ふりむくな ふりむくな 後ろには夢がない ハイセイコーがいなくなっても 全てのレースが終わるわけじゃない 人生のいう名の競馬場には 次のレースをまちかまえてる百万頭の 名もないハイセイコーの群れが 朝焼けの中で 追い切りをしている地響きが聞こえてくる 思い切ることにしよう ハイセイコーは ただ数枚の馬券にすぎなかった ハイセイコーは ただひとレースの思い出にすぎなかった ハイセイコーは ただ三年間の連続ドラマにすぎなかった ハイセイコーは むなしかったある日々の 代償にすぎなかったのだと だが忘れようとしても 眼を閉じると あの日のレースが見えてくる 耳をふさぐと あの日の喝采の音が 聞こえてくるのだ さらばハイセイコー / 寺山修司 ゼミが始まったとき、担当の先生が言われた。 「ふりむくな ふりむくな」と。 続きに何があるのか、全然知らなかった。 考えようともしなかった。ほとんど、忘れていた。 はるさんが記事に書かなかったら、ずっと知らないままだったかもしれない。 偶然に感謝しています。 僕はいま、ふりむこうとしている。 10年前に住んでいた地に戻り、あの日の記憶を取り戻すのだ。 たった10年であったが、生きた土地である。 忘れられないのだ。 ふとしたときに、あの日のことを考えている。 あの日、あの時、あの場所で感じたことは、今も僕の心に生き続けている。 代え難い思い出だ。 いつからか、日常が思い出になっていた。 変わってしまうのは、恐ろしい。 10年前に何もなかったなら、今もあの時と変わらぬ日常を過ごしていただろう。 僕は、少しでも取り戻すため、この冬に帰るのだろうか。 スタートのために戻るんだ。
口ではそう言っている。 けれど、本当は違っているように感じる・・・ |

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