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koubejyunntarouのブログ
お山に行きましょう(^^)/

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3000mを超える草鞋館にその左のベンチがある砂走館・・・もう目の前ですがっ…
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蹴り込んでも食い込んでくれない、ツルツル&ゴリゴリのアイスバーンの帰り下山は大丈夫なのか? を考えました。
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風が出始めました。音も大きくなってきました。


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ゆっくりペースでもっと上に登ると、この斜面を日が暮れて降りることになりますが、バーンが更に硬くなりヤバくなりそう・・・
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しかし、3000m超えは狙いたいです。せめて3050mの草鞋館へ・・・・。
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下を見ると宝永乗越の爆風が吹き荒れてきています。
・・・後、33mだけ上がると、標高3000mなのですが・・・実は、ここで2回、行ったり来たりを繰り返し、自分の中で闘いがありました。

これぐらいの風は何回も経験していますし・・・この時期、山頂で15:00というのも経験しています。
しかし、下りが2.8合目までずっと硬いアイスバーンで、一蹴り一蹴りして降りなければならないのは、初めてです。よほど体力を温存していないとできません。
それと、ガスの宝永を降りる時は…必ずと言ってよいほどホワイトアウトに遭遇します。GPSがない自分は、ここでよく道を外してしまいます・・・。
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3年前の年末の宝永道。3人で下山していた時もガスの中。この時はブロッケン現象が現れたり、雪も無くワイワイとおしゃべりしながら下りましたが、この時もルートを外しました。
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アオダイショーさんのGPSで、軌道修正し標柱を発見。軌道に乗れました。
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5年前の三月でも ここでホワイトアウトになり 標柱を外しました。ただし雪はバーンではないです。ザクザクの雪です。
しかし、それでも焦りました。
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大きくコースアウトして、グランドキャニオンみたいなところに出て、ガスが引くのをじっと我慢して待っていたこともあります。むやみに降りてしまいますと「樹海」に入り込み、彷徨い疲労困憊するでしょう。
実際に、無事登頂できたのに、ガスにまかれてブル道の東側に降りてしまい、樹海に入り込んで疲労凍死してしまったクライマーさんも居ました。

そんな経験がありますので、宝永のホワイトアウトは怖いです。しかも本日は、2.8合目まで硬いアイスバーンが続いているのですから、尚更です・・・。
「降りよか・・・」
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御覧のとおり、ピッケルの石突き部分も、針のように磨いた部分(2㎜)しか食い込んでくれませんし、アイゼンも然りです。
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この斜面を下るときは、かなり緊張し、足元に全神経を集中させました。
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本日のアイスバーンは、表面だけがテカテカと光っているモノでなく、暑さ10㎝以上のゴリゴリの氷です。本当に気が抜けません。
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でー・・・やっぱりホワイトアウト中・・・・暫く様子を見ます・
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じっとしていたら寒いので、ゆっくりと蹴り込みながら じわじわと降ります。
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すると、ガスの水分が自分に当たり、自分がどんどん霧氷や樹氷の対象物に変わっていくのがわかります。過冷却された水分(霧)は、何かに付着した衝撃や振動により、一瞬に液体から個体に変わります。これが霧氷や樹氷のできる仕組みです。風が強くて極低温のときは、一瞬に出来上がっていきますねー。
このまま一晩ここで立ちっぱなしでいたら、明日の朝には芸術作品(人間樹氷)と化してしまいそうです。
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ふぇー・・・抜け出ました。標柱が見えました。
???
宝永大砂走で、こんなにたくさん標柱はなかったです。
そういえば、ブル道の標識も 増えていたように思います。
とにかく、宝永の標柱が新しく増えていましたので、(間隔が狭くなった)安心しました。
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流石に大晦日。自衛隊の「どーん」という大砲の音は、本日は聞こえませんでした。
普通このあたりは、もう安心ゾーンなのですが、本日は、まだまだ蹴り込んで降りなければなりません。 ここでこんなに硬いバーンができあがっているのには、驚きました。
雪ズボもしんどいのですが、滑落しませんので そこは気が楽です。
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美しいです。 どうぞ+ボタンをクリックして拡大で見てください。

