子ろばのエッセイ

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フランシスコ会のえらい(?)神父さんが私たちの小さな教会にやって来た

「神さまは愛されたがっているんですよ」と神父さん

「えっ?人間が、じゃなくて神さまが?」



やっぱり。。。。そうじゃないかと思ってたの!

神さまは愛されたがっている

それが神さまの究極の願い



これはすごいこと

創造主が被造物に愛されたがっている

完全な存在が不完全な存在に愛されたがっている

万軍の主が弱き人間に愛されたがっている



でもそうとしか思えない

それが神のみこころとしか思えない

そして罪が

神さまの深い純粋な愛をふみにじることに他ならないということも



そうとしか思えない

死の谷を越えて

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『クワイ河収容所』の著者アーネスト=ゴードンは第二次大戦中、日本軍に捕らえられ、

地獄のような捕虜収容所でキリストに出会いました

伝道の書3:11
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。

死を待つような捕虜収容所で

人は自分以外の者に関心を持たず

ブリキ缶に一杯の粥を奪い合い

仲間の貧しい所持品を盗みました

病人やケガ人は捨て置かれ

死体は物体のように足蹴にされました

日本兵は捕虜に残虐のかぎりを尽くしました

私は直接、間近に、全体主義国家支配の残忍性を見て知った。
苦難について、幾ばくかの知識を得た。死に直面することとはどういうことかを知った。
また人間がどれほど深い奈落にまで沈みこむことができるものかを知った。
アーネスト=ゴードン『クワイ河収容所』より


私はずっと疑問に思ってきました。

なぜあの戦争体験のことを誰も語らないのだろう、と。

ヒロシマ、ナガサキの悲劇については、

オキナワ戦の地獄絵図については、

空襲を浴びて怖かったこと、

食べ物がなくてひもじかったこと、

疎開して父母と離れさみしかったことについては、

私自身の両親やひめゆり部隊の生き残りのおばあさんや被爆者でもあった先生などから

くわしく聴いています

けれど日本軍の占領地であったタイやビルマのジャングルで何があったのか

元兵士の誰も語ろうとしません

私の舅は軍医としてビルマに赴きましたが

その体験について私の姑である彼の妻にも、私の夫であった彼の息子にも

けっして語ろうとしなかったそうです。

おそらく語れないほどの凄惨な出来事があったにちがいありません。

口ごもりながら語った元兵士は、

餓死寸前であった日本兵たちが仲間の兵士を殺してその人肉を食べたと言っています。

その事実を掘り出し、えぐりだして、歴史の授業で教えるべきなのか

それとも自国への尊敬と愛を損なう「自虐史観」だから葬り去るべきなのか

私にはわかりません

思い起こすのは、忘れることのできない重要な経験を

妻にも息子にも打ち明けることなく逝った舅のことです

自分にとって最も重要な経験を誰とも分かち合うことができないのなら

そのひとは孤独です

生き延びるために愛を捨てたなら

そのひとは後の人生でどう回復していけるのでしょうか

「あの時は非常時だったんだから仕方がなかったんだ、

平和な社会にあっては俺はよき市民であり、よき夫であり、よき父なんだ」

そういう言い訳がたとえ法廷や常識や倫理において通用したとしても

「そのひと自身」を癒すことはないだろうとなぜか確信するのです



ゴードンは日本兵を裁判の原告席から指弾しているのではありません

捕虜収容所で一杯の粥を仲間と奪い合い

互いへの無関心に支配されていくなかで

日本兵と同じ罪を自分自身の中にも見出していくのです



『クワイ河収容所』は希望の書物です

その希望とは、どんな奈落の底でもキリストは私たちに出会ってくださるという希望です

ゴードンは復員後、平和を回復して豊かになった戦後のイギリス社会のなかに

イエスさまを見出すことに苦労しました

一方で、「ここが天の御国なのだ」と奈落の底で確信することができたなら

そのひとはどんな大きな歓喜の中で生きていることでしょう

私はそのことを信じることができるような気がします

収容所で、骨と皮だけになった捕虜たちが互いに仕え合い、

恵みに感謝しながら喜びに満たされて生きていたことを

信じることができるような気がします

なぜならひとの喜びは愛し愛されることにあるからです

そして愛は豊かで安全だから、その余裕から与える何かではないからです

私は人間がどれほど深い奈落にまで沈むことができるものかを知った。
そして人間がどれほど崇高な頂にまで昇りゆくことができるものであるかを知った。
絶望について、それを体験し知っている者として話すことができた。
だが、希望についても知っていた。それについても話すことができた。
憎悪についても、だが、やはり愛についても。
神なき人間についても、だが、やはり神に生かされている人間についても語りえた。
私は悪魔的なものの力を知っていた。そして、聖霊のさらに大いなる力を知っていた。

