「三億円事件の真犯人」(勝どき書房)

府中三億円事件は、2019年12月10日で、事件から51年となります。

日記

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  ◆写真は魏志倭人伝について話す山田観風讃さん
◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★☆★☆★☆★☆◆◆
  「勝どき書房」 ◇2015/05/13
◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★☆★☆★☆★☆◆◆
◆「夢道サロン」報告第1弾
 山田観風讃さん「魏志倭人伝の著者」

2015/05/09、勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催しました第10回「夢道サロン」での参加者の持論を紹介します。まず、報告第1弾は、山田観風讃さんの「魏志倭人伝の著者」についてです。

山田さんは、これまで中国の古代史の研究結果を話してくれていましたが、今回は魏志倭人伝の著者「陳寿」について報告してくれました。魏志倭人伝については、その内容から、邪馬台国が「北九州にあった」とか「近畿にあった」という場所論争が行われています。しかし、山田さんは、これを書いた著者がどのような人物であったかを知ることが大事だといいます。

「陳寿」は紀元233年に生まれ、297年に死んでいます。この魏志倭人伝を書いたのは、270年ごろだそうです。陳寿は役人で「三国志」を書くように王様から命令され、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国が争覇した、三国時代の歴史書を書きました。その中に東方の野蛮な国として、倭国についても触れたのです。それが魏志倭人伝です。陳寿が実際に倭国へ行ったのではなく、それまでに書かれた歴史書を参考にして書いたもので、まさかその後日本人が邪馬台国がどこにあるか、自分の書いた倭人伝から論争になることは考えていなかった、というのです。

陳寿は、中国は世界の中心で、東方の野蛮な倭国のことを、正確に書こうという意識は最初からなかったのです。読むのは中国の人ですから、どうせなにを書いても、真剣に読まないだろう、ということで、かなりいい加減なことを書いたのではないか、というのです。それも、先人が書いた、倭国伝をそのまま踏襲というか、ほとんど丸写ししたようです。その結果が、邪馬台国論争の原因となりました。

論争は江戸時代から盛んで、新井白石は「近畿説」、そして本居宣長は「北九州説」でした。最近では、東大は近畿説、京大は北九州説となっています。山田観風讃さんは、邪馬台国は北九州にあると思うけれど、その理由について、今後も研究していきたい、といいます。次回も楽しみです。
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★次回の「夢道サロン」は2015年7月11日(第2土曜日)午後2時から4時までです。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。今回もテーマは特に決めません。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など、自由に語るサロンです。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで発信します。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。終了後に近くのフードコートで自己負担による打ち上げを予定しています。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。
    
syunsei777@ybb.ne.jp  090-8024-5610
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 ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
 ◆本にしたい原稿がありましたら、どうぞご相談ください。
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『心思出会い―俳句往来・雑唱―』信田紅穂著・四六判並製400頁
 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉
俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、奥さんの句、
東急電鉄で安全衛生管理担当をしていた時代の論文、随筆、終戦前
後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出、新聞への投稿な
ど、人との出会いを大切にしてきた著者の自分史的な内容です。
◇初版・書店には置いてません。勝どき書房で直売のみ。
      頒価3000円(税・送料込み)。 
………………………………………………………………………………
『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら
 かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。
◇最新刊・全国で好評発売中。定価本体3200円。 
http://amzn.to/Ki1dhf
………………………………………………………………………………
『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
 ◇第2版・全国の書店で発売中    定価1700円・税別
 
http://www.geocities.jp/syunsei777/page026.html
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『橋本夢道物語  妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』
  殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ
 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯
  ◆最新刊◇全国の書店で好評発売中 定価1900円・税別
  
http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html
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『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
 ◇在庫がないため一般書店では築地の弘尚堂書店で。1800円税別
  「アマゾン」の中古本でも購入できます。
  
http://www.geocities.jp/syunsei777/page019.html
…………………………………………………………………………………
『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ
 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。
  ◇全国書店で発売中  定価1900円・税別
  
http://www.geocities.jp/syunsei777/page002.html
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『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁
 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し舞台を埼玉に移したパロディ小説
◇全国書店で発売中 定価本体2300円・  
http://p.tl/S1VL
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  ◆写真は江村忠彦さんの作品「ひとり」
◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★☆★☆★☆★☆◆◆
  「勝どき書房」 ◇2015/05/07
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◆公募団体ベストセレクションで江村忠彦さんがトーク

