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koubejyunntarouのブログ
お山に行きましょう(^^)/

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ー5時間目 社会ー(昔のくらし)
裁断機で切った長方形の厚紙を お子たちに渡しました。
メンコを創ります。
3枚創ります。
表には、自分の好きな絵を 真剣に描いてくださいな。
真剣にやでぇー。
「色鉛筆で塗るんですか?」
「当たり前や!超、お気に入りの絵を 真剣に描くんや!」

まぁ、富士山やピッケルを描いている子も居れば、ニャロメを描いている子もいるし、好きな食べ物やキャラ、お札の絵を描いている子もいます。

真剣に描き終えた時間を見計らって・・・言います。
「ほーい、手を止めてぇ!」
流石に、今の時期になると さっと皆が手を止めて私の方を向きます。

「相手のメンコをひっくり返すと、そのメンコが自分のモノになります。」

「えええー!」のお子達。
「取られたら、後でかえしてくれるんですかぁー?」
「いんや、かえせねぇー。取った相手のメンコは、俺のモノぉー。返してほしけりゃ、取り換えせぇー!」それが 昔のくらし 昭和の少年時代じゃ!

「おおおーっ!」の野郎(男子)たち。
相手に返すのは、今の時代当たり前。そんな勝負で相手のモノを取っちゃうなんて、とんでもなくイケナイことと 幼稚園・保育園・ガッコーのセンセーや親・・・にせんど聞かされて育ったお子達。

「真剣に描いたお気に入りのメンコが 取られてしまう・・・。どうする?」
「いややー。」のお子たち。

「ふふふ。甘い!甘いわ! 人生は、競争じゃぁあああ!取られたくなければ、練習して強くなれぇえっ( `ー´)ノ そして相手のお気に入りのメンコを奪い取るのであーる!」 の 私。

みんな今、平等に3枚ずつ持っているなぁ。それが、10分後には・・・ある子は5枚、いや10枚に!そう金持ちに!

「3枚取られたらどうするんですか?」のお子。

「ぼーっと生きていてちょーだい!」の私。
ざわざわざわわ・・・のお子達。

「ぼーっと生きていたくなければ、取られるな! 取れ! 相手のメンコを奪うのじゃ! それか、金持ちに(たくさんメンコを稼いでいる子)借りなさーい!。しかし、ちゃんと人生やり直して、きっちりと返しなさい。借りたものは返す! 以上、練習始めっ!」

もう、必死のお子達、終いには、上着を脱ぎ棄てて、シャツ一枚になる熱い子も?

ー6時間目 社会(昔のくらし)・メンコ大会

先ずは、選手入場から始まります。
私が、マーチングの曲を口ずさみ、クラスのみんなは、その場で足踏みします。
「ぜんたーい、とまれっ!」
司会者の私は
「ただいまよりぃー、第2056回 全日本 メンコ選手権大会を行いますぅうう。」
お子達は、大笑いしながらも 何だかマジな雰囲気になってきています。
※どうせやるなら、これぐらいの雰囲気を醸し出しませんと、あきません。
「選手宣誓」
男女各1名ずつが教室の前に出てきて・・・
「僕たち、私たちは スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と戦うことを誓います!平成31年 1月25日 選手代表 〇〇 □□!」
「審判長からの話」
「えー。。。審判長の 〇〇ですっ。今日は、どうか練習の成果を出して、どんどんメンコを奪い取りなさーい!」

「では、試合を始めてくださいっ、ピーっ!」

まぁ、教室は熱くなる一方で、エアコンも止めて 少し窓を開けました。

10分も経たないうちに・・・金持ち?から借金生活を始めたお子も出始めました。

20分経過・・・はい、見事な格差社会ができあがっております。
借金をすぐに返済し、笑顔が戻ったお子。
借金に借金を重ねて にっちもさっちもいかなくなったお子。
借金生活は嫌なので、だまって 金持ちのやり取りを見ているお子。

「はい、ストーップ!」
自分の席に座りなさい。
(さっと 行動できるようになりました。)

今、何枚メンコ持ってる?
ハイ!ハイ!ハイ! と 意気揚々に手を挙げるお子達の顔は輝いています。
「6枚!」「7枚!」「10枚!」
では、今 メンコを全部取られて 借りている人は?
・・・下向き加減に5・6人のお子達が手を挙げました。

同様に、たった1枚だけしか残っていない子や、借金が嫌なので、借りずに0枚のお子も居ました。

輝いているのは、4枚以上のお子たちだけ。

「しゃーないな・・・こうなることは承知済み。ここに新しい厚紙があります。借金している人、0枚の人・・・センセーがあげるから、取りにおいで!」

「ほっ」の借金生活のお子達。

「ただでもらえると思うなよー。」
かわいいポーズを表現して「くだちゃい!」と 言えばもらえます。もちろん、私がそのかわい子ぶりっ子表現を見本として見せます。みんな大笑い。

「くだちゃい!」「くだちゃい」「くーだっちゃいいいん!」

そして、借金生活や、ギリギリの生活をしているお子達に、特別給付金を出してあげました。

さぁ、第二ラウンド! チーン!

