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なんとか、なるかな。
少しでも力になれたら・・・

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昨年の夏、ペッペが我が家に来たときのことです。
 
会うなり
 
「コウちゃん、どこでも好きなところに連れてってくれるって言ったよね?
私・・・パリへ行きたい」
 
と言ってきました。
 
パリ?
 
どこでそんな言葉を覚えてきたの?
 
「お友達がお父さんのお仕事でパリに引っ越したの」
 
「ペッペはその子に会いたいの?」
 
「それもあるけど・・・どんなところなのかと思って」
 
わかった。
 
それならペッペをパリに連れて行きましょう。
 
でも、普通の人がお休みを取りやすいときには私がお休みをとれません。
 
になっちゃうけれどいい?
 
ペッペは学校を休まないといけないけれど。
 
そうペッペママに訊いたら
 
「コウちゃんの都合でいいよ。
ツアーじゃなくて、個人的に行けるのだからありがたいもの」
 
OK。
 
それなら暇になったらすぐに連絡するからね。
 
横で話を聞いていたルーが
 
「僕も行きたい」
 
と言います。
 
それならティーと一緒に3兄妹を連れて行きましょう。
 
そうして決行した今回のパリ旅行。
 
実はティーは部活が忙しく、ルーは試験で来ることができなくなってしまったので
 
ペッペと私の二人旅になってしまったのですが。
 
1月某日。
 
初めてのパリどころか、初めて海外へ行くペッペの行動、考え方、
 
受け止め方は私の仕事に対する注意喚起となりました。
 
最初はペッペの行動を逐一メモしていましたが
 
だんだん面倒くさくなっているので後半はメモをせず、もう忘れています。
 
覚えているだけのことをアップしますね。
 
観光地の写真はほとんど撮っていません。
 
ペッペが
 
「いらない」
 
と言うのです。
 
自分の目で見たからいい、と。
 
自分の写真を撮られるのも嫌がるペッペ。
 
14歳は大人にとって扱いづらい年齢であることを思い出しました。
 
いつもは一緒にいない姪っ子との旅が始まります。
 
 
 
 
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
これはペッペが持ってきた美術の副読本。
 
ペッペはルーブル美術館をとても楽しみにしていました。
 
授業でスポーツメーカーのナイキが「NIKE」であることを知ったから。
 
でも実は「サモトラケのニケ」は修復工事中で見れなかったのです。
 
ペッペは出発前からそのことを知っていました。
 
「NETで調べたから」
 
そうなんだ。
 
ガイドブックも買っていませんでした。
 
「全部パソコンで調べたからいらない」
 
出発前に私が言ったのは
 
「パジャマと歯ブラシだけ持ってきて。
他のホテルならスリッパも必要だけど
今回のホテルは備品としてあるそうだから大丈夫」
 
とだけ。
 
パリの気温も必要な道具もすべてNETで検索して準備したそうです。
 
出発直前にペッペママからメールが来ました。
 
「【どん兵衛】を持って行く、って言っているんだけど」
 
「食事が合わないとかわいそうだから持たせて」
 
と返しました。
 
そしてパリに住むお友達に会えるように
 
私のPCと携帯電話のメルアドを伝えるように
 
ペッペにメールしました。
 
返信は
 
「お友達には会わない」
 
とあったので
 
「そんなに仲がいいわけでもないコがパリに引っ越したのかな。
でもそれでペッペが海外に興味を持ったのならいいよね」
 
なんて家族で話していました。
 
でも、14歳の考えることはわかりません。
 
それはこの後で明らかになるのですが・・・
 
私も14歳だった時期があって
 
とても扱いづらい女の子だったことを覚えています。
 
 
エールフランスは昼過ぎの出発ですが、
 
私は念のために前日にペッペを迎えに行って
 
成田空港近くのホテルに前泊しました。
 
ペッペの住むT駅から成田までは空港バスで2時間。
 
ノンストップで到着しますから
 
ペッペと成田空港で待ちあわせすればいいと考えたのですが
 
ペッペパパが
 
「初めての場所に一人で行かせるなんてとんでもない!」
 
と言い出したのです。
 
ペッペを我が家に泊めて一緒に行こうかと考えましたが
 
我が家から成田空港へはバスと列車で3時間半以上かかります。
 
いつもの仕事と同じように空港近くに泊まったほうがいいでしょう。
 
学校を終えたペッペと待ち合わせして夜8時過ぎに成田空港着。
 
夕食を食べさせて9時過ぎにホテル着。
 
パリへ行く前に日本でホテルに泊まる事にして本当に良かった。
 
ホテルと旅館の違いを認識させるために。
 
 
 
このホテルには地下に大浴場がありました。
 
有料ですが、これからパリでユニットバスしか使えない身にはありがたい施設。
 
フロント階にある売店に寄ってから大浴場に行くことにします。
 
部屋を出るとペッペが声をあげます。
 
「コウちゃん、鍵を掛けなきゃ」
 
「オートロックだから大丈夫」
 
「オートロック?」
 
「ドアが閉まると自動的に鍵もかかるの。
ほら、ドアノブを回しても開かないでしょう?」
 
ペッペは不振顔です。
 
このホテルはカードキーではなく通常タイプのキーでしたから。
 
「カードキーじゃなくてもオートロックのところがあるのよ。
今までそういうところに泊まったことない?」
 
「・・・ないと思う」
 
そう言えばペッペと昔、札幌のホテルに泊まったときにも
 
ホテルのシステムを理解していなかったっけ。
 
彼女はカードキーには気が付かず
 
ホテルの部屋に入ってママに無事到着の一報を入れたときに
 
「お靴のままお部屋に入るんだよ」
 
とママに電話していたっけ。
 
ペッペママに確認したら、
 
いつもは家族旅行だから温泉旅館に泊まっている、と言っていたから
 
必ず靴を脱いで部屋に上がり
 
通常キーでオートロックではないタイプの宿ばかり利用しているのかもね。
 
 
エレベーターに乗り込むと途中で男性が乗ってきました。
 
・・・室内着とスリッパ。
 
フロント階で降りた私はペッペに言います。
 
「温泉旅館なら浴衣とスリッパで歩き回ってもいいけれど
ホテルの場合はマナー違反だから気をつけてね。
あのおじさんは大浴場があるホテルだから勘違いしているのかもしれないけれど」
 
「うん、わかってる」
 
「知ってたんだ。
それもNETで調べたの?」
 
「ううん、なんとなくそう思っただけ。
ああいう格好ならいいんだよね?」
 
ペッペが言うのはチェックインしている人たちのこと。
 
「そう、みんな普通の服装でしょう。
誰も室内着やスリッパじゃないもの」
 
「スリッパはいいんじゃないの?」
 
「ホテルだったらスリッパもダメ。
旅館はそこに泊まっている人だけが
ロビーを利用するから浴衣やスリッパでもいいけれど、
ホテルのロビーだったら泊まっている人だけではなく
レストランで食事したり、ホールで会合したりする人たちが来る公共の場所なの。
公共の場所にスリッパで行かないでしょう?
同じロビーでも旅館とホテルでは違うの」
 
「ふ〜ん。わかった!」
 
 
日本のホテルではスリッパOKのホテルも増えてきました。
 
先日私が宿泊した倉敷のホテルドーミーインもその一つ。
 
あのホテルは室内着とスリッパでロビーに降りても大丈夫だっけ。
 
国内旅行でそういうホテルを利用している若い人たちは
 
それが世界のスタンダードと思っているのかもしれません。
 
ペッペもこのあと
 
「日本の常識は世界の非常識」を
 
身に染みて感じるわけですが・・・
 
 
 
 
 
 

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