高村光太郎連翹忌運営委員会のブログ

4/2は高村光太郎(1883〜1956)の命日、連翹忌(れんぎょうき)です。

智恵子

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ネット上に、謎のゆるキャラが……。

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「ちえこちゃん」だそうです。

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Twitterの「ちえこちゃん@福島県二本松市」というアカウントです。

福島県二本松市のご当地キャラ【ちえこちゃん】公式アカウントです。二本松市、智恵子の里・安達の各種イベントに参加したいと思いますので、末永く応援よろしくお願いします。」だそうです。

二本松市さんのサイトを調べても、記述がありません。今後紹介されるのか、それとも千葉県船橋市の「ふなっしー」のような「非公認ご当地キャラ」なのか、何とも不明です。

11月3日(土)、二本松市の智恵子の生家/智恵子記念館でデビューしたそうですが、今後も彼の地の各種イベントに参加したいとのことで、いずれお会いする機会もあるかと存じます。

泉下の光太郎や智恵子が苦笑しているような気もします(笑)。


【折々のことば・光太郎】

おのれに無いものは断乎としてそこに無い。此は強い魂の特長である。世に多い詩工の事は知らず、およそ此を土台にしないで、どんな詩人の業が確かであらう。

散文「廣田末松遺稿詩集「午前の歌」跋」より 昭和5年(1930) 光太郎48歳

この年1月、25歳の若さで早世した詩人・廣田末松――己の「弱さ」を自覚していたその木訥篤実な性格、そして性格そのままの素直な作風の詩作品を、光太郎は愛しました――の、おそらく唯一の詩集に寄せた跋文から。

「おのれに無いもの」を、さも有るが如く書き記す似非詩人=「世に多い詩工」への批判も兼ねています。

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昨日ご紹介した、東京都荒川区の吉村昭記念文学館さん。平成18年(2006)に亡くなった、荒川区ご出身の作家・吉村昭氏の顕彰施設ですが、氏の奥様、津村節子氏の郷里・福井の福井県ふるさと文学館さんと昨年、「おしどり文学館協定」を締結、このたび、合同企画展が開催されています。小説『智恵子飛ぶ』(平成9年=1997)で芸術選奨文部大臣賞を受賞され、一昨年には文化功労者にも選ばれた津村さんにスポットをあてたものです。  

おしどり文学館協定締結1周年記念 荒川区・福井県合同企画展「津村節子〜これまでの歩み、そして明日への思い〜」

期   日  : 平成30年10月26日(金)〜31年1月23日(水)
場   所  : 福井県ふるさと文学館 福井県福井市下馬町51-11 福井県立図書館内
時   間  : [火〜金]9:00〜19:00  [土・日・祝]9:00〜18:00
料   金  : 無料 
休 館 日 : 月曜日(祝日の場合は翌日) 11/22 12/20 12/29〜1/3 

 県ふるさと文学館では、文壇のおしどり夫婦といわれた吉村昭氏と本県出身の津村節子氏のそれぞれの出身地に建つご縁に基づき、昨年11月に荒川区立ゆいの森あらかわ吉村昭記念文学館と全国初の「おしどり文学館協定」を締結しました。
 1周年を記念し、福井県と荒川区において、合同企画展と記念講演会をそれぞれ行います。
 

関連イベント

記念講演会「津村・吉村文学の魅力」
 日 時:平成30年10月28日(日)14:00〜15:30
 会 場:福井県立図書館多目的ホール
 講 師:出久根達郎氏(直木賞作家)
 定 員:150名(申込順、参加無料)
 申 込:電話、FAX、メールにて、または直接ふるさと文学館窓口
          TEL:0776−33−8866 FAX:0776−33−8861 E-mail:
bungakukan@pref.fukui.lg.jp
 その他:手話通訳、音声の文字表示を行います。

津村節子氏撮り下ろしインタビュー特別上映会
 表 題:「津村節子氏人生を語る〜これまでの歩み そして明日への思い〜」
 日 時:平成30年10月26日(金)〜10月28日(日) 各日10:00〜、13:00〜、15:30〜(約20分)
 会 場:福井県ふるさと文学館 映像ルーム
 定 員:各回40名(当日受付、参加無料)

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ところで、「おしどり文学館」ということであれば、花巻高村光太郎記念館さんと、二本松市智恵子記念館さんも、そのような協定を結べば、それで一つの宣伝にもなりますし、展示の共同開催、資料の相互貸借などなど、いろいろ便利だと思うのですが、どうも行政がからむと、そうした部分、腰が重いのが現状です。