2015/05/06、上野の東京都美術館で開かれている「公募団体ベストセレクション2015」を見に行きました。この展覧会は最近開かれた全国の公募展で、特に評判のよかった作品の中から、公募展主催者が推薦した作品を展示しています。FB友だちの江村忠彦さんの作品「ひとり」も展示されていて、江村さんは作品の前でギャラリートークをしたのです。この日午後3時半から、妻と一緒に聴くことができました。
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                ◆写真は東京都美術館の前の妻浩佳

この日のギャラリートークは水彩画、洋画、彫刻の作家8人が、それぞれ自分の作品の前で話をしてくれました。作家自身の話を聴く機会はあまりないので、実に参考になります。江村さんの作品「ひとり」は乾漆という技法で、飛鳥や奈良の佛像を作る方法と同じです。「ひとり」という題ではありますが、それほど孤独を感じさせないことについて、江村さんは「ひとりで寂しいということよりも、大地にしっかりとひとりで立つ、簡単には倒れない、自立する気持ちを、一度自分の心の中に入れて、それから造形を抽象化して、まず掌サイズの小さな原型を作り、それをもとにこの大きさのものを作りました」と話してくれました。
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◆写真は江村さんのトークを聴く人たち
この作品は、新制作協会展で受賞した作品です。また江村さんは「漆の彫刻は時間が経過するに従って、生きもののように色つやが変わってくる。1年後に見ると、また違った感じがするでしょう」といいます。江村さんは、その生命体としての漆に魅せられたようです。次に同じ彫刻の部屋でギャラリートークをした阿部鉄太郎さんは、「56億7千万年後の君に」という作品の前で「実は、わたしのこの作品は、江村さんのかつての作品『箱船』をヒントに作ったのです」といいました。この作品も撮影は禁止されたので、ここではそれを見ることができないのですが、たしかに阿部さんの作品の一部が、江村さんの「箱船」の先端部分に似ています。江村さんは、「阿部さんは、私の先輩ですが、ヒントになったなんて光栄なことです」と喜んでいました。
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◆写真は前芝武史さんの作品「時」
同じ彫刻の部屋には、もう1人のFB友だち前芝武史さんの作品「時」も展示されていました。頭に手を当てて、なにか考え込んでいる男性の裸体の像ですが、実に迫力のある作品で、妻と2人で昨年の日展会場で感動したことを覚えております。再び見ることができて、うれしかったです。この作品は日展に展示されたものですが、今回は白日会からの推薦で展示されたそうです。この時も撮影を禁止されたので、写真は前芝さんのブログから転載させてもらいました。
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◆写真は勝どき書房のベランダ植えた野菜たち

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  「勝どき書房」 ◇2015/04/24
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◆ベランダに野菜を植えました

2015/04/24、勝どき書房のベランダに野菜を植えました。昨年はシソを4鉢植えたのですが、ことしは張り切って、プランターを増やし、シソを6鉢、ナスは2鉢、ミニトマトを2鉢、オクラ1鉢、パセリ1鉢の合計12鉢を植えました。これまで栽培しているアシタバ1鉢と山椒1鉢を加えると、ベランダの野菜は全部で14鉢となりました。

天竺葵(ゼラニウム)の花や、金のなる木たちは、勝どき書房のベランダからわたしの寝室のベランダに移しました。そのため、勝どき書房のベランダは花園というよりも、野菜園という感じになりました。シソは、昨年と同じ花屋さんから苗を買いました。昨年、とてもいい苗だったので、ことしも注文しようと思っていたら、花屋さんが昨年注文したこと覚えてくれていたのですね。店の奥さんから電話がかかってきました。「きょう、苗が入りました」というのです。うれしかったです。さっそく妻と、買いに行きました。若い夫婦が営む、可愛い花屋さんです。

ベランダでは、まず土作りから始めて、肥料も少し入れて、お日さまに野菜くんたちを、よろしくお願いしますといいました。これから、夏に向かって、嵐があったり、虫が来たりして、いろいろと困難があると思います。でも、無農薬、有機栽培の野菜を楽しみたいと思います。

