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なんとか、なるかな。
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添乗員部屋

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ここはドイツ・ライン川ほとりのホテルの一室。
 
以前アップしたスペインのお部屋が素敵だったので
 
「添乗員はいつもあんなにいい部屋に泊まっているの!?」
 
という質問をいただいたのでアップしました。
 
 
 
 
日本の新しい温泉宿には乗務員部屋というものがあります。
 
シングルで窓すらない部屋。
 
団体ツアーがバスで到着することを設定して作られているのです。
 
北海道の古い宿にはそういうものはありませんから
 
添乗員は相部屋がほとんど。
 
宴会場に雑魚寝という場合もあります。
 
3〜4人ならいいほうで、私は定山渓某宿で14人相部屋ということも経験しました。
 
添乗員はいつもいい部屋に泊まっているというのは幻想です。
 
スペインの宿には乗務員部屋はありません。
 
一般のお客さまと同じタイプのお部屋をいただいたので記事アップしただけです。
 
 
 
 
 
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屋根裏部屋からの眺めは最高です。
 
 
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しばらくするとこんな風景に変わります。
 
 
このホテルは昔の貴族の館をホテルに改装したもの。
 
屋根裏部屋は召使部屋でした。
 
「小公女セーラ」のお話の中で
 
【疲れた体を引きずって屋根裏の部屋へ】
 
とありますが、エレベーターがなかった時代に建てられたから。
 
現代ではもちろんエレベーターが設置されていますが
 
もともとの建物に後から作られたもので、4人乗りの小さなものが一基だけ。
 
私もセーラのように階段を利用していました。
(ポーターサービスがついていましたしね)
 
 
 
 
 
 
 
 
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こちらはローテンブルクのホテルのお部屋。
 
お客様がお泊りになった本館にはエレベーターがありますが
 
私に割り当てられた別館にはエレベーターはありません。
 
でもここももちろんポーターサービスがありますから問題ありません。
 
 
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ヨーロッパの古いホテルには洗面台がバスルームの外にあります。
 
特にローテンブルクは昔の館を改装したものがほとんどなので
 
このタイプがとても多くなっています。
 
新しいアメリカンタイプのホテルには決してない造り。
 
「いい」か「悪い」かはその人の受け止め方でしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
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こちらは本館と別館と繋ぐ渡り廊下。
 
お客様のお部屋は私の部屋よりずっと広く、こんなイメージでまとめられています。
 
 
ドイツらしく古いものを大切にしているのがよくわかるホテル・・・
 
居心地良くまとめられたロビーやお部屋を
 
「古臭い」と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
 
 
今回もミュンヘンでパリで新しいアメリカンタイプのホテルに泊まりました。
(アコーグループだから新フランス式かもしれませんが)
 
 
妄想好きな私はたとえ屋根裏部屋でもヨーロピアンタイプが好きなのですが・・・
 
 

絵画鑑賞8

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ヨーロッパ三大絵画の一つと言われる「ラス・メニーナス」
 
スペイン・ハプスブルク家フェリペ4世の娘マルゲリータを描いたものです。
 
ちなみにあとの二つは
 
レンブラントの「夜景」とエルグレコの「オルガス伯の埋葬」(諸説あり)
 
「ラス・メニーナス」は後付けの呼び名。
 
もとは「フェリペ4世の家族」といいました。
 
 
モデルのマルゲリータは生まれたときからオーストリア・ハプスブルク家の
 
実の叔父の元に嫁ぐことが決まっていました。
 
オーストリアに未来の花嫁の姿を伝えるために描かれた絵です。
 
数多いベラスケス作マルゲリータの肖像画の中で
 
一番有名なのは理由があります。
 
 
 
