「三億円事件の真犯人」(勝どき書房)

府中三億円事件は、2019年12月10日で、事件から51年となります。

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        (写真は9月25日付朝日新聞と漱石のこころノート)

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◇「勝どき書房」から◇2014/09/25
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◆夏目漱石の「こころ」100年ぶりの連載を終了
 
朝日新聞のオピニオン欄で連載していました、漱石の「こころ」が25日に最終回の110回目を掲載して終了しました。「こころ」は学生時代に文庫本で読んだことがありましたが、最後まで読めず途中で放り投げてしまいました。しかし、今回、100年前と同じように、連載してくれるというので、これを機会に読み直すことにしました。
 
新聞販売店から、無料の「こころノート」を3冊もらいまして、毎日、切り抜いてノートに貼り、使わなかった古い大学ノートに「写経」しました。全部はとても無理なので、毎回一番興味をもった部分を書き写したのです。最初は鉛筆で書いていましたが、学生時代に使っていた万年筆を引っ張り出して使うことにしました。万年筆は書けば書くほど書きよくなります。慣れてくると、すらすらと漱石の文章が流れ出てきました。
 
「こころ」の連載を開始した年は、大正3年です。読んでいくうちに、この小説が明治という時代を描いている、時代小説というか、当時は現代小説だったのでしょうが、漱石が巧みに時代を掴み取っていることに気が付きました。
 
表面的には主人公の尊敬する先生が自殺する前に、主人公あての遺書という形式で書かれています。しかし、これはむしろ、その時代に生きている人たちへの手紙と解釈するべきかもしれません。主人公の青年は、鎌倉の海で先生と出会い、先生を慕って世田谷の家を訪ね、先生夫婦と付き合うようになります。
 
青年が田舎へ帰っている間に、先生から手紙を受け取るのですが、それが先生の遺書なのです。先生は、Kという友人と自分の関係を詳しく遺書に書いているのですが、Kも実は自殺しています。自殺する先生が、自殺したKのことを思い出しながら遺書を書いている、という、粗筋だけでは暗い話に思えますが、Kとの友情や、恋愛の物語が中心で、暗いというよりも、豊かな心理描写に楽しめる内容でした。
 
読んでいくうちに、Kが、その時代を代表する象徴的な人物ではないのか、と想像してみたくなります。漱石は明治という時代を象徴する人物の「こころ」を通じて、当時の日本人に対して、痛烈に危険な時代の到来を予想し、警鐘を打ち鳴らしていたのではないのでしょうか。次は、10月1日から「三四郎」の連載が始まるそうです。これも、しっかり「写経」して、時代を学ぼうと思って、楽しみにしております。
 
○ 時雨酒、明治のこころ呑みあかす(駿星)
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★次回の「夢道サロン」は11月8日の第二土曜日を予定しています。午後2時から勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催しますが、テーマはいつもの自由律俳人「橋本夢道」、再審開始を求めて闘っている「狭山事件」のほか、参加者の持論(2論)をサロン(3論)で展開して、世論(4論)をつくることを目標に。そして、その内容をFBなどで発信していきたいと思っております。参加費無料。参加される方はメール、または電話をお待ちしております。 
syunsei777@ybb.ne.jp   090-8024-5610
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 ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら
 かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。
◇最新刊・全国で好評発売中。定価本体3200円。 
http://amzn.to/Ki1dhf
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『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
 ◇第2版・全国の書店で発売中    定価1700円・税別
 
http://www.geocities.jp/syunsei777/page026.html
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『橋本夢道物語  妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』
  殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ
 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯
  ◆最新刊◇全国の書店で好評発売中 定価1900円・税別
  
http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html
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『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
 ◇在庫がないため一般書店では築地の弘尚堂書店で。1800円税別
  「アマゾン」の中古本でも購入できます。
  
http://www.geocities.jp/syunsei777/page019.html
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『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ
 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。
  ◇全国書店で発売中  定価1900円・税別
  
http://www.geocities.jp/syunsei777/page002.html
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『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁
 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し舞台を埼玉に移したパロディ小説
◇全国書店で発売中 定価本体2300円・  
http://p.tl/S1VL
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★☆ 著者への連絡は  syunsei777@ybb.ne.jp
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