○ お日さまよ、野菜くんたちよろしくね(駿星)
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  ◆写真は出演した香川照之が演ずる朝香宮
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  「勝どき書房」 ◇2015/04/05
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◆映画「ジョン・ラーベ」を鑑る

2015/04/04、南京のシンドラーといわれる、映画「ジョン・ラーベ」を鑑てきました。香川照之が演ずる朝香宮鳩彦王は、上海派遣軍司令官で、南京攻略戦に参加、日本軍は12月10日より総攻撃を開始。12月13日に南京は陥落しました。このとき、朝香宮が数万人の中国兵捕虜を殺害するように命じたという説があります。映画では「生きた捕虜の顔は見たくない」と部下にいっています。朝香宮は皇族であるため戦争犯罪は問われなかったのです。極東国際軍事裁判では中支那方面軍司令官の松井石根が死刑、南京軍事法廷では、第6師団長の谷寿夫らが死刑となっています。
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◆写真は映画「ジョン・ラーベ」
映画では出ていませんでしたが、虐殺の原因の一つは、日本軍の兵站が不足しているからだと思います。簡単にいうと、食料の現地調達です。日本から戦地に食糧を送らず、送るのは酒とタバコだけという状態だったようです。1937年8月、日本軍が上海に上陸してから、南京までの300キロの進軍で、蘇州、無錫、嘉興、杭州、紹興、常州などで、食料調達のため中国人への暴行・殺傷・略奪を続けてきました。南京だけでなく、南京への途中で、日本軍は中国人に食糧を出せと要求し、出さないと殺したことがあったのです。さらに、若い女性を乱暴し、抵抗したら殺すこともありました。また、中国軍は正規の軍服を着ない便衣兵がいたため、見境なく殺してしまうことになった可能性もあります。

映画では、当時「東京日々新聞」が特集した、百人斬り競争をした野田毅と向井敏明、の首切り競争の場面もありました。この二人の兵士は後に南京軍事法廷で死刑となっていますが、ジョン・ラーベの運転手の首も並んでいる場面は正視できないほどでした。新聞で中国人の百人切り競争などを取り上げて平然としていたことが、すでに虐殺があったことを証明しています。南京で捕虜になった中国兵には食事が与えられませんでした。中国軍は蒋介石ら幹部が兵を残して南京から脱出する際に、日本軍に食料が奪われないように、農家の納屋を燃やしてしまったのです。日本兵さえ食べるものがない状態ですから、結果的に、捕虜に与える食料がないため殺してしまった、と証言する人もいます。

ジョン・ラーベは、ドイツ・ナチ党の党員で、戦闘に参加しない市民20万人を勤務先のシーメンス会社の敷地を安全区として収容し、中国人の命を守りました。しかし、このシーメンス会社は、オランダなどの商社を通じて、中国軍に武器を売っていた「死の商人」だったという説もあります。そうなると、ドイツと日本の利権争いということになります。実際はどうだったのか、日本は当時首都だった南京さえ占領したら、日中戦争に勝てるという幻想を抱いていたのではないでしょうか。

日本では、南京占領を祝して提灯行列をしていました。勝どき書房から最近出版した信田紅穂さんの「心思出会い―俳句往来・雑唱―」では、南京を占領したころ、皇国日本の勝利を信じて大喜びだったという日記が出ています。80年も前のことですから、本当のことは分かりません。ただ、「南京大虐殺はなかった」と断言することはできないと思います。この映画を日本で上映する配給会社がなくて、現在自主上映されている状態ですが、ぜひ鑑る勇気を持ってほしいと思います。

会場には、若い人がたくさん来ていたので、うれしかったです。戦後70年、ほとんどの人が実際の戦争を知らないです。この映画は鑑る人にショックを与えないように、思ったよりきれいに描かれています。実際はもっと酷かったのでしょう。しかし、戦争は、どこの国が悪いとか、だれに責任があるとか、そういう論争ではなく、戦争というものが、どんなに悲惨なものか、知る機会になると思います。
◆ジョン・ラーベのサイト
 
http://johnrabe.jp/

○ 酒とタバコさえあれば勝てるなんて思わないでね次の戦争は
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  ◆写真は「夢道サロン」のかさはらパーちゃん
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  ◇「勝どき書房」から◇2015/03/16
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◆昼の子よ傷は童話の中にあり(信田紅穂)

