おやじのロック日記

新特集はガール・ソング第2弾!

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薄く雪が積もったニューヨークの街並を高校生のカップルみたい若い男女が体を寄せ合い歩いていく姿。長い髪の少女は緑色のコートにブーツを履いて男の腕にしがみついている。男は少し照れた顔で茶色の革ジャンにジーンズで、ポケットに手を入れて歩いている。・・・カッコええなぁ、これがアメリカや〜!!

今年デビュー45周年を迎えるボブ・ディラン、その出生作となった2ndアルバム、「ファンが選ぶ20世紀のロック・アルバム」も決して逃しはしませんでした。このジャケットの中の円盤にどんな音楽が詰められているか、リアル・タイムではありませんでしたが、ドキドキしたものでした。

イメージ 1

The Freewheelin' / Bob Dylan

当ブログ・ファン投票 第20位
63年発表

実はこのCD輸入盤で買ってしまったので、歌詞が全然わかりません。まあ、今はネット上にあるのでそっち見ればいいんですけど、なかなかゆっくり歌詞を味わっている余裕もありません。ということで、歌詞抜きでこのアルバムを語る暴挙に出ることをお許し下さい。

私にとってのディランは74年の復活ライヴの頃からがリアルタイムでありまして、当然ロックへの転向からだいぶ時が経った頃でしたので、このアルバムに収められている何曲かについては、バンド編成で先に聴いていました。さらに、ツアーごとにアレンジをガラ〜ッと変えることに何の躊躇もない人ですから、オリジナル録音と全く違う曲になってしまうことも多々ありました。年を経て、60年代のディランのアルバムを聴いていきましたが、基本的にはロック転向後のアルバムばかり聴いていました。

そんな中で、CDの時代になってようやく、いわゆる純粋なフォーク・アルバム、あるいはプロテスト・ソング・アルバムのディランを聴いたので、ある意味新鮮に感じました。しかも、このアルバムに収録され、後に再演された曲は、それほど極端にアレンジを変えてなくて、聴けばだいたいわかるものでした。そんな意味で、このアルバム収録曲の曲としてのパワーを強く感じます。

まずはディラン初期の代表曲「Blowin in the Wind(風に吹かれて)」でスタート。ピーター、ポール&マリーのヒット曲として世に広まった曲ですが、今やディラン曲として認識されてます。「ファンが選ぶ20世紀のロック・ソング」ボブ・ディラン編でも第4位となりました。「Girl from the North Country(北国の少女)」もの悲しいメロディとハーモニカが心を打ちます。69年の「ナッシュビル・スカイライン」でも、ジョニー・キャッシュとのデュオで再演されています。

『誰かが死ねばいい』と歌うのは初めてだとディラン本人が語ったプロテスト・ソング「Masters of War(戦争の親玉)」はある意味このアルバムのハイライト。怒りを顕わにした歌声が迫ります。日本のフォークの親玉、岡林信康も日本語でカバーしてました。「Down the Highway」「Bob Dylans Blues」と、ブルースをベースにした語りのような曲が2曲続きます。そして、これまた名曲「A Hard Rains A-Gonna Fall(はげしい雨が降る)」 ジョージ・ハリソン主催のバングラデシュ・コンサートで歌っていたのが印象に残ってます。

さらに続く名曲「Dont Think Twice, Its All Right(くよくよするなよ)」はザ・バンドとの復活ライヴでのアンプラグト(当時はそんな言葉なかったですけど)セットで歌われました。「Bob Dylans Dream」は夢を語る若者の力強さを感じますが、捨てるべきものとの別れの寂しさも入り混じった感情を感じます。「Oxford Town」は、オールド・アメリカン・ミュージックって感じの曲ですね。

「Talking World War Blues」も後半のハイライト。トーキング・ブルースの形式で第3次世界大戦について語ります。「Carrina, Carrina」は唯一バンドのバックがついているトラディショナルの焼き直し。「Honey, Just Allow Me One More Chance」はテキサスのブルース・シンガー、ヘンリー・トーマスという人の曲にインスパイアされた曲。ラスト「I Shall Be Free」は、当アルバムの中でも最もノリの良い曲で締めとなります。

若干22才にしてアメリカの心を代弁した若者の初のヒット作。(ビルボード最高位22位だったそうですが。)歴史はここから始まったのでしょう。

それでは「Girl from the North Country」です。若いディランを見つけました。

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閉じる コメント(29)

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borninさん、「ナッシュビル・スカイライン」とは相当時代も下ったころだったんですね。当時は「グレイテスト・ヒット」がLPとしては一番売れてたんですかね。
今日のBS、忘れないためにこの記事を書いた次第です。

2007/7/14(土) 午前 9:33 BBコシ 返信する

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gutchさん、浮いてますねぇ。明らかに合成に見えますが、わざわざそんな面倒なことする必要もないし、意外に普通に撮った写真がピントの関係でそう見えるのかも知れません。

