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先日3月14日より、「3月17日のダイヤ改正で姿を消すものシリーズ」と称して当ブログでご紹介しておりますが、この2本目の記事で最終回であります。 これまでの4本(その1〜その4)では、3月17日にJRのダイヤ改正が控えている事から鉄道関係が主でありましたが、この3月17日には福岡地区を走ります西鉄バスもダイヤ改正を行う事になっておりまして、福岡都市圏の各路線におきまして廃止や減便と言った流れが見られるようになっております。 この中には、早良営業所管内の陽光台〜椎原間の一部区間が廃止される事になっておりますし、他には深夜バスの運行時間が引き上げられるなどの動きも見られておりまして、現在全国的に深刻となっております人手不足や労働時間の問題解消策としてそう言った動きが見られております。 そして、福岡都市圏と言いますと、都心部の天神〜博多駅間の区間におきましては100円で利用できる訳ですが、その100円区間を循環運行します「100円循環バス」が3月16日の運行を持ちまして廃止となりました。今回はその「100円循環バス」のこれまで収めました姿を参考にご紹介してまいります。 現在、天神〜博多駅間におきましては、画像1にありますように博多港国際ターミナル〜天神〜博多駅〜博多港国際ターミナル間を循環運行します「Fukuoka BRT」が運行されておりまして、スカニア製の連接バスが運行されておりますし、画像2にあります天神地区〜博多駅地区の相互間に入ります路線バス(7116・日野KC−HT2MMCA〜現在運用離脱)も100円で利用する事ができておりまして、100円区間に入りますと特に多くの利用者が見られているほどであります。 そして、その天神〜博多駅間を縫うように運行されておりますのが「100円循環バス」でありまして、運行区間は以下の区間におきまして運行されております。 【外回り】 博多駅前→TVQ前→キャナルシティ博多前→春吉→天神高速バスターミナル前→東中洲→川端町博多座前→呉服町→祇園町→博多駅前 【内回り】 博多バスターミナル→祇園町→呉服町→川端町博多座前→東中洲→天神コア前→春吉→キャナルイーストビル前→TVQ前→博多駅前 しかし、この路線に関しましても乗務員不足対策の一環としまして廃止される事が決まりまして、結果現在の「100円循環バス」は廃止されまして、3月17日からは運行区間を短縮しました「キャナルシティライン」と称します新たな「100円循環バス」が運行されるようになっております。 「キャナルシティライン」の新たな運行区間は・・・ 博多駅前→TVQ前→キャナルシティ博多前→春吉→福岡市役所前→天神コア前→天神大丸前→春吉→キャナルイーストビル前→TVQ前→博多駅前(快速はキャナルイーストビル前→博多駅) となっておりまして、改正前の大博通り〜明治通りの運行は廃止されまして、博多駅・キャナルシティ・天神を重視した路線となります。また、これまでの内回り・外回りとしてもなくなる系統でもありますので、これによりまして所要時間・本数削減にもつながるようになるようであります。 さて、ここからは私が収めましたこれまでの「100円循環バス」専用車をご紹介します。当初は、西日本車体(西工)58MC・96MCB型架装の日産ディーゼルスペースランナーRMが使用されておりまして、ラッピングまで施された車までも見られておりました。しかし、これら専用車はその後他の地域でローカル路線に転用されておりまして、画像の2台も元はその「100円循環バス」専用車であった車でもありました。 (5511・日産デKK−RM252GSN)〜現在は西鉄バス筑豊直方支社所属 (5516・形式同)〜現在は西鉄バス筑豊直方支社所属、LED改造されています その後は、平成16年より日産ディーゼルスペースランナーをベースにしました天然ガス自動車(CNGバス、形式、いずれもKK−RM252GAN改)がこの「100円循環バス」に導入されまして、天神・キャナルシティ・博多駅前でその姿を見る事ができておりまして、一部はラッピングまで施されておりました。しかし、これら車は従来車両よりもかなり早いうちに廃車となっておりまして、昨年までに全廃となっております。 (9128)〜平成16年式 (9129)〜平成16年式 (9401)〜平成18年式 (9402)〜平成18年式 (9534)〜平成18年式 このあとには、西工96MC架装のPK−規制日産ディーゼルスペースランナーJPが翌平成19年に導入されました。