「三億円事件の真犯人」(勝どき書房)

府中三億円事件は、2019年12月10日で、事件から51年となります。

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     ●写真は、三億円事件の発生を伝える映像と「三億円事件の真犯人」の表紙 

■□勝どき書房□■□■□■□■□■□■□
   ★〜「三億円事件の真犯人」〜★ 
          2019/08/03
□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■

  ◆「三億円事件の真犯人」座談会
   犯人は埼玉を突き止めた上月町子探偵と
    南瓜大玉先生・殿岡駿星が語る◆

殿岡駿星 本日は「三億円事件の真犯人」で活躍された週刊誌記者の上月町子探偵と「南瓜大玉の日の本國憲法私案」の著者南瓜大玉先生、そして勝どき書房編集長のわたし殿岡駿星が、三億円事件について話合う、座談会を開催したいと思います。では、まず、南瓜大玉先生から、どうぞ。

南瓜大玉 「三億円事件の真犯人」を読んで、まず感じたのは、上月町子さんは、犯人が埼玉県に住んでいると分かったのに、びっくりした。なぜ、埼玉だと分かったのだろう。その辺りについて聴きたいね。

上月町子 それは、三億円事件が府中市を中心として、ボーナスを奪われた東芝府中工場、三億円の現金を輸送していた、大洋信託銀行国分寺支店、三億円を強奪された府中刑務所脇の道路、犯人が準備していた車の駐車場があった小金井の本町団地などの現場を分析した結果です。

駿星 これらの現場を分析した結果が埼玉なのですか。

南瓜 事件は府中刑務所で発生している。その周辺、たとえば立川とか、多摩地区、小平、新宿とか、埼玉でなくても、いろいろとあるだろう。なぜ、埼玉となるのかね。

上月 問題は、第4現場とされている、小金井の本町団地なんです。

駿星 本町団地がなぜ、埼玉に?

南瓜 本町団地には、第2カローラが置いてあった。事件から半年後に見つかったんだな。

上月 それ以外に、プリンススカイラインが2台、ホンダオートバイ、それから、近くの住宅駐車場にはブルーバードが見つかっています。いずれも、三億円事件の犯人が置いたと思われています。

駿星 たしかに、たくさんの車が発見された。

南瓜 しかし、それが埼玉へと通じるヒントとなったのかね。車がたくさん見つかっただけで、なんで埼玉なんだね。

上月 わたしは、これらのたくさんの車が、三億円事件に関連していて、犯人は、ここを駐車基地として利用していたと推理しました。

駿星 仮に、本町団地が駐車基地だったとしてですね、それが埼玉とどう繋がるのでしょうか。

南瓜 そうだ。埼玉と結びつく理由にはならない。

上月 本町団地の位置を考えてみてください。仮に、犯人が立川に住んでいたとして、本町団地に車を置いたら、府中刑務所で現金を奪い、それから、わざわざ小金井の本町へ戻って、そしてもう一度、府中刑務所の前を通って、立川へ戻らなければなりません。わたしは、本町団地にたくさんの車を置いた理由は、自宅から現場へ向かう途中に便利な位置だったと考えたのです。ですから、立川の少年Sは無関係と分かるのです。

駿星 すると、犯人は自宅から本町団地に車で来て、ここで盗んだ車に乗り換えて、犯行現場へ行ったというのですか。

上月 そうです。そのためには、本町団地には、プリンススカイライン2台、カローラ2台、ホンダオートバイ、ヤマハオートバイ、近くにブルーバードを配置していたのだと考えたのです。実際に犯行の日、1968年12月10日は、カローラ、ヤマハオートバイを使用し、その他の車は本町団地に置いたままでした。それは、逆説的にみると、府中刑務所の前から本町団地を通過して、その先は小平市、東村山市、所沢市となるのです。

南瓜 それで、埼玉となったのかね。しかし、上月さんの推理では、埼玉の美吉野町の農家となっている。東武東上線の池袋から準急で30分、ひかり台駅から車で10分ぐらいとなっているね。そこまで具体的に犯人の住んでいる家まで特定できたのは、なぜだろう。

上月 それは、さらに深く調査をした結果です。その辺りは、「三億円事件の真犯人」を読んでいただきたいのですが、当時埼玉で起きていた事件を調べて分かったのです。事件にかかわって巨額なお金が必要だという条件ですね。

