SSS(咲SS)感想ブログ

12/3 しばらく書いてなかったので文章勘がにぶってますね……。

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 その人は確かに何かを企んでいた。

 けれど、その『何か』がわからない。

 わからない──それは、えらい久しぶりの感覚やった。

「……そこまで言うなら、ウチも本気でやりますよ」

「ああ、そうしてくれ」

「ほな、並べますんで、ちょっと待ってください」

 パチパチと、ウチは二十枚の駒を自陣に並べていく。途中、対面に座るその人の様子を伺う。変わったところはない。敵陣を見る。種も仕掛けもない十二枚の駒。それらがごく普通に、整然と並んでいる。

 なにもおかしなところは『見当たらない』。

 パチ──とウチは玉将を置く。これで、準備完了。

「じゃあ、私からだな」

 その人は、すらりとした綺麗な指先で歩を掴み、パチ、と一マス進める。慣れた指し方。素人ではない。ただ、素人だろうと玄人だろうと、ウチの敵ではないことに変わりはない。

 わからへん。どういうつもりや、この人……?

「どうした? 次は君の手番だぞ」

 ウチの視線に気付いて、余裕の笑みを浮かべる。

 どう見ても『本気』で『正気』だった。

 イカサマや不正ナシをすることなく、マジでガチの正攻法で、ウチに勝てる気でいる。

「……信じられないか?」

「正直に言えば、そうですね。にわかには信じられません」

「そりゃ、まあ、ニワカには信じられんだろうさ」

 くつくつ、とその人は声を上げて笑う。

 恐らくは、挑発の意味も込めて。

 ええやろ。乗ったわ。

「ほな……行きますわ」

 なんのつもりかわからへんけど、勝負を受けた以上は勝ちにいく。

 それも、完膚なきまでの勝利。

 パチ、パチ、と互いに駒を進めていく。

 やがて押し上げられた戦線は衝突し、争いが起こる。

 いや、それは争いというには、あまりに一方的だった。

 一方的な、蹂躙。

 ものの数分で、盤上《セカイ》はウチのものになっていた。

 具体的に言えば、王将を除く敵駒を、ウチが全て取ったのだ。

 さすがのウチも、溜息。

 非難半分、失望半分。

 《王者》の打ち筋とか言うといて、ド素人もやらんような悪手を連発するし。

 指し方を見たときはそれなりに期待できると思ったのに、この結果はあんまり過ぎる。

「見込み違い、って顔してるな?」

 その人は、しかし、笑みを崩さずにそう言った。

「言っておくが、今現在も私は本当に君を『負かす』つもりでいるぞ。嘘をついているように見えるか?」

「……見えない、ですけど」

 盤上に目を落とす。

 王将単騎、VS、他全駒。

 この状況から形勢をひっくり返すなんて不可能や。

 それもウチを相手に。

「安心していい。全ては計算通りだ。次の私の手番で君は負ける」

「は……?」

 何言うてんの、この人?

「君が挑発に乗ってくれてよかった。最速でただ詰みに来られたら、私の負けだったよ」

「いやいや、わけがわかりませんて。そもそも王将単騎になった時点で負け確定やないですか」

「違うね。王将単騎になったことで、私の勝ちが確定したんだ」

「はあ?」

「あっ、そうそう。言ってなかったな」

 わざとらしく人差し指を立てて、その人は目を細める。

「実は私の王将は特別なんだ。《八重桜》という能力《オカルト》を所持している」

 な、なんか言い出したで!? 《八重桜》!? オカルト!?

「ちなみに駒の裏に詳しい説明が書いてあるぞ」

 その人は、自分の王将を持ち上げて、その裏をウチに見せる。

 本来ならただ木目があるだけのそこには、手書きの小さな字で、こう記されていた。

 能力名:八重桜

 レベル:4

 発動条件:味方の駒及び持ち駒がゼロ枚になること

 効果:発動条件を満たした次の手番で、八手指しができる

「はっ──んなアホなー!!?」

「というわけで、《八重桜》発動だ」

「ちょ、待」

「待たない」

 大混乱するウチをよそに、その人はパチンパチンと景気よく王将を進めていく。

 九×九マスの盤上で、全方位に一マスずつ進める王将が、八回連続で動く、とはどういうことか?

「これで私の勝ちだな」

 サッ、とその人はウチの玉将をひったくって、空いたマスに王将を進める。

「なっ……!?」

 開いた口が塞がらないとはこのことだ。

「負けるのは初めてか、《特例》の新入生?」

 勝ち誇るように言って、手の内で玉将を弄びながら、その人は言う。

「ニワカは相手にならんよ」

「いやいや! いやいやいや!!」

 うまいツッコミの言葉が出てこない。こんなに感情的になるのはいつ以来だろう。

「どうした? そんなに負けが認められないか?」

「当たり前やないですか! 何が能力《オカルト》や! ただのズルでしょ!?」

「ズルとは心外だな。《八重桜》は昨日一晩考えて生み出した私の超カッコいい能力だぞ」

「やから、そもそもその能力《オカルト》っちゅーんが詐欺やないですか!?」

「そう思う気持ちもわかる。けど、実際に、能力《オカルト》はこの世に存在するのだから、仕方あるまい」

「なに言うて──」

 そこで、ウチは最初の自己紹介を思い出す。

 この人は、研究者。

 専門は、『能力解析』とプログラミング。

「まさか……ホンマですか? ホンマにこんな詐欺行為がまかり通っとるんですか?」

「君が詐欺だと言いたくなるのもわかる。だが、おかしいと思わなかったのか?」

 その人は偽悪的な微笑を浮かべ、ウチの目を真っ直ぐ見つめてくる。

「さも思い付いたように提案しておきながら、手際よく将棋盤と駒が出てきたこと。この手のゲームで名実ともに君が最強であることを承知していながら、見え見えの挑発をしたこと」

 その瞳の色はとても深く、底が見えへん。

「八枚落ちのルールも挑発の一環であり、私が上手の駒である『王将』を手にするための方便だな。と……まあ、一連の私の行動はすべて八重桜の発動条件を満たすためのものだったってわけだ。君の玉将を正攻法で詰ます気などさらさらない。しかし、君はそんな私の不自然さ──その根幹をなす論理《ロジック》を見破れなかった。私のことを『ホラ吹きの素人』だと思ってしまった。それが君の敗因だな」