このPK−規制のタイプは西鉄では画像の9624及び9625(PK−JP360NAN)の2台のみではありますが、これら車も「100円循環バス」におきまして運行されております。また、同時期には画像にはありませんが同じく西工96MC架装のいすゞエルガミオもこの「100円循環バス」に導入されておりまして、その結果KK−規制日産ディーゼルスペースランナーが他地区へ転属されております。 平成21年からは、画像の日野レインボー2(8003・PDG−KR234J2)などと言った純正車両がこの「100円循環バス」に導入されております。これによりまして、先述のKK−規制車が引き続き他地区へ転属されておりまして、以降は「100円循環バス」におきまして純正車の波が見られ始める事にもなります。尚、この車は新たな専用車導入に伴いまして現在は西鉄バス佐賀に移籍しておりまして、「100円循環バス」で見る事はありません。 そして、平成27年に導入された車(形式、いずれもSKG−KR290J2)より「CNGバス」などの専用車置き換えのために「100円循環バス」に導入されておりまして、一部車両は他の営業所に新製導入されながらもその後博多営業所に転属された車も見られております。また、これら車も一部はラッピングが施された車もありまして、「CNGバス」で見られていた事を引き継いでおります。 (7940) (7941)〜現在はラッピング解除されているそうです この「100円循環バス」では、これまでご紹介しました博多営業所以外にも他の営業所も共同運行を行っております。画像の「チオビタドリンク」ラッピングが大変目立っております8127(日野QRG−KV290Q1)は那珂川営業所所属車でありますが、画像のように「100円循環バス」の運用にも入っている姿が見られます(尚、現在は他路線で使用されているそうです)。 (アップ)〜「チオビタドリンク」が大変目立ちます そんな「100円循環バス」も、運行開始(試行運行)からさかのぼりまして20年目での変化となりましたが、これまでも観光客など多くの乗客を乗せてまいりまして、最近は外国人観光客の姿も見られております。そんな中での今回の現在の運行ルートの廃止でありますが、それでもメイン区間であります「キャナルシティ博多」や天神・博多駅への路線は「キャナルシティライン」として引き続き残ります。とにかく今回は様々な事情によりまして変わる事になりましたが、「キャナルシティライン」となりましても引き続きの利用を望みたいと思います。
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シリーズ物(バス)
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佐賀県唐津市七山に、タイトルにもありますように、福岡とともに「博多」と言う地名がある所にバスが運行されている話題をご紹介しておりますが、NO.1758では前編としましてご紹介しました。 前編では、この路線が運行されております昭和自動車(昭和バス)の名称であります「東木浦・博多線」、運行本数・使用車両・途中区間までをご紹介しておりましたが、上の画像のこの東木浦・博多線の運行本数を見ましても、始発地であります滝川バス停ではわずか4本(このバス停では3本でありますが、この先の同名称のバス停では4本停車します)しかなく、しかも平日のみの運行でもありますので、学生・高齢者を中心としましたいわゆる生活路線としての感じが伺えております。 また、使用車両に関しましては以下画像のいすゞジャーニーLR(佐賀22き・465、U−LR332J)がこの路線の他「大屋敷線」において使用されておりまして、この七山ローカル線を支えております(この車に関しましては後述にて改めてご紹介します)。 さて、前回では途中バス停であります以下画像の東木浦バス停までをご紹介しておりました。この東木浦バス停があります東木浦地区は前回もご紹介しましたように、この東木浦・博多線の沿線では最も多い集落なのではないかとは思われますが、その下の画像にもありますように実際に多くの住居がある事がわかります。ちなみに、30数年程前までは博多バス停までは運行されていなかったそうでありまして、それまではこの東木浦バス停が始終着地であったそうであります。 (東木浦地区) ここまで、前回の話題を改めましてご紹介しましたが、これからさらに終着地であります博多バス停まで進んでまいります。画像は、東木浦バス停があります東木浦地区から少々登った所でありますが、さらにこれから坂道を登って行く事になります。 