長文書く用のブログ

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デマ検証じゃない記事久々に書きますね。基本、このブログは「そうじゃないだよあーもう!」っていうやり場のない気持ちの発露に使っているため、そうなっているんだと思います。あ、でもそれで言うならJASRACの記事この前書いたか。前言撤回。

さて、今回取り上げるのは、本日のツイッタートレンドに長い時間現れ続ける、小説家筒井康隆氏の発言。
言わずと知れたSF作家であり、名の知れた『時をかける少女』『家族八景』など七瀬シリーズ、ファンタジー伝記物の『旅のラゴス』、ナンセンスな笑いを提供する『くたばれPTA』や、次元の入れ子構造過ぎる『朝のガスパール』など、著作も多く、ジャンルも多岐にわたります。
そんな彼が、偽文土日碌というウェブ連載日記を連載しているのですが、四月四日付の日記の内容と、その更新をお知らせする広報アカウントにおけるツイートの内容(現在h削除済み)が、大きなバッシングを呼びました。
以下、私のスマホにキャッシュで残っている該当ツイートをそのまま引用します。

…長峰大使がまた韓国へ行く。慰安婦像を容認したことになってしまった。あの少女は可愛いから、皆で前まで行って射精し、ザーメンまみれにして来よう。

えー、これは私の発言じゃないですからね!引用ですからね!まだ戻らないで!嘘だと思ったら偽文土日碌見てくださいよ!

で、この発言、韓国の新聞に取り上げられ、問題発言とされています。と言うか事実問題発言なんですけどね。
そして、トレンドに入っている、ということで分かることですが、この筒井御大の発言に言及される方々が大変多いのですね。

「筒井は元々こういうやつだ」
「こういうやつだからと言って許される発言ではない」
「筒井の発言のキレが落ちた。これでは風刺や皮肉になっていない」
「本人タブーを踏んだつもりが、今じゃありふれたヘイトスピーチの発言になってしまっている」
「時をかける少女を汚されました」

などなど。発言を面白がる人、発言の内容に不快感を示す人、様々いました。見事にカオスです。
ですが、筒井康隆の今回の発言を叩く側も、本人の元来のキャラクター性を元に、叩くのを是としない人も、ちょっと一度状況を整理してほしいんですよ。
以下、整理していきます。

一、ツイートは本人のものではなく、代理人がいる広報アカウントであること
仕事関連のRTと、連載コラムや連載日記の紹介ツイート、あとは(管理人)の署名付き。コラムや日記の内容は本人のものですが、ツイートそのものは筒井康隆本人のものではないと見て間違いないでしょう。
なので、ツイートが削除されたのを、「見損なった」「やるなら突き通せ」という方々は、連載日記そのものは依然として残り続けていることに注目するべきでしょう。
ただ、連載日記更新をツイートする際の引用箇所を、誰が決めているのか。今回のこの大炎上の責任は、そこにもると思えるので、その点も注意が必要です。

二、発言内容そのものは下品であること
面白おかしく読めた人もいると思うんですよ。特に、私みたいな下ネタで笑っちゃう浅ましい(と揶揄されるんだろうなあ)人は、ポリティカルコレクトネス的な、正しさ云々は別にして、あまりにも表現が直球で下品過ぎて、笑ってしまうのです。
ただ、ツイートを見て笑ったというよりは、日記を通して、急にザーメンとかぶっこんでくる筒井イズムに笑ってしまった側面が強いので、下品だから面白いってわけじゃないですが。
で、下ネタやら下劣な表現に抵抗のある人はたくさんいますから、単に「不快だ」と表明する人も当然、数多くいます。そういう人たちに「あいつはああいうやつだから」で済むかどうかは、ちょっと立ち止まって考えなければいけない点でもありますよね。ああ、かえってこの発言がポリコレっぽいな……

三、慰安婦像が政治問題、ジェンダー問題になっていた事実
慰安婦像は、その設置の是非を巡って、日韓で対立している大きな問題であります。
加えて、戦時中の女性の人権問題に密接に関わっている問題であり、軍による強制連行の有無にとどまらない議論が活発にされてきた話題でありました。
そんなデリケートな問題に、急に射精してザーメンなんて言うわけですから、フェミニズム思考を持っている方が、不快どころの騒ぎではない、明確な拒否反応を示したのも当然に思えます。また、政治問題であるが故、この一件を茶化すこと自体が、韓国の慰安婦設置を望む方々の逆鱗に触れる事は言うまでもありません。
そういうタブー性もあって笑えるって言うのも分かるんですが、全員に笑い飛ばせって言うことも出来ないのです。ポリティカル・コレクトネス(差別や偏見をなくす、社会的正しさ)の観点から言うと、批判されてしまうのは、当然であり、批判者を「わかってない」と揶揄するのは、姿勢として違和感を持ちます。というか、笑えたっていうだけで私の人間性が否定されるんじゃないかってすっげービクビクしながら打ってるくらいですから、ホント、ただ笑い飛ばして完結している人は気をつけて欲しいです。