 その人は盤の上から『特別な王将』をつまみ上げると、ふっ、と溜息交じりに苦笑した。

「ま、将棋のルールでは二手指し禁止だから、八重桜はちょっと卑怯だと私も思う。だが……麻雀ではそんなことないぞ」

 手の中の『特別な王将』を見つめるその人。けれど、その焦点は目の前の駒ではなく、どこか遠いところにあるように思えた。恐らくは、ウチの知らない、この人の過去──。

「正規のルールの範囲内で、自分だけの現実《ロジック》を卓上《セカイ》に展開するやつらがいる。《八重桜》は、私の名前だけじゃなく、私が最も強いと思った能力をもじった名前でもある。その力は……『王将八手指し』なんて可愛いくらいに半端じゃない」

 表面的にはジョークめかして語るその声の奥に、とてつもなく真剣な『本物』があると、ウチは感じた。

 感じて、それを探ろうと、僅かに目を細める。

 そのウチの変化を雰囲気で察したのか、その人は、誤魔化すための微笑を浮かべ、駒を盤に戻した。

 漏れかけた『何か』を瞳の奥にしまいこんで、その人は、ただのイントロダクションだということを強調するように、元の先輩然とした諭す口調で続けた。

「君は麻雀を『ルールさえ覚えてしまえば勝てる』と言ったが、それは思い上がりだ。君なら確かに最適手を打ち続けることができるだろう。しかし、それだけでは勝てない。一見して非効率で不合理でしかない一打が、勝利を決めることがある。雀士の数だけ必勝の能力《ロジック》があるんだ」

 言うと、その人は立ち上がって、ウチの前までやってきた。

「能力者の根幹をなす論理を解析し、プログラムに落とし込む。それが私の専門──名付けて曰く、《幻想殺し》」

「幻想……殺し」

 ウチが繰り返すと、その人は満足そうに、どきりとするほど優しく微笑んだ。

 抱き締めたい──という衝動に駆られたけど、行動には移さなかった。

 正確には、移せなかった。

「この街は、きっと君を退屈させない。私が保証しよう」

 その言葉と同時に、すっ、と機先を制するように手を差し伸べられたからや。さすがに、ここから抱きつくのは行き過ぎ。いずれはどうなるかわからへんけど、初対面の今日は、まずシェイクハンドから。

「よろしくな、《特例》の新入生──荒川さん」

 ウチはその人の手を握り返して、できる限りいたいけに、ニコニコと、可愛く笑う。

「憩『が』ええですーぅ」

「……仕方ないな。わかったよ」

 またやれやれと言った風に肩を竦めてみせるその人。内心でドキドキしているのは、手を繋いでいる今なら、もう見なくてもわかる。

「…………憩。これでいいか?」

 あっ! 今、ウチの名を呼ぶ直前に唇が震えた! あかん萌え死ぬわ!

 という気持ちをなるべく表に出さないよう、あくまで小悪魔系後輩キャラっぽく、ウチは余裕たっぷりに返した。

「おおきにです。こちらこそよろしくお願いします、やえさん」

 無許可の名前呼びに対して、その人は一瞬目を丸くしたけれど、すぐに微笑でもって事後承諾してくれた。

 ウチは目を伏せて、自分が今いる場所を再確認する。

 白糸台研究学園都市。

 なるほど確かに、ここは退屈とは無縁の、素敵な街のようやった。

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 まだ寒さの残る二月の終わりのことだった。『見てほしいものがある』と言ってラボにやってきた三尋木先生が、私にとある小冊子の束を差し出した。

「それ、先週やった入試の筆記試験問題ね」

「まあ……表紙を見ればわかります」

 おそらくは試験に使われなかった残部をまとめたものなのだろう。先日の入試で使われた問題冊子が全科目一揃いあった。

「ちょっと中を見てくんね?」

「はあ……?」

 首を傾げながら、一番上になっていた数学の問題冊子を開いてみた。難関私立高校らしい、比較的高水準の問題が並んでいる。

「どうよ? ムズい? それともらくしょー?」

「合格圏内に入るだけなら余裕です」

「さっすが学年トップの小走ちゃん! よっ、偏差値70!」

 扇子を開いて合いの手を打った三尋木先生は、にやりと笑む。

「ってことはさ──全教科満点なんてのも余裕?」

「不可能ではありませんが、さすがに多少の訓練が要るでしょうね」

「……なるほどねぃ」

 パチン、と扇子を閉じる三尋木先生。少しずつだが、話が見えてくる。

「もしかして、今年、誰かが達成したんですか? 全教科満点──確か、過去に瑞原先生一人だけだったはずですが」

「おっ、気付いちゃった? そうなんだよねぃ〜」

「それはすごい……」

 私は素直に驚いた。そして興味が湧いた。

「ちなみに、どこの誰なんですか?」

「んなもん教えられるわけねーじゃんよ」

「ですよね」

「っつーのは嘘で」

 バサッ、と三尋木先生は再び扇子を開く。私は耳を疑う。

「三尋木先生……?」

「まさにそれが本題なんよ、小走ちゃん」

 開いた扇子で、三尋木先生は口元を隠す。笑うのをやめたのだろう。目がいつになく真剣だった。

「史上二人目の全教科満点達成者──そいつの存在があまりに非常識過ぎて、教職員でもどう扱ったらいいもんか決めかねてるくらいなんだよねぃ」

「どう扱うって……普通に合格、二軍配属ってことでいいじゃないですか? ペーパーテストで満点取るようなやつです。当然、実技試験も余裕で高得点なんでしょう?」

「ところがどっこい。実技試験は受けてねーんだ」

「一般入試受験者でしたか……。じゃあ、レベル・ランク測定の結果は?」

「レベル0のランクF──無能力者」

「となると……うちの制度的に下位軍《クラス》からのスタートになりますか。でも、まあ、私たちの学年で言えば《智将》の例もありますし、瑞原先生級の逸材なら、遅かれ早かれ名を上げてくるでしょう」

「ん〜、まあ、それはそうなんだけどねぃ〜」

「何か問題でもあるんですか?」

「いやさ、そこなんだけど小走ちゃん。『そいつ』はどう考えても瑞原先生や加治木ちゃんみたいな頭のいい人間って感じじゃねーんだわ。なんつーのかな……そもそも『人間』じゃねーと思う。それこそ、神か悪魔」

「は……?」

 『そいつ』を強調した三尋木先生は、なぜか、私の持つ問題冊子に視線を落としている。

「ねぃ、小走ちゃん。現役唯一の研究特待生の小走ちゃん。偏差値70で学年トップの小走ちゃん。その気になれば全教科満点も不可能じゃないとのたまう小走ちゃん。一つ、訊きたいことがあるんだよねぃ」

「なんですか……?」

 三尋木先生は「どうにもわっかんねーんだけどさ」と前置きして、問う。

「自由記述の筆記試験で『問題冊子に一切書き込みすることなく』全教科満点取るのって……人間に可能なのかねぃ?」

 冊子を持つ私の手に、じわりと汗が滲む。

「それは他に──」

「他に書き込める白紙があるとか、もちろんそういうオチじゃなくて。純粋に、問題見て、そっから先は全部頭の中でやって、答えが出たら必要な分だけ解答用紙に書き込んで終わりっつー感じのヤツ」