駿星 では、町子さんは、三億円事件が、何か別の事件と関連がある、というのですか。

上月 そうですね。3億円もの巨額のお金を必要とする事件です。

南瓜 現代の貨幣価値にして、40億とも50億ともいわれている金額だ。そんな金を必要とする事件とは、いったいどんな事件なんだ。

上月 その内容は、読んでいただけば分かるはずです。何もかも話してしまったら、読者の楽しみを奪ってしまいますからね。

駿星 きょうは、このぐらいにして終わりにしたいと思います。南瓜さん、町子さん、ありがとうございました。

「三億円事件の真犯人」は、勝どき書房で直売しています。郵便振替で送金、申し込んでいただければ、直送します。送料込みで2000円です。
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          2019/07/09
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  ◆「三億円事件の真犯人の家の前を歩いてきました」
    読者S氏からの連絡「危険だからやめてください」◆

先日、広告代理店に勤めるサラリーマンS氏から「三億円事件の真犯人の家の前を歩いてきました。犯人生きていましたよ」という連絡をもらった。わたしの著作「三億円事件の真犯人」を読んで、実際に家の前まで行ったのだ。

わたしは、びっくりして「それは危険だ。やめてください。絶対に家には近付かないでください」といいました。「三億円事件の真犯人」に書いてある通り、犯人の自宅は、東武東上線池袋から、準急で30分乗った小さな駅で下りて駅から歩いて30分の田園地帯にある。

その駅名は書いていないが、S氏は、本を読んで、いろいろ検討した結果、その駅が分かったらしく、実際に家の場所を特定したそうだ。辺りは明治時代に開拓した田園地帯だ。農地の中を走る一本道に家々が並んで建っている。その中の一軒が犯人の家だが、S氏はすぐに見つけたらしい。

農家がズラリと並んでいるのに、なぜ犯人の家だと分かったのか? S氏は「他の農家と犯人の家は塀が違っていた」という。たしかに、その辺りの農家は、生け垣かブロック塀がほとんどだ。しかし、犯人の家の塀は、鉄筋コンクリートで、高さが1メートル70センチもある。それほどの、しっかりした塀がなぜ必要なのか、S氏は首をひねったそうだ。

門は附近の農家とほとんど同じで、特にお金をかけた様子はない。中庭も、主屋も物置も駐車場も、特に豪華な感じはしない。ところが、塀だけが異常にしっかりしている。S氏は、無意識に家を守ろうとしているのではないか、と考えた。そして、しばらく家の前で、様子を見ていた。すると、犯人らしい老人が出てきて、農作業を始めた。その顔が、間違いなく、本に出て来る犯人にそっくりだった。

しかし、S氏は恐くなって逃げ出した。犯人が大きな鋭い目で、睨んだそうだ。すでに、80歳を超しているが、その面影はある。「三億円事件の真犯人」に、犯人の人相が書いたが、目が大きく、細面でヒゲがなく、身長は168センチ、ぴたりだった。知能指数が160を超すといわれていたので、老人でも冴えた顔をしている。S氏はひと目見た瞬間に分かった。

わたしは、S氏に「ご承知の通り、三億円事件は単なる多額強盗事件ではない。その裏に人の命が関わっている。安易に近付くと危険だ」といった。S氏は「分かっています。ですから、すぐに逃げてきました」といったのです。

しかし、それにしても塀を見ただけで、犯人と分かったのは素晴らしい。S氏にいうと彼は「塀というものは、それほどお金をかけません。この附近の農家は生け垣がほどんどです。それも、低いです。ところが、犯人の家の塀はコンクリートでした。それも、道路に面したところだけでなく、裏庭のところまで塀で囲んでいました。近所の農家は、裏まで塀がないのです。生け垣もなく、裏はそのまま藪になっています。ところが、犯人の家だけは、裏に回ってもしっかりしたコンクリートの塀が屋敷を囲んでいるのです。塀にこれだけ金をかけられるのは、よほどの金銭的な余裕がないでできませんからね」という。

もしかすると、真犯人はまだ何かにおびえているのではないだろうか。事件から50年は過ぎているが、まだだれかから脅されているのではないか。「三億円事件の真犯人」では、犯人を脅した男が1億以上を受け取って、その後は1円も要求していないと書いている。しかし、それだけでなかったのかもしれない。

それに、三億円事件を調べていた男が、犯人の家の近くで行方不明となり、その後にどこかで死体となって見つかった、という事件も起きているらしい。それに近い話は、いくらでもあるのだ。中には、犯人の家に忍び込み、金を奪おうという男がいたかもしれない。そんなこんなで、立派なコンクリートの塀が必要なのだろうか。

犯人はなにも言わないが、コンクリートの塀は何かを語っているように見える。とっくに時効になっているので、警察に追われる心配はない。しかし、まだまだ真犯人にしてみれば、脅される心配はあるのだろう。

