|
金曜日は私が住む地域で計画停電だった。 計画停電といいながら実施されないことがほとんどなので油断していたら、 食事もお風呂もまだなのにテレビを見ている間にブチっと停電した。 「やられた!」と思ったが、 売り切れの電池の代わりに ローソクを買っておいたので灯す。 ツミレ鍋とごはんは作ってあったので、 IHヒーターで停電前に温めなかったのが悔やまれたけれど、 汁物に冷たいごはんをまぜたら、 ローソクの光の下で、 それなりに美味しくいただけた。 食べ終わってふと窓の外を見ると、満月が冴え冴えと照っていた。 一本しかないローソクを節約するために、ローソクも消す。 満月の光が窓を通して射しこみ、 狭い部屋の中を動き回るのに支障はなかった。 お風呂に入っておかなかったのが悔やまれたが、 寒さをしのぐため、厚手のセーターを着て布団に入る。 それなりにあたたかい。 テレビもパソコンも使えず、暗くて本も読めず、することがないので ぬいぐるみの「くまちん」たちにお話をしてあげる。 「月とくま」というお話をしてあげたら、くまちんは大喜び。 あとはベッドの中で歌を次々に歌った。 そうこうしているうちに三時間経たないうちに電気がついた。 このたびの原発事故で、ちょっと自分の生活に反省するところあり。 それで暖房や水もなるべく節約するようにした。 ためしにトイレもお風呂の残り湯で流してみた。 思った以上にスッキリ流れた。 フィリピンに旅行したとき、よほどの高級ホテル、高級レストランでないかぎり、 トイレはバケツの水で流していたのを思い出してやってみたけど、 水洗トイレの構造はフィリピンよりもよいのだろう、 フィリピンのトイレ以上にスッキリ流れた。 部屋二つ隔ててベランダに置いてある洗濯機に お風呂からバケツで往復して水を運ぶのはちょっとしたエクセサイズだけれど、 ダイエット効果はあると思う。 電車が止まった時に備えて自転車も買った。 これで安心。 なんだかわりと「ノープロブレム」である。 電気のおかげで夜も明るい生活なんて 人類史の中でほんの最近の、それも先進国に限られたことだろう。 それじゃ昔は人間はみじめな生活を送っていたかというと そんなことはないだろう。 平安貴族は薄暗がりの中で月と恋の歌を風雅に詠んだ。 たき火や囲炉裏の周りに集まって、人々は長老の語る物語に心を躍らせた。 電気がなかったら悲惨な生活になるというのは、現代人の思い込みかもしれない。 電気があるとかえって余計なことが増えるし。 ガリ版の時代の学校では、 プリントなんてほとんど出さなかったけど、 子供は今より一生懸命先生の話を聞いて勉強した気がする。 今持っているもの…豊かさ、便利さ、いのち、etc.を失ったらおしまいだと思うのは 案外思い込みなのかもしれないなあ。。。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用





