ブックミンの家 -本は、どうして。-

教職7年目。今日も子どもに、自分に勝負。

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【苦役列車】西村賢太/著

本☆自分を空想☆

[ うちの猫知りませんか? ]

2012/2/26(日) 午後 3:10

苦役列車・西村賢太

このところ震災関連の記事ばかりだったので、たまには読書など…… 第四十四回芥川賞受賞作品「 苦役列車 」 (「きことわ」と一緒に文藝春秋に掲載)   主人公の北町貫多(19歳)は小学校の頃、父親が猥褻事件を起こしてから追われるように生まれた街を去り、以後中卒のまま人足の仕事をして食い繋ぐ日々を過ごしていた。 人足仲間で同い年の専門学校生日下部と出会ってからそれまで孤立していた貫多の性格がカミングアウトするが、日下部に...

【きことわ】朝吹真理子/著

本☆自分を空想☆

[ うちの猫知りませんか? ]

2012/2/26(日) 午後 3:08

きことわ・ 朝吹真理子

第四十四回芥川賞受賞作。 幼馴染みだった永遠子(とわこ)と七つ年下の貴子(きこ)が四半世紀(二十五年)ぶりに再会しお互いの過去と現在と夢の世界をさ迷うファンタジー。 作者はまだ二十代の若さですが、父親がフランス文学者、祖父や叔母も文学関係者というサラブレッドですね。 永遠子と貴子がお互いを同一化するように、「髪の毛が絡まる」という幻想的なシーンが何度も出てきますが、多分に映像的で詩的な小説でした。 こういう小説に初めて出くわした感じがします。 若い作者ですが、表現や言語は大人び

【共喰い】 田中慎弥/著

本☆青春を空想☆

[ うちの猫知りませんか? ]

2012/2/26(日) 午後 3:06

共喰い 田中慎弥 第146 回芥川賞

伊集院静さんが日経小説大賞の対談(高樹のぶ子、辻原登)で、吉行淳之介さんの言葉を借りて 「 小説を書くことは恥をさらすこと。恥をさらすことは人生で最も大事なこと 。」 とおっしゃっていて、痛く感動したんですね。 『苦役列車』もそうですが、この本にもそうした恥さらしなシーンが満載でした。 ぼくがこの作品を読んで真っ先に思ったのが『ヒミズ』。 後半の大雨でドロドロになる場面は『ヒミズ』の記事にも書きましたか形を変えた『地獄の黙示録』そのもの。 父親殺し

【道化師の蝶】 円城塔/著

本☆言葉を空想☆

[ うちの猫知りませんか? ]

2012/2/26(日) 午後 3:04

道化師の蝶 円城塔 第146 回芥川賞

またまた伊集院静さんの話題から。 芥川賞の2作品が掲載されている三月号を買ったら、偶然にも伊集院静さんの記事があって、 「小説は人の傷を癒やすことはできないが、哀しみに寄り添うことはできる。」 とおっしゃっていて、これって山田洋次監督が阪神淡路大震災のときに、地元の方々がどうしても寅さんに来てほしい。 ただ居てくれるだけでいい。 という語り口と同じなんですね。 芸術とか音楽とか文学なんて、所詮なんの価値もないもの。 なのになぜこれほどまでに心動

[ あくび時々カレーライス ]

2011/2/10(木) 午後 7:57

芥川賞を読破したい〓「沖で待つ」

第134回2005年(平成17年) 下半期受賞作⑩ 「沖で待つ」絲山秋子 (いとやま あきこ)   及川と太っちゃんは同期だった。 同期とは不思議なもので、いつでも 一緒に頑張った時に戻れる。 例え男と女でも、勤務地が異なっも、太っちゃんがお嫁さんをもらっても、その関係は崩れない。 何年かぶりに二人は再会する。 そして、もしどちらかが先に死んだ時、 残った方がパソコンのハードディスクを 破壊しようと協定を結ぶ...

【きことわ】朝吹真理子/著

本☆自分を空想☆

[ あくび時々カレーライス ]

2011/2/8(火) 午前 9:51

芥川賞を読破したい21 「きことわ」 朝吹真理子

第144回2010年(平成22年)下半期受賞作21  同賞受賞作「苦役列車」 西村賢太 「きことわ」 朝吹真理子(あさぶき まりこ)   一緒に夏をすごした別荘が解体される事になった。 その片づけで貴子と永遠子は25年ぶりに再会することになる。 彼女たちに、一度止まったはずの時間がふたたび 流れ始める。 しかし、同じ時間を過ごした二人の記憶はびみょうに食い違う。 過去から現在、現在から過去、記憶のあいまいさと夢と現実。 8歳と15歳...

【蛇を踏む】 川上弘美/著

本☆恐怖を空想☆

[ あくび時々カレーライス ]

2011/2/6(日) 午後 5:43

芥川賞を読破したいNO.19「蛇を踏む」 川上弘美

第115回1996年(平成8年)上半期受賞作⑲ 「蛇を踏む」 川上弘美( かわかみ ひろみ )   職場に向かう途中、ヒワ子は蛇を踏んだ。 その蛇は何故か女性に姿を変え、その日から ヒワ子の部屋に住みつき、ヒワ子の母だと言い張り 食事や身の回りの世話をする。 蛇にいなくなって欲しいと思う気ちと、いてもいい かな?いやいて欲しいかも? そのうち蛇の世界への誘惑にも心を動かされるが、それをかたくなに拒否しようともがくヒワ子。...

【蛍川】 宮本輝著

本☆自分を空想☆

[ あくび時々カレーライス ]

2011/2/6(日) 午後 5:40

芥川賞を制覇したい・・・〓宮本輝編

歳をとってきたせいか? AKB48のメンバーの見分けが全くできません^^;   それと同レベルで、流行作家の本が同じように感じてしまうようになったのも・・・歳のせい?   寝る時に本が無いと眠れない私にとって、本は「睡眠導入剤」と同じ。   どうせ読むなら心に残るものを・・・と考え、思いついたのが 「芥川賞歴代受賞作品」   何冊かは読みましたが、「難しそうでちょっと・・・」と敬遠してた芥川賞受賞作品。 ...

【苦役列車】西村賢太/著

本☆自分を空想☆

[ あくび時々カレーライス ]

2011/1/29(土) 午後 7:22

芥川賞を読破したい〓「苦役列車」西村賢太

第144回2010年(平成22年)下半期受賞作⑳ 同賞受賞作「きことわ」朝吹真理子 「苦役列車」 西村賢太(にしむら けんた)   北町貫太19歳。 中学を出てから港湾の荷運びとして日銭を稼ぐ 生活。 コップ酒とたまの風俗でその日暮らしをやり過ごす。 友達がいなくても別にいい、と思おうとしている貫太に、人並みの友情が心地よいと感じさせた専門学校生の日下部だったが・・・ 環境の違う二人の友情の行方は・・・?   &nb...

[ 月野ホネ/ブックレポート(MyFavoriteThings) ]

2010/1/11(月) 午後 1:51

ビッチマグネット、舞城王太郎

||<#FFFFFF' style='font:18px;color:#0099ff'``ビッチマグネット、舞城王太郎|| 舞城王太郎の「ビッチマグネット」を読んだ。 帯には「優しくて逞しい、ネオ青春小説×家族小説」、と書いてある。 もちろんこれは、出版社のキャッチコピーである。 そのままそんなふうに読むひとがたくさんいるのだろうか。いるとすれば、それはスーパーマーケットでしか本を買わないような読者か、100年も生きていて目がかすんじゃってる文...

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