ところで、「三億円事件の真犯人」は、勝どき書房で直売しています。急いで読みたい人は、郵便振替で送金、申し込んでいただければ直送します。送料込みで2000円です。
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             2019/03/22
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     ◆「三億円事件の真犯人」が告白
      犯人は埼玉に住んでいた!
        東武東上線池袋から30分◆

週刊誌記者の上月町子さんは、三億円事件を調べた結果、埼玉県のある都市に住んでいる70歳代の老人が事件について詳しく知っていると分かった。それで、事前に電話でアポを取ってから、その家を訪ねる。老人の家は、東武東上線池袋から、準急で30分乗った小さな駅で下りて駅から歩いて30分の田園地帯にある。

玄関のブザーを押すと、老人はすぐに出てくれて、町子さんを応接間に招いた。老人は明るい顔で、町子さんに話しかけた。「なぜ、ワシが三億円事件について詳しいと分かったのかね」と聞いてきたのだ。町子さんは、数年かけて調査した結果を説明した。すると、老人は「びっくりしたよ。これまで、ワシのところに、三億円事件について取材に来たマスコミも、捜査に来た刑事もいなかった。おそらく、死ぬまでだれもワシに会いには来ないだろうと思っていたよ」というのだった。

それから、老人は話し始めた。「町子さん、実はワシが三億円事件の犯人なのだよ」といって、事件について詳しく説明した。ただし、老人は「ワシの話を記事にしてくれてもいいが、ワシの住所と本名だけは内緒にしてくれ。それが条件だ」という。もちろん、町子さんは約束した。それから、事件のすべてについて説明してくれたのだ。

その話の内容は、これまで多くの本や映画で描かれているような安易な筋書きではなかった。三億円も強奪するには、それだけの理由があるのだ。最近、インターネット上で「府中三億円事件を計画・実行したのは私です」というタイトルの小説が投稿サイトに連載されたそうだが、偶然3億もの金を奪ったような話ではない。

著者は、週刊ポストの記者から取材を受けた。昨年10月26日号の週刊ポストに、その記事が掲載された。<三億円事件・真犯人小説の信憑性>と題する記事には、小説の内容とそれについてのジャーナリストの反応が載っている。
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         ●写真は三億円事件について報じた週刊ポストの記事。

◆「三億円事件の真犯人」の著書を持つジャーナリスト・殿岡駿星氏は「事件発生から10年とか、20年とか、そいういった節目に過去にもこういった告白はあった。作中のSという少年が犯人という説は根強いです。だが、この手記はSが犯人ではないという。この説には私も同意するところがあり、新しい視点ともいえます。ただ、細部の記述が少ない。本物と言うなら、強奪されたナンバーが判明している500円札を見せてもらいたい」

以上が掲載された記事のコメントだ。それにしても、三億円事件の犯人だとしたら、現在どこに住んでいるのか、当時年齢は何歳だったのか、身長は何センチなのか。購読していた新聞は?血液型は?そして、なぜ東芝府中工場のボーナスを狙ったのか?なぜ、三億円もの現金が必要だったのか?共犯がいるなら、現金をどのように分けたのか、というような事実を説明できるはずだね。それが説明できない真犯人はいないだろう。
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               ●写真は三億円事件発生を報じる当時の新聞記事。

三億円事件は半年前からスタートしている。多摩農協強迫事件との関連も説明できないといけないね。それから、真犯人はこの事件の実行のために、プリンススカイライン、ブルーバード、カローラ、ホンダオートバイ、ヤマハオートバイなどを盗んでいるが、どのようにして、盗んだのか?そして、なぜそんなにたくさんの車が必要だったのか、その説明もできるはずだ。

一言でいうと、三億円事件の真相を語ったのは、これまでも、これからも、「三億円事件の真犯人」しかないのだよ。

ことしの12月10日は、事件から51年目となる。1968年(昭和43年)12月10日に府中市で、白バイ警官に変装した男に、東芝府中工場従業員4000人分のボーナス、三億円を運んでいる現金輸送車を強奪した。たった、3分間で3億円、現在の貨幣価値でいうと40億とも50億ともいう莫大な現金強奪だ。一滴の血も流さず、銀行員をだまして大金を奪った、それも警察官に変装した男だ。

世間では英雄扱いだった。もともと、「三億円事件の真犯人」を書こうと思った動機は、自殺した警察官の息子少年Sは事件に関係ない、少年Sのえん罪を証明したいと取材を開始したのだ。少年Sは立川の暴走族のリーダーで、オートバイを乗り回し、窃盗の容疑で逮捕された経緯があった。父親は警視庁の幹部警官だった。事件直後に府中署の刑事たちの間で「犯人は少年Sだ」という声が出ていた。

