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吉田修一・怒り

東京郊外で、ある夫婦が殺され現場に「怒」の血文字が残される。
犯人は判明したが、整形して逃亡している。
その一年後、犯人と思しき三人の男が千葉、東京、沖縄に現れる。
どの男も所謂「真っ当な」人間ではなく、脛に傷を持った輩ばかり。
それぞれの男に関わる人達が「奴が犯人なのでは?」と考えた時、物語は動いていく。

文庫本上下巻のボリュームだったが、一気に読了した。
「世田谷一家惨殺事件」が元ネタかと思ったが、作者は英語教師を殺し整形後逃亡した
市橋達也をヒントにしたらしい。
題名こそ怒りだが、人を信じられない悲しさが描かれている。
当然、犯人以外の二人の男は無実だったのだが、そこにも明るい結末が待っているわけではない。
人は他人をどうやって信じるのか、また疑惑の中ではどう解決をつけるのか。
最後は、救いようがない結末を迎える。
それでも人は生きてゆく。
吉田氏の小説は、決して愉快な読後感を持つものではないが「何か」を感じさせてくれ
好きな作家のひとりである。


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