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前回で、超テキトーに終わらせた「デカールの作り方」ですが、ちょっと追加。
「部隊章を簡単につくろう」編です。 ネットなどで拾った部隊章の画像を加工して、デカールのデータにする方法を紹介しようかと。 一番良い方法は「地道にトレースする」なんですけど、メンドクサイ複雑な部隊章とかあるじゃないですか。 それに、1/144だと、コツコツとトレースしたことが報われるほど見えなかったりしますので。 「この方法なら、数分でできます」なやり方です。 Adobe Photoshopを持っている前提なんで、敷居が高いですけど。 バラッカのサイン入りプラシングホースですな。 この画像は、ほぼ正対して撮影されているうえに、コントラストもあるし、画像サイズも比較的大きいので、素材としては100点に近いですね。 画像にパースがついちゃってるときは、Photshopの自由変形を使って歪みを取ってやりましょう。 画像解像度を無理やり上げてやります。 「ドキュメントのサイズ」の幅や解像度をガツーンと数倍に設定します。(この時は4倍くらいにしました) この時、一番下のメニューから「バイキュービック法ー(拡大に最適」を選んでおくと、比較的、解像度を上げるときに出る荒れを回避することができます。 「トーンカーブ」などを使って、極力、デカールにしたいところと、いらない影などが明瞭になるように調整します。 今回の場合だと、グレースケールに変換して、機体色部分が白くなるまで明るく画像調整している感じです。 上の工程が上手くいっていると、上手い具合に欲しいところが選択範囲になってくれます。 左上の影も選択範囲になっちゃってますけど、これは後の工程でなんとでもなります。 この時、オプションメニューから、許容値を最小の0.5pixelにしておくと良いでしょう。 この数値が大きいと、細かいところがザックリとした表現になっちゃいます。 細かすぎるなら、後の工程で調整できますから。 そしたら「パスの単純化」をしましょう。 これをやってやらないと、データがむやみに重くなります。 プレビューにチェックを入れて、状態を見ながらできるだけ単純化してやります。 が、やり過ぎると、悲しいことになりますので、要注意。 以前制作したF-104S ASA-Mに使用した垂直尾翼の部隊章も同様の工程を途中アレンジしながらデータにしました。 →http://blogs.yahoo.co.jp/kozfc/13281775.html と、極簡単に紹介させていただきました。 が、結局の所、Photoshopの使い方知っている人にとっては「そんなことは分かってるわ」な内容だし。 Photoshopを使えないヒトにとっては、不親切すぎるし。 なんか、スミマセン…なので、最後に「Photoshopは使えるけど、イマイチ上手くいかない」というヒトのために改めてまとめ。 ・実際にデカールとして使うサイズの数倍まで解像度を上げてから作業パスを制作すること ・選択範囲を作る前の全体のトーン調整は念入りに の2つだけ注意すれば、大丈夫。 1/144なら、かなり粗い画像からでも起こせるし、やり方を考えればカラーの部隊章も処理できます。 …けど、この方法は「著作権」としては凄い微妙なラインにあるので、要注意。 画像の場合、被写体と撮影者に権利が存在しますから、その辺、十分考慮しておきましょうね。 |
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前回から大分、時間が経ってしまいましたが、デカール作りのその2です。
ちょうどイタリアのF-16 ADFとF-16B ADFの制作をスタートしたところで、デカールデータをつくらなきゃいけないんで。 それに併せて、説明用の画像を集めました。 ので。。。 // 「2・版下製作」編です。 前回の「1・情報収集」では、「インターネットで情報を集められること」と、このブログを見て頂いている方には存在しないのと一緒のハードルでした。 しかし、今回は、明確なハードルが存在します。 それは「Adobe Illustratorがあって、使えること」なのです。 デカールのデータ、特に144の小スケールに使うデータには、精細度が求められます。 そのためにはPhotoshopのような「画像加工系=ビットマップ形式」のツールでは難しく、Illustratorのような「イラスト描画系=ベクタ形式」のツールが望ましいのです。 Illustrator(と同種のベクタ形式のアプリケーション)は、制作するサイズが小さくても、出力するときに出力機器の最高画質を使うことができるからです。 それと、Illutstratorのほうが、図形を描画するのに向いているんですよね。 