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結婚をした、転勤した、様々な出合いが自分をつくっているということは、使いふるされて久しい考え方になっている。 果たして、本当にその「造られた自分」は、本当のところ「自分」なのかは未だに判らずにいるし、むしろ考えたくなくなってきている。 主人公は、主婦であり、「夫」にどこか似てきてしまっていることの違和感に気づき、影響を与える「夫」を本来の姿に変えることで決別を果すのだけれど、影響を与える事物を取り除いて見えてくる「自分らしさ」ってなんやろう、と怖くなる。 何物にも囚われない自分、その体は果たして人間らしいだろうか。 っていうか、もはや人の間に生きていないのやから、人間ではないんやろうなあ。 ウーン、「わたし」って誰なんやろう。 |
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