しかし、現金が入っていたアタッシュケースに父親の警察手帳が残っていた、というでっち上げを証言するようなジャーナリストの話に、作家が引っかかるようなヘマはいけない。

だいたい、いまの3億円と価値が違う。当時の1人暮らしのワンルームの家賃が6000円ぐらいだった。鰻丼が200円で食べられたし、ラーメンが50円、味噌ラーメンが80円だった。現金で3億円があれば、利息だけで一生楽に暮らせるといわれていた。真犯人ならば、その使い途をきちんと説明できるはずだね。

時効までの7年間、警察が怪しいとみた容疑者は12万人。オートバイを乗り回していたり、学生運動をしていたり、暴走族のメンバーだったり、急に金遣いが荒くなったという噂があったりした、男たちが次々府中署に呼ばれて取り調べを受けた。

多摩地区だけではない。関東各地の不審者を調べた。問題は、犯行のあった12月10日のアリバイだ。12万人の中に、曖昧な供述をして、アリバイがはっきりしない場合は、家宅捜索し、周囲の友人らを徹底的に捜査した。だから、事件に関係があれば、取り逃がすようなヘマはしない。結果、この12万人の中に犯人はいなかった。もちろん、少年Sも無実だ。

上月町子さんの捜査は、事件を心理的に分析して、残されたデータを一つひとつ解析し、真犯人を割り出した。そして、ついに、東武東上線池袋から準急で30分の駅にたどり着いた。

事件直後に府中署の刑事たちの間で「犯人は少年Sだ」という声が出ていた。ただ、警官の息子なので簡単に取り調べはできない。そこで、父親に「あす、府中署に任意で呼んで取り調べさせてほしい」と頼んだ。ところが、翌朝、自宅に刑事が訪ねて行くと、少年は青酸カリを飲んで自殺していたのだ。犯人でなければ自殺する必然性がない、というジャーナリストがいる。父か母に殺されたと推理するジャーナリストもいる。息子が警察に疑われたという理由で親が息子を殺すかね。むしろ、父親に「おまえがやったのか」と疑われて、悔しくて自殺したというのが本当ではないか。

少年が自殺すると刑事たちは「これで、この事件は迷宮入りだ」といって、すっかりやる気をなくしてしまった。日の本一といわれる、偉大なる探偵小説作家松本清張さんが、ある週刊誌に「少年Sが怪しい」という内容の記事を書いたので、多くのジャーナリスト、警察関係者もそう信じてしまったのだ。情けないとしかいいようがない。

2017年9月7日に、BSスカパーに出演し、三億円事件について推理した。この番組に出たのは、ほかに2人、ベテランのジャーナリストだ。2人は、そろって少年Sを犯人と推理した。清張さんが間違えるはずはない、と思い込んでもしかたない。自分でものを考える力がないのかね。

上月町子さんが突き止めた男は70歳を過ぎていた。事件から40年だった。あれから、10年が過ぎているので、現在は80歳だ。この事件を謎のままにしておいていいとは思わない。未解決のままの方がロマンがあっていいかもしれない。でも、莫大な現金を必要とした事件の裏には、恐ろしい秘密が隠されていると想像できないかね。

おそらく、事件の真相を知ったら、その恐ろしさにとても耐えられないという人もいると思う。この事件は、一滴の血も流さず、わずか3分間で現金輸送車を奪った、英雄的な犯人ではなかったのです。血が流れているのです。人も死んでいるのです。

さて、「三億円事件の真犯人」は、まだ在庫がありますので、本屋さんに注文していただければ購入できます。ただ、1、2週間ぐらいかかるでしょう。もし、急いで読みたい場合は、勝どき書房で直売します。郵便振替で送金、申し込んでいただければ、直送します。送料込みで2000円です。 郵便振替 00120-9- 538001 資)勝どき書房
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◆「夢道サロン」第33回は5月11日(第2土曜日)午後2時から5時まで、勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「歴史」など。その内容はブログ「夢道サロン」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料。初めて参加希望の方は事前にメールをください。 syunsei777@yahoo.co.jp  
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◆「自由俳句の会」は4月13日に発会します。参加希望者を募ります。メール投稿も可能です。原則として偶数月の第2土曜日午後2時から、勝どき書房「橋本夢道資料室」で開く予定です。「自由俳句の会」は、季語や、五七五のリズムにこだわらず、自由な気持で俳句を作り学ぶ会です。戦前、「昭和俳句弾圧事件」で検挙された月島に住む橋本夢道は「大戦起るこの日のために獄をたまわる」「妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね」という句を作っています。夢道の作品を学び、また自作発表の場としたいです。遠くにお住まいの方は、俳句だけでなく短歌、詩の好きな人もぜひ参加してください。年会費は1000円です。
    メール syunsei777@yahoo.co.jp  殿岡駿星
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◆「新聞記者はなぜ殺されたのか」殿岡駿星著・46判並製・328頁
 毎朝新聞さいたま支局記者が殺され、さいたま困民党を
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                ●写真は、「三億円事件の真犯人」を報じる週刊ポストの記事 

