おそろしくつまらない」と感じた理由である。
 
なぜ「はずかしい」かと言えば、出演していた中高生たちがチラっと言っていたが、
 
「自分が友人関係をうまくやれていない」ということが、汚点なのである。
 
これを言っちゃあタブーなのだけれど、
 
いじめられる子には往々にして「空気がよめない」子が多い。
 
必ずしも「意地の悪い子」とか「利己的な子」というんではないが、
 
「空気がよめない」子が多いということは言える気がする。
 
他人がうんざりしているのに気付かずえんえんと自分の話をしたり、
 
ちょっとしたことに無神経だったりする。
 
悪意のない場合が多いが、それがかえって相手をイライラさせる。
 
教会にもこういう人はいる(笑)。
 
そこでイライラするな、とか、
 
そういう人間も丸ごと受けとめて愛せよ、とか
 
無理なことを教師は言うから(言わないにしてもにおわせるから)、
 
子供たちはこといじめ問題については、ハナから教師を相手にしないのである。
 
で、問題はイライラするのがいけないということではなく、
 
イライラしたときに、どうやってそれを打開するかという策である。
 
イライラにはもっともな理由があるが、
 
イライラが虐待やいじめに直結してしまう回路には問題があると思う。
 
「イラつく」「うざい」というのは、キーワードである。
 
いじめは「悪い子」に対する成敗ではなく、どうにもイライラさせられる相手に対する
 
イライラの解消である。
 
だからこそいじめの加害者には、あまり罪悪感がないのである。
 
「イライラさせられているのはこっちだ、こっちこそ被害者だ」という意識があるんだと思う。
 
なんだか記事が長くなってきた。
 
今日はもうそろそろやめとこうと思う。忙しいし。
 
先に書いたことに戻るが、ICレコーダーに録音して教師に持っていったら、
 
いじめは止むと思う。
 
というより、IC1レコーダーに録音することをためらわない奴を
 
そもそもいじめの標的にはしないと思う。
 
いじめは「いじめられて傷つく奴」を標的にするのだ。
 
なぜならいじめはイライラの解消だからである。
 
相手が傷ついているのを見るとき、イライラは解消する。
 
相手が傷つかなければ、目的は達成されないのだ。
 
だから「いじめられている相手の気持ちを考えろ」とか「他人の痛みを想像しろ」
 
とかいうアプローチは見当違いである。
 
相手が痛みを覚えているということを十分「わかる」からこそ、いじめは楽しいのである。
 
このつづきは気が向いたらまた書きます。
 
あ、あなたはどういう時にどういう相手に「イライラ」しますか?
 
