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2007年に電通総研が行った「生活におけるインターネットの重要度」に関するアンケート調査によれば、全体の6割が「ネットがないと不便」と答え、10代〜30代にいたっては3割が「ネットがないと生活できない」とすら回答したそうです。もはやネットって、僕らと切っても切れない関係になっているわけですね。
ここでイキナリ編集部から無謀な実験命令が。「“ネットがないと生活できない”ってホントに〜? なくても生活できるって(たぶん)。ためしに1週間、ネットなしで生活してみて、リポートしてみてね」。…というわけで、これをネット上でレポートする矛盾はさておき、いざ実験開始。
まず苦労したのがスケジュール。普段から手帳に詳細を書きこまず、先方とやりとりしたメールを頼りに予定を管理していたため、いざ打ち合わせに出ようとしても相手会社の場所さえわかりません。未整理の名刺から連絡先を探し、電話でわけを説明し、地図をFAXしてもらいました。
また、調べモノにもひと苦労。主に図書館を利用したのですが、館内で本を探すにも「検索ネット」が使われており、ならばと係員の方に頼んでみると、ササッと手元のパソコンで検索し、棚の位置をプリントアウトしてくれました。
こうなると、もはや何をもって「ネットなし生活」なのかわからなくなってきます。ほかにも、例えば山手線内で配信されているニュースや、自宅のIP電話にもネット回線はつながっているわけで…そう考えると、改めて日常生活におけるネットの浸透度を感じさせられます。
とはいえ、この生活を体験してみてよかった面も。それは電話する機会が圧倒的に増えたこと。用件を伝え、雑談が生まれ、その延長で飲みに行く約束もしました。脱ネットは、コミュニケーションを深めるのにひと役買ったといえるかもしれません。
「確かにメールは効率的ですが、コミュニケーションが無味乾燥になりがちです。ビジネスは相手あってのもの。電話で感情を伝えたり、直接会って時間を共有することは、データで送れない何かをやりとりし、互いに刺激を与えるなど、より良い関係性を育む機会になります」というのは、ビジネスコミュニケーションの問題に詳しい、ビーンスターの鶴野充茂氏。
しかし、最も困るのは、自分よりもむしろ周りの人たちのようで…。何度も「連絡が取れない」とクレームがきたり、メールで送られてきた確認事項を把握していなかったために打ち合わせが無駄になったりと、さすがに弊害が大きくなり、あえなく3日でギブアップ。
長いことはオススメできませんが…たまには「休肝日」みたいなノリでネット断ちしてみるのもアリかも?
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