■□勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■□
   ★〜「三億円事件の真犯人」〜★ 
               2018/12/10
□■□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■

     ◆三億円事件から50年
     週刊ポストの取材を受けた殿岡駿星
      ネットで話題の「真犯人小説」を批判◆

最近、インターネット上で「府中三億円事件を計画・実行したのは私です」というタイトルの小説が投稿サイトに連載されたそうです。それが、このほど出版されたそうですね。その内容について、週刊ポストの記者から取材を受けました。最近発売された10月26日号の週刊ポストに、その記事が掲載されたので報告します。
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<三億円事件・真犯人小説の信憑性>と題する記事には、小説の内容とそれについての、わたしを含めてジャーナリストの反応が載っています。小説は「白田」というペンネームで、主人公は「三億円が入っていたとするアタッシュケースの中に警察手帳を入れた」という記述があり、それが主人公と共に現金強奪を計画した親友Sの父親のものだそうです。

しかし、実際の犯行にはSは参加せず、主人公とSの恋人京子という女性だったという。これについて、わたしは、小説に信憑性がないと批判しています。記事の内容を紹介します。

◆週刊ポストの記事から、殿岡駿星のコメント◆

「三億円事件の真犯人」の著書を持つジャーナリスト・殿岡駿星氏は「事件発生から10年とか、20年とか、そいういった節目に過去にもこういった告白はあった。作中のSという少年が犯人という説は根強いです。だが、この手記はSが犯人ではないという。この説には私も同意するところがあり、新しい視点ともいえます。ただ、細部の記述が少ない。本物と言うなら、強奪されたナンバーが判明している500円札を見せてもらいたい」

以上が掲載されたコメントです。わたしが書いた「三億円事件の真犯人」(勝どき書房刊)では、真犯人は埼玉県に住んでいます。その事実を知った上月町子という週刊誌記者が、埼玉県の自宅を訪問し、真犯人の告白を受けるという物語です。書かれている三億円事件につてのデータを事実のままです。真犯人の告白がその事実を裏付ける内容になっています。

さて、白田氏が本当に真犯人ならば、現在どこに住んでいるのか、当時年齢は何歳だったのか、身長は何センチなのか。購読していた新聞は?血液型は?そして、なぜ東芝府中工場のボーナスを狙ったのか?なぜ、三億円もの現金が必要だったのか?共犯がいるなら、現金をどのように分けたのか、というような事実を説明できるはずです。

事件現場と自宅を何度も往復しているはずですから、白田氏が真犯人ならば、自宅の場所は重要なデータで説明が必要です。自宅の方向、距離が事件を成功させる重要なデータになるのです。当時購読していた新聞も重要です。それは、銀行への強迫に新聞を利用しているからです。血液型も、脅迫状の切手から分かっています。白田さんは、何型なのでしょう。それから、現金3億円を奪う相手として、東芝府中工場のボーナスを狙うには、それなりの動機があったはずです。その説明も真犯人ならできるはずです。奪ったら結果的に3億円あった、というような偶然の事件ではありません。

共犯がいたら、奪ったお金は分配しますね。この分配の仕方で、仲間割れする例はあります。親分が9割取って、手下は1割となったりすると、手下は必ずといっていいほど、警察にたれ込みます。それで、バレた強盗事件は多いのです。では、3億円事件の場合は、共犯にどう分けたのでしょう。「お金は目的ではない」なんて、とぼけた話は真犯人ならしないはずです。間違いなく、これはお金が目的です。その動機を説明していない白田氏の「告白」はとても真実とは思えないという結論です。
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               ●「三億円事件の真犯人」のカバー・帯

さらに、三億円事件は、その準備段階で半年前から多摩農協の脅迫事件をスタートさせています。数回の多摩農協強迫事件は、何のためだったのでしょうか。わたしが書いた「三億円事件の真犯人」では、その問題を丁寧に、合理的に説明しています。「わたしが三億円事件の犯人です」と言い切るなら、多摩農協の強迫の意味を説明できますね。もし、そんなの説明する必要ない、というなら事件の真相を語ったとはいえません。

