SSS(咲SS)感想ブログ

12/3 しばらく書いてなかったので文章勘がにぶってますね……。

全体表示

[ リスト ]

第1試合後半戦・東2局

東・初美:25000
南・憩:37000
西・美穂子:25000
北・哩:13000



恒子『さあ、第1試合はいまだ後半戦の東2局ですが、第3試合と第4試合が試合開始の時間になったー!』

健夜『あそこで闘っている選手たちも、時間が経つのが本当に短く感じているでしょうね』

菫「応援する側もな」

照「福路さんも応援してるけど、原村さんの試合も始まっちゃった」

立花「二人とも見てればいいでしょ」

久「照は不器用だから……」シミジミ

菫「お、白水がここでもうテンパイか」

久「他の3人の手が遅いから、ここは和了れそうね」

立花「やっぱり白水さんは強いわね。いざというときの引きの強さは絶対にかなわないわ」

照「原村さんならただの偶然って言いそうだけど」

哩『ツモ。3000-6000』



東3局

東・憩:34000
南・美穂子:22000
西・哩:25000
北・初美:19000



憩「〜♪」タンッ

美穂子(さて、1回目の薄墨さんの北家。そして荒川さんの親)タンッ

哩(ひとまず取られた分は取り返したけん、あとは後半戦1位を取れば、荒川・福路を同時に沈めることができるチャンス)タンッ

初美(まあ、だれが一緒に上がっても自分より各上ですからねー。荒川、福路の2人に同時に39点差をつけられなければオーケーですけどー)タンッ

憩「〜♪」タンッ

美穂子(2回続けての手出し……かなり早いとみていいのでしょうか。理牌の様子からすると、1向聴か2向聴ほどかと思いますが)タンッ

哩(自分が勝ちあがるには1位以外はほとんど無理。なんとしてでも荒川から直撃を取りたいところやけん)タンッ

初美(そうはいっても、この生意気な2年生を凹ませてやらないと気がすまないですよー)タンッ

憩「チー」タンッ

美穂子(え?)

哩(なに?)

初美(1筒で鳴きますかー!?)

美穂子(真ん中から筒子が出てきて、左に4枚、右に6枚。テンパイ、それも萬子、索子系が怪しいところですね。右の6枚が4〜9筒だとして1通確定でしょうか。まずは2筒で様子を見ておきましょう)タンッ

憩「ロン。2000」パララッ

美穂子(もう!? それに、2筒!?──この理牌は……!)



淡「きもい」

桃子「具合悪いっす」

友香「なんなんでー、これ……」

咲「福路さんは相手の視線移動から手を読むっていう話だったけど、これは……」

憩手牌:■僑沓牽隠横外貽鷸亜伸´↓ ドラ:五 ロン:



美穂子(そう……そういうこと。右に6枚残して123筒を鳴けば誰だって一通を疑う。逆に筒子がそれ以上左にあるとは思わない。私が視線から手を読んでいたことを逆手に取られた……!)

憩(お嬢様やなあ……やることが分かってるなら事前に対抗策はいくらでも作れる。鳴き一通と見せかけた鳴き三色。筒子を安全圏に見せかけた騙しテクニックや。自分の力が逆手にとられるなんて、思ってもあらへんかったやろ)

美穂子(この私が、手玉にされた……!)

憩(まだまだ、こんなもんやないで。なにしろウチの『親番』なんやから)

憩「さ、1本場やで」



東3局1本場

東・憩:36000
南・美穂子:20000
西・哩:25000
北・初美:19000



久「あー、なるほど。これはやられた」

菫「今の理牌のことか? 確かに福路さんはうまく乗せられてしまったようだが」

立花「いいえ、そうではなくってよ。久が言うのは、前半戦で荒川さんが薄墨さんに勝たせたもう1つの理由が分かったってことでしょう?」

菫「もう1つの理由? 福路を落とすためだけではなく?」

久「それはもちろん大前提なんだけど、前半戦で薄墨さんを勝たせておくことで『福路対策』を後半戦まで温存することができたっていうこと」

菫「ああ、なるほど。もし前半戦で荒川が福路さんを徹底的に封じ込めて1位を取れば、後半戦で巻き返すなり、2位狙いの作戦に切り替えることもできる。だが……」

照「絶対に1位を取らなければ勝ち抜けができないこの状況で『福路さん対策』が始まってしまった。これを打破するのはかなり難しい」

菫「おい、だとしたら荒川のこの理牌も福路さん対策だっていうことなのか?」

久「うわあ……」

立花「なにこれ」

照「ここまでばらばらだと何を狙ってるのかすら分からないね」



美穂子(さて、荒川さんがテンパイしたみたいですが)