よかったら教えてください。

気の滅入ること

もうすぐ冬休み!心からうれしい。
 
どこにも行かないで、お金は使わず、一日中家にこもって、
 
図書館で借りた本を読みまくる予定である。
 
朝風呂もいいし、昼ビールもいいな。
 
この「予定」はさすがに計画書に書いて学校長に提出しなくてもよい。
 
オトナになってよかった。
 
高校生は「冬休みの学習計画」を書いて担任に提出しなくてはいけない。
 
勉強以外にも余暇をどう過ごすか書いて提出しなくてはいけない。
 
ぶったまげた。。。
 
私が高校生だったら、こんなことをされた時点で、
 
勉学意欲は萎える。
 
きっと沸々と静かな怒りをたぎらせることだろう。
 
しかし高校生は慣れたもので、
 
「べんきょう、ちょっとべんきょう、かなりべんきょう」とか
 
「未定、未定、未定」とか書いてテキトーに済ましている。
 
「小学校のときからこういうの書かされてきたけど、ぜったい計画どおりにやったことなんてないよね」
 
とか、
 
「これ提出してせんせい読むの?」とか
 
きわめて健全な反応をなさる。
 
せんせい、ちょっと安心しました。
 
計画表はね、きみたち、せんせい読むわけないじゃないですか、そんなもん、
 
こっちもいそがしいんだし。
 
われら教員もおんなじことを教育委員会に書かされ、提出を義務づけられている。
 
研修計画書とか報告書とか振り返りとか。
 
「委員会、読むわけないよね」とか言いながら
 
義務的に文字を埋めている。
 
たいへん非教育的だと思う。
 
言葉というのは相手に届けたいと思って発話したり書いたりするものだ。
 
相手が言葉をまともに受け取らないと知っていて発話したり書いたりするのは「垂れ流し」であるし、
 
「垂れ流し」をさせるということは、言葉なんかどうでもいいと思っているということだ。
 
こういう形式的な計画書や報告書や「振り返り」にいったい何枚くらいの紙を消費しているのだろう。
 
それでいて教科書にはマータイさんの「もったいない」が毎度取り上げられ、
 
資源を大切にすることが推奨される。
 
たいへん非教育的だと思う。
 
子供たちはすでに言葉なんて信用していない。
 
メッセージよりも、言語化されないメタメッセージの方を見抜こうとする。
 
こうした一連の「教育活動」が伝えるメタメッセージは何なのだろう。
 
 
捕捉…風邪で寝込んだクラス担任に代わってホームルームをやった日の出来事。
 
前任校ではこんなもの書かせなかったし、その前の私立でも書かせなかった。「やたらふりかえりとか計画とか
 
書かせるなあ」と思ったのは公立中学校だ。その学校、その学校の文化というものもあるんだろう。集まっている
 
教員の思想傾向も文化を左右するだろうし、その逆もありだろうし。忘年会の時にここに書いたとおんなじことを
 
同じテーブルの同僚に言ってみたけど、「スケジューリングの大切さは教えたいんだよね」と言われておしまい。
 
「まじめで意欲的な教師」の多い職場だから、下手すると、「じゃあ計画書は全部目を通して、コメントをつけて返
 
しましょう」とか「計画を立てられない生徒を指導しましょう」とかいうことになりかねない。そーゆーことが言いた
 
いわけではないのだ、私は。
 
計画は誰かに見せるものじゃないし、指導してもらうものでもない。
 
たいへん無計画で、夏休みの宿題を毎度8月30日にやっていた私、長じて洗い物を山のように放置していた私
 
が、「いやなことはサッサと先に済ます」人間に変身したのは、たぶんどっかで痛い目にあったり、「お皿はすぐに
 
洗ったほうがこびりつかなくて、結局労力の節約になる」と学んだからだ。この「学び」はどう考えても教師に教わ
 
るものではない。

ムリ!

「みんなちがってみんないい」「世界にひとつだけの花」「人権」etc..
 
それなのにイジメはあり、今日も全国の小中学校で「キモい」「死ね!」という言葉が飛び交っている
 
そして教師は「人権」や「いのちの尊さ」を教えなくてはならないと躍起になっている
 
そんな言葉が生徒たちの心には響かないだろうということを
 
経験的にいやというほど知っているのに
 
 
 
 
イジメを戒めようとすると、相手の子供の非を次々に並べ立てる
 
せめてあいさつぐらいしましょうよと言うと
 
「ムリ!」と言う
 
「生理的に受け入れられない」と言う
 
高校生でもそう言う
 
「いじめる方が悪いのであり、いじめられる方は悪くない」とも一概には言えないので厄介だ
 
いじめられる子もしばしば性格が悪かったり、コミュニケーションが下手でひとをイライラさせたり、
 
自己チューだったり、空気が読めなかったりもする
 
「普通に注意しても直そうとしないんだから、きつく言うしかない」といじめる側は言う
 
 
 
「あなただってゆるされてここに存在しているんでしょう?」
 
あなただって大きな罪をゆるされてここに存在しているんでしょう?
 
イエスさまからみたら、
 
あなたも私も「けっして友だちになりたくない自己チューで高慢な奴」にちがいない
 
その主イエスさまが私の友になってくださったという事実がある
 
けっして愛せそうにない目の前の他人を愛しなさい、という命令は
 
けっして愛せそうにない私を主イエスさまが愛し、友となって下さった、という事実にのみ依るものである
 
「人権」も「人間の尊厳」も信じない
 
「私のいいところ」も「他人のいいところ」も
 
「私の嫌なところ」「他人の嫌なところ」「私のダメなところ」「他人のダメなところ」どうしようもないところ
 
の前に、相殺されるところか、でっかいバツ印とマイナス点をつけられそうな気がする
 
イエスさまがそんな私の友となってくださったという事実にしか
 
私が他人を友とする理由はない
 
そんな私がゆるされて今ここに存在しているという事実を想うとき
 
他人をゆるせない理由はない
 

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