 私はもう一度、数学の問題冊子を開いてみる。比較的高水準の問題。ただ正解に至るだけなら自信がある。楽勝だと言ってもいい。しかし、全て暗算でやるのは、いくらなんでも無茶が過ぎる。

「さらに言っちまうと、解答用紙のほうもオール一発書き。消しゴムの跡なんて一つもねーんだぜ? 喩えるなら、夏休みの最終日に模範解答そのまんま写して仕上げた宿題みたいな状態なわけよ」

 それはまた別の意味で脅威的だ。テストに限らず、ある程度の文量を誤字脱字なく手書きで書き下すというのは、そうそうできることではない。

「あと、もっと言っていい? カンニングの疑いがあるからっつって、念のために監視カメラ確かめてみたんよ。そしたらさ、そいつ、どうしてたと思う? 最初に『全てのページが間違いなくあるかどうか確認してください』のくだりで一通り問題冊子を捲るじゃん。そこで捲ったっきり、問題冊子に手を付けねーの。机の端に閉じたまま置いて、『始めてください』の合図で解答用紙にがーっと答え書き始めてさ。数分で解答欄を全部埋めておしまい。あとは他の受験者の邪魔にならないよう静かに席に座ってるだけ。全教科それ」

 それは──明らかに『普通』の人間ではない。

「……名前、なんていうんですか、その受験生」

「裏表紙の右隅」

 私は即座に問題冊子をひっくり返して、右隅を見る。可愛らしい筆跡でとある名が記されていた。

 途中から薄々そうじゃないかと思っていた予想が、的中する。

 私が今手にしているのは、試験に使われなかった残部なんかじゃない。

 これは、書き込みなどは一切なく、ページを捲った形跡もほとんど見当たらないが、実際に試験会場で配られた『使用済み』の問題冊子だ。

「ねぃ、どう思うよ、小走ちゃん。そいつは神なのか、それとも《悪魔》なのか」

「……いずれにせよ、二軍配属にしたほうがいいと思います。下位軍《クラス》に埋もれさせておく時間がもったいない」

「ま〜、それそのものは多数派の意見なんだけどねぃ。ただ、いくら全教科満点の好成績でも、一般入試受験者の無能力者を二軍《セカンドクラス》に配属なんてのは過去に例がないわけよ」

「なるほど……それで《特例》措置が必要になる、と」

「そ。つっても、実は方向性は決まってんだけどねぃ」

「と言いますと?」

「特待生にしちまうのさ。研究分野のね」

「……まさか」

「っつーわけで、現役唯一の研究特待生である小走ちゃん! この《特例》の世話係ヨロシクねぃ! 今度連れてくっから、入学式までにどっか好みの研究室に入ってもらってよ。能力的にはまず問題ねーはずだからさ」

「あわよくば、私のところでもらっても?」

「いいんじゃね? 知らんけど」

「まあ……けど、とにかく会ってみてからですね、この《特例》の新入生──」

 私は問題冊子に記載された名前に目を落とす。

「『荒川憩』に」

 *

 自分が普通じゃないと気付いたのはいつの頃だったか。

 何をしても退屈しか感じられなくなったのはいつの頃だったか。

 人の輪からこぼれ落ちないように笑みを貼り付けるようになったのはいつの頃だったか。

 まるで決定論の《悪魔》のように。

 全てを知ったような気になって。

 何を求めているのかもわからないまま。

 何かがありそうな場所を目指して。

 辿り着いたのが白糸台学園都市だった。

 世界最高峰の雀士養成都市。

 麻雀のことは一つも知らなかったけれど。

 この街は『普通じゃない』という噂を聞いて。

 どんなものかと見てみたくなったのだ。

「私は小走やえ。学年は君の一つ上で、四月から二年生になる」

 第一印象は、情報量の多い人、だった。

 キャラクターが濃い、と言えばいいのか。

 あまり見ない髪型をしているとか、そういう外見的な要素ももちろんあるのだけれど。

 喩えるなら、高度に発達した電子機器みたいな感じ。

 コンパクト、且つ、ユーティリティ。

 そんな人だった。

「一応、現役では一人しかいない研究分野の特待生をやらせてもらっている。専門は能力解析とプログラミングだ。よろしくな」

 小走やえ──と名乗ったその人は、ふっと儀礼的な微笑みを浮かべる。それは同世代とは思えないほど大人っぽくて洗練されていて、見ているうちに、心拍数が一割くらい上昇した。

 要するに、ときめいた。

「荒川憩です。よろしくお願いします」

 できるだけ好印象を与えたくて、いつもよりニコニコしてみた。効果が出ているのかどうか、表情からはイマイチ読み切れない。

「話はどこまで聞いているんだ?」

「必要なことは、大体。ウチを研究分野の特待生として迎えたい──入試の成績がよかったから、《特例》的に、そういう措置を取ることしなった、と。ただ、特待生になるからにはどこかの研究室に所属しないといけない。ついては、とある先輩が研究室の案内をしてくれるから、細かいことはその先輩に聞いてってゆーてました。着物の先生が」

「わりとアバウトだな……」

 その人は困ったように溜息をついた。けれど、本当に困っているようには見えなかった。むしろ状況を楽しんでいるようだ。

 どことなく、同類の匂いがした。

 きっと、この人も、退屈してるんだ。

 停滞した日常に、少しだけ、飽いている。..

「まあ、それじゃあ、何はともあれお互いを知るところからだな。えっと、荒川さん」

「『憩』でええですよ」

 ニコニコを崩さずに、ウチは言う。その人はウチから目を逸らして、口元に手を当てた。頬の表面温度が僅かに上がっている。照れているのだ。そして、それを隠すのに、思案しているフリをしている。

