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第4章 カウンセラーの人間性
1.自己理解 ⅲ
LESSON4-1
Episode1と2に共通する現象は何かを考えてください。
解 説
これら2つのエピソードは、いわゆる<逆転移>の現象です。
逆転移とは、カウンセラーの内的世界を、クライエントに投影してしまうことを指します。
多くは自覚することなしに、無意識に発生する現象です。
カウンセラーは、本来の客観的な態度を失い、不合理な感情に影響されて、クライエントの問題をまるで自分の問題のように感じてしまい、性急に、無理に解決しようとしたり、あるいは極端に無力に感じたりします。
従って、カウンセリング場面では、クライエントの気持ちや考えに焦点があるというよりは、カウンセラー自身の気持ちの動きに焦点が移ります。
このように不合理な感情が、カウンセラーの認知を歪曲させ、行動にも影響を与えます。
カウンセラーは、経験の深いカウンセラーからスーパービジョンを受けて、自己と対峙し、自己を知る努力を普段から続ける必要があります。
LESSON4-2
次の設問に答えてください。
① あなたの家族の人間関係は、どのような影響を与えていますか。
② あなたは、過去に何か未解決の問題を抱えていますか。
③ あなたは、どのような劣等感を持っていますか。
④ あなたの長所・短所は何でしょう。
⑤ あなたの得意・不得意なことは何でしょう。
⑥ あなたは、どのようなことに感情的な反発をしますか、あるいは極端に冷淡になりますか。
解 説
自分の生まれた家族での人間関係、つまり原家族が与える影響を知る必要があります。
父母や兄弟との関係はどうであったか。
自分の家族と拡大家族との関係や、学校での人間関係や職場での人間関係の特色とどうであったか。
過去の未解決問題が、カウンセリングに影響を与えることがあります。
過去の大きな失敗や成功体験などから、人の評価や承認をどの程度求めるのか。
どのくらい失敗を恐れるのか。
あるいは、成功を望み、完全であることを望むのか。
あるいは、現実的か理想的か。
自分の傾向を知ることによって、それらの「しばり」から開放されて、より自由に感じ、考え、行動できるようになります。
次回は
2.自己一致と純粋性
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総体的には、自己を否定的に考えるのではなく、肯定的に考える必要があるのでしょう。
自己のカウンセラーとしての発展を信じることが必要と思っています。
2013/4/5(金) 午後 3:21 [ sharu24jp ]
そのとおりですね。
2013/4/5(金) 午後 5:18 [ 雇用能力開発機構 ]
凸凹さんの見解にも一理ありますね。
ただ、カウンセリングの目的はあくまでも自己理解に
あるわけです。
そう、答えを教えることは簡単なことでしょうが、
あくまでも、クライエント自身がそのことに気づく
ことですね。
2013/4/5(金) 午後 5:22 [ 雇用能力開発機構 ]
凸凹(次の方も同じですが…)さん、折角、コメントを
戴いていながら気づくことなく…申し訳ありません^^;
2013/4/10(水) 午後 9:48 [ 雇用能力開発機構 ]
○○さんも↑の方に同様、大変失礼しました。
2013/4/10(水) 午後 9:49 [ 雇用能力開発機構 ]