というわけで、ここから後は「仕事柄、Illustratorを毎日使っている」私が、「Illustrator(または同種のベクタ形式アプリ)を使ってデカール用データを作るときの注意点」をまとめたような内容になっていきます。 他に収集しておいた画像を参考に、作らなければいけないものを、図面のサイズに合わせて用意していくわけです。 この図面のサイズは144原寸じゃ無くてもイイです。 全部のデータが揃ったら、144原寸にまとめて縮小したほうが、作業しやすいでしょうから。 そのままズバリの書体があればいいんですけど〜なくても大丈夫。 「誰が描いても同じになるように」ルールが決められているものなので。 そのルールを解釈したのが、右上に見えてる、四角が集まっている部分。 この四角をガイドにしながら、数字を作れば、きちんとしたものになります。 その時ポイントになるのが“8”ですね。 一番はじめに8を作っちゃえば、あとはそれをアレンジするだけで、他の数字が作れます。 画面左に見えているのはイタリア海軍のAV-8B+の機番。 6の形状をみくらべてもらうとわかるとおもいますが、角の処理など若干違っていて、面白い。。。というか、めんどくさいぞ! 女神ディアナさんは、線画を起こして、塗りを入れる要領で描画しています。 ま、144ですので「すこしくらい違っても、わからなくなるしな〜」と気楽に行きましょう。 そうそう「気楽」と言えば、文字なんかもかなり気楽。 パイロット名とかの文字も、機番と同じように各軍ごとにルールがあるのですが「144だから、縮小しちゃえば分かるまい」と、似たフォントで代用。 大スケールだと、フォント作るところからやらなきゃなんだろうな〜。 そこは、精細度の高い画像が入手できてしまえば、問題解決。 Photoshopに取り込んで、画像調整をした上で「自動トレース」させちゃえば あっという間に終了です。 画像調整をするときに、画像の歪みも取り除いておくと良いでしょう。 無駄な余白があると、出力するときにもったいないので、デカールとして切り出す時に煩雑にならない程度に、詰めて配置してます。 NO STEPなどの小さくて、多数あるコーションは、より詰めて配置。 そうすれば、デカールを切り出す手間をちょっと省くことができるので、お勧めです。 ※背景の水色は、白のデータを見やすくするためだけに入れてあります。もちろん、実際には印刷されませんが「デカールらしく」見えていいでしょ♪ と、ここまでで、デカールのデータ、完成したように見えるかと思いますが。。。 さらに、もう一作業。 出力はアルプスのマイクロドライプリンタで行う予定なので、それに合ったデータに改変しないといけません。 左の画像は4色それぞれが100%のときに作ることができる色味。 この8色だけだと、マイクロドライプリンタは、一般的な印刷物の数倍の精細度で出力してくれます。 逆に、薄水色とか肌色とか、中途半端な色は苦手みたい。 なので、色はできる限り、この8色にしてあげると良いですよ。 それを活かすために、更にひと工夫。 左は、フツーにイタリアの国籍章を描画した状態で、ずらして見ると、下のようになるでしょう。 それを、あれこれ調整して、右のように「白→他の色」となるようにしてやると、スケのないシャープなデカールになります。 さらに、一番下になる白の部分、0.1mmとかでいいので、一回り小さくしてあげると、印刷のズレが出にくくなるので、余裕があったらその調整もしてあげると良いと思いますよ。 特に赤は下色が透けるので、白を地に強いてあげると良いでしょう。 各レイヤごとに同じ色のデータを分けて調整していくことで、データ作成のミスを無くすことができますから。 これにて「2・版下製作」編は終了・・・ って「これで、誰でも作れるようになる」という情報じゃないですよね。 …しかし、Illustrator(などのベクタ形式アプリ)の使い方から、印刷用のデータの作り方まで網羅すると、それは本当に本ができちゃうくらいのボリュームになるので、ゴメンナサイ!します。 今回、この「2・版下製作」編を書こうと思いながら、デカールのデータを作成しましたが。 つくづく、、、各工程には「印刷物のデザイン」という私の仕事故の、あれこれが適用されているのだと実感しました。 これを、説明するのは、無理〜〜〜。 で、この後は「3・出力」編が続くことになるわけですが。。。 皆さん、鹿島アントラーズの本拠地方面を向いてください。 そして、大きな声で「リリパットエアフォースさん、よろしくお願いします!」と、唱えると、、、あら不思議。 データが実際に出力されたデカールになるんですよ。 なので、私はどうやって出力しているのか、まぁ〜ったく知りません。 全部、リリパットエアフォースさん任せ。 ま、「データの作り方、これで大丈夫ですか?」とお聞きしたら、どうやら何とかなっているらしいので、いいのでしょう。 毎度、リリパットエアフォースさんに感謝です。 (とかいいながら、昨年もP144前の大変なこの時期に、データをお送りしましたしなぁ。) そうそう、今年のP144では、私がデータを作成したイタリア海軍AV-8B+のデカール、リリパットエアフォースさんの製品として発売されることになりました。キャノピの爆砕コードやコクピットの計器類までデカールになってる、豪華版ですw ぜひ、皆さん購入いただいて、イタリア軍の機体を作りましょ〜! (と、言いつつ「考証間違ってますが!」と言われないか、ドキドキ) 結局、なんの手引きにもならない内容な上、最後は宣伝になってしまいましたが。 まとめてみて改めて、デカールを制作されている個人ディーラの方々の苦労を実感したのでした。 ではでは。 |