尚、上の画像の撮影位置の所に交差点がありまして、ここからはこれまでの県道276号線から市道に入りまして博多地区へと向かう事になりますが、ちょうど博多地区にありますお店の案内が表示されておりまして、この表示がなければわからないほどでもあります。 ちなみに、県道276号線をさらに進みますと、もう一つの七山ローカル線であります大屋敷方面へ進む事ができます。ただ、路線バスの運行区間は途中別の区間を走る事になりますので、一緒になると言う事は残念ながらありません。 さらに登ってきた事を伺わせます途中区間での撮影です。画像中央に見えますのが七山の中心部でありまして、学校の姿からもわかりますように、七山小中学校があるのがわかります。この学校がある所で116メートルとの事ですので、数百メートルは登ってきている事がわかるのではないかと思います。 そして、博多地区へ近くなってまいりました。博多地区へ近くなりますと、画像のように茶畑が広がってまいりまして、七山の特産品でもありますお茶がとれる場所である事が伺ってまいります。 こうして、東木浦・博多線始終着地であります博多バス停へとやってまいりました。前回もご紹介しましたように、ご覧の皆様の「博多」と言う印象はやはり「福岡の博多」と言う印象が大きいのではないかとは思いますが、このようにバス停の姿からも「博多」と言う地区がある事が画像を見ましてもお分かりいただけるのではないかとも思います。 この博多バス停の時刻表であります。前回・先述とご紹介しましたように、この路線では平日しか運行されておりませんので、土曜・日祝日は運休となっております。したがって、その下の画像にもあります土曜・日祝の時刻を見ましても「土日祝運休」と書かれておりまして、改めまして土日祝日は運休である事がお分かりいただけるのではないかとも思います。 (土曜・日祝日も含めまして) さて、画像は博多地区の姿でありますが、周囲に住居はあるものの、それほど多くはないようであります。それでも、住民の足としてここまで路線バスが運行されている訳でもありますので、まさに特に高齢者や学生の方にとっては足となっている事も伺えるようでもあります。 (バス停向かいの集会所) この博多地区には、先述のように茶畑がある事をご紹介しましたが、ここにはお茶の工場も設けられております。ここで「七山茶」の製造等を行っているようでありまして、この地区などでとれたお茶の葉がこの工場で商品として製造されまして、そして販売へと進むようになっているようであります。 ここまで博多地区の姿をご紹介しましたが、しばらくしますと昭和バスの博多行きのいすゞジャーニーLRがやってまいりました。私は途中で抜いておりましたので(もちろんバスが路肩に止まって退避させる形です)私の方が先にくる形になっておりましたが、バスは時間通りゆっくりとした速度で終点博多バス停へとやってきておりました。 (一旦バス停の先へ) こうして、バスは博多バス停へやってまいりましたが、ここでこの車のご紹介を。前回もご紹介しましたように、この車は平成5年式でありまして、新製時より唐津営業所所属として運行されております。ただ、当初は東松浦半島内の路線において使用されておりましたが、現在は七山車庫(滝川)に現地出退勤と言う形で七山ローカル線において運行されております。 また、このタイプは翌平成6年まで計3台導入されておりましたが、現在このジャーニーLRトップドア車は3台とも健在でありまして、他の2台に関しましては引き続き東松浦半島内の路線において運行されております。 所で、この車ではこの七山ローカル線の方向幕が装備されていないらしく、紙製サボでの表示となっておりました。しかもよく見ますと、「滝川(ななのゆ)〜東木浦 博多屋敷」と表示されておりまして、表示の仕方から見ますと東木浦・博多線に加えまして、大屋敷線と一緒になっているような表示の仕方である事がお分かりいただけるのではないかと思います。やはり、責めて路線別の表示の仕方くらいはしてくれてもいいのでは?とも思ったほどでしたけどね。 この博多バス停では、この時数分ほど停車しまして、折り返しの前回ご紹介しました温浴施設「ななのゆ」へ向けて運行される事になっておりました。ただ、乗車される方は1名もいらっしゃらず、結局は空間輸送での運行となるようでありました。 こうして、博多バス停11時04分発のななのゆ行きが発車して行きました。これから七山の中心部へと戻りまして、休憩後に引き続き七山地区のローカル線で運行される事になります。 今回は、同僚からの勧めでこの「博多」の地を訪れましたが、私自身も以前からこのバス停に関しましては気にしておりましたので、今回訪問できて良かったと思っております。また、ご覧の皆様もこれで福岡以外の「博多」と言う地名を知られた方が多くいらっしゃるのではないかと思いますが、このように生活路線として路線バスも運行されている訳ですので、これで存じていただければ幸いでもあります。