閑話休題、福井展、お近くの方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

詩とは決して別の世界があつて、その世界に我々を誘ひ出すものでなく、事実の中の事実が正しい言葉に具体された時、それが即ち詩なのだといふ確信を終に失ひ得ない自分は、此等の諸篇の中に立派な詩を見出して喜ぶ。

散文「更科源蔵詩集「種薯」感想」より 昭和6年(1931) 光太郎49歳

北海道弟子屈で開拓にあたりながら詩を書いた更科源蔵の詩集への讃辞です。

他者への評でありながら、光太郎詩論が端的に語られています。

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第2回 トピック展示「津村節子『智恵子飛ぶ』の世界〜高村智恵子と夫・光太郎の愛と懊悩〜」が開催中の荒川区ゆいの森あらかわ内の吉村昭記念文学館さんで、それとは別個の展示が始まっています。  

おしどり文学館協定締結1周年記念 荒川区・福井県合同企画展「津村節子展 生きること、書くこと」

期   日  : 平成30年10月20日(土曜)〜12月19日(水曜)
場   所  : 吉村昭記念文学館 東京都荒川区荒川二丁目50番1号 ゆいの森あらかわ内
時   間  : 午前9時30分から午後8時30分まで
料   金  : 無料 
休 館 日 : 11月15日(木) 12月7日(金)

平成29年11月5日に、吉村昭記念文学館と福井県ふるさと文学館はおしどり文学館協定を締結しました。荒川区出身の作家、吉村昭氏と、妻で福井県出身の作家、津村節子氏の「おしどり夫婦」になぞらえ、両館が協力して相互に魅力を高めていくため、締結したものです。協定の締結1周年を記念して、福井県と合同で企画展を開催します。

昭和40年に「玩具」で芥川賞を受賞して以来、力強く生きる女性の姿を書き続けてきた作家、津村節子。今年で90歳を迎え、現在も精力的に執筆活動を行う津村氏の約60年に及ぶ創作活動を、自筆原稿や取材メモ、愛用品などを通して紹介します。

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関連イベント

◆記念講演会「果てなき往復書簡―一編集者から見た吉村昭・津村節子」
 日程:11月4日(日曜)14時〜16時(開場は13時30分)
 講師:山口昭男氏(岩波書店前代表取締役社長)
 参加費:無料   定員:100名※申込順   会場:ゆいの森あらかわ1階ゆいの森ホール

◆朗読会「智恵子飛ぶ」
 日程:11月23日(金曜・祝)14時〜15時30分(開場は13時30分)
 出演:竹下景子氏(俳優)
 参加費:無料   会場:ゆいの森あらかわ1階ゆいの森ホール
 定員:100名(応募多数の場合は抽選。11月4日(日曜)までにお申込下さい。当選者のみ、11月17日(土曜)までに葉書でお知らせします。)

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◆文学館学芸員による展示解説
 日 時  :11月3日(土曜)15時〜 15時30分  12月5日(水曜)15時〜15時30分
参加費:無料  定 員  : 15名※申込順   会 場  :ゆいの森あらかわ3階企画展示室

イベント申込方法
ゆいの森あらかわホームページ(イベント予約)、ゆいの森あらかわ1階総合カウンター、FAX(03−3802-4350)でお申込み下さい。
イベント名(展示解説の場合は、参加希望日)・参加者の氏名(2人まで)・代表者の住所と電話番号を、ゆいの森あらかわへ。

なんとまあ、竹下景子さんが、津村さんの代表作の一つである『智恵子飛ぶ』から朗読をなさるそうです。



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上記会場は、荒川区の吉村昭記念文学館さん。平成18年(2006)に亡くなった、荒川区ご出身の作家・吉村昭氏の顕彰施設です。亡くなる直前、吉村氏は、区の財政負担を考慮し、単独の文学館ではなく図書館等の施設と併設することを条件に文学館の設置を承諾なさったということで、ゆいの森あらかわさんの中にオープンしました。

そして奥様の津村節子さんの出身地・福井の福井県ふるさと文学館さん。おしどり夫婦それぞれゆかりの文学館ということで、昨年、「おしどり文学館協定」を締結、展示の共同開催、資料の相互貸借を行うそうで、今回もその一環です。

