明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2015年は、毎年公演をお手伝いさせて頂いてるレビュー劇団さんの定期公演で明けました。
(カウントダウン現場は別で行っておりましたが)
大阪市内のキャパ350位の劇場で、毎年お伺いしております。
1/5夕方〜 お稽古見。(お稽古見後、友達のリハーサルスタジオで開演アナの録音)
1/8朝に劇場入り、仕込み、昼過ぎ〜夜、舞台稽古
1/9朝〜舞台稽古、ゲネリハ その後、夜に1回目の本番
1/10 昼過ぎから2回本番して、バラシ撤収 という、いつもの(タイトな)スケジュールでした。
まずはマイクの印象から。
新周波数帯域のワイヤレス使いましたよ〜。ゼンハイザーの5000シリーズ!
正直、ワタシなんぞが使ってみて、ここまで違うとは思いませんでした。
まずは小さな声量の時でも、なぜか全く埋もれずに届く。
これで歌い手さんの抑揚(ダイナミックレンジ)がめちゃくちゃ広がった感ある。
そして、生声にすごく近い(頭付け、ハンド共)。
確かに他の(大きな会場等の)ミュージカルを聞いてみても、肉声っぽさがすごく、とても素敵だったんです。これはひとえにワタシの技量が不足しているからだと、常に常に猛省しておったのですが。。。
同じレベルとは到底言えないとは思いますが、去年までとは全然ちゃう!
時間の問題もあり、メインSPのチューニングをサラっとして、マイク類をチューニングして、バタバタと舞台稽古が始まる訳ですが、舞台稽古始まって、最初の声や、最初の歌聞いたとたんに、腰抜ける位の衝撃がありました。
いやー、うちの家(ボロ家)を余裕で2軒ほど建て替えられる位の金額がかかってるだけの事はあるって感じです。
も、ね、ホンマ全然ちゃうの。
前のワイヤレスが電話かって位、ちゃうんですよ。ほんと。
しかも、途中でチューニング触る事など、ほとんどないので、何にも苦労してなくて、フェーダーもセリフだと-10db位でぜんぜん聞こえる訳です。
客席でささやいても、そのまま、ハウらずに余裕で聞こえるし。
フェーダー上げたら上げた長さだけ、音が前に出てくる感じ。
歌は自分で自分の音聴いて、なんか、ずっと浸ってられる感じ。
普段は、そんなに自分の音に浸ってじーんってタイプではないんですよ。ワタシは。
ハンドなんて、なんか反則ワザ使ってるんでは?って音するんです。
ベルトパックは、大音量でも歪まないし(今回はギリセーフだったのかも)。
小さな声から大きな声まで、キャラクターが変わることなく、素敵な音が入って来る感じでした。
ちょっと、初日の本番終わった後は、なんか、しみぢみしちゃいましたよ。
もちろん、LS-9からQL1にワイヤレス卓が変わって、HAが高品位なものになったってのも、多いのでしょう。それと、HAのレベル調整がすごくドンぴしゃにはまったので、歌等はフルビットに近い深さでサンプリングできていたのではと思っています。
また、他に新たな試みとしては、
再生系MACと再生卓とメイン卓のdante、dante DVSによるデジタル接続。
これで音楽監督の先生からCDで音源を頂いたら、サンプリングレートの変換はあるものの、デジタルのまま、一度もアナログを経ないでメイン卓に入ります。
音の粒立ちとかが良くなるかと、今回から変更しました。
これは、S/Nの改善が顕著に出た感じ。それと、やはり音がつぶれた感が減りました。
静寂の中から、大音量で1音目が出るダイナミックさ。
劇場入り前日の深夜に、急遽、某べりん○ーのフェーダー型midi コントローラーが調子悪くなって、劇場でも調子悪いままで、再生卓へのルーティングを変更するトラブルがありました。
また、若手のワイヤレスケアスタッフが急病で、9日の朝に急遽別のスタッフさんに変わったりとか、割とてんてこまいだった部分もあったんですが。。。
劇団の方々にスタッフ変更とかで御迷惑をかけてしまったのは、本当に申し訳ないとは思っております。