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ご覧の皆様で「博多」と言いますと、もう9割以上の方が福岡県福岡市の「博多」を思い出される方がいらっしゃるのではないかと思います。 実際に福岡市の「博多」はもう誰でも知られた存在であります。上の画像の博多駅をはじめ、商業地であります「キャナルシティ博多」や「博多りバレイン」、歓楽街の中州など、福岡市の「博多」には様々な所も見られる事はもうご存知の方が多いのではないかとも思います。 そんな「博多」でありますが、実は福岡県の隣県であります佐賀県にも「博多」と呼ばれる地名が存在しておりまして、それが唐津市七山(旧七山村)にあります。 しかも、以下画像のようにこの博多地区へ昭和自動車(昭和バス)運行において、路線バスが運行されておりまして、当ブログをよくご覧になっております同僚の方より「七山に博多と言う所があるんやけど、バスも走ってんだよね、ブログやってんならぜひ行ってみて、ブログの話題に出してみては?」とのお誘いを受けておりましたので、1月に出向いて参りました。 今回と次回では、その路線の沿線模様をご紹介してまいります。ちなみに昭和バスでも「福岡市の博多」へもバスが運行されておりますが、当然それとは別であります。 この博多地区へは、タイトルにもありますように「東木浦・博多線」と言う路線名で運行されておりますが、後述のように運行本数も少なく、利用者自体もあまり多くはいらっしゃらないようでもあります。それとともに沿線人口もそれほど多くはないようでもありますので、それを考えますと利用者とは比例する所でもあります。 それでも、通学する学生の方や高齢者の方の利用はあっているようでありまして、特に朝の利用は多いようであります。それほど足となっている訳でしょうから、生活路線としての役割は果たしているようでもあります。 さて、七山方面の路線バスと言いますと、当ブログでもこれまでもご紹介しておりましたように、一昨年に導入されましたノンステップバスでもあります日野ポンチョ(SKG−HX9JLBE)が考えられるのではないかとは思いますが、これら車は主に唐津〜七山方面(滝川・細川)などに使用されておりまして、東木浦・博多線にはあまり使用されないようでもあります。 (佐賀200か・770) (佐賀200か・771) そして、東木浦・博多線など旧七山村内の路線において使用されておりますのが以下画像にありますトップドアのいすゞジャーニーLR(佐賀22き・465、U−LR332J)が使用されております。この車は平成5年式でありまして、今年で23年になる車でもあります。この車は、当初は東松浦半島内の路線において使用されておりましたが、現在はこの旧七山村内の路線に転用され使用されておりまして、基本的には所属先の唐津営業所があります唐津方面に走る事もありませんが、時々ポンチョに代わりまして走る事もあります。 さて、画像は東木浦・博多線の始発地であります滝川バス停であります。この滝川バス停周辺は、唐津市七山支所や七山郵便局などがありまして、旧七山村の中心部にあたる場所にバス停が設けられております。 滝川バス停の時刻表です。博多行きは左側に記載されておりますが、このバス停からは3本が運行されております。尚、この先に別の滝川バス停(七山郵便局前)が設けられておりまして、1本がこのバス停には通らず、その郵便局前のバス停に停車するようになっております(始発地(七山バス停)の関係から)。 この他の七山ローカル線には、大屋敷線や白木線が存在します。しかし、白木線が土曜日に2本のみ運行されるのみでありまして、それ以外は平日のみの運行となっております。こうして見ましても、唐津方面へ運行される分を含めましても、平日と土日祝日とでは本数的に寂しさも感じさせられます。 尚、温浴施設であります「ななのゆ」にもこの七山ローカル線は停車しておりまして、日中〜夕方にこのバス停に停車します。ただ、「ななのゆ」発ではお昼過ぎからしか停車しませんので、今回は午前中撮影であった事から、ご紹介します便に関しましてはこの「ななのゆ」始発ではなく滝川始発となっておりました。 