長文書く用のブログ

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六月三日、ツイッターにちらほら回ってきた、JR平井駅における痴漢の疑いにより乗車客同士によるトラブルが発生し、電車が止まった、という騒動。
痴漢の疑いをかけられた男性が線路に逃げ込んだと言ったニュース以後、この手の話題に敏感だったインターネット上では、瞬く間に拡散されます。

とくにニュースになっている話題じゃないので、ツイッターの目撃証言からの推測になりますが、事件の概要としては、以下の様なものだったと思われます。

女性が痴漢の被害を訴える
訴えられた男性が否定する
周囲の目撃者も、男性は吊革につかまり、逆の手ではスマートフォンを操作していたと証言
女性はそれでもなお被害を訴える
男性、周囲が否定する
感情的になったのか、女性が男性に殴るなど暴力を振るう
警察到着する
男性、容疑を否認する
警察、男性に同行(恐らく任意同行)を求める
男性、それも拒否、座り込みを行う
警察来てからは電車止まったままのため、乗客やホームの客から怒号が飛ぶわ飛ぶわ
証人女性(not被害者)も付き添い、男性同行に応じる
男性と警官、車外に出る
ホームの階段で、男性と警官が言い争いを行う

流れとしては以上になります。
また、ホームの階段での男性と警官(と証人女性)の言い争いの様子は、聞き取れる限り書き起こししたので、そちらも記述します。

男性「こっちの方はさ、痴漢だ、痴漢だってことにはさ」
警官「ならないよ」
男性「なるよ!」
警官「ならないよ」
男性「なんで」
警官「だって周りの人がさ、やってないって言っているんだから」
警官「全然ならないですよ」
警官「ちゃんと見てたんでしょ人が」
男性「やってないんだよ」
警官「そんな失礼なことならないんだから」
警官「こんだけ引き締まった状況でね、そんな状況なのに、あのね、そういう風に相手しつこいてって話になるだろうさ」
男性「絶対だからな」
警官「最後までついてること」
警官「初めてなんでしょ?」
警官「あ〜〜〜も〜〜〜」
女性「違うんだよえーほら」
警官「普通近くの人、それは信憑性のあるってことで、ね?」

この会話から分かることは、男性の強い警察への不信感と、警察のうんざりした様子でしょうか。任意同行とは推測しますが、恐らく、男性は社内やホームの怒号を聞いて、他人に迷惑をかけているという重圧に負けて、同行に応じたのではないかと推測します。ここまで警察への不信感がある人が簡単に警察に言いくるめられるとは考えづらいですから。

さて、では本題。現時点では、全くマスメディアに取り上げられている気配はありません。にも関わらず、何故この一件はここまでの騒動になったのか?

一、痴漢や冤罪がタイムリーな話題であった
先に書いたとおり、今痴漢および痴漢冤罪の話題は大変な関心を集めています。トゥゲッターのまとめでも痴漢や痴漢冤罪ネタを見ない日が少ないくらいの勢いです。その上、被害者と加害者が真っ向から対立している図式だったのですから、注目を惹くのも必至だったといえるでしょう。

二、電車を停車させていたことで、多くの人に影響を与えていた
警察が到着してから、男性が任意同行に応じるまでの間、電車は止まりっぱなしだったと思われますが、その間、影響を受けた人は計り知れません。
中でも、車内にいた人やホームにいた人の影響は凄まじく、ピリピリした空気を肌で感じていたはずです。痴漢騒動なんて、悲しいことに今は珍しいことではないですが、男性の座り込みで、電車の止まっていた時間は長くなり(終電間際では五分や十分命取り)、結果影響としても、周囲へのインパクトや話題性も高まってしまったのではないかと思います。

三、スマートフォンの普及により、誰でも一次ソースになることができた
車内やホームにいた人間は、電車遅延の影響を受けるだけでなく、その非日常な雰囲気を肌で感じていたわけで、この高画質カメラとインターネットがワンセットになっている素敵アイテム、スマートフォンが普及している時代ですよ、撮るに決まってるじゃないですか。事実、撮影した動画をアップする人もいれば、その動画に多くのスマホを構えれいる人が映っているわけで。つまり、普及する一次ソース情報が多かったため、大いに広がりやすくなったといえるでしょう。
メディアスクラムはよく批判されますが、一般市民もまたメディアスクラムの加害者になってしまう可能性を、この一件は提示しているように思えます。佐々木俊尚の『当事者の時代』への一考をさせられます。


