38/Rafale M

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Rafale M□Finished

制作期:2013.03〜04
キット:Revell

やっとヴィネットに載せたので、完成レポートです。
8月は昨日で終わっちゃったけど、今日は日曜日だし「夏休みの宿題」としては間に合った判定?


イメージ 1前作のF-8E(FN)に続いて、フランス海軍機Rafale Mです。

F-8E(FN)がフォッシュとクレマンソーの艦隊防空任務に用いられていたのに対し、Rafale Mはその後継艦シャルル・ド・ゴールの艦載機として開発されました。


…スタート時点はドイツ・イギリスとの共同開発だったのに、フランスが「艦載機にも使いたいから小さくなきゃやだ!エンジンもフランス産を使ってくれなきゃダメ!」と駄々をこねたため、ドイツ・イギリスはフランスを追い出してイタリアを招き入れEuroFighterを開発。

ひとりぼっちになったフランスは「カップルドデルタ翼機のノウハウなら、たっぷりあるんだからね!」と逆ギレ爆走、EuroFighterよりも早く開発を終え、空力的にも洗練された機体を生み出したのでした。


って、最後のセンテンスは、フランスびいきな評価過ぎ?

イメージ 4同世代の戦闘機はどれもそうですが、生産を進めながら、機体の機能をアップデートしていくようになっています。

Rafaleも当初は対地攻撃機能のないF.1仕様が生産され、後にハードウェアとソフトウェアのアップデートを受けて、現在ではF.3仕様まで進化しています。


□今回は、F.1仕様で組んでみました。RevellのキットでF.1仕様とするために注意する点は、ノーズ上面のSFO(前方光学センサ)を取り付けないことと、デカールの位置くらいでしょうか。

□144キットの中でも良キットとの評価が高いRafale Mですが、コクピットの表現はその評価と違わぬ精度で。メーターフードとシート後部のモールドがきっちり再現されているのは、見事としか言いようありません。

□しかし、給油プローブ先端のディティールは。。。そのまま使っちゃったことに激しい後悔をしています。

□カナード内側の胴体上には、滑り止め塗装が帯状に施されているので、それを塗装で再現してみましたが。。。あまり見えませんな。

イメージ 5次世代の戦闘機として、マルチロール性、ある程度のステルス性、艦上で運用しやすいサイズを求められたRafale M。
Dassaultにとって手慣れたデルタ翼ではあるものの、カナードやインテークの位置関係は新しいものになっています。

…が、この画像を撮影していて、どこかGrifoneを彷彿とさせるな〜と思いまして。50年近く先祖返り???


□工作上のハイライトは…ありません!

□細かく見ていくと、実機と違うところや、F.1仕様としては改修しなければいけない部分もあるのですが、「今回は塗装がメイン」という課題設定なので、スルーしております。

イメージ 6F.1仕様では対地攻撃任務を遂行することはできないため、アフガニスタン参戦時も、非対称戦では戦闘機が敵国の空に現れることもなく、RafaleはSuper Etendardのお守りでした。

それでも、艦載機となれば、きれいに洗ってもらえる機会は少なく、実戦下となれば、汚れっぱなし。
主翼上は整備員の足跡が残り、動体や垂直尾翼には退色が目立ってきます。



□そんな「艦載機らしい汚れ」を144で再現できないか?というのが、前作F-8E(FN)からの課題ではありましたが、Rafleではさらに汚してみました。

□汚しにはエナメル塗料を使用。汚しを描いては、筆や綿棒で拭き取り、調子を見ていきます。退色も同じように白や水色を描き込んでは、筆で伸ばしたり、拭き取ったり。

イメージ 7空力的な安定性を求めると、低速域での操縦性が劣るデルタ翼ですが、カナード翼の採用とフライバイワイヤによって、艦上機として運用可能にしています。

特にフライバイワイヤによる各動翼の協調は、Dassaultの本領発揮。
発艦直後、主翼後端のエレボンと前縁のフラップは揚力を稼ぐために下げられ、カナードは機首を上向きにするために先端が下がった位置となります。


□発艦直後の姿とするために、フックはあがった状態のまま、脚のシリンダは伸びきり、各動翼は作動状態としました。

□F-8E(FN)では、全てフレキシブルジョイントを用いて、機体を飛行状態に支えていましたが、今回は途中を0.5mmピアノ線に置き換えてみました。

□ピアノ線は、増槽とパイロンを抜けて機体まで0.6mmの穴を開けて固定しています。

イメージ 8F-8E(FN)やSuper Etandardの対空主装備であったM.550 MAGICも旧式化し、RafaleではMICAが主装備になりつつありますが、初期段階ではMAGICの運用能力しかありませんでした。

