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 痛みのこと、麻痺のことなど、麻酔科・ペインクリニックについてのお話です。
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こんにちは 藤田です。 
ペインクリニックとは? 
 “ペインクリニック”という言葉をあまり聞いたことのない人のほうが多いと思います。病院に行くと内科や外科は当たり前ですが、最近ではリハビリテーション科とかリウマチ科など横文字の標榜もしてもいいようになっています。ところが、ペインクリニック科というのはまだ認められておらず、麻酔科とか麻酔科ぺインクリニックなどと標榜しています。
ペインクリニックの“ペイン”とは「痛み」であり、“クリニック”とは「診療」です。つまり、痛みを診療する科ということです。
神経ブロック
 ペインクリニックでは必要に応じて、神経ブロックを治療に使用します。それを麻酔科に行くと麻酔をされると勘違いしている人がいます。麻酔のためのブロックは局所麻酔といって、目的は手術の時に全く痛みを感じさせないようにすることです。これは、局所麻酔薬の効果時間が過ぎると元に戻ります。しかし、ペインクリニックで施行する神経ブロックは、もともと存在する痛みに対してその痛みをとるために行います。また血流を良くしたり、異常な痛みをとるために交感神経ブロック(自律神経の一つである交感神経を遮断)も行います。
痛みの不思議
 痛みとは不思議なもので、痛みが存在すると悪循環を起こしてますます痛くなったり、いつまでも痛みが続いたり、中には痛みのためにうつ状態になったり、食欲もなくなったりします。そこで、痛みを一時的にでも遮断してやるとその悪循環を抜け出し、徐々に痛みが軽減する場合があります。このような理論のもとにいろいろな痛みを治療するのが“ペインクリニック”です。痛いの、痛いの飛んでいけ!
痛いの、痛いの飛んでいけ!

 子どもの頃に転んで膝などを打った時に、お母さんやおばあさんに“痛いの、痛いの飛んでいけ!”と言って打撲したところをさすってもらったり、押さえてもらったことはありませんか。不思議と痛みが軽くなったと思いませんか。これは、迷信でもなければ気のせいでもなく本当なのです。これも痛みの不思議さで、さすったりする触覚や抑えたりする圧覚などを伝える太い神経を刺激すると、痛みを伝える細い神経の伝わりを抑えて痛みを和らげることがわかっています。このように、痛みとは身近にあるもので、誰もよく解っているように思われていますが、実はほとんど解っていません。その機序の解明のための研究や治療法の開発はほんの最近のことなのです。



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