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10月6日(土)15時 東京芸術劇場
10月だというのに蒸し暑くまだ半袖でのお出かけだが、芸術劇場は場所によっては寒いので一枚持っていく。
さて、昨日はフェイスブックでも張りきって40年前のロジェヴェンとのチャイ4を紹介したが、果たして、81歳を迎えたマエストロはどう読響を料理するのだろうか、急遽前日に購入。なにせチケットがあまりあまっており、ある意味心配、そしてなぜだろうという不安がある事を胸に会場へ。確かに2000円 3000円そしてS席6800円は上々の入りであるの対し、二階後部がガラガラ。深夜の演奏会を題して放送予定であろうか、カメラが5台ほど入っており、やはり、再来かと銘打つほどの力の入れようは伺える。
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
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チャイコフスキー:交響曲第4番
ピアノ:ヴィクトリア・ポストニコーワ
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
読売日本交響楽団
3連休を使ってチャイコフスキー交響曲後期を連日演奏するチクルスだけに。あの時代のロジェヴェンファンがちらほら。本日、コンマスはデヴィット・ノーラン。
さて開演。
始まってそうそう、なにやら読響のかつての野獣感が。ピアニスト・ポストニコーワはロジェストヴェンスキーの妻である。確かに年輪は重ねているのだが、なぜチャイコのコンチェルトをもってきたのだろうか。。。。。。
迫力がすべてではないのだが、どうも、ダイナリズムに欠ける。なんだかまったく弾けてない。それなのになぜ?アンコールではチャイコフスキーの四季から舟歌が弾かれたが、どっちかといえばこちらの方が数段良かった。
叙情性の歌い方は格別なのだから、ショパンのコンチェルトでもよかったのでは。。。。
しかし、今回はチャイコフスキー一本の為にいたしかたないのかもしれないが、3日めには息子のヴァイオリンコンチェルトもあるので、格安での招聘によるプログラムが裏目にでたようである。
これであれば、日本人若手の起用の方が数段興奮できたのであろう。前半のとってつけたコンチェルトの空虚感はいなめない。
あとは仕切り直し。後半のシンフォニー。出だしは、やはりロジェヴェン大胆である。これはと1つの希望を持ちつつも、テンポは消して早くない。指揮台を使わないマエストロでも歳を感じさせない、楽譜も丁寧に見て行くのには逆に驚かせられる。しかし思うところの揺らぎは第1、2、そして3楽章にはない。
しかし、なにかオーケストラは昔の時代より成長しているのだが、ロシアの土臭さや大地の鳴り方を再現させている。これにはやはり変わりないロジェヴェン節は健在のようだ。
テンポは相変わらずだが、ようやくシンバルの炸裂により第4楽章での発揮がこの時の為にあるように思えたのが幸いした。なにせ、読響の最強金管セクションに任せながらも旋律は現代的にならず、あの時代の復活だ。
大昔よく、父のグループ会社の協賛によって行われていたコンサートの音が蘇る。ほんと懐かしさが垣間見られ叙情感にながされ、力任せに行かなくても後押しするビートを協調させ上り詰める様は、かつての黄金時代を彷彿させている。
確かに時代と共に、この4番が現代化し、我々に多くの名演が創られていく時代に戸惑いも感じるが、王道をいくスタイルはやはりさすがとも言える。明日の5番は聴き方を変えて行こう。。。。
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