「……まあ、それはもう少し、仲良くなってからな」

 やれやれ最近の中学生は初対面から馴れ馴れしいもんだ、と窘めるような口調で言って、肩を竦めてみせる。もちろん、それも照れ隠しなのは、お見通し。

 あかん。この人、可愛過ぎる。

「わかりました。ほな、なるだけ早く仲良くなりましょ」

「あ、ああ……そうだな」

 表情筋に力が入っている。視線は右上。どうやら主導権を取り戻そうと何か企んでいるらしい。

 お手並み拝見、や。

「よし。それじゃあ、ここは一つゲームをしよう」

「ゲーム、ですか?」

「ああ。聞くところに拠ると、君はその手のものが得意らしいからな。いわゆる『ゲーム』の類いで、君はまともに負けたことが過去一度としてない。そうだろう?」

 その通り。そして、それこそが、ウチの退屈の主因やった。

「というわけで、君を『負かして』やろう」

「は?」

 聞き捨てならないことを言う。ただ、目を見る限り、ハッタリじゃない。

 これは面白くなってきた。

「ちなみに、何で勝負するつもりですか? やっぱり、白糸台やから麻雀ですか? せやけど、あれって確か、三、四人おらへんとできひん競技ですよね?」

 矢継ぎ早なウチの質問に、その人はニヤリと微笑む。

 ウチが面白がってることを理解して、面白がっている。

「いや、麻雀はやめておこう。君は麻雀のルールを知らないそうだし」

「ルールブックを渡してくれれば、二秒で理解できます。ルールさえ理解してしまえば、ウチに敵はおりません。間違いなく勝てます」

「ほう……?」

 その人は愉快そうに目を細める。ウチが嘘を言っていないことをわかった上で、その言葉が真実になることはないと確信している顔だ。

 ほう──とウチも感心する。

 さっきまでの言い回しからすると、どうやらウチのパーソナリティについてはある程度調べがついているらしい。

 やとしたら、ウチの『ゲーム』における戦績──あらゆる分野で勝ち続けてきたウチの過去を、この人は知っているはずや。

 やのに、この人は、ウチの『間違いなく勝てます』を、心の底から『そんなわけがない』と思っている。

 この人にそこまでの確信を抱かせるもの……一体なんやろか?

「まあ、とにかく麻雀はやめておこう。もちろん、白糸台に入学する以上、遠からず麻雀は覚えてもらうことになるが……今日はあくまでイントロダクションだ」

「わかりました。ほんで、麻雀やないとしたら、何で勝負しはるんですか?」

「君も私もルールを知っている競技がいい。例えば、そうだな……将棋はどうだ」

「将棋て……正気ですか?」

 ウチのことを調べているなら、知っているはずや。

 その手のいわゆる『偶然』が絡まないタイプの知的ゲームにおいて、ウチは人類最強やと。

 事実、将棋については、ウチは世界最強と言われるコンピュータに勝った上で、そのプログラムを改善したことまである。

「もちろん、正気だよ」

 ……なるほど。知っていてなお、そんな大言壮語を吐くんですか。

「まあ、ええですけど。ほんで、ハンデはどうします? 六枚落ち? なんならいっそ八枚落ちでもええですよ」

「そうだな。じゃあ、なんならいっその八枚落ちにしよう」

 言って、その人は壁際の棚から盤と駒箱を引っ張り出してきて、ウチらが囲むテーブルの上に置いた。

「ちなみに、私『が』だぞ」

 駒箱を開けたその人は、ひょい、と王将をつまみ上げる。

 それは、上手が使う駒。

 ハンデを与える側が使う駒だ。

「さあ、そう恐い顔をせずに、座るといい。《特例》の新入生」

 パチリ、と自陣の中央に王将を据えて、その人は不敵に微笑む。

「お見せしよう、《王者》の打ち筋を」

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「ツモ! 3000-6000!」

 さあ、これでまくった。
 今まで、何度繰り返しても、公式戦で勝てなかった相手。

 私の、一番の親友で。
 私の、一番のライバルで。

 そして、私の一番好きな人。

 勝ちたい。
 勝って、私のことを認めさせたい。

 ずっとそう思ってきた。
 今年こそは。
 最後のインターミドルこそは、絶対に勝ちたかった。

 それなのに。

「ロン。5200」
「!……」
「どうしたの。まだ試合は終わっていない。さ、オーラスね。サイコロ回すわよ」

 また、逆転された。

「まだよ。まくり返してみせますわ!」
「そうね。諦めるなんてあなたらしくない。さあ、追いかけてみなさい」

 私は知っている。
 全国屈指の打ち手と認識されながら、彼女が決勝に進出したことは実は一度もない。
 彼女自身は強い。だが、それ以上に『勝ち運』がない。
 タイトルのかかった戦いではなく、
 タイトルのかかった戦いへの挑戦権が手に入らない。
 トーナメントではだいたい準決勝までしかいけない。
 それも、2位通過条件のところを僅差の3位になるようなもの。

(私が、その最初のきっかけを作っちゃったのかもしれない)

 私がトバされて終了した小6の夏。
 あのときから、彼女は決勝まで『勝ちぬけなく』なった。
 彼女が強いのは知っている。
 誰よりも私がよく知っている。
 だからこそ勝ってほしい。
 そして、そんな強いあなたに勝ちたい──!

「──ロン。上がりやめ。おつかれさま」

 ああ、やっぱり勝てなかった。
 仕方がないのかも。この人には私の魂が勝てないと叫んでいるのだから。

「また勝てなかったわね」
「ええ。でも、南2局のハネツモは見事だったわ」
「今度こそ勝てると思いましたのに」

 すると彼女は、珍しく微笑んだ。

「負けたくないのよ。あなたにだけは」
「私にだけ?」
「ええ。あなたにだけ」
「理由を聞いてもよろしくて?」

 彼女は真面目な顔で答えた。

「あなたが私に勝ちたいと見つめてくるその目が好きだから」
「ちょ」
「なによ、文句あるの」

 視線をそらされた。照れている。これは言った方も言われた方もダメなやつだ。

「別に、あなたに勝てたからといって気持ちが変わるわけではありませんわよ」
「気持ちの問題じゃないのよ」

 まあ、分からないわけではない。
 私にとって彼女は。

 菜緒子は。

「負けず嫌いですわね」
「そうじゃない雀士なんでいないでしょう」
「そうね。でも、あなたは人一倍だと思いますわ」

 少し悩んだ様子で答える。

「そうね。勝ちたいというより、負けたくないというのは正しいかも」
「分かってますわよ、そのくらいのことは」
「ええ。あなたなら分かってるはずよね。ずっと私と一緒にいるのだから」

 そう。
 私は、ずっと菜緒子と一緒にいる。
 あの小6の夏からずっと、菜緒子と一緒にいる。

「感謝しなければいけませんわね」
「は?」
「あの子に。あのとき、あの子が来てくれなければ」

 そう。あの子が追いかけてきてくれなければ。

「あなたと一緒に試合を観戦するようなことはありませんでしたでしょう」
「でしょうね。私はさっさと帰るつもりだったし」
「口直しが必要でしたものね」
「運が良かったのか悪かったのか」
「悪かったとお思い?」
「分からない。あなたと一緒にいなかったもしもの世界を見ることはできないもの」

 相変わらず夢のないことしか言わない人だ。

「でも、あなたと一緒ではない世界にはいきたくないわね、千代子」
「もう……あなたは本当に、私を喜ばせるのがお上手ですのね」
「本心よ」

 それは私だって同じ。
 あなたとずっと一緒にいたい。

(愛知かぁ)

