こんばんは、
「一念発起!」ではありませんが、
結構ブログ更新の時間ができたので、更新が多くなってきました。
最近は土日も複数「選対会議」などが入り、
今日は久しぶりのオフでしたが、ほんと「あっ!」という間に一日が終わってしまいました。
とある新人候補がある時、先輩議員からこう注意を受けました。
「後部座席に乗っているとえらそうに見えるから助手席に乗りなさい」
彼は別に「ふんぞり返って」いたわけでもありません。
セダンであれば後に座っても不自然だとは思いませんが。
しかし、近年、有権者の目線を気にしてクルマ選びも難しいようです。
「象徴的なもの」とでもいいましょうか。
先ほどの新人は中古のセダンに乗っていましたが、
それが3ナンバーと言うこともあり、結局移動の中心を「街宣車」に変えました。
現職であっても1期2期では「街宣車」での移動は珍しくない時代になったいます。
とにかく、国会議員のイメージとして、「黒塗り・高級車・運転手付き」でした。
ドラマに出てくる国会議員はみんなそうですよね。
それは不思議ではない時代だったのですね。なにしろ「先生」なわけです。
地元の名士、実力者なわけですからそれが当たり前でありました。
とある今は亡き衆議院議員は助手席にしか乗らなかったそうです。
それは外から良く見えるからだそうで、
有権者に自分が地元に帰ってきていることを主張するためだとのこと。
支持者は「先生は国会議員なのにひとつもえらそうにされない」と言っていたそうです。
しかし、そうした例は稀でした。
しかし最近では、「マイナスイメージ」です。
新人ならなおさらです。「新人のくせに」とか「偉そうにして」と言われてしまうもの。
座る場所に気を使うわけですから、車種なんかそれは大変です。
国会議員は当たり前のように「色は黒、クルマはセダンの大型」、
期数が上がればクルマのレベルも上がり、大臣クラスは「センチュリー」でした。
当たり前だった「黒塗り大型セダン」は、いまや「権力の象徴」でしょうか。
「国会議員が乗っていて当たり前だけど偉そう」と言われかねません。
それぞれ創意工夫をしているようです。
また、地方議員にもこうした傾向が元々あるようで、
ある時、とある裕福な地方議員が「軽自動車を買った」というので、
既に3ナンバーセダンを持っているのに不思議だと思って聞いてみると
「これはね、地元用だよ。地元行事にあんなくるま(3ナンバー)で行ったら票が減るでしょ」
と教えてくれました。実はこれは稀な例ではないようです。
最近は式典や会合でも国会議員のクルマは色も車種も多種多様になってきました。
つまり、偉そうな象徴の「黒」と「大型セダン」を避ける傾向のようで、
「黒のセンチュリー」は稀で、まあ目立つこと。
最近の主流は「プリウス」を中心としたエコカーに変わりつつあるようです。
とある環境関係の会議でのこと、
環境大臣がプリウスで会場に到着しました。
その直後に地元の市長が「センチュリー」で真後ろに乗り付けました。
会場の参加者の失笑を買っていましたが、当の市長は全くわかっていなかったようです。
いまは国会議員も首長にも「エコカー」が増えているようです。
エコカーにすれば、「環境にも配慮している」と、「プラスイメージ」になるようです。
また、セダンを選ぶ議員も減っています。
エスティマやアルファードなどワゴンタイプのハイブリット車が登場し、
長時間乗っていても楽だし、車内も広いということから、
車種を変更する議員も増えています。
たしかに、トヨタのホームページによれば、
センチュリーはトヨタの最上級車で、排気量が5000CC、燃費が1リッターで7.8キロ
エスティマハイブリットが2400CCでリッター20キロ、
プリウスが1700CCでリッター35.5〜38キロ
だそうですので、
環境問題、二酸化炭素削減がこれだけ課題となっている中で、
既にセンチュリーは国会議員が乗れるようなクルマではないですよね。
かつては出世魚のごとく、当選回数や所属議会に比例してクルマのランクが上がっていったもの。
街宣車→セダン→クラウン・セドリック→センチュリー
確かに「環境問題」が今や福祉と並んで政策の大きな柱のひとつとなっています。
乗り換えるなら「エコカー」を選択することは当然のことかもしれません。
また、政治に対する信頼が落ちるのに比例し、
もはや国会議員は「先生」ではなくなにかと「特権」が批判の対象となる傾向にあります。
それは時代の変化に「国会議員」を取り巻く環境が付いていっていない証拠でもあります。
「えらそう」という評価はもっとも「マイナス」なイメージのひとつであることは確かです。
ただ、国会議員や候補者が車種や着席位置までいちいち気にしている状況は、
それだけ今まで以上に「選挙」に神経質になっているように思え、それはそれで違和感を感じます。
はたして有権者はそんなことを気にして投票しているのでしょうか?
これも「ドブ板」をせざるを得ない小選挙区制導入の影響なのでしょうか。
確かに有権者の「評判」は重要かもしれませんが、
もっと神経質になるべきことがあるように思えてなりません。
これも「選挙の病」の一症状なのでしょうかね。
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