2007/7/14(土) 午前 9:36 BBコシ 返信する

この映像、ぐっと来ました。若きディランの凛々しい姿、音楽とは、メッセージの発信、原点を感じました。

2007/7/14(土) 午後 0:36 AC/DCまさ 返信する

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まささん、ホント凛々しいですよね。これからいろんな試練が待ち受けているのですが、そんなもの跳ね返していきていくぞといった覚悟を感じます。

2007/7/14(土) 午後 1:14 BBコシ 返信する

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私もこのジャケットには憧れましたね。知らない曲ばかりなんですけど(^^;
今、嫁にこんなに寄り添われたら重くて転んじゃいます(汗)

昔からディランは難しいという印象が強くて、、、でも好きな曲もあるので、聴き込めば分かってくるのかな。

2007/7/14(土) 午後 1:34 rainsong 返信する

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ディランの実質的なデビュー作と言っても良いんじゃないでしょうか。
“とにかく,まずは聴いてくれっ”と言わんばかりの感じが私は好きですね。

2007/7/14(土) 午後 3:04 [ - ] 返信する

ボブ・ディランの若い頃って初めてみたような気がします。
なんか初々しい感じがいいですねー。
それにしてもいいメロディーやな〜♪

2007/7/14(土) 午後 6:29 だっち 返信する

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rainsongさん、うちはわたしの方も頑丈になったので、ちょっとやそっとでは倒れなくなりました。
私もディランは好きですけど、歌詞の世界を理解しているとは到底言い難い状況です。が、音楽ですから、良いと思うものがあればそれで良いのではと思っております。

2007/7/14(土) 午後 11:20 BBコシ 返信する

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雷鳴さん、確かにブレイクしたのはこの作品ですが、「In My Time of Dying」「Baby Let Me Follow You Down」が入ってる本当のデビュー作を忘れるわけにはいきません。

2007/7/14(土) 午後 11:23 BBコシ 返信する

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だっちさん、「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」の紙芝居ビデオはぜひ見て欲しいですね。「北国の少女」(なんかムード歌謡はグループサウンズの曲名みたいですが)、いい曲でしょう♪

2007/7/14(土) 午後 11:26 BBコシ 返信する

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ザ・バンドからディランに入りました(笑)。最近になってジワジワ心に感じるものがあります...ずいぶん時間かかってますが^_^;

2007/7/14(土) 午後 11:51 なっちん 返信する

実はボブ・ディランはちゃんと聞いた事がありません(^^Aハリケーンとか、ウィアーザワールドとかハウメニィーロゥド〜♪♪とか、ちらっと見かけるだけなんです。。。

2007/7/15(日) 午前 1:00 まいちゃん 返信する

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なっちんさん、私もザ・バンドが先でした。この人を理解するには、まだまだ時間がかかりそうな気がします。

2007/7/15(日) 午前 1:22 BBコシ 返信する

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まいちゃん、それでも何曲かは知ってらっしゃるってことが、この人の偉大さを表しているのだと思います。

2007/7/15(日) 午前 1:24 BBコシ 返信する

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前の記事が見つかったので、TBさせてください。

2007/7/15(日) 午前 8:30 bornin195151 返信する

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borninさん、TBありがとうございました。ロトロとの写真は初めて見ました。ディランの感じが違うのにビックリでした。

2007/7/15(日) 午前 8:36 BBコシ 返信する

曲が最高ですね。今でもディランの代表作とされる歌が並んでいますね。

この若さのアーティストが実生活の恋人をジャケットに出すなんて、前代未聞なので(^^、、みうらじゅんあたりは、「ひとりフライデー」とか言ってしょっちゅう、ネタにしてますね・・。

それだけ、スー・ロトロのルックス、ディランは好きだったんでしょうね・・。スー・ロトロの方は、このジャケットのせいで、伝説の女になってしまい、マスコミに追いかけられることになりましたが・・。

2007/7/16(月) 午後 9:08 [ カール(カヲル32) ] 返信する

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kaoruさん、コメントありがとうございました。ディランとモンキーズはkaoruさんの前では、堂々と語れないとは思いますが、やっちゃいました。
「ひとりフライデー」って表現は最高ですね。ロトロさん、伝説の女となって相応しいカワイさです。

2007/7/17(火) 午前 1:52 BBコシ 返信する

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私は、初めてこのアルバム聴いたとき渋い22歳やなあ〜と思いました。
そしてこの写真の様に女性と歩きたかった神戸の街並みを。
でも出来るわけなかったでごんす。。。

2009/9/30(水) 午前 9:10 気ままに 返信する

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気ままにさん、音楽的にはかなりシブかったですが、顔はまだ若造でしたね。ほんと、こうやって歩きたかったです。

2009/9/30(水) 午後 7:06 BBコシ 返信する

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