 父親は、麻雀越境を許してくれるだろうか。
 そして、菜緒子は麻雀越境することを考えていると言ったら、何というだろうか。
 まあ、それもこれも、このインターミドルが終わってからだ。

「ああ、そう。忘れてた」

 彼女はそう言って、こちらを見る。



「私、高校は東京に行くつもりだから──よろしくね、千代子」



 先に言われた。

 ずるい。
 それは、私が言うつもりだったのに。

「後でゆっくり聞かせてもらいますわ。でも、今はまず次の試合を考えた方がよくってよ」
「そうだな。何しろ──彼女が相手だ」
「対戦相手は次の試合の結果を見ないと分からないでしょう?」
「彼女が負けるはずがない。あなたと引き合わせてくれた恩返しをしないといけない」

 信じて疑わず。
 まあ、私も彼女が勝ち抜けないなど信じてはいないけれど。

「私、あなたが勝つところが見たいですわ」
「そう。でも、試合に負けたあなたが残って見ていくことができるのかしら」
「地元だもの。個人的に見ていく分には誰も困りませんわ」
「そうね。やっぱり東京は便利」

 彼女は深呼吸を一つ。

「お願いがあるの」
「なんですの?」
「私に力を貸して。あの子と戦う力を」

 試合の終わった、自分より弱い相手に、何を請うつもりなのか。

「あなたは強いわ」
「どこが」
「麻雀に対する想いが」

 だから、あなたは私の憧れなのよ。

「あなたが勝つところが見たいですわ」
「さっきも言ったわね」
「ええ。だって、今度こそ見させてくれるのでしょう?」

 私の言葉に、また笑顔を見せた。
 今日はいい日だ。

「今日は暇?」
「負けた選手が忙しいと思って?」
「それなら、一緒にいてほしい。私が勝っても、負けても」

 もちろんそのつもりだ。
 でも、ちょっとだけ意地悪を。

「勝ったらつきあってあげますわ」
「……」
「な、なんですの」
「いや──すごく、やる気が出た」

 あ、本当にやる気出てる。なんかバックに炎が見える。

「好きなだけつきあってくれるのね」
「好きなだけとは言ってませんわ」
「もう遅い」

 近づいてきた彼女は、そっと私の手を取った。

「ずっと会えなかったのに、私に冷たいことを言わないで」
「ちょっ、菜緒子、性格が違いますわよ!?」
「そうよ。だって、ずっと大会、大会って千代子と過ごす時間がなかったんだもの」

 ふふ、と小さく笑う。

「覚悟しておきなさい、千代子」
「は?」
「私、必ず勝つから。だから、覚悟をしておきなさいと言っているの」

 何をするつもりなのかしら。
 でも、私にとって厳しくも甘美なことが行われるに違いない。

「──それじゃあ、また『後で』ね」

 そう言って、彼女は控室へ戻っていった。

「ええ。また『後で』ね──」

 そう。また『後で』会うのだ。



 彼女は『私たち』のライバルに、今日こそ勝ってくれるのだから。

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B:さて、近畿地方にいこうか。滋賀県は富之尾。

A:今年は琵琶湖女子が2年連続で出場してくるかと思ったけどなあ。まさかの1回戦負け。

B:強豪の少ないエリアだから、移り変わりが激しいねー。

A:三重は宇気合。ここも本命と思われた鈴鹿女子を1回戦で破ってきたけど。

B:近畿地方は本命が1回戦で敗れる流れ。

A:何しろ奈良が……。

B:晩成ーっ!

A:1回戦で晩成が負けて、勝ちあがった阿知賀女子が2度目の出場。

B:俺のやえたんがあああああorz

A:阿知賀女子の監督は、10年前に晩成の連続出場を止めた赤土晴絵。

B:まさに晩成ストッパーだなあ……いや、やえたんには個人戦でがんばってもらうよ……。

A:阿知賀女子の選手は個人戦出てないんだな。不参加になってる。

B:団体戦だけって珍しいねー。なんでだろう。

A:和歌山は和深。優勝経験のある3校を決勝で下して初出場。

B:決勝戦は劇的だったね! まさかの役満逆転。長野もそうだったけど、こういう学校は本大会でも期待したい!

A:いよいよ優勝候補が出てくるよ。北大阪はシード2位の千里山女子。

B:“一巡先を視る者”wwwwww

A:中二な称号がついたwwwwww

B:いやでも、千里山女子強いわ。この園城寺怜に、江口セーラ、清水谷竜華、この3本柱は簡単に崩せんだろ。

A:“一巡先を視る者”がインターハイチャンピオンにどう立ち向かうかな。

B:順当にいけばどこかで当たるだろうからね。自分はチャンピオンに1票。

A:じゃあ“一巡先を視る者”に。

B:一巡先を視るくらいではチャンピオンには勝てないと思う。

A:自分もそう思うw

B:一方南大阪は安定の姫松。

A:何年連続だろもう。小中高と地元で活躍してた膳野監督が倒れたのは痛いね。

B:姫松も三本柱がしっかりしてるから。愛宕洋榎、真瀬由子、末原恭子。そう簡単に崩れんでしょ。

A:だがしかし、シード4校入りを逃した件。

B:永水女子が可愛いから仕方ない。

A:俺の恭子たんばかにすんな。

B:京都も安定の八桝だったねー。

A:先鋒が結局3年間変わらなかったな。なんか毎年背が高くなってない?

B:兵庫はお嬢様学校の劔谷!

A:劔谷! みゆきちゃーん!

B:こずえぶちょー!

A:1年生の2人もかわいいねー!

B:すみこちゃんもかわいいよー!

A:劔谷サイコー!

B:劔谷サイコー!

A:気を取り直して鳥取は千代水が上がってきたね。

B:学校が25校しかないからね……運がよければ勝ちあがれる。

A:鳥取商業に鳥取東、どこも1回戦で負ける程度だからなあ。初出場校がどう奮闘するか。

B:岡山は讃甘。

A:先鋒の3年生、銃刀法違反じゃね?

B:捕まらないのが不思議なレベル。

A:それともあの剣はコスプレか何かか?

B:桃太郎?

A:おもいっきりすべってるよね。

B:早く気付いた方がいい。

A:先鋒:桃太郎、次鋒:イヌ、中堅:サル、副将:トリ、大将:鬼wwww

B:桃太郎と鬼が同一チームって新しすぎだろwwwww

A:島根は粕渕。

B:鳥取が25校しかいないのに、島根は40校。同じ山陰で何だこの差は。

A:はやりん効果?

