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王宮の隣に建てられた宮廷教会。
ここにはマックスが自らの墓所と定めた柩が置かれていますが
彼自身はここに葬られていません。
ウィーンの南に位置するウィーナーノイシュタットのザンクトゲオルグ教会で
若くして亡くなった母親と共に眠っています。
こちらは2012年3月に訪れたザンクトゲオルグ教会。
マックスは人生の最後に
母エレオノーラ眠るこの教会での永眠を
願ったのです・・・
ザンクトゲオルグ教会は現在オーストリア軍事学校になっているため
見学には許可が必要ですが、宮廷教会は一般公開されています。
この時代は柩の上部に置かれる像は仰臥像が一般的でした。
マックスは古代ギリシャのような立像を置きたいと考えていましたが
当時としてはあまりにも常識はずれになります。
そこで作られたのが祭壇に祈りを捧げる像でした。
そのかわりというわけではありませんが
教会内には28体に及ぶマックス所縁の人々の立像が並びます。
左からイギリス王アーサー。
ハプスブルク家とは縁も所縁もありませんが
マックス自身が尊敬していた人物として鋳造されました。
隣はマックスの母親エレオノーラの先祖にあたる
ポルトガル王フェルディナンド。
その隣(右から2番目)はマックスの祖父エルンスト。
一番右はゴート王テオドリッヒ。
やはりマックスが尊敬した人物です。
これらはすべてマックス存命中に製作されました。
28体の像のうち半数以上はマックスの意向に沿って
彼が亡くなった後に作られたものです。
マックス不肖の息子フィリップ。
こちらもマックス存命中に
製作されたものです。
美公と呼ばれた彼は28歳の若さで亡くなりました。
左からマックスの曽祖母にあたるエリザベート。
隣がマックス最愛の妻ブルゴーニュ公女マリー。
その隣(右から2番目)がアルブレヒト1世の妻エリザベート。
(アルブレヒトはハプスブルク家がスイスから追い出されるきっかけとなった大公。
私は好きではありませんが、マックスにとっては大切なご先祖なのでしょう)
一番奥がマックスの妹クニグンデ。
彼女はバイエルン公国へお嫁に行き(これもドラマチックなお話です)
その息子のヴィルヘルム4世がビール純粋令という法律を作りました。
ハプスブルク家の始祖ルドルフ1世。 マックスが存命中に鋳造されたのは、
ほかにルドルフ1世の父であるアルブレヒト伯爵くらい。
娘のマルガレーテも、2番目の奥方であるビアンカも
共に彼の死後に完成しました。
他にフィリップ美公の奥方であるファナや
その父親のアラゴン王フェルナンド(イザベラ女王はありません)
ブルゴーニュ大公女マリーの父親シャルル突進公と
その父親のフィリップ善良公も。
ここは妄想の宝庫です。
ここまでおつきあいいただいてありがとうございます。
仕事中はこんなご案内はしません。
お客様の興味のなさを目の当たりにしているからです。
面白く観光を楽しんでいただくには冬季オリンピックの話が一番。
入場見学のない格安ツアーではこの教会の話もしません。
入場しないのに素晴らしさをご案内しても「絵に描いた餅」だからです。
格安ツアーのお客様はご自身で代金を払って見学なさることをとても嫌がりますから・・・
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