騒動に至った理由考察は以上になります。正直、この話題を始めてみた時、話題に言及する多くの人が、「強制連行」「強制執行(多分アニメ、サイコパスで使われる用語として)と言った言葉で警察を非難していて、違和感がもんの凄かったです。
先程の騒動になった理由”二”に関しては、男性が座り込みをしていたことに起因するとも言えるので、男性は自分の身を守るあまり、むしろ大衆の注目を大きく引く要因を作ってしまったといえるでしょう。そして、座り込みをしていた理由は、恐らく警察へ、先の話をすれば司法への不信感から来ているものかと思います。
しかし、事情聴取するために任意同行を求めるのが、そんなにおかしい話ですかね。

ここで私が提案したいのが、まず”警察は市民の敵”ではないという大前提を共有することです。今回の痴漢騒動は、冤罪が起こったら警察も司法も助けてはくれない、というイメージの元、男性が座り込み、インターネット上には警察の対応を非難する声も多いです。その側面がもちろんゼロではないところもあるでしょうが、いい切るのもかなりオーバーに思えます。
警察の仕事は当然ながら、冤罪を気にせず市民をしょっぴくことではありません。公権力というのは、市民に配慮する必要が有るため、権力の行使というのが非常に限定的だったり、条件付きだったりするわけですよ。なので、このケースで警察が強制的に男性を連行した、というのは考えづらく、それが可能である現行犯逮捕を想定したとしても、先の書き起こしから察するとそれはないわけです。
では何故警察が任意同行を求めたかというと、痴漢があったかの事情聴取と、痴漢被害を訴えた女性から受けた暴力の事情聴取のためではないでしょうか。いずれにせよ、被害者加害者のどっちかでも警察にお世話になるのですから、その点不思議ではありません。
そしてそうであると考えた場合、最初に痴漢被害を訴えた女性も同行しているわけですが、先程書き起こしの参考にした動画には、どうにも映っていません。ツイッターをあさると、車外で待っていた、警察に連れて行かれたって発言が一件ずつ。裏とりが出来るもんでもないのですが、男性が座り込みをしていた時、既に被害を訴えた女性は警察に従い車外に出ていた、と見ることも出来るでしょう。この点は推測ですが、であるなら、特に警察がおかしいかって言われれば、そうじゃないように思えます。

ただ、強いていうなら、事情聴取は後日でも出来るので、身元の確認を行ってアポイント取ってそのまま帰るなんてことも男性は出来ましたし、男性がそれを知らず座り込みをしていた際に、警察からその提案も出来たはずです。提案が行われたか、男性が身元の開示をして帰宅の意思を示したかは不明ですが、そのどちらも行われなかったからこんな騒動になったのではないかととりあえず考えます。
もし警察から提案があれば、もうちょっと穏便になったであろうに、その点不親切さは感じます。それとも提案できない理由が警察側にはあるのかもしれませんが。

次に共有しておきたいのは、野次馬心による安易な写真や動画撮影の問題点です。
インターネット上に安易に他人の動画や写真をアップロードする事自体、肖像権の観点からあまり歓迎はされない節があります。加えて、今回は痴漢冤罪と言う、犯罪に関わる話題。顔つきでその情報が流布することは、当事者にとって脅威以外の何者でもありません。ときに不適切な中傷を伴うアップロードをした場合、名誉毀損でアップロード者は訴えられる、アップされた人間も名誉を傷つけられる、とルーズルーズの地獄の完成です。
マスメディアは、報道という社会活動を行うという大義名分の元、本来敬遠されるべき写真や動画の撮影を行っていますが、彼らマスメディアもまた、問題があるとBPOに突っ込まれ、社会から大いにバッシングを受けます。
マスメディアのような振る舞いをするのはもちろん自由ですが、マスメディアのように批判の的にされる覚悟がなければ、安易に撮影を行う、アップロードする、と言うのは避けるべきでしょう。

とりあえず共有しておきたいのは、こんなところでしょうか。
痴漢と痴漢冤罪の話題は大変活発にされていますが、男女間の認識の違いだったり、そもそもの司法や警察への無理解、極論の押し付け合いなどで、有意義な議論というのは中々見えてきません。そんな中、今回のような騒動が起こると、それらの議論のダメっぷりに拍車をかけることになります。
冷静に一つ一つ、考えていきましょう。

まとめ
・今回の騒動は、話題性がある時期だった、携帯端末の進化と普及、電車の遅延発生により拡大している節がある
・警察を過度に怖がる必要はないのではないか
・あんま拡散しようって頑張んなくていいんじゃないリスクもあるんだから

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