でもね、ワタシは今回の出音(一番良かったのは実は初日な気もします)には、大変満足しております。
ワイヤレス頭付けも、汗、線等のトラブルはゲネリハ以降は無く、フェーダーの上げ遅れとかのヒューマンエラーもたぶん無かったので、ホッとしております。
また、今回から使ったYAMAHA QL-1(16ch)も、とても良い卓でした。
何より、シーンが使いやすい。
今居るシーン以外のFADE TIMEやフェーダー毎のFADEのオンオフが簡単。
シーンネームのエディットが簡単。
LS-9にないグローバルペーストが出来る。
今のシーンを替える事無く、別のシーンのフェーダー等が見える(プレビュー)。
等等。
YAMAHAさんからデモ機を家に1台お借りして、シーン打ち込み用にスタンバイしておったのですが、劇場でシーンが結構完成されて帰って来れたんで、家での作業は激減しました。
初日後は、全くエディットしませんでした。ビデオリハのみで2日目を迎えました。
ただ、問題点とはしては、シーンをめくったりするスイッチ(GPI)を作ったのですが、初期状態で、シーンストアに関して、ユーザーディファインドキーの動作と、外部スイッチの動作が違うので、外部スイッチのシーンストアが使えない仕様になっていました。
もしかしたら、スイッチのチャタリング防止の時間の関係かも知れません。
音に関しては、LS-9とQL1を並列に繋いでチェックできなかったので、また、次回に検証します。
今回の機材
ハンドはSKM5200-II(シャークフィンのあれ)にノイマンの105ヘッド(超指向)が2本(予備に同周波数で1本スタンバイ、使用せず)
ベルトパックはSK5212-IIに新しいシリーズのDPA D-Fine 4066が11本、D-Fine 4088が1本
他にスペアのSK5212-IIにDPA 4061(ピンマイク)を付けたのが1本(使用せず)
受信機はEM3732-II 8台
アンテナディバイダー ASA3000-US 1台
指向性アンテナ AD3700 2本
SHURE ULX-D(京田辺のおっちゃんの) 2ch(急にマイク本数増えた時用のスペア・使用せず)
フロントのスピーカーは劇場さんのUPA-1P×2対向、USW-1P×1対向 UPAのみ縦フライング
モニターは劇場さんのSX80を2台お借りして、RAMSA A-80を2台持ち込みました。
ミキサーはYAMAHA QL-1(ワイヤレス/メイン卓)と、LS-9-16(再生卓)、
再生系はLIVE 9をMac Book Air(メイン)、Mac Book Pro(スペア)ででした。
おつかれさまでした。
反省点
病気とは言え、スタッフが当日替わるのは痛いので、もう一人入れるべきか(コストに反映してしまう)
後任のワイヤレスケアのスタッフが常(コストに反映する?)になれば、舞台側に受信機を置いて、ヘッドフォンで検聴してもらえそう。卓側はPCから受信状態をソフトで確認すれば良い。
その場合はマルチケーブルの距離等でどれくらい声のニュアンスが消えるかによっては、デジタル伝送(AES-EBUからdanteに変換)も必要かも。
やはり今回のHAだと、あと少しで歪む可能性があるので、1-2db下げて、内部デジタルattで戻した方が良かったかも。
SKM5200ハンドマイクの受信機とのシンクロが、現場でできなかった。赤外線の受光が難しい。
エボルタ乾電池での動作時間を検証する必要がある(舞台稽古が5時間を越えるなら)
無線LAN等を経由した、ワイヤレスケア現場とのホットラインを作る。
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YAMAHAさんにGPIとユーザーディファインドキーでの動作の違いをお伝えしたら、次のメジャーバージョンアップで対応して頂けました。とても速い対応にびっくりしました。ありがとうございました。
2016/2/13(土) 午前 6:02 [ Kotaro ]