さすがにアフガニスタン派遣ごろにはMICAの運用能力が付与されますが、訓練飛行にはMAGICのイナート弾を装着した姿が多く撮影されています。


□翼端にはMAGICのイナート弾を再現してみました。キット付属のMAGICの翼を切り取り、成形し、再び翼を追加しています。センサは稼働するタイプの訓練弾のようです。

□この画像で見えている範囲で、F.1使用を再現するのであれば、本来であれば、2点、改修が必要となります。
1つ目はノズル両脇にチャフディスペンサを追加すること。2つ目は垂直尾翼下の延長部分にエアイン・アウトレットのような付加物を追加すること。

これらの作業、今回は手を抜いてしまいましたが、Rafale Cを制作するときはF.3仕様にするつもりなので、さらにフレアディスペンサの追加も含めて、後端部分の改修を行うつもりです。

イメージ 9Rafaleの機体各部にはレーダ・センサが多数取り付けられています。
垂直尾翼頂部にも、SPECTRA EWS(対脅威自衛装置)を構成するセンサが配置されていて、これらが収集したデータは自動処理され、チャフ・フレアの作動も自動化されています。

その脅威に対する情報収集・処理能力は高く、対戦闘機戦の恐れがほとんどないアフガニスタンにおいても、敵の対空能力を調査・監視する任務において、十分な役割を果たしました。

この辺りが、DassaultがRafaleを「マルチロールではなくてオムニロール」だと主張するポイントになっているのでしょう。


□表現上のディフォルメはあるものの、アンテナ・センサの再現度は144としては異例に高く、改修しなくても十分。

イメージ 2同世代機であるEuroFIghterと比べて、カナードは2/3くらいの面積で、運動性とステルス性を両立させるための措置のようです。

多くの兵器を搭載し、それなりの航続距離を持たせつつ、機体を小型化するのにデルタ翼は適切だけれど、運動性としては劣る部分がある。
それを補うためにカナードを取り付けるわけだけれど、機体前部に稼働部分があるのはRCS低減を考えると不利になる。

というわけで、Dassaultはカナードを極力小さくしたようです。
そのために、各動翼作動の協調にはかなり苦心した様子。
結果として、エアブレーキを排除するなど、かなり洗練されたものになっています。


□前縁フラップも稼働状態に。
□主翼付け根のセンサ・航行灯は瞬間接着剤でクリアパーツ化

□エアインテーク脇のセンサの形状は、微妙に実機と違います。

イメージ 3欧州の同世代機、Rafale、Gripen、EuroFighterの3機。

個人的な意見ではありますが、多2機に比べてRafaleは「艦載機として運用できること」という制約がディスアドバンテージとなっているだけで、多くの点において優勢を確保できるだけの能力を備えた機体だと思います。

双発故にGripenに対して運用コストはきびしい部分もあるかと思いますが、RafaleのSNECMA M88エンジンはメンテナンスコストを極限まで下げる設計・開発が為されていますし。

「トランシェ3は高価すぎるし、アップグレードも高コストだから開発しないかも」なんて言っているEuroFighterに対して、「F.3改修はソフトウェアのアップグレードのみ」でさくっと終わらせたRafaleの開発計画の確かさは、凄いな〜と思わされます。


□ノーズ下のAOAセンサ、計4つ追加しているのですが、ヴィネット取付を放置しているうちに、3つ、どっかへ行っちゃいました(泣)P144までに修理しなくては。。。

□前脚の造型は、間違ってはいないのですが、他のディティールと比べると、残念なくらいオモチャっぽい表現となっています。

□Rafale Cでは、ランチバーが無いなど、前脚の改修が必須なので、併せてディティールアップも課題としましょう。

というわけで、最後は好きすぎて「ひいきの引き倒し」のようになってしまいましたが、Rafale Mでした。

Revell 1/144 Rafale Mは、数ある144キットの中でも、秀逸と評価されることの多いキットですね。
実際に組んでみても、ディティールの確かさ、モールドの精巧さが見事で、逆に「モールドを消しちゃうと大変だから、下手にいじりたくない!」と思わされるほど。

しかし、幾つか触れたとおり、F.1極初期の仕様であればこのまままで良いとして。。。
現行F.3仕様となると、チャフ・フレアディスペンサの追加や増槽の形状の改修、ロービジ仕様のデカールの用意など、簡単には片付かない作業を要求されることになります。