四、ツイッターで呟いたというゾーニングの問題
そもそも、ウェブ連載とは言え、ファンではないと日記をわざわざ読もうなんて人はそこまで多くないと思うのですよ。今回、この件がここまで燃え広がった理由は、ひとえに”ゾーニング”の問題であります。つまり、読者が読むであろう場所で、読者なら受け入れられる表現を用いるのならば、炎上はしなかったと思います。
しかし、一番ぶっこんだ文章が、よりにもよって拡散されるツールである、ツイッターで投稿された。ぶっちゃけ著名人でもこれ以上に差別的な発言をしている人間なんて結構な数いて、SF作家の豊田有恒の最近の著作なんかはまさにそんな例でありましょう。アトムを知っている人間とすればショックであり、読もうなどとは微塵も思わないわけですが、本っていうのは自分からアクセスしない限り、情報が入ってくることはありません。
しかし、ツイッターの拡散力というのは、私が見たい見たくないに関わらず、RTされたら勝手に目に入ってくるわけですよ。汚い表現であろうと、差別的発言であろうと。ああ、なんて人を不幸にするツールであることか。
故に、今回のボーダーレス、タブーを侵す発言と言うのは、そもそもツイッターや、拡散力の強いSNSには向いていないわけで、なのに公式がそれをやってしまったので完全にゾーニングミスです。その点に関して擁護のしようがありません。
ポリティカル・コレクトネスについて言及すれば、ブラックジョークとわかっていても、どこまで容認できるかっていうさじ加減は、個々によって大きく違うわけで、最初からそこら辺が想定できている場ならまだしも、無差別になってしまう場合は、極めて配慮され、毒抜きされた表現が用いられるのが望ましいはずです。
なので、ツイッターという場所には全く向かない抜粋ツイートだったといえるでしょう。

五、筒井康隆の発言を否定しない人々が、必ずしも差別意識を持っていない
私は以前友人宅でサウスパークの劇場版を見たんですが、これが腹を抱えて笑ってしまったんですよ。子供向けのような絵柄で堂々とやる頭の悪い発言、低俗な台詞、差別発言、ド直球を超えて力技過ぎるシモネタの連発。もうね、ヒドイの一言ですよ。
でも、サウスパーク見て笑った人が、元々カナダをバカにしているとか、カナダを嫌うようになったとか、そんなことはもちろんない。言っちゃ駄目だろうってわかっている、つまり、ある一定の倫理観を持っているからこそ、それを踏み越えたやっちまった感が笑いを誘う。これがブラックユーモアなんですよね。ああ、こんな解説をするのがナンセンスなのはわかっているんだよ……
しかし、世の中には確実に、精神疾病とかそう云うのではなく、ジョークやユーモアというのに拒否反応を示す方というのが確かにいるのです。私の身の回りにもいるのです。そういう人が今回の発言見たら、間違いなく起こるでしょうし、見て笑った人にも怒りを向けるのは、ごく自然なことであるよう、私には思えます。だから、少なくとも差別意識があるわけじゃないことは、ちゃんと表明しておきたい。

さて、そんな感じで私が思うことをまとめてみたわけですが、私自身の主張としては、ブラックユーモアやタブーを踏み越えた面白さっていうものは、
①そういった表現や発言が本来はポリティカル・コレクトネスに反しているのにあえてやる痛快さや滑稽さ、怖いもの知らずさを楽しむものであり、
②それら表現や発言は、適切な場で行い、
③それらを理解してくれる人間の前で行う必要がある、と言うことです。
筒井作品の読者にとってこれら条件を満たされている故、楽しめる人々もいましたが、そうでない場合も当然今回出てきています。それが不快という表明になるのは当然ですよね。不快と感じた人はポリコレ棒でバンバン叩きゃいいんですよ。
ただ、連載をやめろ、ペンを折れ、まで行くのは、ちょっと待って欲しい。駄目とわかっていることを、やっても大丈夫とされている場所で、やっても傷つかない人たちの前で行うことは、果たし否定されるべきなのでしょうか?
今は赤線地帯なんてものはないですが、今でも街には風俗街ってものがあるわけですよ。公然で売春を持ちかけるような真似はぶっ叩かれて然るべきですが、こっそりお店に行くくらい、大目に見といてあげましょうよ。(お店での遊び方がなってないって批判ならもちろんなされるべきですが)
今はツイッター担当のスタッフがツイッターを削除したくらいだと思いますが、今後時間が経つにつれ、筒井康隆本人がどんな発言をするかなど、今後も目が離せません。

まとめ
・太田が悪い。



真面目なまとめ
・タブーやブラックユーモアは、本来批判されて然るべきな内容であることもある
・なので、叩くのがおかしい、という指摘はおかしい
・しかし、タブーやブラックユーモアを楽しむ人を叩くのも、発言者を弾圧するのもおかしい
・住み分けして平和にやろうぜ

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