出発前のお電話を差し上げています。
最後に
「何か質問はございませんか?」
とお尋ねしたら・・・
「一昨年、ベルギーへ行ったときと同じように
スーツケースに鍵をかけちゃいけないんですよね?」
・・・・・一昨年、ベルギーへ行かれたときの添乗員は
「鍵をかけてはいけません」
とご案内していないと思いますが・・・
9.11以来、スーツケースに鍵をかけてはいけない、というのが
なぜかまかり通っています。
あの当時、アメリカ便(含アメリカ国内線)だけが
スーツケースに鍵をかけてはいけないことになっていました。
空港内運搬中に何か異変があったときに
スーツケースの中を調べるため、
もしそのスーツケースに鍵がかかっていた場合は壊して中を調べてもいい、
ということになったからです。
万が一のときにスーツケースを壊されないために
「鍵をかけてはいけない」ということになっていました。
でもヨーロッパではそんなことはありません。
鍵がかかっていないとスーツケースを預からない航空会社もあるくらいです。
そして今はアメリカ行きでも
スーツケースに鍵をかけても大丈夫です。
今ではスーツケースの鍵はTSAロックが主流となっています。
というよりTSAロックではないスーツケースはないでしょう。
南京錠でもTSAロックが普通なのですから。
TSAとは
アメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration)
のことです。
TSAロックはTSAの特殊ツールで開けることが出来る鍵のこと。
これならアメリカ国内で鍵がかかっていても問題ありません。
これは逆にいうとスーツケースの鍵は鍵として機能していないことになります。
一昨年行ったアジアでお客様がスーツケースの鍵をなくしました。
私は壊すしかないと思い、ホテルスタッフに壊すようにお願いしたら
彼らは「鍵屋」を教えてくれました。
有料でTSAロックを開けてくれる鍵屋さんです。
ヨーロッパではそんな商売はありえませんが
アジアではもう普通のようでした。
ホテルが教えてくれた番号に電話したら
「自分は休みだから友人が行く」
と言われたのですから・・・
アジアでは合法は商売かもしれませんが
TSAロックが鍵として機能していないことを再確認する出来事でした。
スーツケースは鍵がかかるから、と貴重品を入れて
セーフティボックスと同じように考えている方を散見しますが
少し丈夫なキャスター付きの箱、くらいに考えたほうが良さそうです。
古いタイプのスーツケースならTSAロックではないこともあるでしょう。
でもアメリカ以外に行くのであれば必ず鍵をかけてくださいね。
いまだに間違った情報のまま海外においでになるかたがいることに驚いたので
今回の記事アップとしました。
そんなかたのほうが稀なのでしょうが・・・
4年前に購入した私のスーツケースの鍵部分。
かなりボロボロで見苦しいのですが、
TSAロックの表示がどんなものかわかりますか。