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翌朝、私が起きたのは6時前。
ペッペは・・・熟睡しています。
夕べ10時前に寝て、時差ボケで早起きしちゃうかと心配したのですが
大丈夫みたい。
7時ちょっと前に起きたペッペと朝食レストランへ。
フランスのホテルは朝食は別料金ですが
今回は宿泊料金組み込みで申し込みました。
私が熟睡していた場合、ペッペが一人で食事できるように、と考えたからです。
でも、ペッペは寝起きはほとんど食べることができない子でした。
そういえば私もそうだっけ。
食事するより寝ていたいと考える中学生だったものね。
画像は最終日に私一人で食事したときのもの。
ここのホテルは朝食に生野菜があって良かった。 テーブルに誘導されて、ジュースとホットドリンクの種類を訊かれます。
ペッペはリンゴジュースとホットチョコレートを選びました。
ジュースはビュッフェにも並んでいるのですが
そこにない種類もオーダーできるシステム。
ホットチョコレートは苦かったそうです^m^
「きちんとしたホテルの朝食はテーブルに誘導してくれるし
ホットドリンクも運んでくれるからね」
レストランスタッフの誘導も待たずにすぐに
ビュッフェへ向かう人はそういうサービスしか知らないのでしょう。
若いころ、上司に
「きちんとしたサービスをするためには
自分がきちんとしたサービスを受けなければいけない」
と言われました。
挨拶してテーブルに案内される、ということはサービスではなく当たり前のこと。
それすらもサービスと感じるようになった私は第3ブランドのお客様に
感化されすぎているのかもしれません。
いつもいただくリンゴの摺りおろし入りヨーグルト。
この食べ方を教えてくれたのはフランス人ドライバーでした。
「林檎の摺りおろしだけ売られているんだよ。
ベルナール(ドライバー名)から教えられなかったら
ずっと林檎の摺りおろしだけで食べていたかもね」
「食べ方を間違えるなんてあるの?」
「コウちゃんが昔知り合ったアメリカ人は、お味噌汁にお醤油を入れてたよ。
日本人は何にでもお醤油をかけるから
お味噌汁にもお醤油をいれるものだって思ってたんだって」
「そんなことしたらしょっぱいからすぐわかるよ!!」
「でも【そういうもの】って思うかもしれないよね。
日本のガイドブックにはどの料理にお醤油を使うかまでは案内されてないと思う。
何が正解かわからないから、地元の人に教えてもらうのが一番じゃないかな」
「そうなのかな・・・」
そう言ったペッペはお皿を持ち上げて卵をフォークに取りました。
「ここではお皿は持って食べちゃダメだよ。
それはお行儀悪いことだから。
きちんとナイフとフォークで食べてね」
「どうして?
ご飯茶碗をテーブルに置いたまま食べないじゃん」
「国によってマナーが違うの。
日本ではお茶碗やお椀を持っていただくけれど
ここではお行儀が悪いことになるのよ。
回りを見ても誰もお皿を持っていないでしょう?」
ペッペはお皿をテーブルに置きました。
こういうことってどこで覚えたらいいのでしょう・・・
お皿を持たない、
スープやパスタは音をたててすすらない
(スープはともかくパスタはほとんどの日本人がすすります)
ペッペはナイフとフォークの使い方は大丈夫でしたが
食事が終わったしるしにナイフとフォークを並べて置く、ということを
知りませんでした。
ファミレスの普及でナイフとフォークの使い方はわかっても
きちんとしたマナーは覚えないまま海外へ出てくる人がいかに多いか・・・
私は中学校の学習体験でこういったことを習いましたが
今ではそういうことは行っていないそうです。
ファミレスのサービスが世界共通と思ったまま
海外のレストランへ繰り出す人々がこれからどんどん増えてくるのでしょう。
以前、オーストリアで丸テーブルでのランチのときに
「スプーンが足りない!」
と大騒ぎになったことがありました。
レストランスタッフは
「そんな莫迦なことはない」
と言いましたが、すぐに理由がわかりました。
10名のうち、ある人は自分の右手のスプーンを手にし
ある人は左手のスプーンを手に持っていたのです。
最終日のディナーは高級レストランでした。
私は中央に座る老夫婦に説明するふりをして
10名全員に聞こえるように言いました。
「両側に2本ずつナイフとフォークが置かれていますね。
外側が前菜、内側がメインのお料理のためのナイフとフォークです。
正面に置かれたフォークとスプーンはデザート用。
おわかりになりましたか?
外から中、最後が正面です」
老夫婦に話しかけながら、私は他の8名にも気を付けていました。
皆様、私の説明にうんうん頷いていらっしゃいます。
良かった。
これで最後のディナーは大丈夫。
そう思ったのもつかの間、また問題が起こりました。
ワインのフルボトルを注文なさって全員にふるまわれたBさまが
ウェイターからボトルを奪い、自らが注ぎ始めたのです。
高級レストランではマナー違反。
ウェイターはBさまからボトルを奪い、席に座るように言います。
Bさまは
「俺が注がなきゃ意味がないだろう!」
と言い張ります。
オーストラリアでは日本とマナーが違うと説明しても
「俺は日本人だ」
と言い通すだけ。
このレストランで日本人グループは私たちだけ。
このときからこのコースからこのレストランは外されました。
レストランがクレームしたのかもしれません。
ある程度、年を重ねたかたに日本以外の国のマナーのお話をしても
納得いただくのは難しいと思います。
私が英語を話すことではなく
他国の文化・風習を知るほうが大切だと思うのは
こういったことを経験しているからですが・・・
それより、お箸と日本語をきちんと使えるようにならないといけない
と思うのですけれど・・・ね。
食事を終えて部屋に戻り、出かける準備をします。
ペッペがまず最初に行きたがったのはエッフェル塔。
メトロに乗って凱旋門で乗り換え、トロカデロへ行きましょう。
朝一番なのでまだ暗いエッフェル塔。
ペッペは大喜びで写真を撮ります。
「こっち向いて!」
と声をかけたら
「ペッペの写真はいらないの!」
と言われました。
14歳は扱いづらい・・・
時差の関係があるのでここでペッペママに電話します。
「ママ、エッフェル塔に来たんだよ!」
ママの声を聞いたらホームシックになるかと思いましたが、大丈夫みたい。
そのまま歩いてセーヌ川を渡り、エッフェル塔の真下へ。
「今なら空いているから上へ上がってみる?」
「高所恐怖症だから嫌」
そうなんだ。
私も高所恐怖症なので助かりましたが・・・
「エッフェル塔ってなんでエッフェル塔っていうか知ってる?」
「知らない」
「建てた人がエッフェルという名前だからだよ。
ギュスターブ・エッフェルさん」
「そんな単純な理由!?」
「きちんとコンペで選ばれたんだよ。
橋の設計で有名な人なの。
エッフェル塔も空に掛かる橋みたいじゃない?
ほら、あの人がエッフェルさん」
ペッペはパシャパシャ写メを撮っています。
でもバッテリーを持ってこなかったんですよね。
この後すぐにバッテリー切れになるのですが・・・・
「だってママが
コンセントがあわないからバッテリーは持っていかなくていいって
言ったんだもん」
「ママのせいじゃないよね?
パリへ行くのはペッペだから、準備するのは本人でしょう?」
14歳相手でも容赦のない私・・・
こんなにきつく言ってもペッペが私のことを好きなのが不思議です。
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