憩「 」ニコニコ

美穂子(嫌な笑顔ですね。こちらを罠にかけようとしている顔。確かにあなたの手は透けて見えるほどなのだけど……)

美穂子(筒子の345と、索子の1236789、それにおそらくは中が3枚。69索のノベタンにしか見えない)

美穂子(でも、私の全身がそれを否定している。見えれば見えるほど、それは何かが『違う』と全力で叫んでいる。それはきっと相手があなただからなのね、荒川さん)

憩「ほな立直や!」テンボウヲタテテミマシタ!

美穂子(点棒を立てるのは同じ北大阪の園城寺さんの得意技だったわね。それをやれば一発ツモになるっていう話だったけど)

美穂子(薄墨さんがいるのに立直をかけてきた……振り込みが怖くないというのはきっと、和了る自信があるからね)

美穂子(でも一発ツモなんてそれこそ未来が見えなければ無理なわけだし)

美穂子(そうなると、和了り牌を誰かに切らせるのが目的ということになるわけだけど)

美穂子(安牌がないから難しいわね。見た目通りなら69索が危険だけど、この感覚は絶対に違う。さっきの理牌のこともあるし、こちらを騙してるに違いない)

美穂子(困ったわね。どれを切っても当たりそうな気がする。まあ、こうなったら運試しもいいかもしれない。一応、これが当たれば地獄単騎の白にしておきましょうか)タンッ

憩「ロン」パララッ

美穂子(!……な、なんですか、その理牌は……)

憩手牌:3(五)白2ぃ涯絛紕鍬ぃ横係沺.疋蕁Л .蹈鵝白

憩「立直一発チートイ赤1、満貫12000の1本場は12300や」

美穂子(こ、この私が満貫振り込み……? それに、なんですかその理牌は。なぜそれが私の目にはノベタンに見えるというの……)



東3局2本場

東・憩:48300
南・美穂子:7700
西・哩:25000
北・初美:19000



智葉「ほう。荒川の奴、ここで勝負を決める気か。団体戦で対局したときにも思ったが、荒川の奴、去年よりずっと引きが強くなっている。思いが強ければ、大事なところで牌がそれに答えるというが──」



淡「まじきもい」

桃子「ほんと、どういう計算力してるんすかね」

友香「サッキーでも分からないんでー?」

咲「意味不明以外のなにものでもないよ」

淡「えーと、頭の中で絵柄を別のものに切り替えるんだったっけ」

桃子「それも何通りかっすね。どの牌を切っても大丈夫なように、必ず七対子にしなきゃだめだって言ってたっす」

友香「相手が自分を見れば見るほど罠にかかっていく、対福路用最終兵器って言ってたんでー」

咲「いずれにしてもこれで、舞台は整った……!」



照「まずい」

久「え、なに。照でもまずいお菓子ってあるの?」

菫「何を馬鹿なことを言っている」

立花「美穂子の点数が8000点を下回った。このままだと──」



美穂子(薄墨さんの役満ツモで、トビ終了……?)

憩「〜♪」タンッ

美穂子(薄墨さんが2回連続1位、荒川さんが2回連続2位なら何も問題なく1、2位が決定してしまう。このままじゃ……)タンッ

哩(このまま薄墨が持ってくと、ここで1回戦が終わってしまう……)タンッ

初美(さーて、どうしますかねー。荒川憩は私に和了らせて、自分は2位で福路美穂子を蹴落として2回戦に行くつもりなんでしょうけど)タンッ

憩(さーて、3順目。そろそろいくでー)タンッ

初美「ポン!」

哩・美穂子((東──!))

憩(ほいっと)

初美「ポンですよー!」

哩・美穂子(北まで──!?)

憩(さー、はっちゃん、たのんまっせー)タンッ

初美(……荒川憩。他人を全部自分の掌の上で遊ばせて楽しいですかー? 楽しいんでしょうねー)

初美(でも、ただで遊ばれてなんかやらないですよー。どのみち私はもう2回戦進出が決まってるんです。お前の思い通りになんかなってやりませんよー!)

