「三億円事件の真犯人」(勝どき書房)

府中三億円事件は、2019年12月10日で、事件から51年となります。

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  ◆写真は「夢道サロン」のかさはらパーちゃん
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  ◇「勝どき書房」から◇2015/03/16
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◆昼の子よ傷は童話の中にあり(信田紅穂)

3月14日の第9回「夢道サロン」の持論紹介は、まずかさはらパーちゃんの話から。パーちゃんは、勝どき書房が昨年末刊行したばかりの信田廣保(紅穂)さんの本「心思出会い―俳句往来・雑唱―」を読んでくれて、その感想を話してくれました。新俳句人連盟の書記長までした信田さんが、「わたしは俳句は下手だから」と謙遜しているのですが、どうして、どうしていい句がたくさんあります。といって、この「昼の子……」と、

○ 強北風(つよぎた)の老母背骨を曲げつくし(紅穂)
○人の和を得てよき町や夏祭り(紅穂)

の三句を紹介してくれました。パーちゃんがいい句だというと、確かに味わいのある傑作に思えてきました。信田さんの句は編集したものとして、一通り読んではいますが、この三句を発見する力はわたしにはありませんでした。さすがに、俳句一筋に生きているパーちゃんの眼力は違います。特に、「昼の子……」は、現代の子どもたち全てに通じる、なにかを訴えているような、典型性を感じることができる、とパーちゃんはいうのです。「童話」というもの、それが何か、読む人によって違う印象があるでしょうが、それこそが、この句の持つ魅力だそうです。信田さんには、さっそく手紙を書いて報告することにします。きっと、喜んでくれることでしょう。
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◆写真は「心思出会い―俳句往来・雑唱―」の表紙

○甘いもの拡げて丈母春灯下(パーちゃん)
○引く白鳥岳父は悔いてばかりいる(パーちゃん)

この二句は、パーちゃんが最近作った句として、紹介してくれました。養子として妻の美樹さんと暮らすようになったパーちゃんとしては、丈母と岳父のことがいつも気になるのでしょう。親というものは、子供がいくつになっても、子供のままなのですね。でも、パーちゃんが美樹さんの側にいつもいるので、安心してください。パーちゃんは丈母、岳父といいながら、実は美樹さんの目で両親を見ている、その優しさを感じさせてくれます。難しい言葉を遣わないのに、深いものがある句だと思います。

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◆写真は俳人の宮崎直樹さん
○累らんの国にはつ音絶つひやうが降る(直樹)
○三・一〇もうひと勝負の魂振や(直樹)

参加してくれた、もう一人の俳人、直樹さんは、最近作ったこの二句を持ってきてくれました。「累卵」という不安な国の状況に、春が来たかと思ったら、雹が降ってきてしまった、という、なんともいえない現代の日本というか、世界の状況を詠んでいます。直樹さんは、それを「ひらがな」で、さらに音としての深い響きを感じさせてくれます。種田山頭火の「うしろすがたの しぐれていくか」の句を紹介して、その味わいかたを教えてくれました。この句も、「後姿、時雨」という漢字を遣わずに、あえてひらがなの、音の響きで情景を見せようとしているのでしょうか。勉強になりました。

○ 三月十日、ひとりぼっちのスカイツリー(駿星)
○ 戯作者が鮹の足喰う時雨酒(駿星)
○げさくしゃがたこのあしくうしぐれさけ(駿星)

わたしが、この日持ってきたのは「三月十日……」の句ですが、昔作った句「戯作者……」を山頭火流にひらがなにしてみました。どうでしょうか。
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★次回の「夢道サロン」は2015年5月9日(土曜日)午後2時から4時の予定です。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。テーマは特に決めません。自由律俳句の「橋本夢道」「狭山事件」「憲法・政治」「邪馬台国」など、参加者が自由に語るテーマを中心に進めたいと思っています。そして、その内容をブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで発信したいと思っております。参加希望の方は事前にメール、または電話をください。 
syunsei777@ybb.ne.jp   090-8024-5610
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 ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
 ◆本にしたい原稿がありましたら、どうぞご相談ください。
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『心思出会い―俳句往来・雑唱―』信田紅穂著・四六判並製400頁
 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉
俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、奥さんの句、
東急電鉄で安全衛生管理担当をしていた時代の論文、随筆、終戦前
後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出、新聞への投稿な
ど、人との出会いを大切にしてきた著者の自分史的な内容です。
◇初版・書店には置いてません。勝どき書房で直売のみ。
      頒価3000円(税・送料込み)。 
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら
 かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。
◇最新刊・全国で好評発売中。定価本体3200円。 
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『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
 ◇第2版・全国の書店で発売中    定価1700円・税別
 
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『橋本夢道物語  妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』
  殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ
 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯
  ◆最新刊◇全国の書店で好評発売中 定価1900円・税別
  
http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html
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『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
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『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ
 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。
  ◇全国書店で発売中  定価1900円・税別
  
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『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁
 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し舞台を埼玉に移したパロディ小説
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★☆ 著者への連絡は  syunsei777@ybb.ne.jp
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