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<第6回 水平的思考>
次は「適応」についてです。セッション4に「後発発展途上国の適応のための資金調達」とあります。GLOBEには「適応」の作業部会もありました。IPCCの4つの作業部会の一つにやはり「適応」がありました。
私たち日本人には適応といっても、いったい何を議論するのか分かりにくい。この辺が日本人と欧米との物事の捉え方・考え方の違いのような気がします。
私たちは、今日の問題を、地球が温暖化している→その原因は何か?→温室効果ガスだ→CO2だ→その対策はどうする、等々と捉えていきます。そして対策としては…、CO2を排出している産業部門では…、運輸関係での対策は…、家庭部門では…、また自然エネルギーは…、等々テーマ・課題があり、それに対応しそれぞれ対応策を講じていきます。
役所の対応はテーマごと、経済産業省、資源エネルギー庁、環境省、それぞれが対応するように、まさに縦割りですが、われわれの思考方法も縦割りのような気が致します。
そこに「適応」という対応策は、私たちが個々の問題を縦割りで捉えていることを、横軸で切ってみて、それぞれに共通する方策を考え、全体的に解決策を見出していく。横軸で個々の問題を水平に切り、全体を戦略的に捉えていくという考え方、それが適応策だと思います。この点が日本人と欧米との思考方法の違いだと感じました。(つづく)
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