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【 雪くる前 】
室生 犀星
ひとすじに
逢ひたさの迫りて
酢のごとく烈しきもの
胸ふかく走りすぐるときなり。
雪くると呼ばはるこゑす
はやも白くはなりし屋根の上。
エッセイ ( 解説 ) 青木 健
石を呑んだように灰色の空が重い。
俺は先刻から灯りも付けず薄暗い部屋の中に立っている。
『雪が来るよ。』
戸外をとおるひとの声が聞こえる。
隣家の屋根がうっすらと白くなっている。いつ積もったのだろう。
ガラス窓にあたった雪片はまるで生命あるように這っていく。
不意にあいつの話を想い出した。
『 この間、あなたに逢えなかったとき、湯船の中で、乳を抑えてみた。
最初は静かに、そしてだんだんと力を入れ・・・・・。
そうしたら乳首が赤く、薄いミルクのような雫が浮かんで小玉になり
壊れて乳房の上を落ちていった。。
なぜか悲しくなり、お風呂の中で泣いてしまった。。。』
そう言いながら、彼女は思い出したように眼を潤ませた。
明日になれば会えるのの俺は待てず、雪の降る街路へ出て行った。。。
あとがき
犀星の作品に最初に触れたのは、中学の国語のテキストであったように思う。
詩人であり小説家であったが、大人になり金沢を旅したとき、犀川という川があったが、
室生犀星の出身地であったことから由来になったのかと思う。
犀星の小説には、エロチシズムの表現が見られるのに、抒情詩には、それが希薄
である。
☆ 画像は友達の雅さんからいただきました。。。
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あぁ〜〜読んでないなぁ〜〜(>.<)
最近は本。。。よんでないなぁ〜〜(T.T)
室生犀星かぁーーー(-.-)
ポチ☆♪
2012/1/28(土) 午後 10:14 [ 赤い すずめ ]
こんばんは。
いつも訪問&コメントありがとうございます。
今の季節にピッタリですね。でも、中学の国語のテキストにあったかな?私の年代では、なかったと思います。
あすもいい一日になるようポチ☆。
2012/1/28(土) 午後 11:43
赤いすずめさん
ようこそ。子供のころは、夏目漱石とか泉鏡花など大好きで何回も読みました。ちょうどこの季節に合うのでは、と選んでみました。
ぽちぃもありがとうございます。
2012/1/29(日) 午前 7:22
ひろさん
おはようございます。美濃部さんが都知事の頃です。
学区制を廃止し、日比谷高校の人気も下がった時でした。
東大合格率上位だったのに。
早く暖かくなるといいね。。。ポチィに感謝!!
2012/1/29(日) 午前 7:32
グランバサン AL0HA〜♪
音楽のことはよく分からない年寄りです〜
今日ハワイ朝寒い!18度ぐらい、Tシャツの上に上着引っ掛けて
コーヒータイムです。
日中は27℃ぐらいになりますよ。ポチ☆マハロ
2012/2/1(水) 午前 3:41
グランマさん
おはようございます。18度で寒いのですか。
まだまだ仕事をしていますので、朝の通勤時には
駅の中にある喫茶店に入ります。
ポチィサンキュー♪
2012/2/1(水) 午前 7:28