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BIENVENU 海山ヒロの我が家へようこそ
『映画くらい好きに選べ。 3』発売開始!

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はい。どうにか続きを挙げられました。
とはいえ、もう一幕追加してからあげるつもりだったのですが、ちょいと時間がかかりそうなので、先に出来上がったものだけを。

今回はのっけから大人な描写と会話が満載ですので、お子様は決してご覧にならないようお願いします。

第二段階

「そんな顔してどうしました。まさか……、感じているんですか? こんな場所で?」


 テーブルの向こう側からかけられたその言葉に、響子は唇から漏れそうになった荒い息を飲みこんだ。
 先ほどからなんども噛みしめているせいで、ぷっくりした彼女の唇はすでに真っ赤にはれていた。


「それとも―――」


 彼女が今どういう状態でいるかなど、彼女自身よりよほどよく理解しているだろうに。
  京けい は、そのいまどきちょっと見ないくらいの綺麗な黒髪の頭をすこし傾けると、そこで言葉をいったん切った。
 ファミレスすこしくもった窓から差し込む日差しに照らされたその微笑みは、あくまで穏やか。けれど響子にとってそれは、悪魔の微笑みにしか見えない。


「この間、胸を苛められただけでイった事を、思い出しているのかな?」
「っちがっ」


 そして彼女の印象を裏付けるように、彼が美しい黒目を細めて投げかけた言葉は、不穏極まりないものだった。



 打ち合わせをしようと、車で連れてこられたこのファミリーレストランは、響子たちの街にもある全国チェーンのもの。
 ランチタイムならば込み合っていただろうが、昼ごはんには遅く、夕食には早い今の時間ならば、窓際の広いテーブル席を二人で長時間使っていても問題ない様で。時折出入りする客を応対する以外、店員は厨房の奥に引っ込んでいるようだ。
 広々としたフロアにいるのは響子と京以外は、BGMをかき消しそうなほどの声量でのおしゃべりに余念のないママ友集団と、ひとりでぼんやりと窓の外を眺めている年配の男性が、二組いるだけ。

 それでもこんな会話を誰かに聞かれたらと思うと、響子はふせた視線を少しだけあげて、美容師に勧められるままに染めたアッシュ・ブラウンの髪の間からそっと周囲を見回してしまうのだった。


「違う? ならなんで、こんなに震えているんですか?」


 そんな響子の葛藤をじっくりと目線で味わいながら、京がさらに責めてくる。
 言葉だけでなく身体で。
 席に着いてからすぐ、響子のミモレ丈のスカートの中に足先を忍び込ませいたずらを繰り返していた京は、そう言うや否や、彼女の敏感な太腿の内側をすいっと撫であげた。


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