次に「三億円事件の真犯人」にも書いていますが、真犯人がなぜ、最初にプリンススカイラインを盗んだのか説明してほしいですね。真犯人は、三億円事件を成功させるために、プリンススカイライン、ブルーバード、カローラ、ホンダオートバイ、ヤマハオートバイなどを次々盗んでいます。実際に犯行に使用したのは、2台のカローラとヤマハオートバイですが、なぜそんなにたくさんの車を盗んだのでしょうか。また、オートバイはヤマハ以外に、もう一台、ホンダも盗んでいます。その理由はなぜですか。それも、きちんと説明してほしいですね。本当に犯人ならばです。

一言でいうと、三億円事件はそんな簡単に告白できるような軽い事件ではないのです。この白田氏の「府中三億円事件を計画・実行したのは私です」というネットに流れ、最近出版された小説は事件の真相をほとんど知らない人が書いたとしかいいようがないですね。そういうロマンチックな物語はこれまでも、たくさん出版されていますけど……。

とうとう12月10日で、事件から50年目となりました。府中市で、白バイ警官に変装した男が、東芝府中工場従業員4200人分のボーナス、三億円を運んでいる現金輸送車を強奪しました。当時は、たった、3分間で3億円、莫大な現金強奪です。一滴の血も流さず、銀行員をだまして大金を奪った、それも警察官に変装した男です。まるで英雄あつかいでした。しかし、わたしは英雄だとは思っていません。

たしかに、現実に犯人が府中の刑務所横に現れ、消えるまでは3分間でした。3分間で3億円を奪ったのは事実です。しかし、その3分間だけの簡単な事件ではありません。事件はもっと、もっと長期間の準備の経過があったのです。3億円を稼ぐために、考えに考えた事件なのです。半年前に多摩農協を脅迫して、たくさんの車を盗みました。とても、19歳の少年ができる事件ではありません。それに、現場の目撃者の証言から犯人は少年ではないのです。ところが、世間では少年、それもモンタージュにそっくりの暴走族と思われています。それは違います。

もともと、わたしが「三億円事件の真犯人」を書こうと思った動機は、自殺した警察官の息子少年Sは事件に関係ないはずだ、少年Sのえん罪を証明したいと取材を開始したのがスタートです。少年Sは立川の暴走族のリーダーで、オートバイを乗り回し、窃盗の容疑で逮捕された経緯がありました。

父親は警視庁の幹部警官です。事件直後に府中署の刑事たちの間で「犯人は少年Sだ」という声が出ていました。しかし、現金が入っていたアタッシュケースに父親の警察手帳を残すようなヘマをする犯人ではありません。現金が入っていたジュラルミンのケースには、何も残っていません。なぜ、そんなデマがまことしやかに語られるのでしょう。

当時の3億円といえば、現在の貨幣価値にして40億円とも50億円ともいわれています。わたしが覚えているのは、1人暮らしのワンルームの家賃が6000円ぐらいでした。鰻丼が250円で食べられたし、ラーメンが50円、味噌ラーメンが80円でした。現金で3億円といえば、その利息だけで一生楽に暮らせるといわれていました。犯人ならば、その使い途を説明できるはずですね。現金が必要だから強奪したのでしょうから。現金が必要のない強盗事件なんてあり得ません。

時効までの7年間、警察が怪しいとみた容疑者は12万人といわれています。オートバイを乗り回していたり、学生運動をしていたり、暴走族のメンバーだったり、急に金遣いが荒くなったという噂があったりした、男たちが次々府中署に呼ばれて取り調べを受けました。多摩地区だけではありません。関東各地の不審者を調べました。しかし、犯行のあった12月10日のアリバイが証明されれば釈放です。この12万人の中に、曖昧な供述をして、アリバイがはっきりしない場合は、家宅捜索し、周囲の友人らを徹底的に捜査しました。ですから、警察は事件に関係があれば、取り逃がすようなヘマはしません。この12万人の中に犯人はいなかったのです。もちろん、少年Sも無実です。

少年Sの父親は警視庁の幹部です。警官の息子なので簡単に取り調べはできません。そこで、父親に「あす、府中署に任意で呼んで取り調べさせてほしい」と頼んだのです。ところが、翌朝、自宅に刑事が訪ねて行くと、少年は青酸カリを飲んで自殺していたのです。犯人でなければ自殺する必然性がない、というジャーナリストもいます。父か母に殺されたと推理するジャーナリストもいて、あきれてしまいました。息子が警察に疑われたという理由で親が子を殺しますか。むしろ、父親に「おまえがやったのか。明日警察が来る、正直に話せ」といわれて、少年が最も信じてほしい父親に疑われ、悔しくて自殺したというのが本当ではないですか。