B:全国はもとより、はやりんの地元ファンめちゃくちゃ多いらしいからな。

A:朝酌は今年も1回戦負けらしい。

B:十年前の栄光はもう難しいねー。

A:さて、問題の広島。

B:おう。キャプテンのアイドルちゃちゃのんの鹿老渡だねー。ちゃちゃのん音頭買った。

A:いちごのように〜♪ 以下略〜♪

B:wwww

A:まあ、いちごちゃんは実力よりも容姿先行だから、早いうちに消えるでしょ。こっちの雑誌は基本的に雀力より容姿先行だし。

B:否定はしない。それから山口は伊保庄。

A:岩国負けたー。光女子も負けたー。

B:きれいどころが落とされた決勝だったねー。『麻雀は顔じゃない』を地でいくチーム。

A:光女子は麻雀の腕よりも容姿で選手を選んでいるという噂。

B:それは噂じゃなくて事実なんでー。

A:四国へ渡って香川県は琴南。

B:香川も毎年出場校違うけど……今年は圧倒的大差だったねー。

A:運が良かっただけだと思われ。

B:5人全員がプラス2万ずつって、決勝の結果は隙がないんだけど……。

A:それまでがプラスだったりマイナスだったりの繰り返しで、全部プラスで終わった選手がいないんだよね。

B:ハマれば強い、くらいかなあ。

A:愛媛は今年も大生院女子でした! 戒能プロかわいいよハァハァ

B:おまわりさんこいつですw 戒能プロはともかく、その下もきちんと駒がそろってて強いメンバーだよね。普通に強豪。ベスト8まで来てもおかしくない。

A:先鋒の火力不足が心配かな。基本的には後半追い上げ型のオーダーだね。

B:西日本は副将にエースを置く学校が多いけど、大生院もそうだね。個人戦トップで勝ちあがった副将の愛華様が強すぎる。中堅まで競ってたのが、副将で一気に勝負を決めた感じ。

A:戒能プロが手塩にかけて育てた愛華様も、今年が最後か。

B:徳島はまたすごいところが来たねー……鬼籠野って。

A:読み方が分からん。

B:『おろの』っていうんだけどね、こちらも今年のテーマ『山奥』の集落。

A:えーと、ああ、資料に書いてあった。神山町って、高校ここしかないんだ。しかも分校。

B:よく麻雀部員がそろったな!

A:5人より多い競技はできなかったんだろ。

B:検索検索っと。えーと、全校生徒84人。うち女子26人。

A:約20%の女子が麻雀部員!

B:分校がインターハイに出たのは史上初、春の選抜には1997年に出場記録があるらしい。

A:なんて希少な存在。応援する以外の選択肢が見当たらない。

B:高知は長者野。いい加減山奥どうにかしろ。

A:高知といえば、21世紀の初め、地方大会を優勝した高校が規定違反を犯していたことが発覚、開会式の数日前に準優勝校が急遽繰り上げ出場になったってことがあったなあ……。

B:あれ、メンバー全員そろったんだっけ。

A:そろったよ。1回戦も突破してた。あそこは私立の中高一貫で勉強もすごいやってるところだから、地方大会で負けてすぐにみんなで夏期講習に申し込んで、講習が始まったと思ったらいきなりインターハイに出ることになったらしい。

B:うわあ……。

A:ちなみに規定違反っていうのが、隠れて練習試合したらしくって。それも高校生じゃなければ大丈夫だろってことで中学生相手だったんだけど、それもバレたんだよね。

B:あー、覚えてる覚えてる。確かあの事件で『練習試合の規定が厳しい』って話になって変更されることになったんだよな。

A:そうそう。今ならインターハイに出場する選手同士がやらないなら練習試合いくらでもOKだからな。

B:で、長者野の選手はこっちの雑誌で大人気。

A:かわいい子しかいない。しかもスペック高い。これAKBとか入っても上位来るんじゃね?

B:『ちょうじゃの』だからTJN5。

A:5www

B:48人も生徒がいないよ!www

A:さーて、いよいよ九州は福岡だ! 北部九州最強の新道寺女子! 俺の哩たんktkr

B:哩さんには鎖をつけて涙目にさせたい。

A:わかる。

B:中堅に羊がいる。

A:www それ羊やない、人間や。

B:しかし、新道寺の先鋒は牌譜を見てもあまり強くなさそうだけどな。

A:後半型のオーダーだから、防御力特化じゃね?

B:それにしては半荘2万以上削られ続けてるからなあ。

A:その哩姫コンビを取られた佐賀は能古見。

B:佐賀北・佐賀東・佐賀商・佐賀工・佐賀学園、全部やっつけた能古見。

A:そして山奥じゃないのが嬉しい。

B:見に行けるからね。インターハイ出場校行脚。

A:哩姫が数年に一度レベルの実力者なので、それを福岡に奪われた佐賀はもう手の出しようがない。

B:それでもかわいい子がいてうれしいけどね。双子の美人姉妹って。漫画か。

A:どこはかとなく百合の香り。

B:まさに、ロマンシング・佐賀……!

A:言いたかっただけw

B:長崎は根獅子女子。キリスト教系の学校だね。

A:隠れキリシタンの潜伏地だね。

B:相手を昇天させる必殺技の持ち主。

A:大分は観海寺。町から割と近い山の学校。

B:3年ごとに帰ってくるねー、この学校は。一度出場すると全員入れ替わるまでインターハイに出られない呪いでもかかってるんだろうか。

A:熊本は群浦。

B:先鋒の天草四郎のコスプレした子、ぜひ岡山の新免那岐と戦ってほしい。

A:宮崎は越野尾。またしても山奥。

B:やっぱり今年のルール変更が響いてるのかなあ。ちょっと変わった麻雀打って稼ぐ子がいるとインハイに出てきてるよねー。ここは中堅の国崎さんが、対面を次々射抜くのは一見の価値あり。ぜひ白糸台の部長と狩猟合戦をしてほしかった。

A:さて、鹿児島ですよ!

B:永水女子! 神代小蒔! 姫様ー!

A:今年の永水は去年以上だね。去年も石戸霞は出てたけど、他3人は新顔。特にこのちびっこ3年生は役満連発。ひどい。

B:だがしかし、自分のイチオシはもう一人の3年生の巴さんでー。

A:美人だよねえ……うん、こういう子が彼女だったら幸せだろうなあ……。

B:一年生の子もかわいいけどね、やっぱり姫様と巴さんが最強。

A:今年も永水は楽しみだね! 神代小蒔が宮永照にどこまで立ち向かえるか。

B:はい、最後は沖縄の真嘉比。

A:去年個人戦6位の銘苅がいるからね。副将にエースをおいて確実に対象につなげる形。

B:日焼けして健康的な生足最高。

A:小顔で、しかも髪さらさら。沖縄の人ってもっと潮風の影響あるんじゃないかと思ってた。

B:美人かつかわいい。

A:なんだ、ただの神か。

B:楽しみだねー、インハイ。

A:そうだね。だいたいどこの高校にどんな選手がいるかも見たし、次は抽選会の後かな?

