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月曜日から父が入院しています。
私は昨日の夕方帰国して、今朝ゆっくりめに起きて茶の間へ降りたら
「ねえ、お父さんにシャツを持って行って」
と母から言われました。
「【夜の病室は寒いからパジャマの下に着るシャツが欲しい】って
電話があったの」
カンカン照りの中、出かけました。
隣町の総合病院は私が生まれたところでもあります。
大人になってから行くことはなかったのですけれど、ね。
カーテンに仕切られたベッドでは父が目薬をさしていました。
この年代なら誰でも受けるであろう白内障の手術を昨日終えたばかり。
私を見て驚いた父ですが、手元のメガネを指さし
「お金持ってる?」
と訊きます。
手術後のメガネの代金をまだ払っていないそう。
「持ってないの?」
と訊いたら
「おかあさんが3000円だけくれたけど、これは3300円だったんだ」
お母さん・・・中学生のお小遣いじゃないんだから。
以前、両親と奈良へ旅行した時のこと。
疲れたという母をホテルに置いて父と二人で新薬師寺へ行ったら
父に800円のキーホルダーをねだられたことがあります。
500円しか持っていなかった父・・・
あのときから比べたら格段の進歩かもしれませんが。
二人で眼科へ行きメガネ代を払い
売店で雑誌を購入し父に渡しました。
温泉特集の旅行雑誌。
父は写真だけ眺めて楽しむと言います。
そしてロビーでお別れ。
「シャツを持ってきてくれて助かったよ。
夜は本当に寒いんだ」
「家、とっても暑いよ」
私の部屋はエアコンが壊れていました。
「ここは避暑地だ」
そうでしょうね。
いつも財布の紐を握っている母がいない、というだけで。
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