3月14日の第9回「夢道サロン」の持論紹介は、まずかさはらパーちゃんの話から。パーちゃんは、勝どき書房が昨年末刊行したばかりの信田廣保(紅穂)さんの本「心思出会い―俳句往来・雑唱―」を読んでくれて、その感想を話してくれました。新俳句人連盟の書記長までした信田さんが、「わたしは俳句は下手だから」と謙遜しているのですが、どうして、どうしていい句がたくさんあります。といって、この「昼の子……」と、

○ 強北風(つよぎた)の老母背骨を曲げつくし(紅穂)
○人の和を得てよき町や夏祭り(紅穂)

の三句を紹介してくれました。パーちゃんがいい句だというと、確かに味わいのある傑作に思えてきました。信田さんの句は編集したものとして、一通り読んではいますが、この三句を発見する力はわたしにはありませんでした。さすがに、俳句一筋に生きているパーちゃんの眼力は違います。特に、「昼の子……」は、現代の子どもたち全てに通じる、なにかを訴えているような、典型性を感じることができる、とパーちゃんはいうのです。「童話」というもの、それが何か、読む人によって違う印象があるでしょうが、それこそが、この句の持つ魅力だそうです。信田さんには、さっそく手紙を書いて報告することにします。きっと、喜んでくれることでしょう。
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◆写真は「心思出会い―俳句往来・雑唱―」の表紙

○甘いもの拡げて丈母春灯下(パーちゃん)
○引く白鳥岳父は悔いてばかりいる(パーちゃん)

この二句は、パーちゃんが最近作った句として、紹介してくれました。養子として妻の美樹さんと暮らすようになったパーちゃんとしては、丈母と岳父のことがいつも気になるのでしょう。親というものは、子供がいくつになっても、子供のままなのですね。でも、パーちゃんが美樹さんの側にいつもいるので、安心してください。パーちゃんは丈母、岳父といいながら、実は美樹さんの目で両親を見ている、その優しさを感じさせてくれます。難しい言葉を遣わないのに、深いものがある句だと思います。

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◆写真は俳人の宮崎直樹さん
○累らんの国にはつ音絶つひやうが降る(直樹)
○三・一〇もうひと勝負の魂振や(直樹)

参加してくれた、もう一人の俳人、直樹さんは、最近作ったこの二句を持ってきてくれました。「累卵」という不安な国の状況に、春が来たかと思ったら、雹が降ってきてしまった、という、なんともいえない現代の日本というか、世界の状況を詠んでいます。直樹さんは、それを「ひらがな」で、さらに音としての深い響きを感じさせてくれます。種田山頭火の「うしろすがたの しぐれていくか」の句を紹介して、その味わいかたを教えてくれました。この句も、「後姿、時雨」という漢字を遣わずに、あえてひらがなの、音の響きで情景を見せようとしているのでしょうか。勉強になりました。

○ 三月十日、ひとりぼっちのスカイツリー(駿星)
○ 戯作者が鮹の足喰う時雨酒(駿星)
○げさくしゃがたこのあしくうしぐれさけ(駿星)

わたしが、この日持ってきたのは「三月十日……」の句ですが、昔作った句「戯作者……」を山頭火流にひらがなにしてみました。どうでしょうか。
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★次回の「夢道サロン」は2015年5月9日(土曜日)午後2時から4時の予定です。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。テーマは特に決めません。自由律俳句の「橋本夢道」「狭山事件」「憲法・政治」「邪馬台国」など、参加者が自由に語るテーマを中心に進めたいと思っています。そして、その内容をブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで発信したいと思っております。参加希望の方は事前にメール、または電話をください。 
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『心思出会い―俳句往来・雑唱―』信田紅穂著・四六判並製400頁
 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉
俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、奥さんの句、
東急電鉄で安全衛生管理担当をしていた時代の論文、随筆、終戦前
後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出、新聞への投稿な
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