荒川区・福井県合同企画展ということで、もう一方の福井県ふるさと文学館さんでも「津村節子〜これまでの歩み、そして明日への思い〜」が開催されます。明日はそちらをご紹介します。


【折々のことば・光太郎】

此の北地に闘つてゐる人のまぎれのない声は、どんなジヤスチフイケイシヨンがあらうとも結局まだ中途に立つてゐる私などの腹わたに強くこたへる。私は其をまともに受ける。かういふ強さは、ひねくれた強さでないから、痛打を受ける事が既に身になる。

散文「猪狩満直詩集「移住民」に就て」より 昭和5年(1930) 光太郎48歳

猪狩満直は、福島いわき出身の詩人。同郷の草野心平の詩誌『銅鑼』同人でした。『移住民』は、前年に北海道阿寒に移っての開墾生活を題材としています。

明治末に、やはり北海道移住を志した光太郎。あまりの無計画で、ひと月ですごすご逃げ帰りました。そうした負い目が読み取れますね。

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智恵子関連新聞記事等、4件ご紹介します。

まず先週の『神戸新聞』さんの一面コラム。 

正平調 2018/10/08

湊川神社西側の坂を上ると神戸文化ホールの大壁画が目に入る。印象的な青いアジサイ。このモザイク画は高村智恵子の紙絵から制作された。ホールの完成は1973年だから、半世紀近く市民に親しまれている◆智恵子の名は、彫刻家・詩人である夫高村光太郎の愛に満ちた詩集「智恵子抄(ちえこしょう)」で知られるが、明治時代に洋画を学んだ先進的な女性だった◆精神を病んで、病床で紙絵を作り続けた智恵子は38年10月に52歳で没した。それから80年を迎える今年、郷里の福島県二本松市では智恵子抄の朗読大会などが開かれるという◆ホールのモザイク画の下には小さな石碑がある。光太郎の詩「晩餐(ばんさん)」の一節を刻む。〈われらのすべてに溢(あふ)れこぼるるものあれ われらつねにみちよ〉。光太郎と親交のあった詩人草野心平が書いた◆アジサイの元絵を収める画集「智恵子紙絵」を開けば、花や果物、動物などを題材にした繊細な作品が次々と現れる。これをホールの壁に選んだセンスに、今更ながら敬服する◆紙絵は智恵子の詩であり叙情であったと、光太郎は記す。「私に見せる時の智恵子の恥かしさうなうれしさうな顔が忘れられない」。ホールは三宮への移転が計画されている。その後も、この壁画が残ってくれればいいのだが。

神戸文化ホールさん、20年ほど前に、現地に行って観て参りました。

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原画はこちら。

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どういう経緯で智恵子の紙絵が神戸の地に採用されたのか寡聞にして存じませんが、こんな感じで智恵子作品が使われているのは全国でここだけです。

壁画の下には、記事にもある、当会の祖・草野心平揮毫の碑。

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壁画ともども、残していただきたいものです。


続いて、やはり先週、10日付の『朝日新聞』さん。投書欄の一角にある、風刺の効いた一言で笑いを誘う短文投稿欄的なコーナーです。 

かたえくぼ 羽田新ルート

東京には日本の空がない  ――高村智恵子  (亘理・光太郎)

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背景の解説的な、『東京新聞』さんの記事がこちら。 

<すぐそこに米軍 首都圏基地問題>横田空域の返還求めず 羽田新ルートで政府

 東京都心上空を初めて通る羽田空港(東京都大田区)の新飛行ルートが在日米軍が管制権をもつ横田空域を一時的に通過する問題で、日本政府が通過空域の返還を求めない方針であることが、国土交通、外務両省や米軍への取材で分かった。日米は管制業務の分担について協議を続けている。(皆川剛)
 新飛行ルートは二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックに向け、羽田空港の国際線の発着枠を増やすために導入される。東京湾の上を通って離着陸するこれまでの原則を変え、都心上空を通過することになる。その際、横田空域の東端をかすめることになり、国交省と米軍の実務者間で対応を協議してきた。
 現在、羽田を利用する民間機は横田空域を避けて航行しており、新ルートに合わせて〇八年以来となる空域返還の可能性も取り沙汰された。しかし、国交省管制課と外務省日米地位協定室は本紙取材に、「横田空域の削減(返還)は求めない」との見解を示した。
 国交省の担当者は「〇八年の削減で当面の航空需要には対応できており、これ以上の削減を求めるのは米軍の運用上も難しい」と説明した。
 在日米軍司令部も「横田空域のいかなる部分に関しても、永久的な返還の実質的な交渉は行っていない」と文書で回答した。
 横田空域を維持したまま新飛行ルートを運用すれば、着陸間際の航空機の通る空域が羽田、横田、羽田と変わる。短時間の間にパイロットが交信先を二度変えねばならず、安全性の面からも懸念が大きい。国交省は、横田空域を通過する際も日本側が管制を一元的に担当する案も含めて米軍と協議するとしている。
 <横田空域> 東京から静岡や新潟まで1都8県にまたがり、高度約2400〜7000メートルの階段状に広がる。域内にある厚木や入間などの基地を離着陸する米軍機や自衛隊機の管制を、横田基地の米軍人が行っている。民間機も飛行計画を提出すれば通れるが、現在、羽田空港の定期便の航空路は通っていない。