また、前脚と給油プローブのディティール不足や、キャノピと機体の取り合いのライン、一部センサの形状修正など、もう一歩詰めたくなるトコロが散見されるのも事実。

そのあたりは、Rafale好きとして、空軍型C/複座型Bの制作を決めているので、必ずや、手を付けてやろうと思っています。
…と、言っていたら…TrumpeterがRafale Mを出すらしいんですよねぇ。この辺の課題、解決してくれないかなぁ。ていうか、そもそもRafale Cにすればいいのに。前脚庫の改修、結構めんどくさそうなんだよな。


まあ、何はともあれ、やっと「一番好きなDassault機」を作り始めることができました。
「好きなモノは後まで取っておくタイプ」なので、自分の事ながら「いつになったらRafale作るんだ?」と心配になっていました。
しかも、塗りがメインだったので2か月で、ちゃっちゃと仕上げることもできたし。
これからさらに、フランス機を作っていく予定ですので、よろしくお願いします〜〜〜!


…・・・・・・と、書いて2つ、自らツッコミ。
「2か月でちゃっちゃと」って、いつのまにやら「2か月で1機作れたら順調」というペースになってしまったということ???
「フランス機を作っていく」って、まだイタリア機のF-16とAMXのキットもあるんだけどどうするつもり??

ああ、144に対する業は深くなるばかり。

Rafale M□Day12

キット:Revell

ベース、ほぼできました。


イメージ 1アクリル素材が、送られてきました。

ブラウザ上で数値を入力すると、カットまでしてくれるサービスを見つけたので、届いたアクリル板を組立て、メディウムジェルを塗ったところまで作業を進めています。

台座の上面となる部分には波模様が入っているアクリル材を使っています。
この面を斜めに見せたいので、端面を斜めに削り落としてから組み立て。

そこへリキテックスのメディウムジェルを塗りつけ、ヘラや筆で波模様を作って乾燥を待ちましょう。

イメージ 2ジェルメディウムが硬化したので、彩色に入ります。

裏からクリアグリーン。
表目からはクリアブルーをエアブラシで吹いて。

さらに緑、青などをアクリルガッシュで描き込み海面のうねりを。
波頭を白で描いて、空母の航跡をイメージしてみました。


今回、初めて海面の表現にチャレンジしてみましたが、難しいモノですね。
きっと、艦船モデルをやっている方からしたら、チョ〜適当な作業に見えるんでしょうねぇ。

上面には波模様のアクリル板を使ったのですが、ジェルメディウムを塗る前の段階で、墨入れのようにクリアブルーを塗っておけば良かったかなと、後悔。
そうすることで、ジェルメディウムの上面と2層の面を作ることができたはず。

イメージ 3波頭をアクリルガッシュで描いてしまったため、ツヤ消しになってしまいました。

ので、クリアを吹いてコーティング。


これにて、ベースの作業は完了とします!
次はF-8Eの完成レポの予定です。

Rafale M□Day11

キット:Revell

資材が到着するまで、延長です〜。


イメージ 1あちこち、塗り分けてました。

Rafaleは自衛システムSPECTRAをはじめ、機体各部にアンテナが埋め込まれており、これの塗り分けが、けっこうありまして。
あちこち、チマチマと筆塗り。

次いで、脚・脚扉の取り付け。
あ〜〜〜左主脚が短い上にちょっと曲がった。。。飛んでるヴィネットで良かった。。。ベースにセットしたら、キット分からないくらい。だと、思う。

前脚には、着陸灯と着艦管制用のAOA表示灯を取り付けてみました。

…あ〜脚のディティールたらねぇ。。。
機体のモールドや汚れの表現に対して、脚のディティールがあっさりしすぎだわ。


前脚の前には、AOAセンサを4つ付けてます。
EuroFighterと同じタイプで、今回はプラペーパーに、細く伸ばしたプラ棒を接着して制作。
実機よりもちょっと大きめになりました。


そして、毎度のキャノピのフレームに沿って黒い細線入れです。
今回は、手近にあったプリングルスの缶の上に載せて、目線に合わせて作業してみました。

イメージ 2翼端にMAGICのイナート弾を取り付けて完成です〜。

早速、クルセイダと並べてみると、小さいですなぁ。
クルセイダさえ、小型の空母で運用されていた後、F-4に置き換えられるわけです。

フランス空軍が運用したクルセイダ、F-8Eは1961年初飛行。
それから40年経って、それよりも小さい機体が配備されているのですから、不思議なもんですよね〜。


…けど、ベースの資材が届きません…なんか、今週末になっちゃうみたい。
あ〜その間に、次のモデルに手を付けることにしますかぁ。

クルセイダの製作記と合わせて、完成のエントリは、先延ばしとなりました。
しばしお待ちください♪

Rafale M□Day10

キット:Revell

またも徳永さんだ〜〜!


