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マイホーム土壌汚染被害民事訴訟第一次(3世帯)住民の母体である「小鳥が丘団地救済協議会」が、3世帯住民の体験を発信し多くの方と議論してきました。この記事を発生順序で整理し再度掲載します。
l 2010年(H22)10月12日、第一次訴訟(3世帯)、第22回口頭弁論。
小鳥が丘土壌汚染第22回裁判!(1)
【第一審】
原告;(小鳥が丘団地第一次訴訟3世帯住民)
被告;(両備ホールディングス株式会社)
2010年10月12日(火)13時30分から岡山地方裁判所( 202号法廷 )で第一次訴訟(3世帯)第22回口頭弁論(公開)が実施され、被告(両備)証人主尋問(両備社員2名)及び、原告(住民)反対尋問が行われました。
(13:34〜14:47、証人A尋問)、
(14:48〜15:22、証人B尋問)。
被告証人とは、第15回裁判に被告(両備)から証人申請された両備社員3名のうち、裁判所が重要と判断し採択した2名のことで、両名の陳述書は、
A証人(乙第24号証)
B証人(乙第27号証)
として、そのとき提出されています。
「原告席」に河田弁護士と原告住民3名、「被告席」に菊池弁護士・首藤弁護士・足立弁護士、「傍聴席」に30名弱が着席する中、裁判は予定時間より少し早く13時29分から始まりました。
今回、原告住民は証拠資料として、
「甲第32号証」(岡山市水道局の回答書(原本))、
「甲第33号証」(廃白土について(写し))、
「甲第34号証」(廃掃法の運用に伴う通知(写し))、
を提出しました(次回以降に掲載します)。
尋問の方法は、第14回裁判で原告本人尋問が行われた時と同じです。
被告(両備)主尋問は、証人陳述書の内容を確認するものがほとんどでした。
尋問内容の一部を記述します。
裁判長が、まず証人2名を証人台に呼び氏名等の確認をし、注意事項を述べ、宣誓文を唱和させた後、“A証人には主尋問30分反対尋問20分、B証人には主尋問30分反対尋問15分の予定で行います。”、と予定時間の説明がありました。
原告河田弁護士から、B証人の反対尋問は短く、その分A証人に時間をあてて反対尋問をしたい、と発言がありました。
A証人の【主尋問】です。
(被告足立弁護士)
この件であなたはどのような仕事を担当しましたか。
(A証人)
本件不動産を「旭油化」から即決和解で取得した当時、会社側の担当をしていました。「旭油化」との交渉は代理人の杉本弁護士にお願いしていたので、私が直接交渉したのではなく代理人との会社側の窓口として仕事をしていました。
(被告足立弁護士) 他に担当していた人は?
(A証人) 私一人で担当していました。
(被告足立弁護士)
(旭油化の操業による悪臭公害について)当時マスコミ報道はありましたか?
(A証人) ありません。
(被告足立弁護士)
陳述書文中に「廃白土」とあるが、あなたは意味を知っていますか?
(A証人) 廃白土とはどういうものか当時は知らなかった。
(被告足立弁護士)
「旭油化」と被告会社との和解調書で、和解条項に記載しているように、廃白土等を「旭油化」は取り除いたのか?
(A証人)
「旭油化」は取り除けなかった。そのため油っぽい土と、土の中に埋まっているものを搬出しなければと思い、処理を外注した。油っぽい土と、土の中に埋まっているドラム缶の処理は東山工務店に搬出依頼したが搬出先は聞いていない。消臭工事はナップに依頼した。石灰で攪拌して臭いを消す工事をしていた。
(被告足立弁護士) それで臭いは無くなりましたか?
(A証人)
臭いはわずかに残っていた。住宅地として販売するのに「気にならない」とは思っていなかった。臭いに敏感な人であれば気になる臭いがあった。しかし臭いの原因は除去したので年数がたてば収まると思っていた。宅地開発は3年程度おいて着手した。3年ぐらいすれば臭いもなくなるだろうと思っていた。公害の発生した土地という感覚はなかった。臭いだけと思っていた。20年近くたってこのようなことになるとは認識してなかった。
A証人の主尋問は以上。
(参照)
<YAHOO!ブログ>、2010年11月2日〜11月3日
小鳥が丘土壌汚染第22回裁判!その1(再)〜その2(再)
次回に続く
(参考文献;『深刻化する土壌汚染』第5章「岡山市小鳥が丘団地の土壌汚染事件(小鳥が丘団地救済協議会住民 著)」)
2004年7月に岡山市水道局工事で発覚した小鳥が丘団地住宅地の土壌汚染公害問題は、発覚後7年以上経過し団地住民と宅地造成販売した両備バス㈱の考えが平行線のままで裁判に発展しています。2007年8月に住民3世帯(第1次訴訟)が岡山地方裁判所に民事提訴したあと、住民18世帯(第2次訴訟)も続いて提訴し係争中です。第1次訴訟(3世帯)の第一審判決は2011年5月31日に行われ、原告(住民)勝訴となり、知るかぎりでは土壌汚染裁判で被害住民が勝訴した「全国初」の判決となりましたが、被告(両備)が即刻控訴しました。原告(住民)も附帯控訴を提起し、引き続き第二審(広島高等裁判所・岡山支部)で争われます。
戸建住宅団地の敷地足下から真黒い土壌発覚!
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2012年01月23日
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