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韓国での発掘古木材の保存
鏡潭文化財研究所
所長 金 益柱
今日は、韓国から来ました金益柱(きんいーちゅう)です。
ご紹介頂きました様に、先の二人の先生は大学で教えておられますが、私は2年前までは
国立海洋遺物展示館に勤めていましたが、現在は個人の研究所を開いて居ます。
今回の様に意義の有る研究発表会に参加でき、沢山の方がお休みの所、出席頂いて感謝して居ます。今日の私の話の概要は、2年前より木浦の沖で発掘した船の保存に付いてご紹介
する事と、後半は個人の研究所の木製品の保存方法を、ご紹介したいと考えて居ます。
私は文化財保存の中でも、木製品を中心に活動して居ます。
今回の話の内容は、写真で見て頂いている、木浦の博物館のロビーから見た写真です。
(一)水浸古船の発掘
木材の利用は、人類の文明史と共に歩んできたが、微生物により分解されたり、昆虫による食害を受けるなど、その特性上、金属又は陶器とは異なり、原形のまま受け継がれて来るのは多く在りません。従って非常に乾燥した場所に置かれたり、水浸の状態にあった木材が発掘された出土します。
写真は西の南端に在る木浦から、高麗時代の船が発掘されました。
発掘箇所の地域を説明します。この地域では、海中・陸中での発掘を行うか悩んできました。
と言う事は、韓国の西海岸は遠浅で、海水が引いていくと砂が200mの範囲で出てきて、
陸地のような状態と成ります。
発掘作業は水が引いた時の、一時間から二時間の間に行いました。
これからは海中発掘の状況を説明します。
機会探査は船上から、超音波探傷機で、どの位の深さで埋まっているか確認します。
写真で見て頂くと、中央部の黒い所が6mの深さで遺物が埋まっている状態です。
海底の深さを調査して行きます。左右に凸凹の所が見えますが、岩盤が映し出されて居ます。
このような探査方法で、広い範囲で調査していけば、何処の地点に遺物が在るか判ります。
先ほどの画面では、多くの遺物が埋まっているのが判ります。遺物の集中している地点を
絞っていくとはっきり判ってきます。その後水中カメラを入れて確認した所、高麗時代の
青磁器が発見されました。同じ地帯から、船の木片が沢山発見されました。
最近の韓国では、西海岸の埋め立て工事が多くなって居ます。
又埋め立てる工事の進行が早くなってきて居ます。
韓国の地図を付けて居ます、見てください。
十二東破島船が在りますが、海底が深くなっている所です。
韓国では、西海岸で300箇所遺物が砂をかぶっている所が在りますが、発掘が困難です。
陸地を埋めていく所で深くなって居ます。そこから多くの遺物が発見されて居ます。
見ていただいている写真は、砂に埋もれて居る遺物を清掃している所です。
発掘作業では、圧縮空気を吹き付けて砂を飛ばして遺物を出土して居ます。
写真の精度が良くないですが、作業者が写したものです。
もう一枚の写真は、陶磁器が船に載せられて、運搬する様子です。
発掘の記録を基に、引上げ作業を行います。
引き上げた水浸古木材の保存は、特別な処理が行われて居ます。空気中に放置すると、木材内の水分を排出しながら収縮と変形が起り、原型を失って文化財としての価値を失います。
人類は昔から、探検・商取引の為に、色んな形の船を利用してきました。
水浸古木船の発掘と保存は、1958年、デンマークのロスキレ海域で5隻のバイキング船と、1961年、スェーデンのバーサー軍船の発掘より始まった。
高野街道を河内長野中心に紹介しています。
わいわいマップhttp://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=cuKZ1gfEm9xQIy5M3W1kNum.Tog9G5jnYy.c4Ncy17Y-高野街道記きまぐれ補足用地図
http://sakuratosiro.fc2web.com/koyakaidoukitop/framepage4.html高野街道記もご覧ください。
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