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関東学院大(横浜市金沢区)ラグビー部員の大麻栽培事件に絡み、大麻を吸ったことを認めている2年の部員が神奈川県警の任意聴取に、「先輩に勧められ、断れずに吸引した」と供述していることが分かった。吸引する時は大麻栽培で起訴された3年の元部員2人が練習中に声をかけたり、電子メールを送っていたという。県警は、こうした勧誘から部内に大麻吸引が広まった可能性があるとみて、裏付け捜査を進める。【梅田麻衣子、野口由紀】
これまでの調べで吸引を認めた部員は12人で、内訳は2年4人、3年5人、4年3人。レギュラー1人も含まれていた。
県警によると、梅埜桂嗣(21)、中村大樹(21)両被告=大麻取締法違反罪で起訴=は大麻を「草」「葉っぱ」などと呼び合い、吸引する時は事前に練習中に部員に声をかけたり、電子メールで、参加するよう呼び掛けていた。ほとんどの部員が2人から誘われて吸っていたとみられる。
両被告は調べに「今年3月ごろから大麻の栽培を始め、7月ごろ収穫した8本の大麻草を7〜8月にかけて吸った」と供述しているという。両被告のどちらかが必ず同席し、ラグビー部の寮や夏合宿で宿泊した長野県のホテルなどで吸引したといい、多い部員は3〜4回吸っていた。
大麻取締法には「使用」を処罰する規定がなく、県警は吸引を認めた12人について、同法の「共同所持」や「譲り受け」容疑で書類送検する方針。
部員12人が吸引を認めた問題を受け、同大学は4日に春口広監督の辞任と同部の来年3月までの全活動停止を決めた。また、部員への調査が「不十分だった」として、6日に部員153人全員の個別面談を実施。調査結果を集計中で、内容を公表するかは来週以降に検討するという。
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