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こちらも寡聞にして存じませんでしたが、東京はじめ1都8県の空域は、ほぼ米軍の管理下にある実情だそうで。結局、アメリカのポチなんですね(笑)。


お次は『福島民友』さん。今週月曜の記事です。 

「智恵子の居室」特別公開 二本松の生家、初日から大勢の観光客

 二本松市智恵子の生家・記念館自主事業として二本松イメージ 6市にある智恵子の生家2階の特別公開が13日、始まった。11月25日までの土、日曜日と祝日に公開される。
 生家の2階は通常公開されず、市内で繰り広げられている重陽の芸術祭の一環で「智恵子の居室」として披露された。
 初日から観光客らが大勢訪れ、興味深げに部屋の中を見て回っていた。時間は午前9時〜正午と午後1時〜同4時。
 切り絵アーティストの福井利佐さんの作品展も13日、智恵子の生家で始まった。同展は重陽の芸術祭プログラムの一つで、11月25日まで開かれている。智恵子の生家内の至る所に作品が飾られ、来場者を楽しませている。

福島ビエンナーレ」の一環としての取り組みです。昨年の様子はこちら。今年は切り絵作家の福井利佐さんによるインスタレーションが行われており、当方、来週末に行って参ります。福井さんのブログに展示風景がアップされています。


最後に一昨日の『福島民報』さん。 

飲食業者が全国大会 35都道府県1000人、復興応援

 全国社交飲食業代表者福島大会は十五日、福島市のとうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)で開かれた。席上、厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰の太田和彦氏(郡山市、味の串天)、全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状の高野豊氏(会津若松市、ゑびす亭)、全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会会長表彰の鴫原岩男氏(二本松市、クラブキーボード)らをたたえた。
  全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会の主催、県社交飲食業生活衛生同業組合の主管。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を応援しようと「ほんとの空・みんなの笑顔・よみがえる福島」を大会テーマに三十五都道府県から約千人が参加した。
  実行委員長の鈴木悦朗県社交飲食業生活衛生同業組合専務理事(福島市、轟座)ら都道府県ごとに組合旗を掲げて入場した。大会委員長の佐藤吉昭県社交飲食業生活衛生同業組合理事長(福島市、談妃留)が震災と原発事故後の全国からの支援に感謝を伝え「福島の魅力を味わってほしい」と歓迎した。畠利行副知事、木幡浩福島市長が祝辞を述べた。
  組合活性化のための人材育成に努め、組織の強化拡大などを盛り込んだ大会宣言を採択した。
  太田氏、高野氏、鴫原氏以外の県内受賞者は次の通り。
  ▽全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状=高橋光子(福島市、フラワーロード)伊藤小百合(須賀川市、スナック鶴つう)
  ▽全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会会長表彰=中島隆(伊達市、FineBar Sora)

光太郎詩「あどけない話」(昭和3年=1928)中の「ほんとの空」の語、福島の復興の合い言葉として、広く一人歩きしている感があります。もっともっと広まってほしいものです。


【折々のことば・光太郎】

芸術品としての価値について今更贅語を費すのは、雪を冷たいと説明するやうな愚に近いのを感ずる。

散文「北原白秋の「思ひ出」」より 明治44年(1911) 光太郎29歳

この年刊行された白秋の詩集『思ひ出』を評する文章の一節です。現代に於いても、「雪は冷たい」式のエラいセンセイ方の「評論」がまかり通っていますね(笑)。

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本日、10月5日は、智恵子の命日「レモンの日」です。昭和13年(1938)に亡くなった智恵子、今年で没後80年となりました。