B:1回戦の勝ち抜け高校がどこになるかの予想大会だねー。

A:おk。それじゃ抽選日にまたー。

B:はーい。おやすみー。

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A:おるかー?

B:ここやでトントン

A:西 濃 は 神

B:おつでー。ようやく52地区代表が決まったねー。

A:地方予選熱かった! 近隣中心に3箇所行けたけど、どこも激闘だった!

B:さすがに2箇所しか無理だったわー。というわけで、今日はおもいきり語ろうねー。

A:おk。えーと、じゃあ北から順に見ていこうか。

B:高校麻雀大会の特集号はばっちり準備済みでー。

A:まずは北北海道からだね。萌間w

B:萌え〜w

A:萌え〜w

B:いや、しっかし何年ぶりかね萌間は。

A:萌間といえば、初出場でインターハイ第1試合にあたり、緊張した先鋒の選手が対局室に入った瞬間、転んで頭をぶつけて、インターハイ史上でも例の少ない選手変更があったという……。

B:萌間の悪口はそこまでーw

A:もう10年前くらいか。ナツカシス

B:今回で3回目の出場だねー。今年は萌と名のつく通り、萌えっ娘が多くて嬉しい。

A:平均身長が143cmとか。

B:究極のロリ集団。小五ロリと書いて悟りと読む。

A:南北海道の有珠山は初めて見るね。

B:札幌の琴似を倒してきたから、相当強いと思われ。

A:今年は吉田さんに会えないのか……orz

B:個人戦に出てるから問題ナッシン。それにほら、1年生特集で紹介されてる子、すげえ美少女。

A:やる気出てきた。がんばれ有珠山。

B:次は青森かー。今年も合浦女子と千曳学園の熾烈な代表争いだったねー。

A:去年は合浦が臨海に飛ばされたからなー。

B:今年はリベンジしたかったんだろうけど、その前に予選を勝ち抜けなかったね……ホロリ

A:まあ、決勝進出経験があるのも千曳の方だし、合浦がいくら古豪でも明らかに時代の流れは千曳に来てる。

B:予選の結果見ても順当だねー。全員がプラス収支の2位。大勝しないけど決して負けない。

A:でもインハイ1回戦は1位だけ勝ち抜けだから、だれかが稼がないと僅差で負けるかも。

B:次は岩手かな。

A:俺の大天使エイスリン生誕。

B:いや、このかわいさちょっと犯罪レベルでー。

A:日本に来て初めて麻雀覚えたんだって。

B:それでこの成績かよ……よほど麻雀の神に愛されてんなー。

A:頼むからインターハイの魔物にだけは取りつかれませんように……ナムナム

B:自分としては副将のキャプテンが好み。

A:安産型。

B:うむ、そこがいい。

A:さて、次はいよいよ『13年連続1回戦敗退』の記録を持つ秋田県ですが。

B:ま、ここ数年は1回戦勝ち抜いてるからねー。

A:毎年2chの最弱スレで候補に挙がるけどね。出場校は折渡第二。岩手と同じで山奥から出てきたなー。

B:三十年ぶりらしいね。予選大会もぎりぎりのところを勝ちあがってる。

A:萌間に有珠山も含めて、今年は山奥づいてんな。

B:さて、注目の宮城ですよ。

A:去年活躍した仙台、春に活躍した東北、二強をおさえて勝ちあがってきたのは万石浦。初出場だね。

B:初出場チームは何かと活躍することが多いけど、毎年インハイの上位常連の2校を倒してきた万石浦には大いに期待。

A:大将の底力が異常。最下位から6万点ひっくり返して逆転優勝とか。漫画か。

B:他の4人も勝てないけど大敗しないんだよね。なんとかつないで大将で逆転するスタイル。まあ、団体戦の基本は先鋒重視だけど、やっぱり大将は大事だよねー。

A:山形は今年は天童大附属だったね。

B:酒田女子ーっ! オレの美穂ちゃんが今年は出て来れないのかーっ!orz

A:せっかく『今年の注目選手』特集号にも出てるのに、まさかの地方大会落ちw まあ個人戦で出てくるから楽しみにしておけばいいよ。今日はこんな話ばっかりだな。

B:天童大附属なんて顔写真見る限り典型的なやられキャラしかいないのに……。

A:お前はあとで天童に謝れw それにしてもここはバスケもサッカーも野球も麻雀も強いのな。ぱねぇっす。

B:大学で活躍する選手もよく出るからなあ。で、次は福島の裏磐梯。

A:十五年ぶりかー。先鋒がスキーと麻雀の二足のわらじの森合愛美。

B:十年連続出場の聖海学院を破っての出場には価値ありでー。

A:聖海のは21世紀になってから強豪になってきたけど、裏磐梯は古豪って感じだよな。

B:それもこれもエースのイナヅマユゲ・森合が先鋒で大差をつけられるからだよ。今年の1回戦は期待してるんでー。

A:あの稲妻はわざとなのか。

B:本人に聞いて。

A:さて、茨城からは強豪の大甕商業が来たね。

B:相変わらず堅実な戦いぶりでー。

A:やはり優勝経験のある高校は違うな。

B:でも茨城といえば、やっぱり思い出すのは土浦女子でー。

A:あれは規格外。あんなのが高校生にいたらダメだろ。プロでも相手になるやついないのに。

B:栃木も優勝経験チームの堀米女子だねー。

A:いや、経験っていったって50年も前じゃ……もうただの古豪ってだけだろ。

B:なにしろ団体戦メンバーが、誰も個人戦に出られないというw

A:団体戦は運がよかったというかなんというか。なにしろ栃木の個人戦3人は全員麻雀部が5人未満で団体戦に出られなかっただけだからな。

B:栃木三強がインターハイでどれだけ活躍してくれるのか楽しみ。

A:次は群馬の倉賀野。ついに! 毎年地方大会で決勝まで残りつつも優勝を逃していた倉賀野が! 念願のインハイ出場決定だよ! おめでとう倉賀野!

B:こういう学校は1回戦であまり強くない学校とあたって、最弱スレの対象になる気がするねー。

A:いやいや。今年は先鋒と次鋒に、去年インターミドルでベスト8に入った1年生のWエースをおいてかなり布陣が厚いよ! 完全に補強成功だね!

