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(写真は9月25日付朝日新聞と漱石のこころノート)
◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★☆★☆★☆★☆◆◆ ◇「勝どき書房」から◇2014/09/25 ◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★☆★☆★☆★☆◆◆ ◆夏目漱石の「こころ」100年ぶりの連載を終了
朝日新聞のオピニオン欄で連載していました、漱石の「こころ」が25日に最終回の110回目を掲載して終了しました。「こころ」は学生時代に文庫本で読んだことがありましたが、最後まで読めず途中で放り投げてしまいました。しかし、今回、100年前と同じように、連載してくれるというので、これを機会に読み直すことにしました。
新聞販売店から、無料の「こころノート」を3冊もらいまして、毎日、切り抜いてノートに貼り、使わなかった古い大学ノートに「写経」しました。全部はとても無理なので、毎回一番興味をもった部分を書き写したのです。最初は鉛筆で書いていましたが、学生時代に使っていた万年筆を引っ張り出して使うことにしました。万年筆は書けば書くほど書きよくなります。慣れてくると、すらすらと漱石の文章が流れ出てきました。
「こころ」の連載を開始した年は、大正3年です。読んでいくうちに、この小説が明治という時代を描いている、時代小説というか、当時は現代小説だったのでしょうが、漱石が巧みに時代を掴み取っていることに気が付きました。
表面的には主人公の尊敬する先生が自殺する前に、主人公あての遺書という形式で書かれています。しかし、これはむしろ、その時代に生きている人たちへの手紙と解釈するべきかもしれません。主人公の青年は、鎌倉の海で先生と出会い、先生を慕って世田谷の家を訪ね、先生夫婦と付き合うようになります。
青年が田舎へ帰っている間に、先生から手紙を受け取るのですが、それが先生の遺書なのです。先生は、Kという友人と自分の関係を詳しく遺書に書いているのですが、Kも実は自殺しています。自殺する先生が、自殺したKのことを思い出しながら遺書を書いている、という、粗筋だけでは暗い話に思えますが、Kとの友情や、恋愛の物語が中心で、暗いというよりも、豊かな心理描写に楽しめる内容でした。
読んでいくうちに、Kが、その時代を代表する象徴的な人物ではないのか、と想像してみたくなります。漱石は明治という時代を象徴する人物の「こころ」を通じて、当時の日本人に対して、痛烈に危険な時代の到来を予想し、警鐘を打ち鳴らしていたのではないのでしょうか。次は、10月1日から「三四郎」の連載が始まるそうです。これも、しっかり「写経」して、時代を学ぼうと思って、楽しみにしております。
○ 時雨酒、明治のこころ呑みあかす(駿星)
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