イメージ 1そろそろ完成も見えてきたところで、今回の元ネタ紹介〜。

航空ファン2010.03に掲載されている徳永さんによるシャルル・ド・ゴールのアフガン派遣時のグラビアです。
このときRafaleはF1規格で、対地攻撃能力はなく、空対空の戦闘は発生しなかったため、シュペルエタンダールや米軍の航空機に対するエスコートや情報収集など、裏方を務めています。

そんな実戦の中にあって、使い込まれてクタクタに汚れた姿のまま、両翼端にMAGICのイナート弾を装備して、訓練飛行に飛び立つ姿が見開きで大きく掲載されています。


本当に、毎度感じることですが、ヒコーキ雑誌を眺めてて「このワンシーン、144でつくりたい!」と感じるのは徳永さんの写真ばかり。

「1枚の絵としての素晴らしさ」が抜きんでていると感じるのですが。
それだけでなく、ディティールを読み取れること、同じ部隊の機体で別アングル(特に背や腹)の画像も掲載されていることなどから、作り込みの参考になります。

現用のジェット戦闘機は個体数が少なく、アップデートも規則的なため、せめて1か所で同時期に撮影された機体でないと、ディティールやマーキングに間違いが出る可能性があるわけで。。。。

といいながら、今回は機尾のフレアディスペンサを再現しないなど、手を抜いているんですけどね。

イメージ 2作業自体ですが。

機体はセミグロスクリアでオーバコートを施し、キャノピのマスクを剥がしています。
キャノピのマスク不良が多く、修正をしなければいけませんし、なによりクリアイエローで塗装しておくのを忘れたので、これから何とか手当てしなければいけません。
それに、センサ類の塗り分けが、かなり細かい作業になりそうです。

脚や脚扉はこまかな塗り分けを除いて完了。

翼端のMAGICも完了。
…これは以前、MICAのイナート弾だと言い張っておりましたが、間違えていました。
Rafale Mの初期型であるF1規格ではMICAの運用能力もなく、MAGICを実装しています。なので、イナート弾であっても、MAGICのモノになるのでした。
後ほどご紹介しますが、今回のイナート弾は、爆薬とモータは無く、センサは実装されている、MAGICのセンサによるロックまでを訓練できる模擬弾になるように、塗り分けてみました。

さて、そろそろベースづくりのための資材を発注しよう。

Rafale M□Day09

キット:Revell

今度は、溶剤こぼした!


イメージ 1前回の更新後、一旦クリアを吹いたのですが、、、その時、間違って左主翼に溶剤をこぼし、直径10mmくらい、塗装面を荒らしてしまいまして。

国籍マークにグレイをオーバースプレーするのと一緒に、リカバリしました。
まあ、何とか分からないくらいにはなったかな???


そして、エナメル塗料で汚れを書き込んだ1日目がこちら。

白、黒、茶を適当に混色して書き込み、筆や綿棒で調子を見ながら拭き取ったり拭き伸ばしたりしてみたところです。


画像では、それほど気にならないんですけど、実物だと「何か平坦なんだよな〜」という感想。
一日、あれこれ考えて、更に作業をすることにしまして…

イメージ 2白、黒、茶に青を加えて、汚れの色の種類を増やし。
なおかつ薄青でハイライトを入れてみました。

また、実機とは違ってしまうのですが、あえて、汚れに偏りを出しています。
「実際は汚れている→光の関係で見えなくなっている」といういいわけは出来るかなと。


と、ココまで塗ってふと思ったこと。

「エアブラシで、あれだけつくった下地の意味無くない??」

下地のブルーはほとんどニュートラルグレーで塗りつぶされてるし〜ニュートラルグレーの濃淡も、ほとんど汚しで消えてるし〜。

だったら、ニュートラルグレー1色で仕上げて、後は筆塗りにしても変わらないのかも〜???

もしや、、、筆塗り派に転向か???


…ってことはないと思いますが、「144だからこそ、筆塗りって面白いんじゃ??」って思い始めている今日このごろです。
144だから、こんな汚しもできるわけで、1/48とかだと、もうすこしシステマチックな方法をとらないと、表現が揃わない気がするんだよねぇ。

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