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改札まで数メートル。向かい側から
なぜかそこにいるはずのない彼女がやってきた。
微妙に私が笑いかけてみた。
彼女もすぐに気が付いたが、
周りにいるメンバーを見て、
ひきつった顔をした。
一か月ほど前から、会社の人が行っている
フラメンコのイベントへ行くことになっていた。
無敵ちゃんは誘われていなかったことも
あり、私も言っていなかった。
なのに、なぜか彼女が使っていない
駅に向かう道で会うか?
まじで?
なんだか悪いことをしているような気がした。
無敵ちゃんには悪いが、彼女がそのまま
最初に与えられた仕事をしていれば、
きっとこのイベントに誘われただろうな。
と思った。
その証拠に最近入った新人さんが
誘われていたから。
もともとは彼女がやっていた仕事を投げ出したので、
新しくその仕事をさせるためだけに入社させたから。
そして、彼女はめっちゃ可愛がられていた。
無敵ちゃんと名字が似ている。
でも、雲泥の差。
10歳以上下の子が
難なく仕事をしているのに、
彼女は…。。。
そう思うと哀れだけれど、
仕方がないのかもなぁ・・・。
周りも努力したとは思う。
しっかりと働いてほしかったし。
でも彼女は期待を裏切った。。。
それからは彼女にとっても地獄の日々だったに
違いない。
(それまでも今も周りは地獄だけど)
会社を一週間以上も休んでいた時に
周りから聞こえる声は
悲惨なものでした。
「あの子は教えるの無理だよ」と
どんなにやさしい人に言っても
彼女は一筋縄ではいかない。
一週間以上休んでいた時も、
周りはほっとしているようにさえ見えた。
「なんで、こどもちゃんはちゃんと仕事できるのに
無敵ちゃんは、何もしないんだろう」と
周りから言われ、
もしかしたら
メンタルかもしれないと思って、
前の職場の人にヘルプしたら、
へたくそだが彼女に連絡をとってくれた。
けれど「皆さんが心配するから、気を付けてくださいね」と
いう言葉に無視で返した。
さすがに翌週の月曜は来るだろう。。。と思っていたが、
来なかった。
火曜日も来なかった。
そして周りも期待していた。
「もう来ないでしょ」ということに。
でも決戦は水曜日に訪れた。
彼女が現れた。
10時ごろに出勤をして、何も言わず、しれっと
席に着いたらしく。。。
マジで?としか思わなかった。。。
マジか?
彼女が休んでいる時に、一度
明日は行かなくちゃと言っていたことがある。
新入社員が入る準備をしなくちゃと
言っていたが。。。
結局、小さな仕事かもしれないが、
彼女がいないことで、
ほかの人が代わりにやったはずの仕事もあった。
嫌われているとは上司に長い休みの謝罪も
あってよかったのかっもしれない。
たとえ体調不良とはいえ。
前の会社の会社の人から
無敵ちゃんは来ていますか?と言われ
「水曜日は10時ごろに来ていました。
木曜日以降はわかりませんが」と回答したら
「フレックスは使わず、通常の時間で
出勤しなさい。少なくとも一年は使わず頑張りなさい」と
前の会社で上司だったお局と以前、
無敵ちゃんは約束していらしいのですが
(無敵ちゃんが辞めると言い出し、
上司を悪者にした事件)
結局、いまだにその約束は守られていない。
きっと月曜日も10時ごろもしくは11時に出勤し
お昼も13時ごろにずらして、
みんなが気にかけてくれたからと
自分勝手な判断をし続け、教えてもらえる時間を
削っていくんだろうな。
人生にもしもはないが、
「ここに入るって決めたなら、
努力をしなきゃだめだよ」と私が言った言葉を
彼女は意味が分からないといった
言葉を浴びせた彼女。
「どうせ、また、同じことを繰り返すよ」と
まるで予言のように言った自分の言葉を思い返してしまった。
「若さで仕事なんてするな!若くなくなったら
使えなくなる」と言った上司のことをかみしめながら
もしもはないが、彼女が選択したことが
今に至る結果につながっているのだなぁと思った。
「もしも、あの時」と過去を思い返しても
変わらないが、こどもちゃんを辞めさせて
自分を残してと懇願した彼女の選択。
「どうやったら、今の仕事減らせるかな?
もう、社長に言いつけることはできないしさ」と
言った彼女の選択
様々な選択が今の彼女の結果へと導かれている。
私自身も悔恨と選択そして今後の道を
模索しながら、生きていいる。
「20代とは違うから、仕事を選ぶな」と友達に言われたと
いう彼女(たぶんその時に彼氏に言われたと思う)
に私が笑って言ってしまった
「私たちの20代のころ、選んで仕事した?
してないでしょ?
20代でも仕事なんて、選んでないでしょ?
そんな仕事の仕方なんてしていないでしょ」と
笑った私に
ありえないものを見たような
すごい冷たいまなざしを向け
「私の周りは選んで仕事をしているし、
今の20代は普通に選んで仕事をしているよ。
ほら、20代と仕事しているから」とマッサージ店での
出来事を淡々と語った彼女。
いろいろな選択。
「あの子は育ちが悪いんだよ」と会社の子が言っていた。
30代後半の女性に「親の育て方の良し悪し」をいうのは
忍びないのだが、
甘やかされて育った彼女。
そのつけを今、払わされているという事実。
親が守れるのは一時。これから長い人生を
彼女は「嫌なことがあるたびに逃げて退職することを繰り返す」
「代償を受け入れ、心を入れ替え、仕事をする」
「周りに何を言われても動じず、このままを続けるか」
様々な選択をこれから、彼女はどう下すのだろうか?
その選択が結果、最善なものだと
祈ってやまない。
一年後、五年後、十年後
彼女はどんな人生を歩んでいるんだろう。
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