17/TF-104G

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TF-104G□Finished

制作期:2010.05
キット:Revell

初めてレベルのキットを作ったのが、このTF-104G。

それまで、Dragon、ARII、PitRoad、MiniCraftのキットを作ってきましたが、レベルのパッケージを開けてビックリ。
ランナの状態でも、キットの凄さが分かるのって、初めてです。

なので、制作はとにかく、丁寧に。
ただそれだけ。


イメージ 1食玩のF-104Jと。

初めて、食玩のデキを、キットで上回れたような気が、しないでもない。。。




イメージ 2初制作のTORNADO IDSとともに。

ともにドイツ海軍が運用した機体。
TORNADOはDragonのキット。

テクニックも向上したし、ツールも揃った。
機体の情報の収集量もはるかに違う。

けど、それだけじゃない、仕上がりの歴然たる差。



イメージ 5□ピトー管、キャノピ前のFLIR、AOAセンサ、アンテナ類、航行灯、インテークを改修しているが、その他はキットのママ。

■デカールも精彩で、普通に貼っただけで、仕上がりの精密感がぐんと上がる。



イメージ 6□ドーサルスパイン上の航行灯は、タンデム型の特徴点。Hアイズで再現した。

■翼端増槽、翼下の増槽、そのパイロンにまでデカールがある。



イメージ 9□ノズルはラッカーのシルバで塗装後、エナメルで陰影とヤケの表現を行ってみた。

■上記に漏れたが、アレスティングフックは、このキット最大の欠点とも言える。
キットのフックを切り取り、ベントラルフィンの凹みを埋める。
アレスティングフックは0.3mm真鍮棒とプラ板で作成し、アレスティングフックが納まる溝を掘る必要がある。
イメージ 7□翼端の増槽は、その補助翼が主翼面と並行になるように取り付ける。翼下の増槽は、パイロンは主翼面に直角で、補助翼は地面に並行だ。

■ノズル内のモールドもシャープ。エッジ部分を削って薄く演出するだけで、十分。



イメージ 8こうやってみると、バナナボートのよう。

単座型の「ミサイル」とか「鉛筆」とかいった形容が、複座になりノーズがふくれあがったことで、急にファニーになるところが、複座機が好きな最大の理由。





イメージ 10■ノーズと胴、インテークの3つのパーツが接着される部分の修正は、結構大変。
凹面の処理も必要になるので、シャープなモールドを侵さないように慎重に作業したら、大分、時間がかかってしまった。



イメージ 3□機体に手がかからない分、コクピット内はかなり手を入れた。シートにはベルトや酸素供給装置。サイドコンソールの再現も行っている。

また、計器板覆は実機と全く異なっているため、前後席とも切り飛ばして造作している。
可動式のシェードとか、キャンバス地の計器覆とか再現したくなったから。


■ショックコーンが特徴的なインテークのマルヨンだが、このキットでは簡略化されてしまっている部分がある。
ショックコーンは機体面から徐々に離れ、インテーク面では6cm、機体から浮いているということ。
これを再現すべく、ショックコーン両脇にはスジボリを深く足し、インテークには0.14mmプラ板でスプリッタを造作している。



イメージ 4この機体に手を掛ける前に、イエローサブマリン秋葉原スケール館で、開催された144航空機モデルのコンペを見た。

さまざま、すばらしい作品を見ることができて、メカラウロコが落ちる思いだったが。
中でも、「スッキリとキレイに仕上げている」機体を見たときの印象の強さが、心に残った。

たとえ、ウェザリングを施しても、クタクタの使用感があったとしても、ベースとして繊細な仕上げがあってこそ、高い完成度を感じさせるのだと、感じた。

ちょうどそんな折りに手に入れたRevell TF-104G。キットの内容は、その目標にピッタリのものだった。

キットのおかげもあって、「スッキリとキレイに仕上げる」という自分なりの目標に向かって、足を踏み出すことができた。
そんな、ターニングポイントとなった、印象深い1機、というか、キットだった。

TF-104G□Day01〜

キット:Revell

とりあえず、これまでで、一番丁寧に作った17作目。


□Day00
F-16Aを軽く仕上げた私は、次に、何に手を付けるか、悩んでいた。

F-111を仮組みしてみるも…その大きさに…そしてfumiさんのF-111の仕上がりの凄さに圧倒され。
MiG-25を仮組みして見るも…その大きさに…そして「やっぱりMiG-25PUとして組みたい」という思い。

そんな中、打ち合わせに出かけたらぽっかりと1時間弱、時間が空いてしまった。
しかも、アキバ付近で。

早速、レオナルド→リバティ→イエサブと、まわる。
そして、リバティでTF-104Gを発見!となるわけで。


もともと、複座機って好きなんです。
単座として作られた戦闘機に、エイヤ!って、もう一つシート乗せるわけで。
いろいろと、無理が出る。

けど、何とかしないと、飛べないのが飛行機。
その「何とかしちゃった」感が、より、個性を与えるわけで。


仮組みしたF-111もMiG-25も箱に戻して、TF-104Gと向き合うことにしたのでした。


イメージ 1□Day01
え〜これまで「Dragon、Academy、ARII、Trumpetter、PitRoad」のキットを組んできましたが。
Revellは、初でした。

