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中国人ろう者の秀麗さんの通訳のため病院に行くと、受付で秀麗さんと見知らぬ女性が手話で会話していた。
「たいしさん、こんにちは。故郷の友人が遊びに来ていて、ついてきてくれました(笑)お友達の春姫さんです」
春姫さんは快活で社交的な方で、初対面なのに親しげに話しかけてくれた。
しかし・・・・・ 全然、わからない。 秀麗さんに通訳してもらった。 いつもとは、立場が逆転。
春姫さんの手話を見るのと同時に、秀麗さんの手話を見る。 ろう者はいつも、相手の聴者の口元や表情を見ると同時に、手話通訳者を見ている。
この「同時に見る」ということ、ろう者の皆さんは慣れていて、いつも普通にやっているが、立場が逆転して自分がその状況になると、これが非常に難しい。 春姫さんの手話を見て、盗んでやろうと思っていたが、そんな余裕はまったくなし。 逆に、春姫さんの方は、短い時間の中で驚くべき早さで日本手話を身につけて、病院を出る頃には秀麗さんがいなくても簡単な会話ができるほどになった。
「たいしさんは外国人ろう者とコミュニケーションできて、凄いですね」 と褒めてくださる方もおられるが、残念ながら誤解である。
凄いのは相手の方なんや。 |

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