【画像は平成21年撮影】 (「ななのゆ」にある足湯)〜但し冬季は利用できません さて、使用車両でありますジャーニーLRが、その前に運行していた大屋敷線を往復してまいりまして、滝川バス停から佐賀寄りにあります直売店「鳴神の庄」に折り返し休憩のため停車、これから滝川バス停に戻りまして博多地区へ向けて運行してまいります。 私も、今回自走でありましたので後を追いながら(途中で抜きましたが)沿線模様を収めて参りました。まず画像は、老人施設であります「ぬくもいほーむなないろ」でありますが、このバス停はおそらく近年設けられたバス停ではあるようですが、このような施設へ通われる方にとっても、高齢者の方の足となる分便利なのではないかとも思いますね。 (アップ) このバス停を過ぎますと、坂道が続いて参ります。こうして見ましても、やはり自転車で通われるには困難ではあるようですから、バスの存在は大きい事も伺えるようです。 東木浦方面へ結びます県道276号線を進みまして、画像は岩井橋バス停付近であります。このバス停付近でも坂道が続いておりまして、それとともに複数のカーブが見られておりまして、この冬季は特に難道となる事が伺えるようでもあります。 (岩井橋バス停アップ) さらに、区間では坂道とともに複数のくねくねとしたカーブが進みます。そのカーブも緩やかなものあれば、180度の大きなカーブもあるなど、正直ドライバーにとっては気を遣うような区間でもある事が伺えております。本当に、この区間を路線バスが運行している訳ですから、どれだけ大変なのかも正直わかるような気がします。 それら区間を通りましてやってまいりましたのが、画像の東木浦バス停であります。この東木浦・博多線では、東木浦地区が最も多い集落なのではないかとも思いますが、それがわかりますように多くの住居がある事がわかります。ちなみに、30数年程前までは博多バス停までは運行されていなかったそうでありまして、それまではこの東木浦バス停が始終着地であったとの事でもあります。 (東木浦地区) 今回は、この東木浦地区までをご紹介しましたが、ここまでの姿を見ましてもわかりますように、延々とした坂道がある・カーブが多い区間を路線バスが運行している事がお分かりいただけるのではないかとも思います。それほど標高が高い所も走っている事も伺える訳でもありますが、次回後編ではそれよりも高い地域であります博多地区への姿を路線バスとともにご紹介しますので、次回もご覧になっていただければと思います。
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これら車も、古参車両の置き換えや新路線・新系統の開設などで導入されたものでありまして、特に関西地区へ乗り入れます夜行用に関しましては、排ガス規制等もありまして高年式の車両への置き換えも進んでおりまして、最近の導入車の中にはもっぱら昼行用として使用されながら多客期に本州夜行の続行として運行される事を前提に導入された車もありまして、3列シート車・4列シート車と新しい車へ置き換えられている事もこれらの記事をご覧いただきますと伺えるのではないかとも思います。 一方、そんな中でも車齢が20年前後経過しながらも健在の車も存在しておりまして、このうちのこれからご紹介します3列シート車に関しましても、元々中長距離の専用車として導入されていながらも、車両の更新もありまして健在の車もありまして、特に平成8年〜9年式の車も多く存在しているのも現状であります。 その3列シートの装備も、夜行用の場合が独立3列シートであるのに対しまして、これからご紹介します昼行用車の場合は、2+1列の偏心3列シートとなっているのが特徴であります。 そう言う事でありまして、前回までは最新鋭車両と言う事でご紹介しましたが、今回はこれまで私が収めました車の中から昼行用として導入されました車に絞ってご紹介してまいります。尚、掲載車両の中には既に廃車となった車も存在しますが、それに関しましても変化と言う事でご紹介しますのでご了承いただきたいと思います。 現在、九州産交バスの昼行高速路線バスで3列シートが採用されておりますのが以下の路線でありまして・・・ 熊本〜宮崎「なんぷう号」 熊本〜長崎「りんどう号」(一部のみ) 熊本〜北九州「ぎんなん号」 福岡〜宮崎「フェニックス号」の以上4路線であります。 こうして見ますと、鹿児島を除いて九州のほとんどの主要都市へは3列シート車での運行がわかるのではないでしょうか。