B:まあ、まだ1年生だからそう簡単に結果が出せるとは思わないけど、来年、再来年が楽しみなチームでー。

A:群馬は中学生が強いんだよね。インターミドルの優勝候補の1人が群馬だし。

B:去年のインターミドル選手もけっこう参加してるよねー。

A:さて、毎年出場校が変わる激戦区千葉だけど。

B:今年も170校が参加しました。本当に、本当にありがとうございました。

A:ドラッグオンドラグーンw それならせめて東京新宿あたりで言ってほしいw

B:今年は伝統の館山商業だねー。順当っていっていいのかな。

A:個人戦でも3年生の2人がきちんと出場してるしね。

B:だがしかし、1位でMVPは去年も活躍した霜崎でー。

A:やー、彼女は大人びていてわりとストライクかも。

B:埼玉は越谷女子だねー。えーと、5回目の出場かな。

A:中堅に1年生が入ってるけど、そんなに目立った活躍はしてないね。インターミドルのときから活躍していたソフィアを中心に3年間がんばったねおつかれさまで賞を進呈。

B:ソフィアってすごい名前。

A:カナダのハーフらしい。

B:さっきのエイちゃんといい、やはり高校麻雀も国際化だね。

A:副将の部長すごいな。王子じゃない、玉子?

B:玉子ってw そんなかわいそうな名前つけるなよw

A:お姿が王子らしゅうございます。

B:wwwwww

A:越谷は過去4回全部1回戦負けだから、今年は王子効果で2回戦までは行ってほしいな。

B:注目して見ておこう。次はいよいよ東京だけど、東が臨海女子。

A:今年から先鋒が日本人指定になったけど、その先鋒が去年の個人戦3位だからなあ。隙がない。

B:普通に決勝まで残るよねー。

A:しかもmy女神、ヴァントゥールの明華たんが加入してもはや一部の隙もない。

B:あーらっさいらっさいらっさいらーw

A:歌う雀士とか新しすぎるだろwww

B:そして西東京が2連覇中の白糸台なんでー。

A:史上初の3連覇なるかどうかだねー。去年の3年生がそこそこ強かったから他のメンバーで削られることなかったけど、今年は2年生と1年生が中心だからなあ。

B:このダブリー槓裏、偶然にしてはすごすぎんよー。

A:俺のたじたじがひどい顔にw

B:この顔、永久にネット上に残るんやで……orzナンデコウナルンヤ

A:優勝候補の筆頭になるのは間違いないね。

B:だねー。できれば東西決戦で、団体戦でもてるてるvsサトハサマが見たい。

A:全く同意。憩ちゃんが団体戦に出ていないのが悔やまれる。憩ちゃんも先鋒なのになあ。

B:憩ちゃんが千里山だったら!

A:憩ちゃんが千里山だったら!

B:次は北神奈川の東白楽。

A:北神奈川は三尋木世代の妙香寺が強すぎたからね。

B:小鍛治世代⇒三尋木世代⇒少し空いて宮永世代、となるのかね。

A:三尋木世代は周りに相手になる選手がいなかったけど、その後で日本代表の先鋒をずっと勤めていることからも、どうやら三尋木プロが前後の世代も含めて最強だったという。

B:相手になるのって小鍛治プロくらいだろ常考。

A:あ、東白楽の話してないやw まあいいや南神奈川。

B:栢山学院だねー。インハイ常連の相模女子を破って5年ぶり5回目だね。

A:神奈川は南北どちらも優勝経験あるけど、栢山はベスト8止まりだからがんばってほしい。

B:新潟は初出場高がきたね。小針西。

A:まったくノーマークだったね。2、3年生中心だけど、去年は地方大会2回戦負け。なんともいえない。

B:今年も1、2回戦で消えていきそうな高校だね。

A:富山は射水総合。富山も決勝進出経験ないんだよな。

B:今年は遊月がやってくれるよ。なにしろ去年の個人戦15位。

A:エースでキャプテンは崩れるともろいで。つ晩成

B:やえたんの悪口はそこまでだ(本気と書いてマジ)。

A:sorry。石川の鞍月は、中堅の2年生がチームを引っ張ってるね。

B:能口はまだインターハイの化け物相手には荷が重い。来年に期待。それに中堅ってのがなあ……大阪の2人とか、10年前と違って最近は中堅重視の高校増えてるからな。

A:江口セーラも愛宕洋榎もまとめて倒してやんよw

B:無理だろ常考。福井は甲ヶ崎商業。

A:かつて! 最弱優勝だった! 甲ヶ崎が! リベンジ! なるか!?

B:(目線逸らし)

A:山梨の硯島。

B:また山奥かとしか言いようがない。麻雀部員5人。よく出てこられたねー。

A:それが山梨クオリティ。今年は37校だって。

B:東西に分かれた東京の東側が137校です。

A:やwまwなwしw

B:ここも決勝進出がない県だから、奮闘してほしいのう……。

A:さあ、問題の長野だ。

B:ああ、問題の長野だ……なんで龍門渕じゃないんだよ!

A:原村効果でしょ。

B:ちくしょうこのけしからんおもち!

A:おっぱい星人乙。

B:つか個人戦ですら龍門渕、だれも出場できてないのな。

A:ころたんが出てないからでしょ。

B:臨海に去年のリベンジしてほしかったのになー。

A:つかこの大将の宮永って、てるてるの親戚かな。

B:雑誌で取り上げられてないから多分関係ないでしょ。

A:それにしても長野はこの3年、風越、龍門渕、清澄と毎年違うんだな。

B:長野戦国時代。だいたい、個人戦の1位が風越の3年で、2・3位が清澄の1年、原村・宮永ペアだろ。これは来年も清澄じゃないのか?

A:つ去年「長野はこれから3年間龍門渕だろ」

B:大変申し訳ありませんでしたドゲザー

A:清澄は注目だね。で、岐阜は斐田商業、と。

B:県岐阜商と市岐阜商を破った斐田商業www

A:岐阜には商業高校しかないのかw

B:伏屋さんはスレンダー美女。今のうちにチェックしとこう。

A:静岡の由比女学院は、まじでかわいい子しかいない。

B:でも俺は后土学園の百鬼ちゃんの方が好き。

A:MEGANEですね!?

B:MEGANEですよ!!

A:東愛知はどうかね。

B:強豪が西にしかいないから、東愛知は超手薄。東愛知の優勝校は西愛知の決勝にたどりつけない。ゆえに割とどうでもいい。

A:津具は安定はしてるけど、1回戦勝ち抜けるかどうか不安。

B:やっぱり西愛知でしょ。並み居る大学附属を蹴散らして、今年もきました苅安賀。

A:苅安賀いいね。雑誌でもマネージャーが取り上げられてるけど、対戦相手を徹底的に分析して、テンパイ傾向とかつかむらしいね。

B:苅安賀の次鋒がちまくてかわいい。

A:否定はしないが副将の一年生もかわいい。

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