初美手牌:南南南西西西白/東東東/北北北 ドラ:二 ツモ:白

初美(くらいやがれ、ですよー!)タンッ!



巴「和了り拒否」

霞「荒川さんの思い通りになるか、という強い気持ちの表れですね」

春「……」ポリポリ

小蒔「ですが……相手は高2最強。宮永照に一番近い人。この程度でぐらつくようでは、そんな呼ばれ方はしません」



憩「──ツモ」パララッ

哩(なに?)

初美(なんと!?)

美穂子(……!!!)

憩手牌:22255(5)6789中中中 ドラ:二 ツモ:9

憩「ツモ中ホンイツ三暗刻赤1、倍満」

初美(は、8000オールですかー!?)

哩(こいつ、薄墨の役満をカムフラージュに、ここまで手を高めとったか)

美穂子(そういえば荒川さんが東と北を切り出したのは3順目から。きっとそのタイミングで手を高めに作ったに違いありません)

美穂子(これが──これが、頂点にもっとも近い人、全国2位の荒川憩の実力ですか……!)

憩「これで、1回戦はしまいやな!」



憩:72900 (-9+63=54)
初美:10800 (30-19=11)
哩:16800 (-13-13=-26)
美穂子:-500 (-9-31=-40)



恒子『第1試合、ここに決着ーっ! 戦前は荒川憩・福路美穂子の2強が優勢との下馬評だったが、なんと大番狂わせ、決勝に進出したのは荒川憩と薄墨初美だーっ!』

健夜『前後半を通して、荒川さんが常にペースを握っていましたね。結果は勝ち星1つずつですが、実際の実力差はさらに離れているとみていいでしょう』

恒子『では、宮永照の牙城もついに敗れる日がやってきますか!?』

健夜『そこまではなんとも。今回は同卓していたのが役満体質の薄墨さんということもあって、前後半ともにその力を利用した闘牌でした。もし薄墨さんがいなかったら、まったく違う展開になっていたでしょうね』

恒子『福路美穂子にとっては、薄墨初美と同卓したのが一番の敗因ということですね!』

健夜『そうですね。ただ、正面から闘っても、この内容だと荒川さんに軍配が上がりそうですね』



美穂子「負けました──完敗です。前後半通じて何もできませんでした」

憩「いやいや。はっちゃんがいなかったら何もできへんかったよ」

初美「役満を和了らせられるなんて、屈辱の極みですよー」

哩「完全に掌の上で踊らされた感じやけん。実力の差を思い知ったと」

憩「いえいえー。まいるんもはっちゃんも十分強かったですよーぅ。今日はウチの作戦勝ちってことでー」

美穂子「荒川さん」

憩「はいな」

美穂子「宮永さんと久に、勝てますか?」

憩「上埜さんとは2年間で一度もやったことあらへんからようわからんけど、てるるんとは10回やったら3回は勝てると思うてます」

憩「問題は、決勝1回の勝負、そこで勝てるかどうかですからねー。半荘5回もあるし、正直無理ゲーやろ」

美穂子「あの2人は私なんか足元にも及びませんよ」

憩「知ってます。だからこそ、ここは圧倒的に勝たないとあかんかったんですよーぅ」

閉じる コメント(2)

顔アイコン

主さんお久しぶりです!!
Upお疲れ様です\(^^)/

さすが憩さん、九州のエース格二人とキャップを圧倒するとは…
これが、頂きに最も近い者、そして、絶対王者を倒せうる最後の希望の光か…(中2病的)

あの三尋木さんでも10回やったら一回負ける…かも…?

咲さんはどこまで食らいつくか…
やえさんは…? 今から楽しみです!! 削除

2016/5/1(日) 午後 9:02 [ Key001 ] 返信する

顔アイコン

> Key001さん

返信が遅くなりまして申し訳ありません! コメントありがとうございます!
はい、ここではまさに『圧倒』でした。それもこれもはっちゃんの役満体質のおかげではありますが、場況を読んで思い通りに動かすスキルの高い憩ちゃんですので、どれだけ観察眼が鋭くても相手に合わせる美穂子さんではよほど運に恵まれない限り難しいだろうなあ、と勝手に思っています。
あと、このあとにラスボステルルンが待ち構えているので、ある程度の『差』がないと勝ち目ないですからね。

ではこれより次の試合のアップに向かいます。

2016/5/12(木) 午前 9:26 [ せーや ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事