アーネスト=ゴードン『クワイ河収容所』より


イエスさまは十字架にかかって死んでくださいました

その愛は尽きることのない希望として私たちの生を灯しています

イエスさまの十字架は、

アウシュヴィッツで仲間の身代わりになってガス室に進んでいったコルベ神父は、

クワイ河収容所の捕虜たちの多くは、

貧しき者として死にましたが

「一粒の麦」が死んで多くの実を結び、私たちの人生を照らしてくれていることを感じます

私たちが真におそれなければならないものは苦難や死ではないこともまた。

この書物が多くの方々に読まれることを願います

生きていくって大変だ

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生きていくって大変だ

学校にも教会にも心のバランスを失った人たちが少なくない

そして思う

そうだよなあ

生きていくって大変だ



たとえば人に不愉快なことを言われたりされたりした時

「主よ わたしに罪を犯す者をわたしはゆるします」

ではやっぱり済まないんだろうと思う

「汝の敵を愛せ」が、いきなり処方薬にはならないんだろうと思う

そもそも自分の不快感の原因を相手の「罪」と断じている時点で

ある見方をしているわけだし

ひそかにそういう見方をしている「わたし」に相手はさぞや「ムカツク」だろう

「武器を取る者は武器で滅びる」からといって

何も言い返さないでじっと耐えていられるだろうか

おとなしくて優しそうだった姑は

嫌なことをされて即座に言い返せなかった自分をよく嘆いていた

肉屋でぞんざいな客扱いをされた、隣の主婦に嫌味を言われた、と

小さなことをいつまでもクヨクヨしていた

そうしてやっぱり心を病んでいった

「こんなやさしい子がいるだろうか」と思うような生徒が

「自分がキライ」とリストカットをした

生きていくって大変だ



負の感情を喚起しかねない他人との間の出来事と

どう向き合い処理するのかということが

生きもし死にもする重大問題なのではないだろうか

「腹を立てるな」とか「ストレスをためない」とか

そんなもっともらしい標語がこの重大問題を解決するとは思えない

かといって怒りを吐き散らせば人間関係を悪化させ

後からそのツケを自分で負うことにもなる

自分が痛くないように陰口を言ってまわるというやり方もあるが

そんなことをしているうちに「陰口依存症」になりそうだ

それで結局「自分の意見や気持ちをきちんと伝え、かつ円滑な人間関係を保つ」スキルが

大流行したりする

「お笑い」がそのスキルの一つ

「言いたいことを言って、相手を傷つけない」



たとえばこんなジョーク

少年が親にむかって吠えていた。
「産んでくれなんて頼まなかったぞ!」
父親は怒鳴り返した。
「頼まれていたら断っていたさ!」

しかしお笑いは万能じゃない

上のジョークで私たちはクスリと笑うけれど

実際に親にむかって吠えている少年が

このユーモアを解する精神のゆとりを持っているかは甚だあやしい

言いたい放題言って「あんたは教師に向いていない」なんてホザく高校生に言い返すのに

「あんたは生徒に向いていない」というジョークを考えついて大笑いするいい職場

でもこのジョークに笑ってくれる高校生の知性はかなりのものだろう

中学校では絶対ムリだと断言する

リクツもユーモアも通じない相手というのが世の中には存在するのだ



とりあえずの処方箋

私の処世術

「相手はそう受け止めているのだ」「相手はこういうときにこういうふうに行動するのだ」

ということを客観的に了解する

それにたいして良いとも悪いとも判断を下さない

そしてその相手の言動から私はこういうキモチになった、ということも客観的に了解する

自分のキモチやリアクションにも良いとも悪いとも判断を下さない

「そう感じるんだ、アナタ」

「そう感じるんだ、アタシ」

感じることは事実であり、良いとか悪いとかの以前に事実なのである

ああ、生きていくって大変だね

Sちゃん、短い間にやせちゃったね

Sちゃんを責める職場の人のキモチもわかるよ

責められて辛いSちゃんのキモチもわかるよ

生きていくって大変だね

あんまり大変だから

「乗り越えよう」なんて力まないで

なんとかごまかして逃げ切ろうね

乗り越える必要なんてないさ

逃げ切るだけで、生きているだけで、みえてくる地平もあるのさ

そう、もちろんイエスさまもおられる

あらっ?つけたし?