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自分の欲しいデカールを入手できるようになったからこそ「イタリア祭り」なんてやっているわけです。
144はマーケットが小さいから「デカール替え」とかほとんどないし、キットの付属デカールがショボくって泣けることもある。 食玩しか発売されていない機体を仕上げたいとなったときには、そもそもデカールがなかったりする。 それが、リリパットエアフォースさんと知り合ったことがきっかけとなって、デカール自作の道が開け、最近では「キット付属デカールだとモチベーションあがらねぇ」なんてことになっています。 そんなこんなで、そろそろ自分がどうやってデカール作っているかをまとめてみたくなったところでした。 デカールを作るのには、3つのステップがあります。 1・情報収集 2・版下製作 3・出力 それぞれにハードルがあって、その解決方法をご紹介していくわけですが。 特に2と3では必要となるツールがハードルとなってしまうために、「誰にでもできる」内容とはなりません。 // それでは早速「1・情報収集」編です。 が、ここにはほとんどハードルは存在しません。 だって、基本「ネットで画像を大量に集める」だけの作業ですから。 ←この場合は「TAV-8B italia」で検索かけてみました。 収集した画像を見渡して「どの個体の画像が多いか?」を調べます。 ついでに「真横から撮影した画像」と「上面・下面がハッキリ分かる画像」が含まれている個体もチェックしておきましょう。 さらに、別スケールの別売りデカールの画像なんかも拾っておくと、データ作成時に参考になります。 ←イタリア海軍のTAV-8Bの場合は、、、 ノーズの02:機体番号 水平尾翼前の1-02:部隊番号-機体番号 垂直尾翼のM.M.55033:シリアル番号 となっています。 国によって表記が異なりますので、ここは機体の勉強のついでに、頑張って推測しましょう。 海外では「真横からの画像」を撮影するスポッターと呼ばれる人達がいるようで、古い機体でない限り、多くの画像を補完することができます。 ←イタリア空軍のF-104は、F-104S→F-104S ASA→F-104S ASA-Mと段階的に改修を受けているため、同じシリアルの機体でもアンテナの位置が違っていることがありました。 また、スペシャルマーキングが施されていることもあり、その場合「逆側はどうなっているのか?」の確認が必要になります。 私は、あまりスペシャルマーキングの機体を作ることはないので、あまりチェックしませんが。 特に機首回りは細かなコーションが多いので、重点的に収集しておいたほうがよいでしょう。 また、主翼や垂直尾翼の下は、全体をとらえた画像だと影になってしまうため、別途ディティール画像が必要になることが多いです。 ←ここでは「TAV-8B Walk Around」で検索を掛けて、画像を補完しています。 イタリア海軍のTAV-8Bのマーキングは、米海兵隊が運用している機体と同一のコーションであることが確認できたので、米海兵隊の画像も混じっています。 144のキットに付属のデカール程度でよければ、最後のディティール画像収集に関しては、かなり手を抜くことができます。 しかし「アシタのデカール」のフルコーションと同レベルを目指すとなると、かなり困難。 著作権の問題があるので、冗談の範囲ですけど、、、1/32のキット買ってきてデカールを参照するほうが早いかも。。。 以前、EuroFighterを作ったときは、1機あたり200枚弱のデカールを貼りましたが、これは航空ファンなどの専門誌でディティールまで読み取れる画像が多数掲載されていたおかげです。 自分が作りそうな機体が掲載された航空雑誌は買っておいて、たまに古本屋もチェックしておくと、良いかも? 総じて、Revell F-104Gに付属のデカールが、目標値になっているような気がします。 これにて「1・情報収集」編は終了。 以後、続きます。。。更新時期は未定〜! |
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