少年が自殺すると刑事たちは「これで、この事件は迷宮入りだ」といって、すっかりやる気をなくしてしまいました。そして、日の本一といわれる、偉大なる探偵小説作家松本清張さんが、ある週刊誌に「少年Sが怪しい」という内容の記事を書いたので、多くのジャーナリスト、警察関係者もそう信じてしまったのです。情けないですね。

昨年(2017)9月7日に、BSスカパーに出演したわたしは、三億円事件について推理しました。この番組に出たのは、ほかに2人、ベテランのジャーナリストでした。2人は、そろって少年Sを犯人の仲間と推理したのです。清張さんが間違えるはずはない、と思い込んでもしかたありません。わたしは、犯人は埼玉に住んでいる、事件当時30歳ぐらいの男だ、少年Sは事件に関係ないと主張しました。

わたしの小説に登場した上月町子さんの捜査は、事件を心理的に分析して、残されたデータを一つひとつ解析し、合理的に真犯人を割り出したのです。そして、ついに、東武東上線池袋から30分の駅にたどり着いたのです。真犯人は埼玉に住んでいたのです。

上月町子さんが三億円事件の真犯人であると突き止めた男は70歳を過ぎていました。事件から40年も過ぎていたからです。現在は80歳を過ぎています。男は、事件から今まで、自分の家まで来てくれる刑事や探偵が、この世にいるとは思わなかった、といいました。そして、なにもかも話してくれたのです。男の妻も事件については知りませんでした。だれかに秘密を漏らすような男ではありません。だから、いまだに謎なのです。

わたしは、この事件を謎のままにしておいていいとは思いません。未解決のままの方がロマンがあっていい、と思う人もいるでしょう。しかし、莫大な現金を必要とした事件の裏には、なにか恐ろしい秘密が隠されていると想像できませんか。

おそらく、上月町子さんが解明した事件の真相を知ったら、50年前とはいえ、その恐ろしさにとても耐えられないという人もいると思います。この事件は、一滴の血も流さず、わずか3分間で現金輸送車を奪った、英雄的な犯人ではなかったのです。血が流れているのです。人も死んでいるのです。
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  ●写真は勝どき書房「橋本夢道資料室」で三億円事件について話をする殿岡駿星

◎  氷雨の府中路、半世紀過ぎても花咲く話題の種(駿星)
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       ●写真は、1968年12月10日の「三億円事件」を報じる新聞記事の一部。 

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号外      2018年09月08日 (10月10日一部訂正)
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     ◆三億円事件から50年
     真犯人は埼玉にいた
      疑われている少年Sは無実です◆

世にも奇妙きてれつな三億円事件は、謎のまま半世紀となるのでしょうか。1968年(昭和43年)12月10日に府中市で、白バイ警官に変装した男が、東芝府中工場従業員4200人分のボーナス、三億円を運んでいる現金輸送車を強奪しました。ことしの12月には、犯人が不明のぬまま、発生から50年となります。

週刊誌記者の上月(こうづき)町子さんが、その謎に挑戦、ついに真犯人を突き止めました。真犯人は埼玉にいたのです。町子さんは、「狭山事件の真犯人」に登場して、事件の真相をみごとに推理しました。彼女が、次に挑戦した事件が三億円なのです。

彼女が、三億円事件について調べた結果、真犯人は埼玉に住んでいると分かったのです。ある日、東武東上線、池袋駅から準急電車に乗って、約30分、ある小さな駅に下りました。駅から歩いて2.5キロ、たどりついた家のインターホンを押したのです。「はい、どちらさま?」老人の声が聞こえました。彼こそ、問題の男です。

さて、事前に電話で連絡してありましたので、町子さんが名乗ると、老人はすぐに居間に通してくれました。老人は「上月さん、週刊誌の記者をしているそうですね。それで、三億円事件について、わしの話を聞きたいそうだが、なぜ、わしが事件について詳しく知っていると分かったのだね」と質問してきたのです。

町子さんは、この家にたどりつくまでの経過を話しました。それを黙って聴いていた老人は、「そこまで知っているなら、何もかも話そう」といって、三億円事件について、話し始めたのです。

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●写真は捜査本部が全国に配布したポスター

詳しくは、勝どき書房の「三億円事件の真犯人」(殿岡駿星著)を読んでいただきたいと思いますが、謎が多くて、事件の真相が分からない。日の本犯罪史上、空前絶後の難事件を、老人は丁寧に説明してくれたのです。