私はハプスブルク家マクシミリアン1世の肖像画の絵葉書を集めていますが
 
それは彼の生涯に興味があるから。
 
肖像画はその人の生涯より、マルゲリータのように
 
画家の技法で有名になることのほうが多いのでしょう。
 
これだけ有名な女性ですが、お嫁に行ったウィーンで
 
他の画家によって描かれた肖像画をご覧になったかたは少ないと思います。
 
マルゲリータの肖像画はベラスケス以外に何点もありますが
 
日本では知られていない画家たちの作品ばかりですから・・・
 
 
彼女は嫁ぎ先で6人の子供を授かりますが、わずか22歳で亡くなりました。
 
当時は新生児死亡率がとても高かった時代。
 
彼女の子供で成人したのは女の子一人だけでした。
 
マルゲリータの夫はオーストリア・ハプスブルク家レオポルト1世。
 
マリアテレジアの祖父に当たります。
(彼女の父カール6世は後妻の息子です)
 
 
 
 
 
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こちらはマルゲリータ8歳の肖像画。
 
レースは透け、ベルベットと金糸の縁取りのドレスの質感がよくわかりますが、
 
この絵を実際に間近で見ると絵具を重ねたようにしか見えません。
 
こういった技法を始めたのがベラスケスと言われます。
 
 
ベラスケス=マルゲリータと思われるかたが多いようですが
 
マルゲリータ以外にも素晴らしい作品ばかりです。
 
 
 
 
 
 
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「道化師ドン・ディエゴ・アセド(エル・プリモ)」
 
彼が手に持っている本の文字がわかりますか?
 
ここに文字は書かれていません。
 
グレーの濃淡だけで文章を表しているのです。
 
1644年に描かれたこの絵ですが、「視覚的効果」がどういうものか
 
考えさせられる一枚ではないかと思います。
 
 
こういった描写はNETや絵葉書では伝わりません。
 
実物を見て初めて気が付くことがいかに多いか・・・
 
 
 
 
 
 
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「キリストの磔刑」(サン・プラシドのキリスト) 1632年
 
キリストは罪を犯して死刑になったわけではありません。
 
自らが信じるユダヤ教の解釈の違いから
 
「怒り狂った民衆によって」磔刑が決まりました。
 
(受胎告知で聖母マリアの手元にあるのは旧約聖書・ユダヤ教の聖書です)
 
ヨーロッパで見るキリストの磔刑像には
 
「I・N・R・I」と書かれた板が貼り付けられています。
 
これは「ユダヤの王ナザレのイエス」のラテン語頭文字。
 
キリストの罪状を表しているのです。
 
ここでは頭文字ではなく、ラテン語全文が書かれているのでしょう。
 
 
磔刑像というと両足を重ね合わせて釘で打たれた図が一般的ですが
 
ベラスケスの時代は両足を並べるのが主流でした。
 
バロック時代の絵画の流行の一つで、磔刑像からも時代の流れがわかります。
 
 
私がこの絵を好きなのは、キリストが一人の男性に見えるから。
 
宗教画なのにまるでポートレイトを見ているように感じます。
 
モデルか俳優のように端正なキリスト・・・
 
 
 
 
 
 
 
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「聖母の戴冠」 1640年代
 
8月15日は「聖母被昇天祭」
 
聖母マリアは亡くなることなく、生きたまま天に召されました。
 
そして神とキリストから戴冠します。
 
マリアの頭上の三位一体
 
父である神と子であるキリスト、その橋渡しをする精霊(鳩)
 
マリアはキリストを生んだ後、正式に大工のヨゼフ(聖ヨゼフ)と結婚しました。
 
そしてキリストの弟になるヤコブを生みますが、永遠の処女として
 
いつまでも若い姿のままです。
 
 
宗教美術において、中世では「父である神」の姿を表さない時代が長く続きました。
 
ベラスケスは神を人生の酸いも甘いも噛み分けたような老人の姿で描いています。
 
神は自分に試練を与える力強いものではなく、
 
見守り、ときには指針を与える存在のように・・・
 
少なくとも私はそう感じました。
 
もしかしたら、それがベラスケスの宗教観なのかもしれない、と・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここにアップしたのはすべて私の個人的な見解です。
 
学術的意味は一切ありませんのでご了承ください。
 
 
 
 
 

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