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中学生のときに「風」という歌を知りました。
プラタナスの枯れ葉舞う冬の道で
プラタナスの散る音に振り返る
ヨーロッパではプラタナスの並木道が多くあります。
夏は葉を青々を茂らせ、強い日差しを遮り
冬は葉をすべて落として、柔らかい陽だまりを作ります。
私にとってプラタナスは懐かしい木でした。
数年前にポルトガルの北の街、ポルトへ行ったときのこと。
英語ガイドのマリアが何気なく
「この木はプラタナスよ」
と言いました。
「知ってる。日本語ではすずかけの木というの。
鈴がぶら下がっているように見えるから。
でも今は日本でもプラタナスのほうが地名度が高いと思う。
歌もあるのよ」
「どんな歌?」
私が口ずさむと年配のお客様が一緒に歌ってくださいました。
「コウさん、よく知ってるわね」
「中学生のとき、塾の先生が教えてくれたんです。
私と同じ中学校出身で校舎にプラタナスがあったので」
中学校の校舎前はプラタナスの並木、
樹齢何十年という大木の向こう側が校庭。
なつかしく思い出すと 「素敵、素敵!きれいな歌ね」
マリアが喜んでいます。
「鈴を掛けるという名前もすてき。
その歌をYouYubeで確認できる?」
「できると思うけれど・・・KAZEだけだと難しいかも・・・
歌っているのはなんていうかたか覚えていらっしゃいますか?」
お客様は即答なさいました。
「ハシダノリヒコよ。
ハシダノリヒコとシューベルト」
ずっと忘れていた出来事でしたが
はしだのりひこさん訃報のニュースで思い出しました。
ご冥福をお祈りいたします。
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