光害地で星を撮る

大阪市のお隣の町で天体写真を撮っています。

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おおぐま座M82銀河

3か月振りのブログ更新になります。これまで惑星と惑星状星雲を中心に光害地の自宅庭で撮影してきましたが、次は銀河に挑戦してみたいという思いがありました。もちろん光害地で銀河の淡い拡がりを撮ることは無謀な挑戦であることはわかっていましたが、逆にラッキーイメージングでどこまで迫れるのか限界を見極めたいという気持ちが強くなり、トライしてみることにしました。そこでまず、銀河の撮影に適したCMOSカメラ:ZWO ASI183MM Proを入手しました。このカメラの写野角はミューロン180C+レデューサの焦点距離1760mmでは25.8’×17.2’となり、中小型銀河を撮るのに丁度良い写野角が得られます。対象としては光害地でも比較的撮りやすい高輝度のエッジオンタイプの銀河を選びました。その中でもM82はスターバースト域から噴き出すスーパーウィンドが印象的な銀河で、これがどこまで描写できるのか見極めるため撮影対象としました。LRGB画像については、光害カブリの背景から淡い星雲を浮かび上がらすため、透明度が良く月明りの影響が小さい日を選び、露光時間10秒で撮影フレーム数を稼ぎました。Hα画像に関しては露光時間を30秒としました。これは平均輝度をR画像と合わせるためだったのですが、これ以上増やすと光害カブリの中に画像が埋もれてしまい、且つガイドが流れ始めるという物理的な限界でもありました。スーパーウィンドを炙り出すため、Hαで14時間弱の露光を試みた結果、光害カブリには勝てませんでしたが、スターバースト域の詳細描写はある程度できたかと思います。この写真を星ナビ2019年7月号に応募したところ、入選しました。銀河での初入選です。以下に掲載画像と元画像を添付します。
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オリオン座の星雲と言えば、剣のあたりに燦然と輝く大散光星雲M42を思い浮かべる方が多いと思いますが、そこから少し視線を北の方に向けると、知る人ぞ知る惑星状星雲NGC2022があります。この星雲は視直径が28"程しかなく、その撮影結果は惑星と同様に気流の状態に左右されます。11月に入ると冬型の気圧配置となる日が多く安定した画像を得るのに苦労しましたが、シーイングの良い日を選んで短時間の超多数枚撮影を行い、その中から良像を選択してスタックするラッキーイメージングの手法を用いることにより、小さな星雲の微細構造を炙り出すことができました。この写真を星ナビ2019年4月号に応募したところ、入選しました。以下に掲載画像と元画像を添付します。
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冬の惑星状星雲は個性的なものが多く、撮影意欲を掻き立てられます。その中でもNGC1535とNGC2392は、同じ様な色形、大きさをしているのですが、各々個性的な構造を持っており、何処までディテールの比較描写ができるのか興味を惹かれ、撮影してみることにしました。NGC1535は撮影時の高度が低く光害カブリの影響が懸念されましたが、そこそこ輝度があり、背景に埋もれることはありませんでした。NGC1535は5秒露出で良像約1700フレーム、NGC2392は2秒露出で約4400フレームをスタックしました。これらを天文ガイド2019年3月号に応募したところ、なんと最優秀作品に選出いただきました。本当に信じられない気持ちです。ラッキーイメージングの手法は基本ノータッチガイドで30分毎にチェックする程度と撮影時は比較的楽なのですが、撮影フレーム数が多ければ多いほど撮影後の作業が大変になってきます。ひょっとしたら、この辺りもご評価いただいたのかもしれません。また、惑星撮影で定評のあるドールカーカム式の光学系が惑星状星雲の撮影にも少なからず貢献しているのではないかと考えています。この光学系を推奨いただきました地元大阪の天文ショップ協栄産業のスタッフの皆様には本当に感謝しています。また、ブログや雑誌等でラッキーイメージングに関する情報を惜しみなく発信しておられる諸先輩方にも大変感謝しています。これらの方々からの情報がなければ、間違いなく最優秀どころか入選もしていなかったと思います。掲載画像と元画像を以下に添付します。

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冬の惑星状星雲には小さすぎて見逃されがちなものが何個かあります。その中から対照的な発光色を持つ2つの星雲を撮影対象としてみました。IC351は視直径が10"以下とこれまで撮ったものの中では最も小さい星雲ですが、高輝度の緑色発光が特徴です。一方、IC418はうさぎの目のように赤く輝く姿が印象的です。IC351は1.5秒露出で良像約4800フレーム、IC418は0.5秒露出で約12200フレームをスタックしました。これらを組み写真として星ナビ2019年3月号に応募したところ、入選しました。星雲以外の星がほとんど写っておらず、寂しい画像となっていますが・・・。掲載画像と元画像を以下に添付します。

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2018年火星大接近

火星最接近前後2か月の様子を約1週間毎に撮影し並べてみました。接近時に拡大が見られた砂嵐は、最接近後徐々に縮小していく様子が見られます。画像の並べ方は赤道座標に対する火星の動きに対応させました。2018年火星大接近の集大成です。この組み写真を星ナビ2019年2月号に応募した結果、入選しました。以下に掲載画像と元画像を添付します。
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