ああ、なんて、遠回りしていたんでしょう。
箱を開け、ランナを眺めた瞬間。そう、思いました。

早速、「世界の傑作機」を購入し。
F-104の世界をじっくり。

そして、「今、確実に出来ることを、全て、このキットにむけてみよう」と、思ったわけで。


まずは、シートのディティールアップから。

0.14mmプラ板を0.5mm幅に切り出して、瞬着でシートベルト状に止めていきます。
さらに、0.2mm真鍮棒をピンセットに巻き付けて、ハンドル制作。

イメージ 2□Day02
複座なので、シートも2つ。
様子を見ながら、じっくり行きます。

F-104Gのドイツ生産分は、ロッキードC2射出座席を、マーチンベイカーMk.GQ7Aに変更しているのですね。

イメージ 6□Day03
とても多忙な日々が続いているなかの制作でした。

そのため、まとまった時間が取れず。
制作途中のキットを眺める時間と、ちょっとした工作をする細切れの時間が増えていきます。

なので、勢い余ったんでしょうね。
酸素発生装置?を作ってみました。

イメージ 7□Day04
コクピットにシートを仕込みます。

シートを作り込み過ぎちゃって、幅が足らず。
削ってシートを押し込んだ後に、0.14mmプラ板でサイドコンソールをディティールアップすることで、切削後を隠しています。

ついでに、スロットルレバをのばしプラ棒で制作。

イメージ 8□Day05
やっと、ノーズに納まりました。

が、計器板覆いの形状が気に入らなかったので、切り飛ばして接着してます。

イメージ 9□Day06
計器板覆を0.14mmプラ板とポリパテで。

このとき、初めて、ポリパテを使いました。
今までは、早く固まって欲しかったので、瞬着パテか光硬化パテを使っていたのですが。

切削性、食いつきの良さ、盛りつけやすさが、全然違って。
初めにポリパテを導入すればよかったと、激しく後悔。

イメージ 10□Day07
コクピット内の塗り分けが終わりました。
計器板覆の前部って、キャンバス張りなんですよね。

それと、インテークのショックコーン脇を削り込みました。

イメージ 11□Day08
やっと、キャノピが乗りました。

載せるだけでピッタリとラインが出るキャノピ。
感動です。

ノーズコーンは、ちょっとラインが合わず。


アレスティングフックの形状が、まるでかぎ爪?
このキットの一番残念なところかな。

なので、作り直してやろうと思ったのですが。
アレスティングフックの支点は、胴内にあるみたいなんですよね。
そこで、ベントラルフィンの脇に、溝を彫り込んで。

イメージ 12□Day09
Day07でショックコーン脇を彫り込んだのは、コレがやりたかったから。

境界層流を吸わないように、ショックコーン先端はボディに接していますが、徐々にボディから離れ、インテークリップでは6cm、ボディより浮いています。

これを再現すべく、0.14mmプラ板を三角形に切り出し、ショックコーンとインテーク外形の隙間に突っ込んで、現物あわせで形状を調整。

めでたく、理想の形状となりました。


そうそう、航行灯なんですけど。
0.4mmのピンバイスで穴を開けて、シルバの塗料を流し込み。
瞬着を入れて、平滑に削りだしてみました。

イメージ 3□Day10
超繁忙な時期が過ぎ、一気に作業を進めました。

翼端の増槽は、塗装が終わってから取り付けようと思っていたのですが。
ダボ穴が見えそうだったので、先に取り付け処理。

…してたら、塗装時に無理な力をかけてしまったらしく、右の増槽がもげました。
塗装途中だったため、補修が難しく。しかし、塗り直すまではやらず。。。
後悔することとなります。

イメージ 4□Day11
白サフでベース仕上げ。

最近は、キャノピのラインは後で塗ってます。
この段階で、モールドに沿ってマスクしてもいいのですが。

缶スプレーで塗装しているので、塗膜が厚くなってしまい。
キャノピのフレームのように細い部分では、マスキングをはがした後に、塗り重ねた層が見えてしまうんですよね。

なので、最後に、缶スプレーを絵皿に吹いて、筆塗りしてます。

イメージ 5□Day12
下面のロイヤルライトグレーが吹き終わり、マスキング後。
上面のヘイズグレーが吹き終わったところ。

ノーズは白にするつもりなので、下面のロイヤルライトグレーを吹く段階からマスク済み。
全体の塗装が終わってから、ノーズのマスクを外し、ピトー管を仕込み、ライン出しして。
逆にマスクして、ノーズを仕上げる予定。

それが終われば、楽しいタッチアップ・デカール貼りの時間です♪


というわけで、TF-104Gの制作レポは、ここまで。

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