高村光太郎連翹忌運営委員会のブログ

4/2は高村光太郎(1883〜1956)の命日、連翹忌(れんぎょうき)です。

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明治古典会さん主催の「七夕古書大入札会2016」。

毎年この時期に行われる、古書業界最大の市です。神田神保町の東京古書会館を会場に、出品物全点を手に取って見ることができる下見展観が7月8日(金)午前10時〜午後6時、7月9日(土)午前10時〜午後4時に行われます。昨年は光太郎関連出品物が少なく、行きませんでしたが、今年は種類が多い上に、気になる出品物もあるので、行って来ようと思っています。

目録に載った今年の光太郎関係出品物は以下の通り。

高村光太郎歌幅一幅 15万円〜

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戦後の花巻郊外太田村在住時の揮毫です。光太郎本人による箱書きも附いています。書としての出来は素晴らしいものです。が、最低落札価格15万円と、かなり安めです。どうも、状態があまり良くないようで、その値段なのだと思われます。


高村光太郎色紙一枚 10万円〜

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こちらもあまり状態が良くないようで、安めです。紙自体もきちんとした色紙ではないようです。戦後すぐくらいの時期にはこうした用紙がよく使われていました。


高村光太郎書簡一通 30万円〜

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留学仲間の画家、山下新太郎にあてたもの。平成24年(2012)にも出品されました。


高村光太郎草稿一冊 100万円〜

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今回、最も驚いたものです。昭和19年(1944)、『智恵子抄』の版元、龍星閣から刊行された詩集『記録』の原稿で、おそらく龍星閣に送られたものではなかろうかと推定できます。画像は各詩篇に付された前書きです。枚数が書いてありませんが、もし全篇揃っていれば、すごいものです。


高村光太郎詩稿九枚 50万円〜

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昭和19年(1944)、青磁社から刊行された『歴程詩集2604』のために送られた草稿と推定できます。昭和63年(1988)にも出品されました。ただし、その時は12枚。3枚減っています。


高村光太郎戦後 「独居生活」資料集 40万円〜
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こちらも平成24年(2012)に出品されたものです。詩人志望の青年に、断念するよう忠告する内容の書簡が二通。画像下の部分は、詩集を出版したいので序文を書いてくれ、という求めに対し、断りの書簡と共に別便で送られてきた詩稿を返送した際の包装と鉄道荷札です。尾崎喜八、草野心平からの書簡も附いています。


高村光太郎草稿一帖 10万円〜
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昭和18年(1943)に刊行された木村直祐、宮崎稔共編詩集「再起の旗」の序文です。以前から東京の古書店の在庫として販売されていました。


高村光太郎詩稿三枚 30万円〜
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昭和25年(1950)の雑誌『展望』に載った2篇の詩「RILKE JAPONIKA ETC.」「赤トンボ」の原稿。これも出版社に送ったものでしょう。昭和62年(1987)にも出品されていました。


某月某日・をぢさんの詩二冊 二枚 20万円〜
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昭和18年(1943)刊行の詩集『をぢさんの詩』及び、随筆集『某月某日』。前者の編集に当たった詩人の高祖保に贈ったもので、ハガキも附いています。平成25年(2013)にも出品されました。

文学館等ではガラスケース越しにしか見られないものですが、7/8、9の下見展観では、これらを全て手に取って見ることが出来ます。

その他、名だたる文豪のいろいろな品もてんこ盛り。ざっと目録を拝見したところ、夏目漱石や島崎藤村の草稿で、最低落札価格が数百万円から、というものが目につきました。

ぜひ足をお運びください。


【折々の歌と句・光太郎】

紫の細緒目によき檜木笠今朝みる木曾の霧青いかな
明治34年(1901) 光太郎19歳

自宅兼事務所周辺、今は霧雨に包まれています。今日明日は雨の予報。関東は水不足。これで解消して欲しいものです。

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