それにちなみ、昨日の『福島民友』さんの一面コラム。  

【10月4日付編集日記】高村智恵子没後80年

 1990年代の半ば、ロックバンド・ミスターチルドレンの桜井和寿さんが文芸雑誌「ダ・ヴィンチ」の表紙を飾った。写真の中の桜井さんは愛読書だという文庫本を手にしている
 ▼その文庫本は、高村光太郎の「智恵子抄」だ。ダ・ヴィンチのインタビューで桜井さんは智恵子抄について、一人の人を愛し抜くパワーに感動したと述べていた。愛する喜びと苦悩に満ちた光太郎の詩は、桜井さんの曲づくりにも影響を与えたに違いない
 ▼智恵子が52歳で亡くなってから、明日で80年を迎える。節目の年に合わせ、地元・二本松市では智恵子を顕彰している団体がさまざまな記念事業を予定している
 ▼11月には智恵子抄の朗読大会を初めて開く。このほかにも智恵子に関する知識を問う検定や、二人にちなんだお菓子を食べながら語り合うカフェなども企画する。同団体は、時代を超えて読み継がれてきた智恵子抄の魅力を広く発信していきたい考えだ
 ▼同市には、智恵子の生家がいまも残る。二人が手を取り合って歩き、安達太良山や阿武隈川を眺めた鞍石山などゆかりの場所もある。節目の年に智恵子の古里を訪れてみれば、心を通わせ合った二人の存在をより身近に感じられるはずだ。

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当方、寡聞にしてミスチルの桜井さんが光太郎智恵子ファンとは存じませんでした。言われてみれば「愛する喜びと苦悩に満ちた光太郎の詩は、桜井さんの曲づくりにも影響を与えたに違いない」、納得できますね。

けっこう芸能界には隠れ光太郎智恵子ファンの方々がいらっしゃるようです。引退なさった山口百恵さん、現在もご活躍中の声優・能登麻美子さん、連翹忌や、二本松で開催されている「レモン忌」にもご出席いただいている一色采子さん(昨年は智恵子生家で朗読イベント「智恵子・レモン忌 あいのうた」にご出演なさいました)などなど。

隠れ、ではないのが当会会イメージ 2友・渡辺えりさんお父様の渡辺正治氏が光太郎本人と交流があったご関係で、ご自身、幼い頃から(あまり想像できませんが(笑))、光太郎詩を聞かされて育たれたそうです。そんな関係で光太郎を主人公とした「月にぬれた手」という舞台をなさったり、各地の講演やさまざまなテレビ番組などでお父様と光太郎のエピソードをご紹介なさったりして下さっています。

そういえば、10月7日(日)14時〜15時、二本松で第24回レモン忌が行われる日ですが(したがって当方は欠礼します)、同じ福島の、いわき市立草野心平記念文学館さんで、渡辺さんのご講演があります。

当会の祖・草野心平を祀る(笑)文学館でのご講演ですので、やはり光太郎智恵子に関わるお話があるかと存じます。

事前予約制で、おそらく既に定員に達していると思いますが、もしかするとキャンセル等が有るかも知れません。同館にお問い合わせ下さい。


最後に、本日放送の福島でのテレビ放映情報を。 

はまなかあいづToday▽高村智恵子没後80年 ▽カフェ?子育て女性注目の働く場

NHK総合1・福島 2018年10月5日(金)  18時10分〜18時52分 

▽きょう高村智恵子没後80年 ▽まるでカフェ…子育て女性注目の働く場 ▽気象情報 ▽県内の放射線測定値 

キャスター 吾妻謙 岩間瞳 平川沙英  リポーター 後藤万里子  気象予報士 齋藤郁子

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福島県の方、ぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

中原君の詩は所謂抒情詩の域を超えた抒情詩といふべきで、それは愬へたり、うたつたりする段階から遙に超脱して、心や物がそのまま声を発するものであつた。インキ壺を書くのでなくて、インキ壺が書くのであつた。むしろインキ壺がただ在るのであつた。

散文「夭折を惜しむ――中原中也のこと――」より 昭和14年(1939) 光太郎57歳 

愬へたり」は「うったえたり」と読みます。

智恵子の翌年に亡くなった中原中也の追悼文から。中也独特の詩の世界を端的に言い得ていますね。

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