今日の富士山 一段と奇麗です。しかし・・・一段と怖いです。
白い魔境・・・冬富士でよく使われる言葉です。
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山中湖を背景に、アイスバーンを蹴り込んで 慎重に降りていきます。針のように尖らせたアイゼンでコンクリートのような氷を蹴り込んで降りる作業は、登りと同じくらいに足の筋肉を使います。しかも雪でないので蹴り返しの衝撃がきつく、膝が悪ければかなり堪える下りですねー。
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やっとこさアイゼンを外せましたー(^^♪ ほっ。
でも、砂地が凍っていて滑る滑る…おまけに御殿場名物の長ーいアプローチ。よくこんなところを上がってきたなぁ・・・いつもそう思います。
真っ暗だからこそ上がれたように思います。
でも 急ぎます。日没になりますと、大石小屋からの「獣道」で迷ったことがあるからです・・・。
なので、暗くなると大回りになりますが、アスファルトのスカイラインを歩かなければなりません。
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それでも 何回も富士山を振り返ってしまう自分・・・
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気高く気品に溢れた孤高の山・・・厳冬期こそ この山のすばらしさを体験することができます。
夏場は、数十万人の観光登山者さんで お祭り騒ぎになります。
無数のヘッドライトが数珠つなぎになり、夏の夜は、電飾?されたイルミネーションのお山に変わります。
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あの雪(氷)をまとった山頂に立てた歓びが走馬灯のように浮かんできます。
もう・・・厳冬期は・・・引退ですね・・・
本日のお山で そう感じました。
11月や3月や4月の冬富士ならば まだいけるかもしれませんが
このような下からゴリゴリアイスバーンでは、もう体力的にも精神的にも登ることは不可能でしょう。

経験値・・・これが、良くも悪くも 「行ってしまえ!」のチャレンジ精神を失うことにもなります。
知らないということは、目を輝かせて どこまでもチャレンジしますし、「何が待っているのだろう」とワクワク感もします。
しかし、経験値が上がりますと、その先の怖さも知ってしまいます。

だから荷物も多くなり、ビバークセットや無駄に多い食料や水を担ぎ上げることになります。
確かに 無事に「安全」に降りてくることが 登山の第一の目標なのですが・・・

それと、体力の問題です。
心肺能力が落ち、筋肉が落ち、ただでさえスピードが要求される厳冬期富士です。日照時間の少ないこの時期は、どうしても下山が怖くなります。
それと下山も 蹴り込んで一歩一歩慎重に降りるということは、ある意味登りよりも足の筋肉を酷使します。滑落事故は大方、登頂後の下山に起こります。

1日は大腿筋の筋肉痛で歩けませんでした。昨日も同じでした。そして今日3日は、ふくらはぎの筋肉痛がひどいです。
予定では明日から北ア入りでしたが・・・無理ですねぇ。

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獣道で、ザックを下ろし まったりと休憩。
「あっ。みかん二つ担ぎ上げていたんや。食べるチャンスがなかったなぁ・・・」
袋から取り出しますと、見事に凍っていました。
じゃりっ…そんな音をたてながらも 口の中で甘さが広がりました。
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はい、たっち。黄昏までに帰ってきました。
しかし、太郎坊トンネル横の駐車場は、車が出せないほど「超満員」
明日の初日の出を山頂?で見ようとする人たちでごった返しています。
「山頂まで行かれました?」
と、聞かれました。 おそらく私より年配で、親子で登る感じでした。
「いいえ、7合目下で撤退です。アイスバーンが今年は発達し、4合目からでも蹴り込んでも1〜2mm程度しか アイゼンもピッケルも食い込んでくれません。大弛は、無理でしょうし、長田尾根を上ることになりますね。風がなければ 大砂走を直登した方がブル道よりは安全です。がんばってくださいね・・・」
そう言いますと 
「そ・そうですか・・・」と顔が曇り、息子さんの方を見て、「ヤバいか?」と言う視線を送っていました。

今年は、正月に誰も登頂できていないかもですね。(ネットで調べる限り)
でも、ネットなど上げずに、単独猛者さんが 登ったのかもしれませんが・・・。

ただ、滑落のニュースがありませんので、それだけは よかったです。

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ただいまぁー。ベースキャンプに帰ってきました。ここで一泊し、明日は二子山からでも「初日の出」を考えましたが、車を止めるスペースもないし・・・
ええい! 撤収して 帰るぞ!

ラジオで紅白を聞きながら、PAで仮眠しては起き、起きては仮眠の繰り返しをして
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三重県の長島スパーランド辺りでは、カウントダウンショーがあるためにSAも大混雑で、路側帯には何㎞に続いてコーンが置かれ、駐停車できないようにしてありました。

きっと 花火でも派手に打ち上げるのでしょうね。

紅白の松任谷由実 松田聖子 そして サザンを聞きながら 新年を迎えたのは、滋賀県に突入した時でした。
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この 歌詞の意味・・・若いころは判りませんでしたが、今はよーくわかります(笑)
午前3:30 神戸着。
午前4時までだと、高速料金がかなりお安くなります(^^♪

なんだろう。
これでいいのかなぁ? 充実感はない・・・
やはり 登頂できなかったら しんどさが倍増しますね。

やはり、ゴリゴリの厳冬期富士に上がるのなら トレーニングしなくちゃダメですね。
仕事に追われ、疲れ果てた体で 急いでやっつけ仕事みたいに簡単に登れる山じゃありません。

