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マイホーム土壌汚染被害民事訴訟第一次(3世帯)住民の母体である「小鳥が丘団地救済協議会」が、3世帯住民の体験を発信し多くの方と議論してきました。この記事を発生順序で整理し再度掲載します。
l 2010年(H22)4月19日、第一次訴訟(3世帯)、第18回口頭弁論準備手続き(進行協議)。 人事異動により、今回から新しい裁判官での審理となる。
小鳥が丘住宅団地土壌汚染第18回裁判!
【第一審】
原告;(小鳥が丘団地第一次訴訟3世帯住民)
被告;(両備ホールディングス株式会社)
2010年4月19日(月)10時00分から岡山地方裁判所( 353号ラウンドテーブル法廷 )で第一次訴訟(3世帯)第18回口頭弁論準備手続きが行われました。
今回から新しい担当裁判官での審理になりました。
(3月末の人事異動により、前任裁判官は転勤)
まず新裁判長(山口裁判長)が自己紹介をし、原告・被告の弁護士および原告住民3名が簡単な自己紹介をした後、裁判長から原告・被告の弁護士に今までの裁判経過を確認して審理に入りました。
裁判長から審理の進め方について二点考えを申し述べると発言がありました。
一点は、
(第一次訴訟3世帯)原告(住民)の主張は不法行為なので、過失があったとすれば何か、その結果回避義務がいつ発生したのか、であるが、今までの審理記録を見ると、その争点の検討が整理不十分と思う。その法的構成をしてもらいたい。
焦点は予見可能性の問題と思うが、その点をまず原告(住民)から準備書面で提出してもらい、その主張の反論を被告(両備)に提出してもらいたい。
もう一点は、
(第一次訴訟3世帯)原告(住民)と被告(両備)の求めるところに大きなくい違いは無いように思うが和解の意向は無いのかとの確認でした。
原告・被告弁護士からの回答は、和解の話は今までに一度も出なかっただけで和解に向けての検討は拒否するつもりはない、条件次第でテーブルに付く。また審理の進め方に異議は無いというものでした。
裁判長は、次回裁判の1週間前までの原告(住民)準備書面の提出と、それを受けての被告(両備)反論書面の提出を確認させ、次回裁判は5月25日(火)の11:00〜になりました。
裁判を終えて、今日の裁判は、普通に前に進んだと思いました。
前の裁判官は転任が明らかになった後は前に進みませんでした。
また、第二次訴訟(18世帯)の住民が求めているのは、宅地下6メートルまでの土壌入れ替えと、下部の粘土層の敷き詰め、という事でした。
しかし、小鳥が丘団地全域に土壌汚染が拡散している中で、住宅を取り壊さずにそのような事が技術的に可能かどうかは分かりません。
この地に永遠に住み続けるために土壌入れ替えをして安全かつ安心して住める町にしたい、という第二次訴訟(18世帯)の住民の気持ちは分かりますが、今の法律(損害賠償請求の民事訴訟)で被告にそのような高額な土壌回復費用のかかる判決を裁判所が出すとは思えません。
第一次訴訟(3世帯)原告代理人河田弁護士は最初、裁判経過の中で、「小鳥が丘団地住民」が少しづつ一致団結していくことが、この裁判を処理する条件ではないかと思っていたようですが、現在は私たち住民との合議のうえで、まず第一次(3世帯)単独で損害賠償勝訴を目指しています。
第二次訴訟(18世帯)は、次回裁判が既に5月25日の11:30〜に設定されており、1月にまとめられた土壌調査鑑定結果をうけて原告の主張(原因論・被害論・土壌回復費用鑑定論)をすることになっているようです。
今日の裁判を終えて、私たち第一次訴訟(3世帯)の損害賠償結審の進め方は、被告(両備)も拒否してないのだから、裁判をどんどん進めて早く判決を出す事に支障はないと思っていましたが、裁判所は第二次訴訟(18世帯)が審理途中なので、同じ裁判官が同一事件で二判決はしたくないとの意向があり、早期決着の足かせになっているのではないかと感じました。
(参照)ホームページ
<メニュー>
[住民たちのブログ]
小鳥が丘土壌汚染第18回裁判!
ブログコメント!
やっぱり、建物をそのままにって言うのは、難しいですよねぇ。
もし、できる方法があるとしても、想像はできないです。。。
2010/5/30(日) 午後 9:56 [ かじら ] さん
私たち(第一次訴訟3世帯)も、住宅を撤去しないと土壌改良はできないと思っています。
単一の有害物質だけなら薬品処理でという話は聞いたことはありますが、「小鳥が丘団地」土壌汚染は、調査するたびに異なる有害物質が検出されていて、今後どんなものが出てくるか分かりません。
土壌汚染発覚当初、私たちはまず先に住民移転を要請し、実現した後で土壌改良を目指す方が解決しやすいと言ってきましたが、団地住民全体の合意は得られませんでした。
もしできる方法(建物そのままで土壌改良する方法)があるとしても、多分住宅としての機能は大幅に低下し、土壌改良できたとしても、そのような住宅に住みたいとは思いません。
2010/5/30(日) 午後 10:47 [ 小鳥が丘団地救済協議会 ]
(参照)
<YAHOO!ブログ>
2010年5月29日投稿、小鳥が丘土壌汚染第18回裁判!(再)
<コメント>
次回に続く
(参考文献;『深刻化する土壌汚染』第5章「岡山市小鳥が丘団地の土壌汚染事件(小鳥が丘団地救済協議会住民 著)」)
2004年7月に岡山市水道局工事で発覚した小鳥が丘団地住宅地の土壌汚染公害問題は、発覚後7年以上経過し団地住民と宅地造成販売した両備バス㈱の考えが平行線のままで裁判に発展しています。2007年8月に住民3世帯(第1次訴訟)が岡山地方裁判所に民事提訴したあと、住民18世帯(第2次訴訟)も続いて提訴し係争中です。第1次訴訟(3世帯)の第一審判決は2011年5月31日に行われ、原告(住民)勝訴となり、知るかぎりでは土壌汚染裁判で被害住民が勝訴した「全国初」の判決となりましたが、被告(両備)が即刻控訴しました。原告(住民)も附帯控訴を提起し、引き続き第二審(広島高等裁判所・岡山支部)で争われます。
戸建住宅団地の敷地足下から真黒い土壌発覚!
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2011年12月07日
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