当時の3億円といえば、現在の貨幣価値にして40億円とも50億円ともいわれています。わたしが覚えているのは、1人暮らしのワンルームの家賃が6000円ぐらいでした。鰻丼が250円で食べられたし、ラーメンが50円、味噌ラーメンが80円でした。ガソリンが1リッター25円、ハイオクだと35円です。信じられないでしょう。

現金で3億円といえば、その利息だけで一生楽に暮らせるといわれていました。定期預金の利息も10年預けておけば1.5倍になったほどです。今はほとんど利息がないといっていいほどですね。それほどの大事件が、7年後の1975年(昭和50年)12月10日に時効となってしまったのです。

その後、ついに犯人がだれだか分からないままとなっています。時効までの7年間、警察が怪しいとみた容疑者は12万人といわれています。オートバイを乗り回していたり、学生運動をしていたり、暴走族のメンバーだったり、急に金遣いが荒くなったという噂があったりした、男たちが次々府中署に呼ばれて取り調べを受けました。

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●写真は府中刑務所脇に放置された犯人が乗ってきたニセ白バイ

怪しいとなるとまず、アリバイを調べます。犯行のあった12月10日になにをしていたか。アリバイが証明されれば釈放です。もし、曖昧な供述をして、アリバイがはっきりしない場合は、家宅捜索し、周囲の友人らを徹底的に捜査します。本当に事件に関係があれば、取り逃がすようなヘマはしません。ですから、12万人の中に犯人はいなかったのです。

一方、上月町子さんの捜査は、事件を心理的に分析するプロファイリングです。残されたデータを一つひとつ解析し、すべてのデータが説明できる推理で真犯人を割り出したのです。そして、ついに、東武東上線池袋から30分の駅にたどり着いたわけです。

そもそも、町子さんが三億円事件を調べようとした動機は、自殺した少年Sが疑われたためでした。少年Sは立川の暴走族のリーダーで、オートバイを乗り回し、窃盗の容疑で逮捕された経緯がありました。父親は警視庁の幹部警官です。事件直後に府中署の刑事たちの間で「犯人は少年Sだ」という声が出ていました。

ただ、警官の息子なので簡単に取り調べはできません。そこで、父親に「あす、府中署に任意で呼んで取り調べさせてほしい」と頼んだのです。ところが、翌朝、自宅に刑事が訪ねて行くと、少年は青酸カリを飲んで自殺していました。「犯人でないのに自殺するのはおかしい」というジャーナリストがいます。また、父親か母親に殺されたと推理する人もいます。しかし、警察に疑われたというだけで、自分の息子を殺すでしょうか。

刑事たちは「これで、事件は迷宮入りだ」といって、すっかりやる気をなくしてしまいました。それから、7年後に時効となると、日の本一といわれる、偉大なる探偵小説作家松本清張さんが、週刊誌に「少年Sが怪しい」という内容の記事を書いたのです。この影響は大きかったです。

昨年(2017)9月7日に、BSスカパーに出演したわたしは、三億円事件について推理しました。この番組に出たのは、ほかに2人、ベテランのジャーナリストでした。2人は、そろって少年Sを犯人、まかは共犯と推理したのです。清張さんが間違えるはずはない、と思い込んでもしかたありません。
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●写真は殿岡駿星著「三億円事件の真犯人」のカバー写真。

しかし、わたしは、事件直後から取材してきて、犯人は暴走族の少年なんかにできるような単純なものではない、と確信しました。少年Sが自殺したからといって、具体的な証拠がない以上は犯人とはいえない。真犯人は別にいる、と主張したのです。

わたしの推理の内容は、「三億円事件の真犯人」で上月町子さんが推理したものと、ほぼ同じです。詳しくは読んでいただければと思います。

上月町子さんが三億円事件の真犯人であると突き止めた男は70歳を過ぎていました。事件から40年も過ぎていたからです。それから10年ですから、すでに80歳を過ぎています。男は「事件発生から、これまで、自分の家まで来てくれた刑事や探偵はいなかった。まさか、この世にそれほど探偵眼のある人物がいるとは思わなかった」、といいました。そして、町子さんになにもかも話してくれたのです。

ことし、2018年12月10日は、ちょうど事件から50年目となります。この事件を、謎のままにしておいていいのでしょうか。未解決のままでいい、と思う人もいるでしょう。しかし、あれだけの現金を必要とした事件の裏には、なにか恐ろしい秘密が隠されていると想像できませんか。

おそらく、町子さんが解明した事件の真相を知ったら、50年前とはいえ、その恐ろしさにとても耐えられないという人もいると思います。この事件は、一滴の血も流さず、わずか3分間で現金輸送車を奪った、英雄的な犯人ではなかったのです。

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