直ぐに、また・・・「くだちゃい」のお子が・・・
またまた 「くだちゃい」のお子が・・・

出しても出しても 直ぐに給付金をもらいに来ます。

そして、なんと 6枚生活を送っていた〇〇君も・・・
「くーだちゃい」と、
「あれ。前半は余裕やったのに・・・どうしたん?」
「気が付いたら、いつの間にかに2枚になって、1枚になって ビビってしまってもう勝てんようになってん・・・」

「そうか・・・この一枚から、また 立ち直れな。行けっ、勝負をかけろっ!」

そして本日の大会が終了しました。
なんと20枚以上の大金持ちも・・・
やっぱり0枚のお子も・・・

本日の宿題は、百字の続きと、新たに渡した厚紙3枚で、お家の方が忙しくなければ、お父さんやお母さんやおじいちゃんやおばあちゃんや、または、飼っているわんこにも 頼んで 最強メンコを 作ってくること! そして 練習も積んでくること!

「センセー。パソコンで写真入りを作ってもいいですか?」
「おお、ぜんぜんええでぇ。シールやスパンコール張ってデコってくださいな!」

こういう宿題は、顔が光ってますねー。

じゃ、さよーならぁ!

教室が静かになって テストの採点を一人でしていましたら・・・
ドアの向こうに 大勢のお子達が。。。ピョンピョン飛んで、教室の中をのぞいています。
「えっ?もう4時過ぎているのに 忘れ物かぁ?」

と、ドアが開いたら、去年受け持ったお子達でした・・・
「センセー入っていい??」
「えっ、なんでこんな時間に・・・まぁ どうしたん!」
「ドッジの放課後練習が終わってん」

あっ、そうか 大会に出るんや。がんばれー。

もう高学年になるのに、教室に入ってきたお子達は、一気に3年生の時の顔に戻りましたっ(笑)
なんだか 教室の掲示物を見て、ああっ、なつかしー! とか・・・
たった1年前なのに(笑)

この子達も 随分とおおきくなったなぁ・・・
談笑していると こっちも 去年を思い出します。
「みんなで センセーの家に行くから、まっといてよ!」
「えーーーー!!!」
「ちょっと それは勘弁を!」
そんな 会話をしていたら すっかり会議に行く時間を過ぎて、「ああっ!」のまた会議遅刻ダメ男になっちゃいましたっ💦

ふぅ。 そして 誰も居なくなった教室で・・・

自分は、良くない教師なのかもしれない・・・な。
そんな 心の葛藤が始まりながら、腰の痛みを抑えつつ、職員室へと急ぎました。

腰は痛くって まだ 介護されています。お子達は介護疲れもなく、本日も肩をたくさんたくさん貸してくれました。

勤務時間をとっくに過ぎても会議は終わりそうにありませんので、「ごめんなさい。ちょいとリハビリに間に合わないので・・・いつもごめんね・・・」と言い、病院に急ぎました。

家に帰ると、「じっちゃーん!」と2歳の孫が 飛びついてきました。
子供だましの手品に、ジェットコースターースターごっこに、二人で懐中電灯をつけて夜の展望デッキまで 大冒険?に。

腰が痛いので、よたよたですが、やっぱり 孫も変わった大人?に初めて出会ったようで、随分とハイな気持ちにさせてしまうのは、クラスのお子と同じです。

それがいいのか悪いのか・・・
子供は巧く扱えますが、オトナは 苦手。
ピーターパンシンドローム は この歳になっても 治りませんね(ー_ー)!!

  • メンコ!私も作らせたことあります!!
    真剣勝負になるから面白そうですねー。
    今は勝ち負けとか、順位をつけることとか、許されなくて、主役がみんなとか、わけのわからない劇が行われたりもしますが、社会に出たら、戦いだし、病気とも闘いの時があるし、なんでも勝ち負けが問われることが多くなるのに、このギャップに、心を病む新人社員さんなんかが多くなるんじゃないのかなー。
    昔は、こんな遊びで、真剣勝負だったけどね。

    [ あゆくま ]

    2019/1/26(土) 午後 5:27

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    > あゆくまさん こんばんは。
    はい、たまにはねー。こういう現実的な事を体験しておかないと。メンコでも やっぱりコツが要ります。練習したら巧くなります。昔の遊びを知ろう!と言う立派な教科書ですが、名前だけテストで「メンコ」と書いて点数を稼ぐだけが勉強か?
    昔の子供たちが何故? こんな紙をひっくり返すだけで燃えていたのか・・・
    忠実に体験してもらおうと思いました。

    現代の複雑なゲームに比べて、単純だし単価も安いし、電気代もかからないし故障することもなく・・・

    現代の学校は、クレームを恐れすぎです。波風立たないようにリスクのあることは殆どカット。
    負けることを学ぶのも良し。勝つことの努力を学ぶのも良し。

    何だかきれいごとばっかりの現代の学校ですが、たまには、こういう刺激も良いかと・・・

    努力もしないで、平等主義から与えられたプライド?がやたらに強い子もいます。そういう子に育つと 将来的にも苦しむことになります。
    まぁ、学校のセンセーなど1年無事過ぎればいいのですから。あえてチャレンジする必然性などない・・・って言うことですかねぇ。

    koubejyunntarou

    2019/1/27(日) 午前 0:17

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