それでも、かつてはさらに廃止になりました熊本〜佐世保線「さいかい号」などの路線でも運行されておりましたので、最盛期からしますと運行路線も減っているのが現状でもあります。 そんな昼行用の3列シート車は、平成初頭は画像のタイプが主でありました。このタイプは、西日本車体(西工)58MCを採用したタイプとなっておりまして、この頃から中間トイレ・ビデオつきの豪華版となっていたのが特徴でありました。 尚、以下画像の車は2台とも廃車となっておりますが、晩年は画像3・4の車は天草営業所で「あまくさ号」に、画像5の車は「あまくさ号」の他一般路線(画像は西11系統・玉名駅〜河内〜小島〜熊本駅〜交通センター)でも使用されていました。 (熊本22か24−39、いすゞP−L719R)〜元熊本〜鹿児島線「きりしま号」用 (熊本22か24−77、形式同)〜元「さいかい号」用 (3列シート部分) 平成6年になりますと、「フェニックス号」の世代交代がなされておりまして、その専用車として画像の車両が登場しておりまして、福岡・熊本〜宮崎間を往復する事になります。ちょうど同時期には画像22のように夜行用も導入しておりますが、夜行用は独立3列なのに対しまして、画像の車はいずれも偏心3列シートになっております。尚、それでも夜行続行用を想定していたのか、中央下部に仮眠室も付いているのがおわかりいただけるのではないでしょうか。 (熊本22か28−74、三菱U−MS821P)〜「あまくさ号(超快速)」運行時 (熊本22か28−84、日野U−RU3FSAB)〜「なんぷう号」運行時 ちなみに、画像の2台の車は平成22年に熊本〜天草(本渡)線の「天草超快速」用として使用されましたが、運行終了後は三菱エアロクィーンについては画像のように車体にステッカーを貼られた上で熊本〜天草(本渡・下田温泉)線として使用されております。また、日野セレガについては高速・特急の予備用として使用されておりましたが、その後残念ながら廃車になっております(今後「一日一鉄バス」で再掲載予定です)。 翌平成7年には、「フェニックス号」の増発によりまして、画像のようにスーパーハイデッカーの他にハイデッカー車も導入されました。ちなみに画像9の30−25については、画像4の24−77以来約5年ぶりのハイデッカーによる3列シート車の導入となっておりまして、以降毎年のようにスーパーハイデッカーに加えまして、ハイデッカーの3列シート車も導入される事になります。 (熊本22か30−02、日野U−RU3FSAB) (熊本22か30−25、三菱U−MS826P) また同年には「ぎんなん号」の車両の世代交代がなされておりまして、引き続き3列シート車での導入となっておりました。この車(日野U−RU2FTAB)の特徴は、スイングではなく折戸であったのが特徴でありまして、停車地が多い「ぎんなん号」にふさわしい装備であったと言えるのではないでしょうか。しかし、このタイプも乗車定員が少ない事からその後「ぎんなん号」が4列シート化されまして運行されておりましたが、西鉄バス撤退後に「ぎんなん号」に戻った車も存在しておりました。 (熊本22か30−17)〜「さいかい号」運行時(平成25年撮影) (同)〜「ぎんなん号」運行復帰時(平成22年撮影) ちなみに、上の画像の30−17の「さいかい号」運行時は、いわゆるイレギュラーの運行でありまして、と言いますのも、この車には「ぎんなん号」でWi−Fiが導入されていた事からWi−Fiが装備されておりまして、Wi−Fiが装備されている車がこのように他路線に運行されている姿も見られておりました(す(現在も他車でも見られるため))。 平成8年から翌9年にかけましては、「りんどう号」・「さいかい号」・「きりしま号」の車両の世代交代、「フェニックス号」の増発などもありまして、ハイデッカーの3列シート車も多く導入されておりまして、現在も車両の更新もありまして、多くが各路線で見る事ができております。尚、先述のように「きりしま号(再開後)」では当初は3列車で運行も、後に4列シート化されておりますので、現在は「きりしま号」では見る事ができません。 (熊本22か30−98)〜「ぎんなん号」運行時 (熊本22か31−10)〜「やまびこ号(イレギュラー)」運行時 (熊本22か31−12)〜「りんどう号」運行時 (熊本22か31−58)〜「ぎんなん号」運行時 最も多く導入されましたのが、日野セレガ(いずれもKC−RU3FSCB)で12台導入されております。現在も3列シートの昼行路線では最も見る事がある車でもありますが、中には更新時に液晶モニターに換装された車もあるなど、まだまだ健在である事を伺わせております。 