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BIENVENU 海山ヒロの我が家へようこそ
バルト三国から、帰ってきました。

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さぁ、気を取り直していこう。出来ることはやりつくし、いないものはしようがない。出発しよう。
その後、合唱組について行っていた事が分かった「年の頃70代のNさん」を探すのは諦め、観光を続ける事にした我ら一行が向かった先は―――

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エストニア屋外博物館。
タリンの西、「ロッカ・アル・マーレ」地域にある、広いひろ〜い土地に作られた民族博物館である。

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この博物館には、17〜20世紀初頭のエストニア各地に実際に使われていた木造建築が当時のままの姿で移築されている。
見よ!この大きなかやぶき屋根を。恐らくこの建物内で複数の家族血族が暮らしていたのだろう。

何故「おそらく」なんて表現をしているかと言うと、写真を撮るのに夢中になるあまり、ガイドのケルツさんの説明をほとんど聞き流してしまったのだ、もったいない。

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各建物はこんな風に広場を囲むように建てられ、広場には井戸がある。そして屋根はよくよくみれば、藁で葺かれた屋根であった。
恐らくこの藁も小麦ではなく、バルト三国名物・ライ麦の藁だろう。

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ケルツさんを見てもらえばわかるように、現在のエストニアン達は大柄である。しかしこの博物館の建物の入り口や家具などを見る限り、以前は小柄であったのではなかろうか。

158センチしかないわたしでも屈まねば頭をぶつけそうな入口をくぐりつつしたその予想は、後で証明されることになる。

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建物内は、大きな石が敷き詰められていた。こんな大きな石、どこから持ってくるのだろうか。

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天井はごらんのとおりかなり高く、ロフト部分には収穫した麦の穂を束ねて貯蔵していたそうだ。

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その麦の穂は、屋内に造られたかまどの煙でいぶされ、独特の香りがつくことで虫よけと、美味しく頂ける二つの効果が得られた。

のはいいとしても、煙くはなかったのだろうか……?

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ちなみに室内の台所を使うのは、冬季。陽光がさんさんと降り注ぐ夏の間は、外に造られた写真の様な台所で調理をしていたとか。
ケルツさんのその説明をきくまで、このテントの様な形の建物は、トイレだと思い込んでいた。失礼!

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こちらは、エストニアでポピュラーな民族衣装の一つ。原寸大で描かれているそうで、身長は150センチくらい。
やはり近代にはいるまではエストニアンは小柄だったことがわかる。

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この木製のオブジェの各面にそれぞれ違う衣装が描かれており、女性は長いスカートにエプロン。男性はアルプスの羊飼いに似た帽子にズボン姿が主流のようだ。衣装の素材はニット。

ソ連時代にはこれらの民族衣装は着る事を禁止され、作るものも減ってしまったそうで、ケルツさんが高校の卒業記念で着ようと思い立った時には、サイズの問題もあって一から自分で作るしかなかったとか。
おばあさんに機織り機を借りて、3カ月かけて作ったその思い入れ深い衣装は「暑いし蒸れるし痒くなってしまうので、2・3回しか着ていませんね〜」と笑っていた。

そしてもう一つ面白い話をしてくれた。これらの民族衣装を日常的に来ていた頃の「良い嫁」の第一条件は、太い足だったそうな。
何故かと言えば、太い足を持った娘は働き者。大地にしっかり立ち、風雪に負けないだろうと評価され、「私の様なひょろひょろした足では怠けものと思われて、とても結婚できませんでした〜」と、Aラインのワンピースが良く似合うスレンダーなケルツさんが笑っていた。

太い足なら自信はあるが、それでモテてもなぁ……。
しっかり大地を踏みしめている自分の脚をちらりと見下ろし、そう思ったわたしであった。

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日本でもそうだったように、エストニアでも牛や豚は大切な財産。こんなしっかりした建物を家畜小屋として建てて、大事にしていた。
ちなみに今回の食事ではあまりお目にかからなかったが、エストニアで一番おいしいのは豚肉だそうな。

やっぱりあれかな。地域の名にある様に、バルト(森や林と言う意味)の恵みで猪系の生き物が生きやすいのだろうか。

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別の場所で、実際に鶏が買われているのを発見。展示のためか、それとも敷地内にあるレストランで使う為か。

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これは、同じ敷地の倉庫の様にして使われているスペースに展示してあったもの。木枠部分だけ見れば赤ん坊用のベッドのようにも見えるが、石臼だったっけ?

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糸車や何に使われているのか分からない大きな籐(藁かもしれない)の籠、別の場所ではミルクを攪拌してバターを作る桶型の道具もあった。
実際に使う事になればきっとぶーぶー文句を垂れるのだろうけれど、こう言う昔の道具にはほのかな憧れを持っているわたしである。

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