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●写真は室井康成さんの著作「首塚・胴塚・千人塚」
◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★☆★☆★☆★☆◆◆ 「勝どき書房」 ◇2015/11/08/ ◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★☆★☆★☆★☆◆◆ ◆「首塚・胴塚・千人塚」
<室井康成さんの著作紹介> 2015/11/08、民俗学者の室井康成さん、勝どき書房の「夢道サロン」に時々参加してくれていますが、最近の著作「首塚・胴塚・千人塚」(洋泉社)を送ってくれました。さっそく読ませていただき、実に面白い本ですので、紹介させてもらいます。室井さんは、全国に660か所以上ある、「首塚・胴塚・千人塚」を調査検証し、なぜその場所に葬られたのか、「日本人は敗者とどう向きあってきたのか」を語ってくれています。
その中の一つ、東京・大手町にある平将門の首塚は見たことがありますが、室井さんによると、将門は日本の歴史では初めて晒し首にされた第1号だそうです。その首が獄門にかけられた場所は、京都の四条河原の近くだそうで、そこから、首が故郷の下総国猿島(さしま)に向かって飛んでいって、途中で落ちて、そこが大手町付近で、首塚ができた、という伝承があるそうです。
関ヶ原は、いわゆる石田三成と徳川家康が合戦で有名ですが、実は壬申の乱で、大海人皇子が天智天皇の息子大友皇子がここで決戦をしています。大友皇子は自害したといわれ、関ヶ原に「自害峯」という首塚があります。この場所には大友皇子を祭神とする、若宮八幡宮あり、その近くには大海人皇子(天武天皇)を祭神とする井上神社があり、両地区は互いに結婚や養子縁組を禁止していた、という話もあります。
同じ関ヶ原では、石田三成と家康の戦いがあり、無数の戦死者が出たので、首塚、胴塚が点在し、室井さんはそれらの塚の写真と伝承を詳しく説明しています。また、末尾には、北海道から九州まで、点在する日本中の首塚、胴塚、千人塚の一覧表を掲載しています。北海道では、アイヌのシャクシャイン乱、広島、長崎では原爆死没者、鹿児島では西南戦争、105例の千人塚の一覧を見て、われわれがいかに多くの殺戮の歴史の上に、生活しているのを知って、驚愕してしまうのです。
室井さんは、これらの千人塚に葬られた多くの人たちは、戦乱や空襲など死亡し、多くがそこに住んでいた人でなく、むしろ「客死」の場合がほとんどであることの悲劇を語っています。住民は縁もゆかりもない「大量の戦死者の亡骸」を葬り、それが、恐れられる存在となってしまうのです。
日本の戦乱の歴史書として楽しく読める本ですが、同時に戦争がいかに、人びとの心を蝕むものか痛感させられる内容でもあります。歴史・民俗学に興味のある人はぜひ、読んでほしいと思います。(四六判328頁・本体1800円)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★次回の第13回「夢道サロン」は2015年11月14日(第2土曜日)午後2時から4時までです。開場は午後1時40分。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。今回もテーマは特に決めません。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など、自由に語るサロンです。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで発信します。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。終了後に近くのフードコートで自己負担による打ち上げを予定しています。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。 syunsei777@ybb.ne.jp 090-8024-5610 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、どうぞご相談ください。 ……………………………………………………………………………… 『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に 事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。 ◇最新刊・全国で好評発売中。定価本体3200円。 http://amzn.to/Ki1dhf ………………………………………………………………………………… 『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。 ◇全国書店で発売中 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page002.html ……………………………………………………………………………… 『心思出会い―俳句往来・雑唱―』信田紅穂著・四六判並製400頁 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉 俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、奥さんの句、 東急電鉄で安全衛生管理担当をしていた時代の論文、随筆、終戦前 後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出、新聞への投稿な ど、人との出会いを大切にしてきた著者の自分史的な内容です。 ◇初版・書店には置いてません。勝どき書房で直売のみ。 頒価3000円(税・送料込み)。 ……………………………………………………………………………… 『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・332ページ 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。 ◇第2版・全国の書店で発売中 定価1700円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page026.html …………………………………………………………………………… 『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◆最新刊◇全国の書店で好評発売中 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html ……………………………………………………………………………… 『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・304ページ 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。 ◇在庫がないため一般書店では築地の弘尚堂書店で。1800円税別 「アマゾン」の中古本でも購入できます。 http://www.geocities.jp/syunsei777/page019.html …………………………………………………………………………… 『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し舞台を埼玉に移したパロディ小説 ◇全国書店で発売中 定価本体2300円・ http://p.tl/S1VL ……………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ★☆ブログ「殿岡駿星つれづれ日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ★☆ブログ「月島・橋本夢道の会」 http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ★☆ブログ「勝どき・狭山事件の会」http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ★☆ブログ「勝どき書房」から http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ★☆ 著者への連絡は syunsei777@ybb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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2015年11月09日
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