また、平成9年には画像の三菱エアロバス2台(いずれもKC−MS829P)が導入されておりまして、日野セレガとともに、「なんぷう号」・「フェニックス号」で現在もこの姿を見る事ができております。 (熊本22か31−82) (熊本22か31−83) また、「フェニックス号」用としまして、同時にスーパーハイデッカー車も導入されております。尚、画像の車(熊本22か31−84、三菱KC−MS822P)は平成9年の「フェニックス号」の増発を機に導入された車でありましたが、これ以降昼行用の3列シート車は導入されず、以降はハイデッカーの導入となっております。 そして平成9年に導入されました車以降、何と13年間は昼行用の3列シート車の導入はありませんでしたが、平成22年と翌23年に合計3台が導入されておりまして、いずれも「なんぷう号」・「フェニックス号」で使用されています。尚、それら車をご紹介しましたNO.1682でもご紹介しましたように、三菱エアロエースに関しましては仮眠室なしの独立3列シートになっておりまして、平成22年に導入されました日野セレガまでが偏心3列シートでの導入となっております。 (熊本200か・788、日野PKG−RU1ESAA) (熊本200か・866、三菱LKG−MS96VP) ちなみに、平成24年以降に導入されました車に関しましては、夜行用と兼用になります独立3列シート車が導入されておりますが、独立3列シートの夜行用の車両であった車も、昼行用に転用された車も実際に存在しておりまして、画像がその姿でありますが、行先自体も以下のように用意されておりますので、不自由はあまりなかったのではないかとも思いますね。尚、画像23の姿は、NO.1676でもご紹介しました、「ひのくに号」深夜便運行最終日の姿でもあります。 (熊本22か30−21、三菱U−MS821P)〜「フェニックス号」運行時 (熊本22か31−03、三菱KC−MS822P)〜「ひのくに号」深夜便運行時 こうして、九州産交バスの昼行用の3列シート車の話題をご紹介しましたが、現在使用されている3列高速車も、平成8・9年式が多く導入されている事もありますし、その分世代交代も噂される頃になってきているのが実情のようであります。しかし、車両の更新も行われた車もありますし、集中的な置き換えの噂もありませんので当分はそのままで行く事にはなるのではないかと思われますが、それでも「フェニックス号」・「なんぷう号」などで長らく運行されている事を思えば、そろそろ考える時期である事には間違いないようであります。
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前々回のその1ではADG−規制車〜PKG−規制車の前編、前回のその2ではPKG−規制車の後編〜QRG−規制車の前編をご紹介しました九州産交バス最新鋭高速車の話題でありますが、いわゆる平成17年式以降の高速車がこれだけ導入されている事がお分かりいただけるのではないかと思います。 やはり、その分新路線の開設(後述にも関係します)や増発がありましたり、古参車両の置き換え、さらにはADG−・PKG−規制車の他路線への転用(同)による流れも見られておりますので、それだけ多くの車が導入されている事もわからなくはないのではないかとも思う所でもあります。 さて、今回最終回は、QPG−規制車及びQRG−規制車の後編を、昨年まで導入されました全16台に関しましてご紹介してまいります。 九州産交バスでは、平成24年に前回もご紹介しました、熊本〜大阪・京都線「あそ☆くま号(熊本200か・968、三菱QRG−MS96VP)」専用車に続きまして、この年熊本〜福岡線「ひのくに号」専用車として4台導入しておりまして、「あそ☆くま号」専用車の場合が長距離夜行用の固定窓4列シート車なのに対しまして、こちらは元々「ひのくに号」として導入されたものでありますので、4列折戸タイプの導入となっております。 (熊本200か・972、日野QRG−RU1ASCA) (熊本200か・973、形式同) しかもこの「ひのくに号」専用車には、このタイプでは初めて、名称柄からは8年ぶりとなります、いすゞガーラ(いずれもQRG−RU1ASCJ)が導入されておりまして、これまで導入されておりました日野セレガとは違った姿を見せております。この車の特徴としましては、フロント部分の「Kyu San Ko」が省略されているのが特徴でありますが、これはこの後導入のいすゞガーラでも省略されております。 (熊本200か・979)〜平成25年撮影 (熊本200か・980) このうち・979に関しましては、当ブログでも番外でもご紹介しましたように、現在は宮崎県五ヶ瀬町観光ラッピング車となっておりまして、車体では五ヶ瀬町にあります「五ヶ瀬ワイナリー」や「五ヶ瀬ハイランド」のデザインが見られておりますし、車内でもPRを行っております。 尚、この「セレガーラ」4台にはいずれも全席コンセントが装備されておりまして、以来導入高速車は全てコンセント付きの導入となっております。 またこの平成24年には、産交バス所有の新八代駅〜宮崎線「B&Sみやざき号」の専用車が更新されておりまして、その更新車両に日野セレガ(QRG−RU1ASCA)4台が導入されております。このセレガ自体は4列シート車ではありますが、スイング扉となっておりますし、最後部にはパウダールーム付きのトイレ、そして各席コンセントが設置されているなど、同じ4列シート車でも「ひのくに号」専用車よりも豪華版となっているのが特徴であります(詳しくはNO.1327参照)。 (熊本200か・988)〜JR九州バス宮崎支店にて敷地外より撮影、車番が少々見にくい事はご容赦ください (熊本200か・989) (熊本200か・990) (熊本200か・991) さらにこの平成24年には、夜行用の日野セレガも3台導入されておりまして、いずれも独立3列シート・仮眠室・トイレ・コンセント付きとなっております。これまで私も利用させていただきましたが、やはり独立3列シート車である分、隣を気にせずゆったりできるのがいいのではないかとも思いますね。尚、この3台は夜行用ではありますが、多客時に続行として本州方面へ運行される以外は、もっぱら熊本〜宮崎線「なんぷう号」及び福岡〜宮崎線「フェニックス号」が本来の担当路線でもあります(詳しくはNO.1323参照)。 (熊本200か10−09) (熊本200か10−10) (熊本200か10−11) 日野セレガであります、この3台及び後述の熊本200か11−30に関しましては、いずれも形式が「QPG−RU1ESBA」でありまして、その証として「燃費基準+5%達成車」となっております。これらは高出力車である事からこのような形式となっておりますが、中長距離を運行している事を思えばこのような高出力車が使用されるのもわからなくはないのではないでしょうか。ちなみに、昨年下半期より高出力車もQRG−規制(「燃費基準+10%達成車」)となった事から、見分けが付きにくくなっております。 そして、平成26年には5台導入されておりまして、昼行用4台・夜行用1台が導入されております。まずは昼行用でありますが、これらはいずれも「ひのくに号」専用車でありまして、これらの導入によりまして、平成24年導入時に続きまして、平成20年式までのADG−・PKG−規制の日野セレガも熊本〜鹿児島線「きりしま号」に転用されております。 (熊本200か11−17) (熊本200か11−18) 上の画像の11−17・11−18に関しましては日野セレガでありますので、形式はQRG−RU1ASCA、そして以下の11−26・11−27に関しましてはいすゞガーラとなっておりまして、形式はQRG−RU1ASCJとなっております。このような導入例は、先の平成24年導入時と同様の形となっておりますが、これらのボディを架装しますジェイバス勢の勢いがすごい事も伺えるのではないかとも思いますね。 (熊本200か11−26) (熊本200か11−27) そして、もう1台が日野セレガの夜行車(熊本200か11−30・QPG−RU1ESBA)であります。この車も先の10−09〜10−11と同様独立3列シート車の夜行車でありますが、この車ももっぱら昼行の「なんぷう号」・「フェニックス号」が主な担当路線であります。それでも、本州夜行の続行等として使用される事もありますので、床下仮眠室もこういった時に活躍される時が来る事でしょうかね。 これで、平成17年以降に導入されました、最新鋭高速車43台に関しましてを3回に分けてご紹介しましたが、今後も新車の導入があると思われますので、さらに新しい姿が見られる事ではないでしょうか。やはり、排ガス等の環境面にも配慮した車が導入されている訳でもありますのでわからなくはないのではないでしょうかね。これからも、これら最新鋭高速車が各路線においてのさらなる活躍を願いたいものであります。 (注)掲載車庫画像は特記以外はすべて許可を受けて撮影しております。
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