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お通夜から帰ってきて、さて何を聴こうか?!!と考えつつもやはり派手な曲は聴けない雰囲気。
こういうときはおとなしくやはり気持ちを静めながら故人を偲ぶ曲を選ぶべきだろうか?と考え中。
で、取り出した曲は「やっぱり」って自分では感じなんだけど、マーラー/交響曲第5番第4楽章「アダージョ」のみ。
映画では大昔の名画「ベニスに死す」や「プラトーン」でも使われたことのある曲だ。
弦楽器だけの演奏でなんとも美しい旋律の中にもなにかを忍ばせ訴えかけている様がやはり好きなのだ。
この曲のCDは数多くもっているなかでも今日はなぜか
↑クラウス・テンシュテット/ロンドン交響楽団をチョイス!(1988年)
さて普段、葬儀会場がお寺ではなくどこかのセレモニーホールなどの場合はきちんと音楽が構成されていたり、はたまた、ただの繰り返しだったりと勝手ながら耳だけは音楽に向いてしまう私です。
以前高校の先輩が葬儀屋のディレクターで、宗派がない自由葬のため故人の希望でとの事で緊急に弦楽四重奏の依頼が飛び込んだことがありました。贅沢とも言われる生演奏で故人をお見送りすることができるのは本当に贅沢なものでありつつ、魂のこもった送り方だと感じました。そこで奏でる音楽は浄化しつつもなにかを語りそして改めて生命の尊さを痛感させられる。これも大切な事と思います。
そんなことを考えながら次の曲。「おも〜〜〜い」曲。
同じくマーラー/交響曲第9番第4楽章。これは僕の友人は暗すぎて重すぎて聴いちゃうと立ち直れないとか言いますが、この曲だけはなにかあると聴く曲。いいかえれば、なにかあるたびといってもいいですね。弦楽器から流れる生命力や金管楽器の交差する感情など起伏に激しい曲ながら死を意識しながらも書いたマーラーの全身全霊が宿っている曲。
このCDチョイスは僕のレニーこと
↓レナード・バーンスタイン/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団(1979録音)
情熱バーンスタインが伝説のライブで録音した逸品。この4楽章などは魂の入った唸り声と共に聞き手ともに引き込まれる勢いがたまらない。
お金がかかる日本のしきたりにあるお葬式。私もいずれはと考えると生オーケストラに見取られながら
なんて、勝手に描いてしまうのでした。
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