今は、土の山か ふかふかの雪の山に行きたいですっ(^_-)-☆

ってか、5年前なら、年末で敗退したら、さっそくリベンジしに 年始に富士山に出かけていましたねー。
1月3日に、リベンジ果たしていますからっ(笑)

今回で、厳冬期富士は、もう無理だなぁ・・・ひしひしと感じました。
でも、足掛け10年。 神戸からよく通ったものです。

第二の青春時代だったのかもしれませんね。
「ありがとう 富士山さん」

♪夢をー 乗せてー 走るぅ 車道
 明日への旅
 通り過ぎる 街の色
 想い出の日々♪






  • お疲れ様でした
    この誰も寄せ付けない 来るなら来てみろー的な山…これだから富士山現地歩きはやめられないんですよね❄️🗻☃️

    SNSでですが 元旦は富士吉田から富士常連のNさん、Twitterの知人の知人である単独者さんが正月富士登頂の写真をあげてましたよ☀️

    先生 とりあえず今は身体を休めて下さい お疲れ様でした🤗

    [ 富士山と自分 ]

    2019/1/3(木) 午前 11:29

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    > やっちゃんさん 新年あけましておめでとうございます。
    厳冬期富士は技術というよりも、体力&スピードが要求されます。ブル道の最終標柱での滑落停止実験であれだけ研いだピッケルが入りませんでした。先行者も7合目で敗退でした。たとえ昔のパワーが戻ったとしても、アイゼンをVASAKからせめてSARKENに格上しないと、滑落の可能性が大ですね。
    6合目〜7合目の大斜面は、あれほど磨き上げたアイゼンも蹴り込んでもダメでした。なので宝永の方にトラバース・・・。
    まぁ、装備もそうなんですが、一番肝心な体力と意地が無くなりました(ー_ー)!!。
    では、1月登頂、頑張ってくださいね( `ー´)ノ
    ベンチから応援します!

    koubejyunntarou

    2019/1/3(木) 午後 1:12

  • 顔アイコン

    やっちゃんさん
    いやいや、もう富士山は想い出の山で十分です。熱くなければ、神戸から何十回も通えませんよ。
    やっちゃんさんの熱くなる気持ちもわかりますが、生徒たちは、富士山に登られなくなったことで示しがつかなくなるようなこともないです。
    やまちゃん氏をはじめ、あの頃の常連さんがたと一緒に登れたことは、本当に良き出会いもあり 楽しかったです。

    ただ、また●●のせいにするな!とお叱りを受けそうですが、関西からでは時間と金が飛んでしまいます。
    まぁ、あの燃えていたころは、富士山に恋をしていたのかもしれません。
    難攻不落な巨大な白い魔境に・・・

    山はこれからも続けますよー( `ー´)ノ 沢もバリエーションも冬山も。

    ただ、厳冬期富士山は、自分の中で引退は決定しました。

    だから、素直な気持ちで 富士山にチャレンジし続けるやっちゃんさんに エールを送ります。

    あの頃の常連さんで 現役バリバリで厳冬期登頂を狙えるのは もうやっちゃんさんだけじゃないかなぁ?

    だからこそ がんばってくださいね。1月 2月 3月 登頂目指して頑張ってほしいと心底思っています。

    koubejyunntarou

    2019/1/3(木) 午後 4:59

  • 先生 お怒りとか叱りとか注意とかなんて とんでもないです むしろ尊敬しています😵

    自分は 人間 できてませんから もし上から目線に感じられたのならば本当に申し訳ありません😅

    な なんか私ごときが 先生のブログに コメントしてスイマセンでした〜🙏

    [ 富士山と自分 ]

    2019/1/3(木) 午後 5:25

  • 頭を雲の上に出し 四方の山を見下ろして…
    富士は気高く、日本の山の頂点であり、親のような懐の深さや希望を与え、美しい女性のように人を魅了する…けれども、その裏もある。
    ここで…という決断は難しいですが、決断をする勇気を持つのは美しいですよ。

    [ あゆくま ]

    2019/1/3(木) 午後 6:08

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    はぁ。やっちゃんさん 気持ち解りますから、そんなに謝らないでください。ヤマレコのメッセージに お返事入れました。
    また お時間があれば みてやってくださいまし。
    ホント、1月富士。私の分までリベンジしていただいたら、ありがたいです('◇')ゞ

    koubejyunntarou

    2019/1/3(木) 午後 9:31

  • 顔アイコン

    > あゆくまさん
    富士山は、登るより見るほうがいい山かもしれません。特に冬場は今年はつるんつるんのスケートリンクでした。
    美しいものには刺がある・・・。
    決断・・・実はマジでもう登れない状態になったのが 正直なところです。💦
    厳冬期富士に引導を渡されましたっ('◇')ゞ

    koubejyunntarou

    2019/1/3(木) 午後 9:36

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