そんなことないのよ(笑)

サタニックなもの

ゾワゾワと気持ちが悪くなる言葉がある

そこには何かサタン的なものが(もしかしたらサタンそのものが)ひそんでいるのだと考える

言葉の意味を180度転換し、混乱させてしまう…それがサタン的なもの、あるいはサタンそのもの

たとえば「ありがとう」という感謝の言葉。

かまびすしかった選挙演説。

「ご声援ありがとうございます」

「有権者の皆様、1票をありがとうございました」

この言葉を聞くたび、「何が『ありがとう』なのだろう」と深く考え込む

国民に真に仕えようとして立候補したのならば、

黙々と奉仕するまでで、

「ありがとうございます」というのは筋違いだ。

「ありがとう」という言葉と感謝の見返りは期待しないで奉仕するのは謙遜なありようだけど

仕える相手に「ありがとう」というのはヘンだ。

立候補者や当選者の「ありがとうございます」「ありがとうございました」という言葉を聞くたびに

「私に議員というポストとそれに伴う高給を与えてくださって、甘い蜜を吸わせて下さってありがとうございました」という意味なのかと勘ぐってしまう

お店屋さんが「お買い上げありがとうございました」と言うのは当たり前すぎて今さら気にとめる人はいないだろうけど

私はやっぱりいつもかすかな違和感を覚える

「(おいしいもの食べさせてくれて)ありがとう」とこっちからお店屋さんにお礼を言うことはある

だけどお店屋さんが「ありがとう」って言うのはどういう意味なのかとやっぱり考え込む

深い深いレベルでは

「おいしいもの食べさせてくれてありがとう」「私たちのために骨を折ってくれてありがとう」

という感謝の言葉にお店屋さんも議員さんも励まされ支えられて働くよろこびを与えられてるのだから

その意味で「ありがとう」なんだけど

えばりくさった消費者とお店屋さんの関係がそういう「ありがとう」でつながっているとも思えない

「ありがとう」という言葉は氾濫していて

その言葉を口にするだけで謙遜な人のようにみせかけられるけど

人と人との関係、

わたしと隣人との関係の現実をまずしっかりと見据えないことには

いのちにつながる感謝も出てこないのではないだろうか

サタンだって「ありがとう」と言う

サタンにだってうっかり「ありがとう」と言ってしまう

言葉の混乱は、人と人との関係の乱れのしるしなのではないかしら

ゾワゾワと気持ちが悪くなるもの…それはたぶん人と人との関係の混乱

愛情と謙遜の衣をかぶって人格といのちを蹂躙するもの

「死ぬ」という脅しを武器に私をコントロールしようとした愛する人にかつて

「だったら死ねば?」と言った自分の冷たさを私は後悔していない

彼が死んでも平気だったわけじゃない

ただ「愛し合う」ための条件を私たちが備えていなかったのだという現実の前に佇むしかなかったのだ

「あなたは一個の人格だから、あなたが死ぬというのならば私はそれを甘受するしかない」

相手に支配とコントロールをゆるしてしまうのは、相手を愛するようでいて

相手の人格を尊重していないのじゃないかしら

彼が脅しのとおりに自殺しても私は自分を責めなかっただろう

「わたしのせいで」と思うのは思い上がりだ

わたしのせいで彼が自殺することもないかわりに私が彼を救うこともできない

どっちもできない

すべてはその人と神さまとの関係にある

だから祈るしかない

ほんとうに愛することは祈りの向こうにしかないのではないかしら

そしてサタンがしがみつこうとするものを手放してゆだねることが祈りなのだとしたら

愛するとはどういうことだろう
「これは神のお告げだ」と誰かが言い始めると

いかなる反論も対話も拒絶されてしまう

そういう事態を指して、無宗教者は

「宗教は対立と不和の源だ」と言う

イスラム教徒もキリスト教徒も新興宗教の信者も

無宗教者のこの当然の反応を

もっと深刻に受け止めたほうがいいと思う

現実をしっかりみつめようとした人々は

自分の信仰していた宗教を疑い、問い直すことを始めた

「ワイルド・スワン」の中国共産党員、日本赤軍の闘士、日本のかつての軍国少年…

現実をみつめようとする人々のそういう疑いに耐えるものだけが本物だと思う

そういう本物は「神」を会話の中で持ち出さなくても

「神のみこころ」を指し示す対話が

誰とのあいだでもできると思う

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